復讐のためオークに転生した元いじめられっ子、魔王を牝犬にして飼う。【R18】

いけお

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淫魔の性

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「ねえ、あなた。 これは一体どういうこと? レーナさんが蘇っているのも不思議ですが、何故2人が愛し合うところをあなたが間近で見ないといけないの?」

「それ……お前が言える立場なのか?」

 クレアの半分筋違いな問いかけに、ディザイアがツッコむ。
 親子で3P×2を見せ合うという、異様なバトルの発案者の言うセリフでは無い。

 蘇った紅葉院 玲奈(こうよういん れいな)は、創造した生身の部分を維持するには精気を必要としていた。
 しかし拝借しか持たない彼女には、自力で精気を吸い取る術が無い。
 そこですごく遠回しな方法ではあるが、彼女に精気を得る方法を身に付けさせようという話になったのである。

 その方法とは……。

① ディザイアの傍で生殺与奪を拝借。

② 創造や吸精など生身の部分の維持に必要な能力を拝借し、次に生殺与奪を使ってコージにそれらを与える。

③ 生殺与奪でコージから必要な能力を奪う。

 おおまかにいえば、こんな感じとなっている。

(生殺与奪でディザイアから直接奪った方が早くね?)

 と思うかもしれないが、玲奈が

「ディザイアの精気なんていらない、私はコージの精気さえあればいい……」

 ディザイアとの性交を拒絶したため、こんな面倒臭い事態となったのだ。
 そしてこの話を聞きつけたクレアが、その様子を見に来たという訳である。

 サクラギが元の骨の姿になってしまうまで精気を吸い尽くした話を、ディザイアはコージに話していない。
 唯一の心配は生前のサクラギが持っていた支配の力を、拝借した生殺与奪で奪おうとするかどうかだが、息子と一緒に暮らせれば他の力には興味無いと言うので、彼女の判断に委ねることにした。

 結論から先に言うと、玲奈は無事吸精の力を固定化させることに成功している。
 触発されたディザイアとクレアもすぐ隣で始めてしまった結果、毎度の乱交状態となってしまったのは余談ではあるが……。



 玲奈はコージとレイ、そして沙織や小梅達と共に暮らすこととなった。
 だが身体の維持に必要な精気を補充する日以外は、沙織達に寝室を譲っている。
 不死者である彼女は、もう子を産むことは出来ない。

 ディザイアの後継者でもあるコージには、より多くの子を残す使命がある。
 少しだけ寂しい気持ちもあるが、こればかりはどうしようもない。
 しかし時には文句の1つも言いたくなる日もある、それは今夜のように沙織と小梅の2人を同時に寝室に招き入れている場合だ……。

「……コー…、…イイ、……っと奥を突いて!」

「沙織ば……るい、今…はわたしの……に……杯出して」

 壁越しに、2人の嬌声が聞こえてくる。
 彼がどのように2人を抱いているのか大体の予想はついているが、せめて声だけは抑えて欲しい。
 玲奈は極力声を出さないようにしているつもりだが、沙織と小梅は声を抑える気が無いのか、喘ぎ声が当たり前のように壁を越えて耳に入ってくるのだ。

「”#$%&’@:¥\!♡」

 沙織の一際甲高い声が響き渡る。
 それから数分遅れて、今度は小梅が……。

 恐らく気を失っているであろう2人の隙を突くように、玲奈は寝室の扉を開ける。

「ねえ、コージ。 隣に私が居るのを承知で、2人に声を出させているの?」

「そ、そんなつもりはないぞレーナ。 これはその……」

 答えがしどろもどろになるコージ、ディザイアと同様に女性に強く迫られると本当に弱い。
 玲奈はショーツをおろすと、すっかり濡れそぼった秘所を見せつける。

「見て。 あなた達の声を聞いているだけで、私のアソコはすぐに濡れてしまうの。 こうなったら少しでも精気を補充しておかないと、この身体は鎮まらない。 悪いけど、彼女達から溢れたのを貰うわね」

「レーナ、一体なにを?」

 玲奈は気を失っている沙織の足を開くと、子宮に収まりきれず溢れ出していた精液を美味しそうに舐め取り始めた。



「……、ん、んっ」

 くぐもった声をあげる沙織、意識はまだ戻らないが身体は反応しているらしい。
 ピチャピチャと音を立てて舐める玲奈、膣の中に残った精液も欲しくなったのか舌をかき出すように動かす。

 秘所から顔を離した玲奈の口元は、愛液と精液でベトベトになっていた。
 手で拭いながら口の中に運び良く味わうように飲み干すと、妖艶な笑みを浮かべて玲奈はコージに感想を言う。

「コージの精も、沙織の蜜もどちらも凄く美味しいわ♡」

 生前の彼女なら、きっとこんな言葉は使わなかったに違いない。
 だが淫魔の性を受け入れた玲奈は、男を惑わす術を本能で覚えている。
 沙織に放った精だけでは物足りなかったのか、小梅に近づく玲奈の身体をコージは後ろから抱きとめた。

「どうかしたの? コージ」

「レーナ、私の精がそんなに欲しいのなら好きなだけくれてやる。 さあ、どこに精を放って欲しいのか言ってごらん? 君の痴態を見ていたら、こうなってしまった」

 玲奈の鼻先にペニスを突き出すコージ、彼女の色香にすっかり惑わされている。

「ふふふ、それじゃあ沙織さん達が目覚める前に精気を頂くとしますか。 彼女達にあとで謝っておいてね、コージ♡」

「?」

 それから1時間ほど経って沙織と小梅の意識が回復した時、コージの顔はすっかりやつれていた。
 玲奈に精力のほとんどを吸い尽くされた彼は、翌日魂が抜け落ちたかのような顔で周囲の人間に、淫魔の底なしの性欲の怖さを語っていたそうである……。
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