86 / 86
復讐は終わらない
しおりを挟む
ミザリーの奉仕は終始、ディザイアに対する愛が込められていた。
最初は彼の復讐の所為で魔王にされてしまったことを恨み、殺すつもりでブレサの街へと向かい力の差を見せつける。
しかしディザイアは部下の1人であるジャンヌを手中に収めると、次いで大切な妹のミゼッタまで悪辣な手段で我が物とした。
そしてミザリー本人も、淫らな牝犬に変えられてしまったのである。
(……本当、生きていると何が起きるか分からないわね)
汚く生臭いオークの性器だが、この男のモノだと愛おしく感じてしまう。
普段であれば最初に1番濃い精液を味わうところだが、その機会はもう来ない。 貰える精は1度きり、ならばこの男の子供を孕む方を選ぶ。
通常の半分ほどの硬さしかないが、ミザリーの献身的な奉仕のおかげでディザイアとの性交の準備は整った。
「では……褒美を頂戴いたします」
ミザリー自らが跨がりペニスを膣内に挿入しようとした時、突然ディザイアが力を振り絞って起き上がり彼女を四つん這いにさせると、頭を押さえつけながらペニスを膣口にあてがう。
「誰が勝手に褒美を受け取れと言った? 与えるのは俺だ、お前は黙って受け止めていれば良いのだ」
苦痛で顔を歪めながらも、懸命に彼女の飼い主であり続けようとするディザイア。
その最後の優しさはミザリーの全身を温かく包み込み、そして子宮を疼かせる。
「ああ、御主人様。 許しもえずに褒美を貰おうとする、愚かな牝犬に最後のしつけをしてください」
最後のしつけ、そう言いながら魔王の瞳から涙が一筋こぼれた。
それに敢えて気づかないふりをして、ディザイアは彼女の腰を掴むと望み通り最後のしつけと褒美を与える。
「この淫らな牝犬め、これがお前の御主人様のペニスの味だ。 お前の膣はもう俺の形から戻ることはない、存分に味わい尽くすがいい!」
心臓が苦しい、正直いつ止まってもおかしくない。
しかし魔王の人生を狂わせた者として、絶対に失望させるわけにいかないのだ。
荒々しく、傲慢に、そして身勝手に、己の快楽のみを求め欲望を吐き出す。
それが飼い主としての、最期の務め……。
やがてミザリーは子宮内に、温かな液体が広がるのを感じた。
最後の褒美を授かった彼女は、その場に倒れる主人の耳元で小さく呟く。
「御主人様。 褒美、たしかに頂戴しました。 この子は私が大切に育てます」
ディザイアの鼓動は少しずつ弱くなっていた、目も見えなくなり聞こえてくる声もどこか遠くのようだ。
口を開いて喉の渇きを訴えていると、何か突起状のものが口の中に差し込まれる。
無意識のうちにそれを口に含んで吸うと、微かに甘いどこか懐かしい味が口の中に広がった……。
「……こんなに大きいのに、まるで赤ん坊ね。 生まれたばかりのコージも、こんな感じだったわね」
声の主はクレア、彼女がディザイアに乳房を与えていたのである。
薄れていく意識の中、赤子のように妻の乳を吸って喉の渇きを癒やす。
もうすぐ命の火が消えることをオークの本能が悟ったのだろう、彼のペニスに血液が集まり再び大きくなった。
クレアはミザリーの見ている前で、着ている物を脱ぎ始める。
そして夫に跨がると、ゆっくりと腰をおろした。
「本当にあなたは酷い人。 私の力を奪っただけでは飽き足らず、心も奪って逃げてしまうのだから……。 最後くらい、私があなたから奪ってもいいですよね?」
静かに腰を上下させながら、膣を締め上げ射精を促す。
ディザイアに残された最後の精と命の灯を奪うことで、クレアは意趣返ししようとしているのだ。
目を閉じたまま無反応でいるディザイアに、クレアはこれまで我慢してきた不満をぶつけながらも、その瞳の奥は慈愛で満ち溢れている。
復讐のためにオークとして生まれ変わった少年、それに巻き込まれる形となったが後悔はしていない。
どこか優しさを捨てきれない、そんな甘さが今の状況を生んだことも理解しているつもりだ。
一生終われ続けることになろうとも、彼が生きた証をこの世に残したい。
クレアにとってかけがえのない時間は、ついに終わりの刻を迎えた。
身体を大きく痙攣させながら、ディザイアの呼吸が止まる。
それに合わせるかのように、クレアの胎内に彼の最後の精が放たれた。
彼女の卵子を目指して遡上する数億の精子、たどり着けるのはたったの1つ。
クレアはお腹をさすりながら、徐々に冷たくなっていく夫に囁いた。
「お疲れ様でした。 ゆっくりとおやすみください」
何もない闇の中、ディザイアの魂は行くあてもなく彷徨っている。
復讐のためとはいえ無関係な者達に行ってきた所業を考えると、間違いなく地獄がもっとも相応しい。
地獄からの使者を待っていると、聞き覚えのある声が話しかけてきた。
『ようやく見つけた、またこんなところに迷い込むなんて。 人に迷惑をかけるのが好きな人ね』
(おまえは……だれだ?)
『私を忘れたの? 玲奈よ、紅葉院 玲奈。 今では不死を超越して、神の仲間入りを果たしているけどね』
声だけで姿を見ることは出来ないが、どうやら不死の女王から神にランクアップを果たしたみたいである。
(おれがしんでから、どれくらいのじかんがすぎたんだ?)
『あなたが死んでから、もう5000年も過ぎているわよ。 クレアさんはもちろんミザリーさん達もこの世にいない、居るのは私の眷属となった死体だけ……』
(みんな、いきのびることができたのか?)
『……知ったところで意味は無いわよ。 単なる結果の1つに過ぎないから』
含みのある言い方に妙な既視感をおぼえる、どこかで同じ言葉を聞いた気がした。
『まあいいわ、私がここまで来たのはあなたに新たな生を与えるため。 次の回では今度こそ当たりを引いてちょうだいね』
(まて! あたりっていったいなにを……)
言い終える前に玲奈の前から、ディザイアの魂の存在が消える。
ため息を吐きながら、玲奈は今回の結果に不満を漏らした。
『今回もコージと再会することは出来なかった……。 次で2897回目、今度こそ彼と共に永遠の時を生きるの』
まぶしい……。
よく見えないが、何やら白い光で満たされている。
誰かの口から発する音が聞こえるが、内容はよく分からない。
『おめでとうございます! 元気な男の子ですよ』
『ありがとうございます。 あなた、男の子だそうです』
『でかした、これで我が家も安泰だ』
うるさいな、しずかにしてくれ……。
『あなた、この子の名前はもう決めてあるのですか?』
『ああ、もちろんだとも。 一平、今日からお前の名前は佐伯 一平だ!』
復讐がいつまで繰り返されるのか、それは誰にも分からない……。
【完】
最初は彼の復讐の所為で魔王にされてしまったことを恨み、殺すつもりでブレサの街へと向かい力の差を見せつける。
しかしディザイアは部下の1人であるジャンヌを手中に収めると、次いで大切な妹のミゼッタまで悪辣な手段で我が物とした。
そしてミザリー本人も、淫らな牝犬に変えられてしまったのである。
(……本当、生きていると何が起きるか分からないわね)
汚く生臭いオークの性器だが、この男のモノだと愛おしく感じてしまう。
普段であれば最初に1番濃い精液を味わうところだが、その機会はもう来ない。 貰える精は1度きり、ならばこの男の子供を孕む方を選ぶ。
通常の半分ほどの硬さしかないが、ミザリーの献身的な奉仕のおかげでディザイアとの性交の準備は整った。
「では……褒美を頂戴いたします」
ミザリー自らが跨がりペニスを膣内に挿入しようとした時、突然ディザイアが力を振り絞って起き上がり彼女を四つん這いにさせると、頭を押さえつけながらペニスを膣口にあてがう。
「誰が勝手に褒美を受け取れと言った? 与えるのは俺だ、お前は黙って受け止めていれば良いのだ」
苦痛で顔を歪めながらも、懸命に彼女の飼い主であり続けようとするディザイア。
その最後の優しさはミザリーの全身を温かく包み込み、そして子宮を疼かせる。
「ああ、御主人様。 許しもえずに褒美を貰おうとする、愚かな牝犬に最後のしつけをしてください」
最後のしつけ、そう言いながら魔王の瞳から涙が一筋こぼれた。
それに敢えて気づかないふりをして、ディザイアは彼女の腰を掴むと望み通り最後のしつけと褒美を与える。
「この淫らな牝犬め、これがお前の御主人様のペニスの味だ。 お前の膣はもう俺の形から戻ることはない、存分に味わい尽くすがいい!」
心臓が苦しい、正直いつ止まってもおかしくない。
しかし魔王の人生を狂わせた者として、絶対に失望させるわけにいかないのだ。
荒々しく、傲慢に、そして身勝手に、己の快楽のみを求め欲望を吐き出す。
それが飼い主としての、最期の務め……。
やがてミザリーは子宮内に、温かな液体が広がるのを感じた。
最後の褒美を授かった彼女は、その場に倒れる主人の耳元で小さく呟く。
「御主人様。 褒美、たしかに頂戴しました。 この子は私が大切に育てます」
ディザイアの鼓動は少しずつ弱くなっていた、目も見えなくなり聞こえてくる声もどこか遠くのようだ。
口を開いて喉の渇きを訴えていると、何か突起状のものが口の中に差し込まれる。
無意識のうちにそれを口に含んで吸うと、微かに甘いどこか懐かしい味が口の中に広がった……。
「……こんなに大きいのに、まるで赤ん坊ね。 生まれたばかりのコージも、こんな感じだったわね」
声の主はクレア、彼女がディザイアに乳房を与えていたのである。
薄れていく意識の中、赤子のように妻の乳を吸って喉の渇きを癒やす。
もうすぐ命の火が消えることをオークの本能が悟ったのだろう、彼のペニスに血液が集まり再び大きくなった。
クレアはミザリーの見ている前で、着ている物を脱ぎ始める。
そして夫に跨がると、ゆっくりと腰をおろした。
「本当にあなたは酷い人。 私の力を奪っただけでは飽き足らず、心も奪って逃げてしまうのだから……。 最後くらい、私があなたから奪ってもいいですよね?」
静かに腰を上下させながら、膣を締め上げ射精を促す。
ディザイアに残された最後の精と命の灯を奪うことで、クレアは意趣返ししようとしているのだ。
目を閉じたまま無反応でいるディザイアに、クレアはこれまで我慢してきた不満をぶつけながらも、その瞳の奥は慈愛で満ち溢れている。
復讐のためにオークとして生まれ変わった少年、それに巻き込まれる形となったが後悔はしていない。
どこか優しさを捨てきれない、そんな甘さが今の状況を生んだことも理解しているつもりだ。
一生終われ続けることになろうとも、彼が生きた証をこの世に残したい。
クレアにとってかけがえのない時間は、ついに終わりの刻を迎えた。
身体を大きく痙攣させながら、ディザイアの呼吸が止まる。
それに合わせるかのように、クレアの胎内に彼の最後の精が放たれた。
彼女の卵子を目指して遡上する数億の精子、たどり着けるのはたったの1つ。
クレアはお腹をさすりながら、徐々に冷たくなっていく夫に囁いた。
「お疲れ様でした。 ゆっくりとおやすみください」
何もない闇の中、ディザイアの魂は行くあてもなく彷徨っている。
復讐のためとはいえ無関係な者達に行ってきた所業を考えると、間違いなく地獄がもっとも相応しい。
地獄からの使者を待っていると、聞き覚えのある声が話しかけてきた。
『ようやく見つけた、またこんなところに迷い込むなんて。 人に迷惑をかけるのが好きな人ね』
(おまえは……だれだ?)
『私を忘れたの? 玲奈よ、紅葉院 玲奈。 今では不死を超越して、神の仲間入りを果たしているけどね』
声だけで姿を見ることは出来ないが、どうやら不死の女王から神にランクアップを果たしたみたいである。
(おれがしんでから、どれくらいのじかんがすぎたんだ?)
『あなたが死んでから、もう5000年も過ぎているわよ。 クレアさんはもちろんミザリーさん達もこの世にいない、居るのは私の眷属となった死体だけ……』
(みんな、いきのびることができたのか?)
『……知ったところで意味は無いわよ。 単なる結果の1つに過ぎないから』
含みのある言い方に妙な既視感をおぼえる、どこかで同じ言葉を聞いた気がした。
『まあいいわ、私がここまで来たのはあなたに新たな生を与えるため。 次の回では今度こそ当たりを引いてちょうだいね』
(まて! あたりっていったいなにを……)
言い終える前に玲奈の前から、ディザイアの魂の存在が消える。
ため息を吐きながら、玲奈は今回の結果に不満を漏らした。
『今回もコージと再会することは出来なかった……。 次で2897回目、今度こそ彼と共に永遠の時を生きるの』
まぶしい……。
よく見えないが、何やら白い光で満たされている。
誰かの口から発する音が聞こえるが、内容はよく分からない。
『おめでとうございます! 元気な男の子ですよ』
『ありがとうございます。 あなた、男の子だそうです』
『でかした、これで我が家も安泰だ』
うるさいな、しずかにしてくれ……。
『あなた、この子の名前はもう決めてあるのですか?』
『ああ、もちろんだとも。 一平、今日からお前の名前は佐伯 一平だ!』
復讐がいつまで繰り返されるのか、それは誰にも分からない……。
【完】
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(27件)
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
と…取り敢えずお疲れ様でした
最後は駆け足になってしまった感もありましたが、ありがとうございます。
次は現在ノベルアップ さんのプロットコンに応募している作品を予定しています。
勇者を裏切った仲間の娘達が夢魔の血を引く主人公によって、清らかな身体のまま心から順に淫らに変えられていくというお話。
プロットコンの結果発表が8月末なので、それを確認してからの執筆開始となります。
今回のディザイアの転生は2896回目、1番最初の転生の際に大ハズレを引き玲奈が時を操れる力を持ち彼を何度も過去に送り直していたのです。
コージとの再会を待ち続けたものの果たせず、最愛の人とまた巡り合えるまでディザイアこと一平は自殺と転生を繰り返させられる……。
玲奈の望み通りに進んでも、今度はコージが永遠の時の牢獄に玲奈と共に閉じ込められてしまいます。
また気づいた方は少ないのですが、ディザイアの転生した回数はクレアとの最初の子供が死ぬ回数でもあります。
誰も救われないラストですが、読んでくれた人の中で皆が救われる終え方を創り出す方が現れることに期待しています。
主人公変わった?W
復讐を終えてしまったことで、主人公の残酷性はかなり抜け落ちてます。
その分、カカア天下度が増しておりますがw