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イレイアからの褒美
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ベルモンド達がゼフと接触している頃、カイ達は洞窟の奥へ進み商人の妻と娘の遺体を回収しに向かっていた。
辛い報告をしなければならないが、それでも家族と最後の別れをさせてあげるべきだと全員の意見もまとまっている。
しかしここで予想しない事が起きた。
奥には改造して作られた部屋が4つ有ったが、妻や娘の遺体が無かったのである。
「これは一体どういうことだ? 途中で野盗の一味らしい女の死体はあったが、商人の妻や娘の遺体が無い。 野盗の仲間が別にいて、一緒に逃げ出しているのか?」
「ゼフと名乗る者達が来る前に、彼女たちは別の場所に移動させておきました。 この中に転がっているのは、こちらの世界で罪を犯していた者達の骸なのでご安心を」
(……この声は!?)
聞き覚えのある声がするので、カイが振り返るとそこには1人の女性が立っていた。
「お久しぶりです、渡世 界。 私が気付いた時、あなたのすぐ傍まで危険が迫っていたので、緊急避難的にこちらの世界に転移させて頂きました」
(あの時都合良く召喚陣が目の前に現れたのには、そんな理由が……)
「先程のゼフを除く昔のあなたの仲間達には、私自らの手で裁きを下しました。 あなたの排除を最初に言い出したのはあの男です、許すも罰するもあなたの判断に委ねます」
「俺の命を狙ってきた事に関しては、こっちの世界に逃げて無事だったからどうでも良いが、野盗達を殺した事に関してだけは罪を償うべきだとは思う」
「では、どのような罰を与えるつもりで?」
イレイアからの問いかけに、カイは即答する。
「それくらいは自分で考えさせるさ、ただし逃げようとした時点で殺す。 罪を償う気の無い奴を生かしておく程、俺はお前の世界に住む連中に対して優しくする事は出来ん」
「それは当然でしょう。 彼は洞窟の入り口に転移しておりますので、あなたならすぐに追いつける筈です」
彼女から逃げたゼフの情報を貰ったカイは、とりあえず刺客達が始末した野盗の所持品の一部を拾い集めてから洞窟の入り口へ向かった。
このままだとタダ働きになってしまうので、全員の生活費の足しに利用させてもらう事にしたのである。
カイ達が洞窟を出ると、外には大量のパイが積み上げられていた。
呆然と立っているシスティナと目が合うと、彼女はその場で崩れ落ちる。
見ると近くでベルモンドが倒れており、デモンが懸命に応急処置を施していた。
「あっカイ殿、至急手当を! 私は治癒系の魔法が使えないので、応急処置位しか……」
カイはアイテムボックスからエリクサーを取り出すと、ベルモンドに飲ませる。
一瞬で毒は消え去り、瀕死の状態だったベルモンドは完全に回復した。
「なあ……お前らすっかり忘れてるみたいだが、分かれて行動する前に各自にエリクサーを1本ずつ渡しておかなかったか?」
「あっ!?」
デモンが胸元に手を伸ばすと、渡されたエリクサーがそのままになっている。
当然ながらベルモンドとシスティナの分も、手付かずのままだ。
「次からは、手遅れになる前に思い出すようにしてくれよ」
「いやはや面目ない。 彼女を助けるのに必死で、エリクサーの事を完全に忘れていた」
そう言うとベルモンドはエリクサーを取り出して、倒れているシスティナに飲ませようとしたが、アニスが何故かそれを制止する。
「ベルモンドさん。 彼女は力を使いすぎて、脳に届く酸素が不足している状態です。 古来よりこの場面では人工呼吸を施すのが、男としての礼儀ではないかと思いますが?」
「人工呼吸とは、一体何だ?」
やはり何故か異世界では、人工呼吸が普及していないらしい。
アニスはニンマリと笑みを浮かべると、彼に怪しい人工呼吸の作法を説明し始める。
(おい。 それは一体、どこの白馬の王子様の仕事だ?)
盗み聞きしたカイですら、思わず口から砂を吐きそうになる説明。
説明を真に受けたベルモンドがシスティナを抱きかかえると、満足そうな顔でアニスがカイの許に戻ってきた。
「本当は放っておいても死にはしないんですけどね、きっと彼女ならこうした方が喜ぶと思いますので」
「あとでお前、彼女からお仕置きをされたりするんじゃないのか?」
「それは大丈夫です」
自信満々な様子でアニスは答える。
「私をお仕置きする時間よりも、彼の傍に居られる時間の方を優先する。 彼女の思考は結構単純なのですよ」
(お前にそこまで言われるとは、世も末だ……)
人工呼吸を始めたベルモンドを見ながら、カイは苦笑するしかなかった……。
軽い自己紹介を終えたイレイアは、カイにこの世界に来た本当の理由を説明し始める。
「魔王リアベルを見事討ち滅ぼしたあなたに、私はまだ褒美を与えていませんでした。 そこで私から直接手渡そうと思い、こうして来た次第です」
はた迷惑な話だと彼は思ったが、こちらの世界に逃がしてくれた恩人なのでツッコミも言えない。
様子を見ていると、彼女は胸元から1冊の本を取り出した。
「これが今回与える、褒美の一覧表になります。 使用方法も書いてありますので、不明な点はこちらをお読み下さい」
カイが本を受け取ると身体全体が、白い光に包まれる。
「これで褒美の授与が完了しました、折角ですからそこのパイの除去をしてみるのは如何ですか?」
(パイの除去がイレイアからの褒美と、どう結びついているんだ?)
そう考えながらカイが本をペラペラとめくっていると、その答えがすぐに出てきた。
【地面に山積みに積まれているパイを、綺麗に片付けられるスキル】
「そのまんまじゃねえか!!」
カイにしては珍しく、大声でツッコミを入れてしまう。
そしてそのスキルを試した結果、ゼフの死体が出てきた訳である。
呆れたカイが読むのを止めようとすると、リアが面白そうに本を取り上げた。
「なんだか面白そうな本ね、どんなのが有るのか見せてちょうだい」
「別に構わないが、本当に呆れるものばかりだぞ」
リアが早速読み出すと、ウミやウミナ達もその中に混ざる。
変わったスキルばかりで3人が爆笑していると、ウミがある2つのスキルを見つけた。
「ねえ、お義兄ちゃん。 このスキルって、一体何か分かる?」
ウミに問いかけられスキルの説明を読もうとしたカイは、そのスキルの名を見て物凄く嫌な予感しかしない。
【偽装結婚(ぎそうけっこん)】・【仮面夫婦(かめんふうふ)】
この周辺の地図を書き直す事態にならない事を、カイは祈るしかなかった……。
辛い報告をしなければならないが、それでも家族と最後の別れをさせてあげるべきだと全員の意見もまとまっている。
しかしここで予想しない事が起きた。
奥には改造して作られた部屋が4つ有ったが、妻や娘の遺体が無かったのである。
「これは一体どういうことだ? 途中で野盗の一味らしい女の死体はあったが、商人の妻や娘の遺体が無い。 野盗の仲間が別にいて、一緒に逃げ出しているのか?」
「ゼフと名乗る者達が来る前に、彼女たちは別の場所に移動させておきました。 この中に転がっているのは、こちらの世界で罪を犯していた者達の骸なのでご安心を」
(……この声は!?)
聞き覚えのある声がするので、カイが振り返るとそこには1人の女性が立っていた。
「お久しぶりです、渡世 界。 私が気付いた時、あなたのすぐ傍まで危険が迫っていたので、緊急避難的にこちらの世界に転移させて頂きました」
(あの時都合良く召喚陣が目の前に現れたのには、そんな理由が……)
「先程のゼフを除く昔のあなたの仲間達には、私自らの手で裁きを下しました。 あなたの排除を最初に言い出したのはあの男です、許すも罰するもあなたの判断に委ねます」
「俺の命を狙ってきた事に関しては、こっちの世界に逃げて無事だったからどうでも良いが、野盗達を殺した事に関してだけは罪を償うべきだとは思う」
「では、どのような罰を与えるつもりで?」
イレイアからの問いかけに、カイは即答する。
「それくらいは自分で考えさせるさ、ただし逃げようとした時点で殺す。 罪を償う気の無い奴を生かしておく程、俺はお前の世界に住む連中に対して優しくする事は出来ん」
「それは当然でしょう。 彼は洞窟の入り口に転移しておりますので、あなたならすぐに追いつける筈です」
彼女から逃げたゼフの情報を貰ったカイは、とりあえず刺客達が始末した野盗の所持品の一部を拾い集めてから洞窟の入り口へ向かった。
このままだとタダ働きになってしまうので、全員の生活費の足しに利用させてもらう事にしたのである。
カイ達が洞窟を出ると、外には大量のパイが積み上げられていた。
呆然と立っているシスティナと目が合うと、彼女はその場で崩れ落ちる。
見ると近くでベルモンドが倒れており、デモンが懸命に応急処置を施していた。
「あっカイ殿、至急手当を! 私は治癒系の魔法が使えないので、応急処置位しか……」
カイはアイテムボックスからエリクサーを取り出すと、ベルモンドに飲ませる。
一瞬で毒は消え去り、瀕死の状態だったベルモンドは完全に回復した。
「なあ……お前らすっかり忘れてるみたいだが、分かれて行動する前に各自にエリクサーを1本ずつ渡しておかなかったか?」
「あっ!?」
デモンが胸元に手を伸ばすと、渡されたエリクサーがそのままになっている。
当然ながらベルモンドとシスティナの分も、手付かずのままだ。
「次からは、手遅れになる前に思い出すようにしてくれよ」
「いやはや面目ない。 彼女を助けるのに必死で、エリクサーの事を完全に忘れていた」
そう言うとベルモンドはエリクサーを取り出して、倒れているシスティナに飲ませようとしたが、アニスが何故かそれを制止する。
「ベルモンドさん。 彼女は力を使いすぎて、脳に届く酸素が不足している状態です。 古来よりこの場面では人工呼吸を施すのが、男としての礼儀ではないかと思いますが?」
「人工呼吸とは、一体何だ?」
やはり何故か異世界では、人工呼吸が普及していないらしい。
アニスはニンマリと笑みを浮かべると、彼に怪しい人工呼吸の作法を説明し始める。
(おい。 それは一体、どこの白馬の王子様の仕事だ?)
盗み聞きしたカイですら、思わず口から砂を吐きそうになる説明。
説明を真に受けたベルモンドがシスティナを抱きかかえると、満足そうな顔でアニスがカイの許に戻ってきた。
「本当は放っておいても死にはしないんですけどね、きっと彼女ならこうした方が喜ぶと思いますので」
「あとでお前、彼女からお仕置きをされたりするんじゃないのか?」
「それは大丈夫です」
自信満々な様子でアニスは答える。
「私をお仕置きする時間よりも、彼の傍に居られる時間の方を優先する。 彼女の思考は結構単純なのですよ」
(お前にそこまで言われるとは、世も末だ……)
人工呼吸を始めたベルモンドを見ながら、カイは苦笑するしかなかった……。
軽い自己紹介を終えたイレイアは、カイにこの世界に来た本当の理由を説明し始める。
「魔王リアベルを見事討ち滅ぼしたあなたに、私はまだ褒美を与えていませんでした。 そこで私から直接手渡そうと思い、こうして来た次第です」
はた迷惑な話だと彼は思ったが、こちらの世界に逃がしてくれた恩人なのでツッコミも言えない。
様子を見ていると、彼女は胸元から1冊の本を取り出した。
「これが今回与える、褒美の一覧表になります。 使用方法も書いてありますので、不明な点はこちらをお読み下さい」
カイが本を受け取ると身体全体が、白い光に包まれる。
「これで褒美の授与が完了しました、折角ですからそこのパイの除去をしてみるのは如何ですか?」
(パイの除去がイレイアからの褒美と、どう結びついているんだ?)
そう考えながらカイが本をペラペラとめくっていると、その答えがすぐに出てきた。
【地面に山積みに積まれているパイを、綺麗に片付けられるスキル】
「そのまんまじゃねえか!!」
カイにしては珍しく、大声でツッコミを入れてしまう。
そしてそのスキルを試した結果、ゼフの死体が出てきた訳である。
呆れたカイが読むのを止めようとすると、リアが面白そうに本を取り上げた。
「なんだか面白そうな本ね、どんなのが有るのか見せてちょうだい」
「別に構わないが、本当に呆れるものばかりだぞ」
リアが早速読み出すと、ウミやウミナ達もその中に混ざる。
変わったスキルばかりで3人が爆笑していると、ウミがある2つのスキルを見つけた。
「ねえ、お義兄ちゃん。 このスキルって、一体何か分かる?」
ウミに問いかけられスキルの説明を読もうとしたカイは、そのスキルの名を見て物凄く嫌な予感しかしない。
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