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第2話 ユニークでは無く危険物なスライム(八百万の神)達
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「そういえば、この世界の地理とか色々教えてもらって無いが大丈夫か!?」
「何か問題でも有るのですか?」
「ほら、長い歴史の中だとそれまで正しい教えと言われてきたのが急に邪悪な教えの扱いされたりするからさ。人を殺してでも何でも手に入れて良い世界だったら血生臭いと思ってね」
「やはり戦うのは嫌いですか?」
「戦わないに越した事は無いよ、戦わずに混乱させる者が現れなくなって元の世界に帰してもらえるのが理想だけど虫が良すぎるよなやっぱり」
自虐的に笑うがスライムは少しの間、考え込んでいたのか黙り込んでいた。
「やはり、私達が代わりに戦います!」
「なんだって!?」
「この魔物の身体なら何度倒されたとしても再生出来ます、きっとお役に立てますよ」
「代わりに戦ってもらえるのは有り難いと思うけど、本当に良いのか?」
「ええ、もちろん。これまで神社等に足を運ばれたお礼です」
身体を左右に振りながら話すスライム、ニコニコ笑顔を見せている様に感じるのは何故だろう?
「それはそうと、そろそろ名前で呼んでもらえませんか?」
「ええと、高天原スライムで良いのかな?」
「違います!主人格として私、天照大神がおりますので私の名を呼んで下さい」
「じゃあ、アマテラスと呼んでいいか?天照大神ってフルネームだと長すぎるから」
「はい、それで構いませんよ。私も護さんとお呼びしますので」
八百万の神の頂点であり、高天原の主宰神の天照大神がこんなにフレンドリーだとは正直予想外だった。
「アマテラス、その身体の中に高天原が収まっている話だけど八百万の神を分裂する事で呼び出せるのかい?」
「似たような感じですね、様々な神をこの身体から分ける事で増やせますし仮に倒されてしまっても神の魂はまたこの身体に戻るので少し経てばまた出てこれます」
「じゃあ、風神雷神とかも出せるんだ?」
「もちろん、では試しに雷神を出してみましょう」
そう言いながらアマテラスがモゾモゾ動き出すと身体の一部がコブの様に出てきてボトリと落ちた。すると落ちた一部の色が黄色く変わると護の前に新たなスライムが現れる。
エントリーナンバー1番
ユニークモンスター
LV1 雷神スライム
雷神様が宿った非常に珍しいスライム、雷を周囲に撒いて攻撃する事が可能
「凄い、凄いぞこれ!いきなり最強の味方を手に入れたみたいじゃないか!?」
「そこまで喜んで貰えるとは恐縮だ、我が雷の舞をとくとご覧あれ」
そう言うと、雷神は目の前の草原に居た耳が異様に長いウサギの群れにピョンピョン飛び跳ねる様に向かっていく。ウサギはロングイヤーラビットという名前を持つ立派なモンスターだった、普段は大人しいが特定の時期になると繁殖の為に畑の野菜を食べて被害を出すらしいので倒しても問題無さそうだ。ついでに周囲を見渡すとここから1km程先で村が見えたが特に気にする必要も無いだろう。ウサギはスライム程度では倒されないと思っているらしくすぐ近くまで寄っても逃げる素振りすら見せない、今に見ていろすぐに雷を浴びる事になるのだから・・・。
「我輩を舐めた報いを受け取れ~!!」
そう叫びながら身体の表面に電気が走った瞬間、誰も予想していなかった事が起きた。
「な、なんだ!?身体の中で何かが急激に膨らんでいく・・・うっ!うっ!うわぁあああああ!?」
ドゴォオオオオオン!! 雷神スライムは護達の目の前で突如爆発した、しかも驚くのはそれだけでは無かった。今度は飛び散ったスライムの欠片に次々と空から落雷が落ちてゆく、直径20m近い稲妻の柱が周囲を白一色に変えた。1分も掛からずに稲妻の柱は消えたが落ちた場所には軽自動車サイズの穴と炭と化したウサギの群れが転がっていた・・・。
再びアマテラスの身体がモゾモゾ動くと、また雷神スライムが姿を見せる。
「あ、危なかった。スライムで無ければ即死だった」
「帰れ、この自爆野郎!?」
「自爆野郎とは心外な!?我輩の力を見せてやろうとしているのに!」
「あれはどう見ても自爆だろうが!!しかも、最後の落雷は何だ!?自爆して周囲に欠片をばら撒いた後に落雷を落とすなんてクラスター爆弾よりも性質が悪すぎるぞ」
「護さん!確かに見た目はそうかもしれませんが、雷神も悪気が有って自爆している訳じゃ無いんです」
「天照大神・・・お前も結構酷い事をあっさりと言わないでくれ」
自爆の原因が分からないので、まずは爆発が起きた原因を確認する事にした。
「雷神、何で身体が爆発したんだ?」
「うむ、雷を放とうとした時に身体の中で我輩の神気と反応する何かの存在を感じた」
「神気?」
「ああ、神気とは我々が司る力を揮う際に使う気で他の者には決して見えないし使えない代物だ」
「それが何と反応したんだ?」
「どうやら、この身体を構成する魔力を宿した魔素と反応が起きて爆発した様だ」
つまり何か?こいつらが力を使おうとすると、必ず爆発を起こすのか!?そんな危険極まりない物と一緒に行動してたらこっちが先に爆死するわ!
「アマテラス、短い間だったが有難う。俺はやっぱりこの世界に骨を埋めるからお前らも好きに生きてくれ」
背を向けて歩き出そうとする護の足をアマテラスが挟んで離そうとしなかった、器用に身体を動かせるなこいつ。
「待ってください!爆発したのはまだ雷神だけです、他の神達も爆発するとは限らないでしょう?それらを試してから結論を出しても遅くは無い筈です」
「いや・・・大体そういうセリフを言う時のオチは決まってるぞ」
「いいえ、まだオチが決まった訳じゃありません!私達にチャンスをください!?」
(チャンスを要求している時点で、お前ら全員の駄神扱いが決定したような物だと気付いてくれ)
結局の所、チャンスを要求するまでも無くアマテラスから分かれた数々の八百万の神スライムはどれも優秀な自爆スライムだった・・・。
エントリーナンバー2番
LV1 綿津見スライム(海の神様)
海の神様である綿津見の神が宿ったスライム、海水を使った攻撃が出来る。
「我の得意技、海水を用いた竜を呼んでみせよう・・・・ああ、何故だ!?海水で身体が溶ける」
「ナメクジかお前は!?」
その後、身体の体液に含まれる魔素が空気に触れて爆発。海水の雨が降り注いだ・・・。
エントリーナンバー3番
LV1 木花咲耶スライム(火の神、水神、妻の守護神、安産の神、子育ての神、酒造の神)
火中出産の逸話等で有名な女神が宿ったスライム、火を使った攻撃を得意とする。
「私は火の中で3人の子を産み落としました、火は私の味方、何も恐れる必要はありません」
「お~い、アマテラス。次の奴を早めに準備させておいてくれ、あと消火準備も急ぐように」
「そんな・・・私の・・私の身体が燃える!?」
「こうなる事位、やる前に気付けよ」
体内の魔素と反応して爆発したあげく、周囲に炎を撒き散らす危険極まりないスライムである事が判明。
エントリーナンバー4番
LV1 大気都姫スライム(食べ物の神)
古事記において須左之男命に殺されて、死体から五穀(稲、粟、小豆、麦、大豆)を出したエピソードを残す女神が宿るスライム。五穀だけでなくそれ以外の食べ物も出す事が可能
「私は火や雷などを使う訳ではありませんから、ご安心を」
「いや・・・神気と魔素が反応して爆発するから!?」
ドゴォオオオオオン!! 爆発した後で周囲に五穀を大量に撒くので爆発さえ我慢すれば1番役に立つスライムかもしれない・・・。あと身体の1部を分けてくれたので試しに食べてみるとソーダ味のグミみたいだった。
「おいアマテラス、こんな調子でまともに戦える奴本当に居るのか?」
「多分、恐らく、きっと現れる筈です」
アマテラスと護がこれからどうするべきか考えようとした時、これまでの爆発騒ぎに驚いた近くの村の住人が集まってきた。
「おい、この大きな穴は一体何だ!?」
「お前がこの穴を作った張本人か!?」
矢継ぎ早に聞かれて困惑した護は、ばら撒かれている五穀を指差しながらこう答えた。
「実は・・・この撒かれた穀物は俺のスライムによって作り出された物です。一晩の宿を貸して頂けるならこれと同じ量の穀物を差し上げますがどうでしょうか?」
護はこの日、一晩の宿を借りる為に大気都姫スライムにもう1度自爆させるのだった・・・。
「何か問題でも有るのですか?」
「ほら、長い歴史の中だとそれまで正しい教えと言われてきたのが急に邪悪な教えの扱いされたりするからさ。人を殺してでも何でも手に入れて良い世界だったら血生臭いと思ってね」
「やはり戦うのは嫌いですか?」
「戦わないに越した事は無いよ、戦わずに混乱させる者が現れなくなって元の世界に帰してもらえるのが理想だけど虫が良すぎるよなやっぱり」
自虐的に笑うがスライムは少しの間、考え込んでいたのか黙り込んでいた。
「やはり、私達が代わりに戦います!」
「なんだって!?」
「この魔物の身体なら何度倒されたとしても再生出来ます、きっとお役に立てますよ」
「代わりに戦ってもらえるのは有り難いと思うけど、本当に良いのか?」
「ええ、もちろん。これまで神社等に足を運ばれたお礼です」
身体を左右に振りながら話すスライム、ニコニコ笑顔を見せている様に感じるのは何故だろう?
「それはそうと、そろそろ名前で呼んでもらえませんか?」
「ええと、高天原スライムで良いのかな?」
「違います!主人格として私、天照大神がおりますので私の名を呼んで下さい」
「じゃあ、アマテラスと呼んでいいか?天照大神ってフルネームだと長すぎるから」
「はい、それで構いませんよ。私も護さんとお呼びしますので」
八百万の神の頂点であり、高天原の主宰神の天照大神がこんなにフレンドリーだとは正直予想外だった。
「アマテラス、その身体の中に高天原が収まっている話だけど八百万の神を分裂する事で呼び出せるのかい?」
「似たような感じですね、様々な神をこの身体から分ける事で増やせますし仮に倒されてしまっても神の魂はまたこの身体に戻るので少し経てばまた出てこれます」
「じゃあ、風神雷神とかも出せるんだ?」
「もちろん、では試しに雷神を出してみましょう」
そう言いながらアマテラスがモゾモゾ動き出すと身体の一部がコブの様に出てきてボトリと落ちた。すると落ちた一部の色が黄色く変わると護の前に新たなスライムが現れる。
エントリーナンバー1番
ユニークモンスター
LV1 雷神スライム
雷神様が宿った非常に珍しいスライム、雷を周囲に撒いて攻撃する事が可能
「凄い、凄いぞこれ!いきなり最強の味方を手に入れたみたいじゃないか!?」
「そこまで喜んで貰えるとは恐縮だ、我が雷の舞をとくとご覧あれ」
そう言うと、雷神は目の前の草原に居た耳が異様に長いウサギの群れにピョンピョン飛び跳ねる様に向かっていく。ウサギはロングイヤーラビットという名前を持つ立派なモンスターだった、普段は大人しいが特定の時期になると繁殖の為に畑の野菜を食べて被害を出すらしいので倒しても問題無さそうだ。ついでに周囲を見渡すとここから1km程先で村が見えたが特に気にする必要も無いだろう。ウサギはスライム程度では倒されないと思っているらしくすぐ近くまで寄っても逃げる素振りすら見せない、今に見ていろすぐに雷を浴びる事になるのだから・・・。
「我輩を舐めた報いを受け取れ~!!」
そう叫びながら身体の表面に電気が走った瞬間、誰も予想していなかった事が起きた。
「な、なんだ!?身体の中で何かが急激に膨らんでいく・・・うっ!うっ!うわぁあああああ!?」
ドゴォオオオオオン!! 雷神スライムは護達の目の前で突如爆発した、しかも驚くのはそれだけでは無かった。今度は飛び散ったスライムの欠片に次々と空から落雷が落ちてゆく、直径20m近い稲妻の柱が周囲を白一色に変えた。1分も掛からずに稲妻の柱は消えたが落ちた場所には軽自動車サイズの穴と炭と化したウサギの群れが転がっていた・・・。
再びアマテラスの身体がモゾモゾ動くと、また雷神スライムが姿を見せる。
「あ、危なかった。スライムで無ければ即死だった」
「帰れ、この自爆野郎!?」
「自爆野郎とは心外な!?我輩の力を見せてやろうとしているのに!」
「あれはどう見ても自爆だろうが!!しかも、最後の落雷は何だ!?自爆して周囲に欠片をばら撒いた後に落雷を落とすなんてクラスター爆弾よりも性質が悪すぎるぞ」
「護さん!確かに見た目はそうかもしれませんが、雷神も悪気が有って自爆している訳じゃ無いんです」
「天照大神・・・お前も結構酷い事をあっさりと言わないでくれ」
自爆の原因が分からないので、まずは爆発が起きた原因を確認する事にした。
「雷神、何で身体が爆発したんだ?」
「うむ、雷を放とうとした時に身体の中で我輩の神気と反応する何かの存在を感じた」
「神気?」
「ああ、神気とは我々が司る力を揮う際に使う気で他の者には決して見えないし使えない代物だ」
「それが何と反応したんだ?」
「どうやら、この身体を構成する魔力を宿した魔素と反応が起きて爆発した様だ」
つまり何か?こいつらが力を使おうとすると、必ず爆発を起こすのか!?そんな危険極まりない物と一緒に行動してたらこっちが先に爆死するわ!
「アマテラス、短い間だったが有難う。俺はやっぱりこの世界に骨を埋めるからお前らも好きに生きてくれ」
背を向けて歩き出そうとする護の足をアマテラスが挟んで離そうとしなかった、器用に身体を動かせるなこいつ。
「待ってください!爆発したのはまだ雷神だけです、他の神達も爆発するとは限らないでしょう?それらを試してから結論を出しても遅くは無い筈です」
「いや・・・大体そういうセリフを言う時のオチは決まってるぞ」
「いいえ、まだオチが決まった訳じゃありません!私達にチャンスをください!?」
(チャンスを要求している時点で、お前ら全員の駄神扱いが決定したような物だと気付いてくれ)
結局の所、チャンスを要求するまでも無くアマテラスから分かれた数々の八百万の神スライムはどれも優秀な自爆スライムだった・・・。
エントリーナンバー2番
LV1 綿津見スライム(海の神様)
海の神様である綿津見の神が宿ったスライム、海水を使った攻撃が出来る。
「我の得意技、海水を用いた竜を呼んでみせよう・・・・ああ、何故だ!?海水で身体が溶ける」
「ナメクジかお前は!?」
その後、身体の体液に含まれる魔素が空気に触れて爆発。海水の雨が降り注いだ・・・。
エントリーナンバー3番
LV1 木花咲耶スライム(火の神、水神、妻の守護神、安産の神、子育ての神、酒造の神)
火中出産の逸話等で有名な女神が宿ったスライム、火を使った攻撃を得意とする。
「私は火の中で3人の子を産み落としました、火は私の味方、何も恐れる必要はありません」
「お~い、アマテラス。次の奴を早めに準備させておいてくれ、あと消火準備も急ぐように」
「そんな・・・私の・・私の身体が燃える!?」
「こうなる事位、やる前に気付けよ」
体内の魔素と反応して爆発したあげく、周囲に炎を撒き散らす危険極まりないスライムである事が判明。
エントリーナンバー4番
LV1 大気都姫スライム(食べ物の神)
古事記において須左之男命に殺されて、死体から五穀(稲、粟、小豆、麦、大豆)を出したエピソードを残す女神が宿るスライム。五穀だけでなくそれ以外の食べ物も出す事が可能
「私は火や雷などを使う訳ではありませんから、ご安心を」
「いや・・・神気と魔素が反応して爆発するから!?」
ドゴォオオオオオン!! 爆発した後で周囲に五穀を大量に撒くので爆発さえ我慢すれば1番役に立つスライムかもしれない・・・。あと身体の1部を分けてくれたので試しに食べてみるとソーダ味のグミみたいだった。
「おいアマテラス、こんな調子でまともに戦える奴本当に居るのか?」
「多分、恐らく、きっと現れる筈です」
アマテラスと護がこれからどうするべきか考えようとした時、これまでの爆発騒ぎに驚いた近くの村の住人が集まってきた。
「おい、この大きな穴は一体何だ!?」
「お前がこの穴を作った張本人か!?」
矢継ぎ早に聞かれて困惑した護は、ばら撒かれている五穀を指差しながらこう答えた。
「実は・・・この撒かれた穀物は俺のスライムによって作り出された物です。一晩の宿を貸して頂けるならこれと同じ量の穀物を差し上げますがどうでしょうか?」
護はこの日、一晩の宿を借りる為に大気都姫スライムにもう1度自爆させるのだった・・・。
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