召喚されたリビングメイルは女騎士のものでした

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一年生

先輩からのお誘い♪

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「明日から連休だね。カイは連休をどうするの?」

金曜日の放課後、俺はいつものメンバーで話をしていた。

「軽く走ったり、魔力のトレーニングをしてから、あとは新聞で召喚師の戦績チェックかな」

「あっ、実家から今週の召喚師コレクションが届いたけど、見たい?」

「おおっ!新人からベテラン召喚師まで豊富に取り揃えている最強の情報誌じゃないか!見たい見たい!」

「それじゃ夜に僕の部屋で一緒に見ようよ」

「分かった!楽しみだな!」

ルースとそんな会話をしていると、こそこそ女子たちが話しているのが目に入った。

(やはり仲が良すぎだとは思わんか?)

(ですが、あれくらいなら普通だと思いますよ?)

(わたしもフレアとリーナの部屋でゴロゴロしてる)

(そう言われるとそうかもしれん。考え過ぎのようだな)

(そうですよ)

(カイもだけどルースも女の子好き)

何を話しているんだ?
そう疑問に思っていたとき。

ガラガラ。

扉の開く音がする。
誰か教室から出たのかと思ったが、

「失礼、カイ君はいるかな?」

「あれ?レオン先輩じゃないですか」

珍しい人が一年の教室を訪ねてきた。
俺の姿を確認すると、スタスタと近くまでへとやってくる。

「少し時間もらってもいいだろうか?」

何気ない話をしていただけだし、他のみんなも話の内容が気になるようで口を挟む様子はない。

「……ええ、構いませんけど?」

近くまできたレオン先輩の顔を見ると、あまりのイケメン具合に怒りの感情がふつふつと湧いてくる。

「……何かまずいタイミングだったかな?」

「そんなことはないですが?」

「そ、それならいいのだが……」

(カイ、顔が恐いよ?すごく怒ってるみたいになってる)

ツンツンと俺の肩をつつき、小さな声で俺の表情を教えてくれた。
ポーカーフェイスは完璧だと思ったのだが、どうやら漏れ出ていたようだ。

ポーカーフェイスの意味知っていますか?

それくらい知っている。
どんなときでも表情を崩さないという意味だ。

知っていると実践しているは違うのですよ?
これからは実践するように頑張ってみましょうね?

子どもをあやすように言われてしまったが、何も言い返せん。

「ところでレオン先輩、俺に何か用ですか?」

にこぉ……俺は爽やかな笑みを浮かべる。

「あ、ああ……そうだったな……」

(不気味な笑顔になってるって……)

……もう表情を作るのやめよ。

「明日か明後日、どちらかの休日に僕と付き合って欲しい」

「「「!?」」」

レオン先輩の言葉に、女子たちは驚きの表情を浮かべる。

(セツカ先輩という方がいるのに!?)

(デートの申し込みですか!?)

(……まだ判断するには早い)

「模擬戦のリベンジですか?」

「いや……近くはあるが、うーん……」

なんだか歯切れが悪いな?
もっと自信満々に言う人だと思っていたんだけど。

「話を聞いてほしいが正しいか……」

「ここで聞きますよ?」

「できたら二人きりでお願いしたいんだ。少しプライベートな話になってくるから」

(二人っきり!?)
(プライベート!?)
(恥ずかしそうにしてる)

なんだか深刻そうだ。
一度剣を交わした相手だし、何かの手助けになればと思い了承することにした。

「よ、良く分かりませんがお付き合いしますよ」

「ありがとう!いつ空いているかな?」

「明日の一時くらいでどうですか?」

「分かった。待ち合わせは、グラウンドでいいかい?」

「了解です」

「それじゃあまた明日。待っているよ」

レオン先輩はそう言うと、爽やかに教室から出て行った。

……何だったんだ?

マスターに悩みごとの相談だなんて意外と見る目がないのですね。

何言ってんだ!?俺は地元じゃ安心相談のカイと呼ばれていたんだぞ!?

相談されたことは解決はしたんですか?

……

は、話すだけでも気は楽になりますから。

ファーナの優しさが身に染みるぜ……

「明日はいろいろと大変そうだけど、頑張ってね?」

「大変?話聞くだけだろ?っていうかフレアたちはどこにいったんだ?」

「すごい勢いで帰っていったよ……」

「ふーん、なんか用でもあったのかな」

その後、俺たちも教室を後にした。


「どういう恋愛だあれは!?」

「お、お、落ち着いてください!慌てては結論が入りませんよ!?」

カイとレオンの話し中に教室から抜け出したフレアたちは、フレアの自室へと集まっていた。

「二人とも落ち着くべき。まだ恋愛じゃないし、結論は出るもの」

フレアとリーナは慌てているが、サリアは冷静さを保っている。

「そ、そうだな……」

「ふぅ……」

「まずはレオン先輩に詳しいセツカ先輩に話を聞きに行く。状況分析はそれから」

「確かにその通りだが……」

「一番取り乱しているのは、実はサリアちゃんなんじゃ……」

「ふっ、私はいつも通り」

「「嘘だ!」」

「あっ!よく見たら目がグルグルしてますよ!」

「こうなったらサリアを心ゆくまでリラックスさせるぞ!」

「はい!」

冷静に混乱しているという摩訶不思議な状態のサリアは、リーナのマッサージとフレアのブラッシングという合わせ技で、

「きもちいい……」

「サリア、調子は戻ったか?」

「わたし?いつも通りだよ?」

「大丈夫です!戻ってます!」

混乱から回復したのだった。
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