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一年生
闘技場に到着です!
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「結構、他の生徒も集まってきたな」
「もうすぐで闘技場への出発時間だからね」
豪華すぎる部屋で長距離移動の疲れを取った俺は、ルースとともにロビーで待機していた。
もう少しで集合時間のため、ちらほらとクラスメイトたちが集まってくる。
その中には上級生の姿もあった。
到着時間が違うのでわからなかったが、どうやら同じホテルのようだ。
「ほらクリス先輩、自分で歩いてください」
「やだ……ボク、まだねむぅい……」
「私が来たときには既にすやすやと眠っていたではないですか……」
そうした中で、セツカ先輩に引きずられるようにクリス先輩がやってきた輩。
相当眠そうである。
「セツカ先輩、大変そうですね」
「ああ、キミ達か。クリス先輩にも困ったものだ」
俺とルースが二人に近づき声をかけると、セツカ先輩は苦笑して答えた。
「あっ、カイ君とルース君じゃん……おはよう……」
目をつぶったまま、挨拶をするクリス先輩。
「もうとっくに昼過ぎてますけどね。おそようございます」
「あはは……おはようございます」
「まあ、眠っている間は静かなので助かるよ。起きているときは常に元気で話しかけてくるからな」
「ん?もしかしてお二人は同室なんですか?」
「ああ、二年も三年も女子は一人だからな。そのため一緒にされることが多い」
「それは……大変ですね……」
「ははは、もう慣れてしまったよ」
クリス先輩は戦闘能力以外は小さな子どもと変わらない。
お世話するとなるとかなり大変だろう。
「あははは、セツカ先輩ってなんだかお母さんみたい……」
「カイ?それは私が老けていると言いたいのか?」
ギロリとセツカ先輩の鋭い視線が突き刺さる。
「め、滅相もございません!精神的というかそれだけです!」
「むふふふ……怒られてるぅ……」
相変わらず眠そうなクリス先輩が俺を茶化してくる。
「せい」
びしっ!
「あいたぁ!?何するんだよ!」
少々頭に来たのでデコピンしてやった。
「目が覚めたようでよかったですね」
「よくない!」
その後、フレアたちとも合流し、騒がしく過ごしていると先生たちが来たようだ。
少しずつロビーが静かになっていく。
「諸君、整列するように」
クリス先輩の担任であるゼルウェル先生が、整列を促すと俺たちは即座に動き始めた。
「うむ、それでは今から王都闘技場へと出発する。そこでは陛下からの開会の宣言があるので失礼のないようにすること」
おお、王様の姿がまた見られるのか、何年ぶりだろう。
お会いしたことがあるのですか?
見たことがあるだけだよ。
召喚師の試合観戦が大好きで、俺が小さいころ実家近くの闘技場まで観に来たことがあったんだ。
その時遠目で見たんだよ。
……平和というのは良いものですね。
私たちの時代だと王という立場ではなかなか外出などはできませんでしたから。
辛いことを思いだしたのだろうか。
いつもと雰囲気が違う。
大事にしたいものだな。
ええ、力での争いは闘技場の中だけにしておきたいものです。
「では三年生から出発する。その後二年生、一年生と少し時間を空けて出発していく。百人近くが固まって歩くのは迷惑がかかってしまうからな」
まずはゼルウェル先生を先頭にした三年生たちがホテルを出ていく。
その後、ザコバ先生を先頭に二年生たちが出ていった。
「さあ、私たちも出発するとしましょう」
そして俺たちもルナ先生についていき、ホテルを後にした。
見るもの全てが新鮮な街並みを歩いていくと、遠目ではあるが見慣れた建築物が目に入る。
小さいころから見てきた闘技場だ。
造りの違いが少しあるとはいえ、大体の構造は一緒なので基本的には同じような形になる、のだが……
「めちゃくちゃでかくない?」
距離が近づくにつれ、その圧倒的な大きさを感じ取っていく。
「うん、大きいよ。国内最大級で収容人数は五万人くらいあるから」
五万人……
俺が生まれた田舎町の人口が一万人いないくらいだから、五倍以上入るのか。
私の国の総人口が五万人くらいでしたよ……
ははは、ちょうど入るな。
笑いごとじゃありません!
そしてさらに歩を進めると、俺たち一行は闘技場の入り口へと到着した。
改めて間近で見ると、ただただ言葉を失ってしまう。
こんな場所で試合するのか……
王都に来たときは大きな口を叩いたというのに、少し足が震えてしまうのだった。
「もうすぐで闘技場への出発時間だからね」
豪華すぎる部屋で長距離移動の疲れを取った俺は、ルースとともにロビーで待機していた。
もう少しで集合時間のため、ちらほらとクラスメイトたちが集まってくる。
その中には上級生の姿もあった。
到着時間が違うのでわからなかったが、どうやら同じホテルのようだ。
「ほらクリス先輩、自分で歩いてください」
「やだ……ボク、まだねむぅい……」
「私が来たときには既にすやすやと眠っていたではないですか……」
そうした中で、セツカ先輩に引きずられるようにクリス先輩がやってきた輩。
相当眠そうである。
「セツカ先輩、大変そうですね」
「ああ、キミ達か。クリス先輩にも困ったものだ」
俺とルースが二人に近づき声をかけると、セツカ先輩は苦笑して答えた。
「あっ、カイ君とルース君じゃん……おはよう……」
目をつぶったまま、挨拶をするクリス先輩。
「もうとっくに昼過ぎてますけどね。おそようございます」
「あはは……おはようございます」
「まあ、眠っている間は静かなので助かるよ。起きているときは常に元気で話しかけてくるからな」
「ん?もしかしてお二人は同室なんですか?」
「ああ、二年も三年も女子は一人だからな。そのため一緒にされることが多い」
「それは……大変ですね……」
「ははは、もう慣れてしまったよ」
クリス先輩は戦闘能力以外は小さな子どもと変わらない。
お世話するとなるとかなり大変だろう。
「あははは、セツカ先輩ってなんだかお母さんみたい……」
「カイ?それは私が老けていると言いたいのか?」
ギロリとセツカ先輩の鋭い視線が突き刺さる。
「め、滅相もございません!精神的というかそれだけです!」
「むふふふ……怒られてるぅ……」
相変わらず眠そうなクリス先輩が俺を茶化してくる。
「せい」
びしっ!
「あいたぁ!?何するんだよ!」
少々頭に来たのでデコピンしてやった。
「目が覚めたようでよかったですね」
「よくない!」
その後、フレアたちとも合流し、騒がしく過ごしていると先生たちが来たようだ。
少しずつロビーが静かになっていく。
「諸君、整列するように」
クリス先輩の担任であるゼルウェル先生が、整列を促すと俺たちは即座に動き始めた。
「うむ、それでは今から王都闘技場へと出発する。そこでは陛下からの開会の宣言があるので失礼のないようにすること」
おお、王様の姿がまた見られるのか、何年ぶりだろう。
お会いしたことがあるのですか?
見たことがあるだけだよ。
召喚師の試合観戦が大好きで、俺が小さいころ実家近くの闘技場まで観に来たことがあったんだ。
その時遠目で見たんだよ。
……平和というのは良いものですね。
私たちの時代だと王という立場ではなかなか外出などはできませんでしたから。
辛いことを思いだしたのだろうか。
いつもと雰囲気が違う。
大事にしたいものだな。
ええ、力での争いは闘技場の中だけにしておきたいものです。
「では三年生から出発する。その後二年生、一年生と少し時間を空けて出発していく。百人近くが固まって歩くのは迷惑がかかってしまうからな」
まずはゼルウェル先生を先頭にした三年生たちがホテルを出ていく。
その後、ザコバ先生を先頭に二年生たちが出ていった。
「さあ、私たちも出発するとしましょう」
そして俺たちもルナ先生についていき、ホテルを後にした。
見るもの全てが新鮮な街並みを歩いていくと、遠目ではあるが見慣れた建築物が目に入る。
小さいころから見てきた闘技場だ。
造りの違いが少しあるとはいえ、大体の構造は一緒なので基本的には同じような形になる、のだが……
「めちゃくちゃでかくない?」
距離が近づくにつれ、その圧倒的な大きさを感じ取っていく。
「うん、大きいよ。国内最大級で収容人数は五万人くらいあるから」
五万人……
俺が生まれた田舎町の人口が一万人いないくらいだから、五倍以上入るのか。
私の国の総人口が五万人くらいでしたよ……
ははは、ちょうど入るな。
笑いごとじゃありません!
そしてさらに歩を進めると、俺たち一行は闘技場の入り口へと到着した。
改めて間近で見ると、ただただ言葉を失ってしまう。
こんな場所で試合するのか……
王都に来たときは大きな口を叩いたというのに、少し足が震えてしまうのだった。
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