スレイブオンライン〜勝者が敗者を現実で支配するゲーム〜

いけお

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第13話 支配者(ルーラー)の素質

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翌朝、普段通りを装って学校に行こうとする契と里美に響子が声を掛けてきた。

「契君、ちょっと良いかしら?」

「どうかしましたか、響子さん?」

「ええ、ちょっと契君に聞きたい事が有るんだけど・・・」

(変だな、昨日クラスメイトが1人で図書室の蔵書の在庫確認を行おうとしていて大変そうだから2人で手伝いに加わり今日も遅くなるかもしれないと説明しておいた筈なのに)

怪しまれる説明をしたつもりは無かったが、図書室を使って2人で本当にお医者さんごっこでもしたのではないか?と勘繰られたかもしれないと思い契は話を聞く事にした。

「里美、1人で先に行ってくれ。すぐに話も終わると思うから」

「うん、分かった」【何か有りましたらすぐにお呼び下さい、ご主人様】

後ろを振り返りながら学校へ向かう里美の姿が見えなくなると、契は響子を問い質した。

「それで、俺に聞きたい事って何ですか?」

「ここでは人目に付くし、少しだけオバサンとドライブしない?」

響子の様子が今までと違う事に気付いた契は大人しく響子の車の後部座席に乗り込む、助手席だとやはり誰かに見られてしまう可能性も有るのでそれを考慮した。



響子は無言で車を街の郊外へ向け走らせる、走り始めてから15分程過ぎてようやく響子の口が開いた。

「ねえ、契君」

「はい」

「里美をソウルスレイブに堕とした今の感想を聞かせてくれない?」

「!?」

契は頭を鈍器で殴られた様な衝撃を覚えた、里美が響子に話すとも思えない。なのに、何故この事を知っているのだ!?

「何で知っているんだ!?って顔をしてるわよ契君」

「えっ!いや、そんな事は・・・」

「知っていて当然よ、だって契君にソウルスレイブについて教えたのは私なのだから」

「!?」

再び鈍器で殴られた衝撃を受ける、しかも今度は自ら正体を明かしてきたのだから。

「初めましてイージス、私がリコよ。隣の家の男の子に実の娘を隷属させる事を薦める母親だと分かって驚いた?」

契は頭が混乱した、響子さんがリコなのだとすれば既にずっと前からこの人は教導戦記オンラインをプレイしている事になる。だが、何故この人は大勢の初心者の中から契(イージス)を見分ける事が出来たのだろうか?

「車を運転しながら話しているとやっぱり疲れるわね、ゆっくりと話せる様にあそこへ入るわよ」

響子が入ったのは、サオリとTOMOを指導するのに利用したホテルだった。今の時間帯なら夕方近くまでフリータイムで安く利用出来るし会話を聞かれる恐れもほとんど無いだろう。



「とりあえず先に何故リコのキャラクター名を使っているかと言うと、響子→きょうこ→こきょう→故郷→古里→こり→リコって感じかしらね」

「じゃあ響子さ・・・いや、リコはどうしてイージスが契だとすぐに分かったんだ?」

リコは一瞬だけきょとんとした顔になると、いきなり笑い出した。

「契君、自分で気付いてなかったの?だってあなた、昔からゲームで名前を入力する時いつもkeiかイージスしか選んでないじゃない!?」

よく思い出してみると、確かにそうだった。里美の家や自宅でゲームで使用するキャラクターの名前を入力する時いつもこの2つしか使っていない・・・。

「あの日、自分からVRMMOを始めようとは思わない里美が契君に相談したって話を聞いてあの子がスレイブにされた事にはすぐに気が付いた。そして契君は両親に怪しまれない様に夕食と風呂を済ませてからゲームを始まるだろうと予想して時間を見計らってスタート地点に先回りし、keiかイージスの名前のプレイヤーが現れるのを待ち伏せしていたって訳」

里美がトラブルに巻き込まれた時に契がどのような動くか位は響子には全てお見通しだった訳である、だがここで1つの疑問が沸いた。響子が何故、教導戦記オンラインをプレイしていたか?である。



「昼間、家で1人何もせずに過ごすのは結構退屈なのよ。教導戦記オンラインを始めたのは本当に偶然だった、でもPvPに興味は無かったから真剣勝負の申し込みを全て断って塔に毎日通っていたら気付いたらLV90になっていたの。流石に高レベルの高層プレイヤーに強制PvPを仕掛けてくる奴が居なかったお陰で、誰かのスレイブにならずに済んだのだから私は運が良かったのかもしれないわ」

確かに専業主婦である響子なら長時間プレイしていても、それに気付く者はほとんど居ない。幾つかの疑問は解消されたが肝心の疑問が残されたままだ、何故契に里美をソウルスレイブにする様に仕向けたかだ。

「契君が里美を傷付けた事への恨みからチーノに復讐しようとしたのと同様に、私にもあなた達2人を利用して復讐したい相手が居るのよ。そう、ずっと昔から・・・」

「何で俺が里美をソウルスレイブに堕とせば復讐になるんだ?」

思えば昔から響子さんは契と里美を恋人同士にしようとお互いを意識させる様な事ばかりしてきた気がした、2人で一緒に風呂に入らせたりとかお医者さんごっことか言って茶化したりとか・・・。だが今回の件で響子さんは契と里美を恋人同士にするのでは無く、行為に及ばせる事を目的にしていたのだと理解した。そして響子は契に残酷な事実を告げた。



「契君、里美があなたの実の妹だって言ったらどうする?」

鈍器で殴られた様な衝撃では済まなかった、至近距離から散弾銃で撃たれた様なものだ。響子は契と里美が実の兄妹なのだと言ってきたのだ。

「実の妹と言っても半分だけ血の繋がった妹って意味だし、戸籍上はお互いの夫婦の実の子供になっているから役所がDNA鑑定でもしない限り結婚して子供を作ってもバレやしないわ」

バレなければ良いという問題では済まされない、契は実の妹を犯した上にその膣内に射精し種付けまでしてしまった事になる。目の前が真っ暗になりかけた・・・。

「あなたの本当の父親はうちのパパ、つまりあなたはうちのパパとあなたのお母さんが不倫して生まれた子供なのよ」

次々と受け入れたくない事実を響子が契に突き付けた、今まで父さんと呼んでいた人が実は父親では無く本当の父親は響子の夫なのだと。

「私とパパが学生結婚してこの家に住み始めた時、あちらの夫婦も越してきたばかりで近所付き合い等分からない事が有ればお互いに相談してきたの。だから今でも表面上は仲の良い隣同士の関係なんだけど、実際はあなたのお母さんがうちのパパを誘惑して不倫を重ね・・・そして、あなたを宿した」

「・・・・・」

「その頃から急にパパが私の身体を求め出した、不倫で発散させてきた性欲を満たす為に本来の妻である筈の私を利用したのよ!!」

口惜しそうな顔で響子が叫ぶ、隣の家の住人に夫を寝取られていたとは絶対に認めたくないのだろう。

「そして出来たのが、里美。3ヶ月位早くあなたが生まれているから、あなたがお兄ちゃんなのよ」

「どうして、俺の母さんと響子さんのダンナが不倫しているって気付けたんだ?」

「本当に情けない事だけど、パパが私を抱いている時にうっかりあなたのお母さんの名前を呼んでしまったのよ。それで気が付いた訳だけど、うちのパパとあなたのお父さんが同じ血液型だったから不倫はしたかもしれないけど契君がパパの子供では無い事に一縷の望みを賭けた。だけどあなたの産毛とパパの髪の毛を内緒でDNA鑑定した結果、実の親子だと判明した」

徐々に響子の顔が恨みに染まった般若の様に変わってゆく。

「私という者が居ながら他の女に走ったパパや、パパを誘惑したあの女が憎い!だから、あなたに里美を犯す様にけしかけ孕ませてその時に皆の前でこの事を伝えるつもりだった・・・何食わぬ顔で暮らすあの女に私の気持ちなんて分からないのよ!?」

響子が2人を恨む理由は分かった、しかしその為の操り人形にされた事が契にはどうしても許せなかった。だがここで契の歪んだ思考がある事に気が付いた。

(戸籍上問題無いという事は、響子がDNA鑑定の結果を公表しない限り俺と里美が兄妹だと周囲に知られる事は無い。罰せられる事無く実の妹を犯し孕ませる遊びが出来るのは俺しか居ないんだ)

契の歪みは更に増していき、その性欲の対象が響子にも向けられた。

(確か響子さんは18の時に里美を生んだから36才の筈なのに見た目は20台後半にしか見えない、里美や菜々達若い女と響子さんの様な大人の女性では膣の締まり具合がどの程度違うのか試すのも悪くないな)

「俺が里美を孕ませる事よりも、もっと気分の晴れる方法が有るぞ」

「本当っ!?一体何なのそれは?」

「それは・・・」

契は響子の肩を掴むとベッドに押し倒した。

「俺があんたと里美の2人を同時に孕ませる事だよ、自分の息子に妻と娘を犯され孕まされるなんて男として滑稽過ぎるだろ。うちの母さんは息子が隣の家の母娘をレイプした事実が広まればこの街にとても住めなくなる、そこまでやればお前も気分が晴れるんじゃないのか?」

「私を孕ませるってあなた正気なの!?」

「俺にこんな感情を芽生えさせたのはあんただ、だから確実に着床するまで今日は犯し尽くしてやる。母娘のボテ腹をバックに記念撮影するのも面白いな、今日からお前は里美と同様俺の性欲処理の道具だ。覚悟は良いな?」

ゲーム内のレベル差が現実世界で通じる筈も無く、響子は操っていた筈の男に無理やり犯された上に何度も膣内に精を注がれる。実の妹を犯す事さえ躊躇わなくなった契の奥底で眠っていた支配者(ルーラー)の素質が目覚めようとしていた。
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