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第7話 国が味方になった瞬間、そして国を敵に回した者の末路
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「この度は、俺の急なお願いに応じて頂いて本当に感謝しております」
俺がお礼を言うと、ジャッジこと裁居田さんは逆に頭を深々と下げてきた。
「いえ、とんでもない!あなたからの電話を受けて警察に確認を取って事実と知り、この様な事件に巻き込まれてしまった事にお詫びのしようが有りません」
シズルはいきなり家に現れた2人の姿に戸惑っている。
「え、ジャッジさんと総理!?何故、2人がこの家に?」
「実は先日、イセアさんから私の携帯に今回の件に対する相談の連絡が入りました。そして、警察に確認を取り事実と分かったので今度は私が総理に直接連絡して今日訪問させて頂く事になりました」
「せいあ、あなた何でそこまで?」
「静流、お前の為に決まっているだろうが!何でお前が名前や住所まで晒されなくちゃならない!?お前はゲームを楽しんでいて、たまたま1つのスキルを得ただけだ。それなのに、後の事を何も考えないでSSを張り付けた奴と同じ様に個人情報を晒した奴の所為でお前は心をボロボロにされてしまった。最初にPKしてきたあの少年と同じだ、一時の優越感や軽薄な行いの所為でどれだけの人を苦しめるのか理解出来ていないんだ!?」
俺はこれまでに無い憤りを露にする、個人の名前や住所をネット上に晒された。もはや彼女の情報の拡散を防ぐ事は不可能だ、不法侵入までしてくる奴まで現れ彼女は外に出る事にさえ恐怖心を抱く様になっている。晒した連中は、その事に対して罪の意識を持っているのか?ほぼ間違い無く、罪の意識など持って無いだろう。居場所を探し出して殺してやりたい・・・そんな気持ちさえ沸いてくる。
「私から2人に報告があるので聞いて欲しい。現在、静流さんあなたが晒された個人情報は日本だけでなくアメリカやイギリスなど主要20カ国の支援のもと全世界の掲示板からの削除と投稿の禁止、またこの事は極秘にして欲しいのだがネットに接続されている全ての端末にも強制アクセスして個人情報を撮った画像も含めて消している所だ、作業は80%以上既に終わりあなたの個人情報は間もなくこのネット上の世界から消えます。そして、今回の件であなたに関する情報の全ては国家機密指定となり今後その情報を流そうとした者には刑事罰が与えられる事になるでしょう」
「ちなみに今回の情報の削除は、各国政府要人の家族の情報を晒された場合に対する緊急対処法を確立させる為のマニュアル作りに活かさせてもらう事を事後承諾になってしまうが了承して欲しい」
「総理、もしかして静流を助ける為に他の国まで利用しちゃったんですか!?」
「勿論だ、日本だけではどれだけ保有しているスパコンを駆使しても限界がある。ならば、今回の様に掲示板に書かれた情報だけでなく全ての端末に至るまで調べ上げる為には他の国も巻き込んだ方が早いし確実と判断した」
うっわあ、この人思ってたよりもやる事が過激だ。多分、これから言う事の予想も付くが国がそこまでの事をやるのだろうか?
「ああ、それから今回の事件を巻き起こした犯人達は既に特定している。裁居田くん、今度の予定を説明してあげたまえ」
「はい、今回の件同様に個人情報を簡単に晒す輩が今後出ない様に見せしめと致します。もうすぐテレビのニュースで取り上げられる時間帯と思いますので点けてもらえますか?」
言われるまま、俺はテレビの電源を入れる。すると、全てのテレビ局で政府による臨時放送が行われようとしていた。
『テレビをご覧の皆様、これより大事なお知らせがありますのでお聞きください。先日、フリーファンタジーオンラインの1プレイヤーの本名や住所の個人情報が掲示板に晒され、その後不法侵入した男に襲われるという被害が発生しました。そこで現時点をもって、その被害を発生させる原因を作った方達へのお仕置きを実行致します」
「まず始めに不法侵入と暴行未遂で逮捕された男性は既に拘置所に収監され、刑事罰を受ける事が確定しております」
「次にその方を撮ったSSでキャラクター名を晒したプレイヤーですが、今後1年間国内で運営されている全てのネットゲームで使用しているキャラクター名と現在の外見がログイン画面で表示されます。周囲の人達に、平気でキャラクター名を晒す人間だと理解される事となります」
「そして最後にプレイヤーの本名と住所を掲示板に晒して拡散させた男性には、もっとも重いお仕置きを課させて頂きました。本日より1年間、この方の名前と住所ならびに給与や勤務状況などを政府公式HPにて公開します。また毎日更新を行いその文書は全てダウンロード可能です。更にはたとえ職を失ったとしても生活保護の申請は認めない様通達も出してあります。被害者の人生を踏みにじる行いに対する罰として、己の人生で払って頂く事と致しました」
国家による公開処刑が行われた瞬間だった、この男はもう表をまともに歩く事すら出来ない。国外に逃げてそこで暮らすしかないのかもしれない・・・。だが、総理はそれすら許す人では無かった。
「尚、この方の情報は我が国だけでなく主要20カ国の政府公式HP上でも公開が開始されております。今回、被害者の方の個人情報を削除する為に協力して頂いた国々に対し、この場を借りて深い感謝を申し上げます」
この時になって多くの人間が、1度晒され拡散された情報を削除する為にはどれだけの国が動かなければならないのかを理解出来た。そして、この男が軽い気持ちでした行いの所為で残りの人生を棒に振る事になった事実を痛感した。翌日、当然の如く国会は紛糾した。
「総理!国が個人の情報を漏洩する事が許されるとでも思っているのですか!?」
「ではお聞きします、今回この男性が晒した被害者の個人情報を削除する為にどれだけの費用が掛かったと思いますか?」
「精々1億くらいではないのですか?」
「11兆350億円です」
「なんですって!?」
「これは主要20カ国で、今後もこの個人情報が晒されるのを防ぐ為の機材の設置費用も含まれます。協力して頂ける国が増えれば更に費用は増えていく事になるでしょう。尚、今回の件では被害者の方の了承のもと各国政府要人の家族の個人情報の漏洩や流出を防ぐ為のマニュアル作りにも活かさせて頂く事になっております」
「国民の税金をそんな事の為に使って良いとお考えなのですか総理!?」
「これは今後の国民1人1人の人生を守る為に必要な物です。ご希望でしたらすぐにでも、あなたの家族の情報だけ対象から除外出来ますが如何致しますか?もう既に我が政府は国民の個人情報が晒されない様に動き始めております!それは与党も野党も関係ありません、国民の全てが対象です。しかし、それでもなお情報を晒そうとする者が現れた場合には・・・今回の男性の様なお仕置きが待っているでしょう」
総理の行ったお仕置きは過酷なものだった、しかし国会で行った発言によりお仕置きされた男性の家族の情報を晒そうとする者は出なかった。これまでは、犯人と縁が切れている筈の家族の情報まで偽りの正義の名の下に晒し、人生が壊れていく様を楽しんでいた者が多かったが今後はそれを行うと晒す自分の人生まで終わってしまう。人生を捨てるだけの価値の有る行為などでは最初から無かったのだ。
静流はその後、総理の厚意により別の性での国籍に変えてもらい竹森 静流から幸多 静流(こうだ しずる)となって生活している。幸多はこれから幸多い人生となって欲しいとの総理の思いから付けてもらった苗字だ。静流は少しずつでは有るが外にも出られる様になってきた。そして俺も静流を幸せにする為にある決断をしている。
「静流、ちょっといいか?」
「どうしたの聖亜?急に改まったりして」
「俺も総理の思いと同じでお前を幸せにしてやりたい、だから俺と結婚して欲しい」
「・・・・え!?」
「俺の妻として、幸多い泉になってもらえないか?」
「はい、よろこんで!きっと何時までも多くの幸せが湧く泉になります」
こうして2人で婚姻届に署名して幸多 静流から泉 静流(いずみ しずる)となった。そして、現実と仮想の両方の世界で、夫婦で共に過ごす生活が始まった。
俺がお礼を言うと、ジャッジこと裁居田さんは逆に頭を深々と下げてきた。
「いえ、とんでもない!あなたからの電話を受けて警察に確認を取って事実と知り、この様な事件に巻き込まれてしまった事にお詫びのしようが有りません」
シズルはいきなり家に現れた2人の姿に戸惑っている。
「え、ジャッジさんと総理!?何故、2人がこの家に?」
「実は先日、イセアさんから私の携帯に今回の件に対する相談の連絡が入りました。そして、警察に確認を取り事実と分かったので今度は私が総理に直接連絡して今日訪問させて頂く事になりました」
「せいあ、あなた何でそこまで?」
「静流、お前の為に決まっているだろうが!何でお前が名前や住所まで晒されなくちゃならない!?お前はゲームを楽しんでいて、たまたま1つのスキルを得ただけだ。それなのに、後の事を何も考えないでSSを張り付けた奴と同じ様に個人情報を晒した奴の所為でお前は心をボロボロにされてしまった。最初にPKしてきたあの少年と同じだ、一時の優越感や軽薄な行いの所為でどれだけの人を苦しめるのか理解出来ていないんだ!?」
俺はこれまでに無い憤りを露にする、個人の名前や住所をネット上に晒された。もはや彼女の情報の拡散を防ぐ事は不可能だ、不法侵入までしてくる奴まで現れ彼女は外に出る事にさえ恐怖心を抱く様になっている。晒した連中は、その事に対して罪の意識を持っているのか?ほぼ間違い無く、罪の意識など持って無いだろう。居場所を探し出して殺してやりたい・・・そんな気持ちさえ沸いてくる。
「私から2人に報告があるので聞いて欲しい。現在、静流さんあなたが晒された個人情報は日本だけでなくアメリカやイギリスなど主要20カ国の支援のもと全世界の掲示板からの削除と投稿の禁止、またこの事は極秘にして欲しいのだがネットに接続されている全ての端末にも強制アクセスして個人情報を撮った画像も含めて消している所だ、作業は80%以上既に終わりあなたの個人情報は間もなくこのネット上の世界から消えます。そして、今回の件であなたに関する情報の全ては国家機密指定となり今後その情報を流そうとした者には刑事罰が与えられる事になるでしょう」
「ちなみに今回の情報の削除は、各国政府要人の家族の情報を晒された場合に対する緊急対処法を確立させる為のマニュアル作りに活かさせてもらう事を事後承諾になってしまうが了承して欲しい」
「総理、もしかして静流を助ける為に他の国まで利用しちゃったんですか!?」
「勿論だ、日本だけではどれだけ保有しているスパコンを駆使しても限界がある。ならば、今回の様に掲示板に書かれた情報だけでなく全ての端末に至るまで調べ上げる為には他の国も巻き込んだ方が早いし確実と判断した」
うっわあ、この人思ってたよりもやる事が過激だ。多分、これから言う事の予想も付くが国がそこまでの事をやるのだろうか?
「ああ、それから今回の事件を巻き起こした犯人達は既に特定している。裁居田くん、今度の予定を説明してあげたまえ」
「はい、今回の件同様に個人情報を簡単に晒す輩が今後出ない様に見せしめと致します。もうすぐテレビのニュースで取り上げられる時間帯と思いますので点けてもらえますか?」
言われるまま、俺はテレビの電源を入れる。すると、全てのテレビ局で政府による臨時放送が行われようとしていた。
『テレビをご覧の皆様、これより大事なお知らせがありますのでお聞きください。先日、フリーファンタジーオンラインの1プレイヤーの本名や住所の個人情報が掲示板に晒され、その後不法侵入した男に襲われるという被害が発生しました。そこで現時点をもって、その被害を発生させる原因を作った方達へのお仕置きを実行致します」
「まず始めに不法侵入と暴行未遂で逮捕された男性は既に拘置所に収監され、刑事罰を受ける事が確定しております」
「次にその方を撮ったSSでキャラクター名を晒したプレイヤーですが、今後1年間国内で運営されている全てのネットゲームで使用しているキャラクター名と現在の外見がログイン画面で表示されます。周囲の人達に、平気でキャラクター名を晒す人間だと理解される事となります」
「そして最後にプレイヤーの本名と住所を掲示板に晒して拡散させた男性には、もっとも重いお仕置きを課させて頂きました。本日より1年間、この方の名前と住所ならびに給与や勤務状況などを政府公式HPにて公開します。また毎日更新を行いその文書は全てダウンロード可能です。更にはたとえ職を失ったとしても生活保護の申請は認めない様通達も出してあります。被害者の人生を踏みにじる行いに対する罰として、己の人生で払って頂く事と致しました」
国家による公開処刑が行われた瞬間だった、この男はもう表をまともに歩く事すら出来ない。国外に逃げてそこで暮らすしかないのかもしれない・・・。だが、総理はそれすら許す人では無かった。
「尚、この方の情報は我が国だけでなく主要20カ国の政府公式HP上でも公開が開始されております。今回、被害者の方の個人情報を削除する為に協力して頂いた国々に対し、この場を借りて深い感謝を申し上げます」
この時になって多くの人間が、1度晒され拡散された情報を削除する為にはどれだけの国が動かなければならないのかを理解出来た。そして、この男が軽い気持ちでした行いの所為で残りの人生を棒に振る事になった事実を痛感した。翌日、当然の如く国会は紛糾した。
「総理!国が個人の情報を漏洩する事が許されるとでも思っているのですか!?」
「ではお聞きします、今回この男性が晒した被害者の個人情報を削除する為にどれだけの費用が掛かったと思いますか?」
「精々1億くらいではないのですか?」
「11兆350億円です」
「なんですって!?」
「これは主要20カ国で、今後もこの個人情報が晒されるのを防ぐ為の機材の設置費用も含まれます。協力して頂ける国が増えれば更に費用は増えていく事になるでしょう。尚、今回の件では被害者の方の了承のもと各国政府要人の家族の個人情報の漏洩や流出を防ぐ為のマニュアル作りにも活かさせて頂く事になっております」
「国民の税金をそんな事の為に使って良いとお考えなのですか総理!?」
「これは今後の国民1人1人の人生を守る為に必要な物です。ご希望でしたらすぐにでも、あなたの家族の情報だけ対象から除外出来ますが如何致しますか?もう既に我が政府は国民の個人情報が晒されない様に動き始めております!それは与党も野党も関係ありません、国民の全てが対象です。しかし、それでもなお情報を晒そうとする者が現れた場合には・・・今回の男性の様なお仕置きが待っているでしょう」
総理の行ったお仕置きは過酷なものだった、しかし国会で行った発言によりお仕置きされた男性の家族の情報を晒そうとする者は出なかった。これまでは、犯人と縁が切れている筈の家族の情報まで偽りの正義の名の下に晒し、人生が壊れていく様を楽しんでいた者が多かったが今後はそれを行うと晒す自分の人生まで終わってしまう。人生を捨てるだけの価値の有る行為などでは最初から無かったのだ。
静流はその後、総理の厚意により別の性での国籍に変えてもらい竹森 静流から幸多 静流(こうだ しずる)となって生活している。幸多はこれから幸多い人生となって欲しいとの総理の思いから付けてもらった苗字だ。静流は少しずつでは有るが外にも出られる様になってきた。そして俺も静流を幸せにする為にある決断をしている。
「静流、ちょっといいか?」
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「・・・・え!?」
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