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第14話 新たな生活を始めた男
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俺がこの世界の住人となってから、1ヶ月程が過ぎようとしていた。あれから俺はバルドと共に討伐隊に参加する事となり、毎日少しずつではあるがエルムガルド砦に近づいている。
「ただいま~今、帰ったよ!」
「おかえりなさい、お義兄ちゃん♪」
「おかえりなさい、誘二さん」
「ああ、ただいま。フォルネーゼ」
「おっと、甘い空気のところ済まないが前を通らせてもらうぜ。俺も家に帰らないといけないからよ」
「もう、バルドさんったら!?」
「ははは仕方ないよ、バルドも妻のシルフィさんの許に早く帰りたいのだから」
「誘二!昔フォルネーゼとの事を茶化したからってそれをここで返す腹だな!?」
「分かっているなら、早く帰ってやりな。ここに居るとフォルネーゼも茶化すかもしれないぞ!?」
「そんな事はしません!誘二さんったらもう!?」
「本当にすまないな、お陰で俺も毎日あいつの許へ帰る事が出来る」
俺とフォルネーゼはあの日の翌日に正式に婚姻届を役所に提出した、だが同じ日に同じく役所に婚姻届を出した者達が居た、バルドとシルフィだ。
シルフィは自分を救ってくれたバルドにずっと感謝の気持ちを抱いていた、それがいつしか恋愛感情に変わり俺とフォルネーゼが結ばれたのを間近で見て、バルドに想いの全てを告白した。そして、バルドもシルフィの事を少なからず想っていたがいずれは故郷に帰してあげなければならないと想いを隠してきていた様だ。
そうして半月ほど経ったよく晴れた日に俺とフォルネーゼ、バルドとシルフィさんの2組の挙式をギルドの支部でささやかながら行われた。
「これで今日からお兄ちゃんから、お義兄ちゃんだね♪」
フォレットちゃんが茶目っ気たっぷりに祝福してくれたが次の瞬間
「わたしもお義兄ちゃんのお嫁さんになるから、その時はよろしくね♪」
と言い放ち、その場が凍りついたのが記憶に新しい。何でも獣人族では一夫多妻が認められていて姉妹で同じ夫に嫁ぐ事もよく有る話らしい。
「ふぉ、フォレット!?誘二さんは、私の事を愛してくれたからこうして結婚するのであって・・・」
「わたしもお義兄ちゃんの事が好きだもん!将来お姉ちゃんと一緒にお義兄ちゃんと夫婦になるからね♪」
っと皆の前で嫁入り宣言までするものだから、俺はそれから1週間近く少女好きのレッテルを貼られそうになった。
新婚生活が始まるものの、俺とバルドはエムロー公爵討伐の為にエルムガルド砦に向かわねばならなかった。結婚したばかりなのに、離れ離れになるのかと町の皆に心配されたがそれは杞憂だった。
何しろ、俺にはピートにオマケで物凄いサービスの付いたVバッジが有るからだ。
その日に進んだ場所さえ覚えておけば、いつでも仔狐亭の自分の部屋に戻る事が出来る。そして自分が触れている相手であれば同じ場所に一緒に転送する事が出来る事も分かった。
こうして、俺とバルドは毎日愛する女性の待つ家に帰る事が出来るので他の町や村から参加している妻帯者達から羨望の眼差しで見られるのが日課となっていた。
「あの2人、超羨ましいっすよ!毎日新妻の許へどんな場所からも帰る事が出来るなんて男の憧れじゃないっすか!」
「そう言うな、こちらの世界の愛する女性の為に元居た世界を捨てられた御方だ。PTT様からそれだけの恩賞を与えられても許されるじゃないか!?」
「それでも羨ましいっすよ!?」
男たちの声が露骨に聞こえるがスルーする、俺は少しでも早くフォルネーゼの許に毎日帰り朝まで共に過ごしたいだけだ。それはバルドも同様だが俺とフォルネーゼは更に別の問題も抱えていた。フォレットちゃんに悟られる事無く愛し合わないとならない事だ。
獣人族は基本的に聴覚や嗅覚に優れている、その為2人の営みが初夜の晩に速攻で気付かれてしまい根掘り葉掘り聞かれる事となった結果、その晩からわざわざ転移で離れた町の宿に泊まって朝まで愛し合うと2人で入念に身体を洗ってから仔狐亭に戻る生活となっていた。
「そういえばな誘二。ライト達がお前に実績上げのパーティーに協力して欲しいって言ってきたぞ」
「俺に先頭切って戦わせるパーティーならお断りします」
「あいつらはそんな目的で呼ぶ事なんてしないよ自分達4人が主体で戦うからお前にはそのサポートに入って欲しいらしい」
「多少時間が掛かっても、ライト達4人で攻撃して倒すと言うのなら協力も考えてあげてもいいですよ。ただし俺の支援前提の格上相手だったらその場で帰ります」
「相変わらず厳しいな、だが今はあいつらも全員がCランクになっているしお前と一緒に組みたいのはロングホーンレッドブルに再挑戦して自分達で倒す所をお前に見せたいのが本音の様だぞ」
「そういう事でしたら、喜んでお引き受けします。自分達で何とかして腕を磨こうと努力する奴らは嫌いじゃないですから」
「じゃあ、砦を攻め落とした後にでも暇な時間が出来たら見てやってくれ」
「分かった」
そういえば元の世界にあった身体と1つになったあの日から俺は自分のステータスを見れる様になっていた。
【冒険者】交 誘二
LV30
HP255/255
MP80/80
力 150
魔力 120
素早さ 130
体力 140
運 50
備考 近接無効 間接無効 魔法攻撃無効
状態異常無効 移動速度上昇 確率反射
ステータス的には平均レベルらしいのだが装備がチート過ぎるから1人で魔王でも倒してこいとバルドに言われてしまった。防具だけでも勝てないとしても負ける事も絶対に無いからと。
(まあ、誘導灯まで装備すればこっちが無敵の魔王と逆に呼ばれかねないな)
バルドと何気ない話をしながら歩く生活にも慣れてきた、あともう少し登れば丘の上まで来るから今日はここら辺で町に戻ろうと思いバルドに声を掛ける。
「バルド、もうすぐ夕方近くになるからあそこの丘の上まで行ったら町に戻ろう」
「そうだな、俺もそろそろシルフィの顔を見たくなってきた頃だ」
と昼間妻帯者達から露骨に聞かされた羨望の声に仕返しする様に俺とバルドは声を掛け合うと今日も大切な女性の待つ我が家へ転移するのだった。
「ただいま~今、帰ったよ!」
「おかえりなさい、お義兄ちゃん♪」
「おかえりなさい、誘二さん」
「ああ、ただいま。フォルネーゼ」
「おっと、甘い空気のところ済まないが前を通らせてもらうぜ。俺も家に帰らないといけないからよ」
「もう、バルドさんったら!?」
「ははは仕方ないよ、バルドも妻のシルフィさんの許に早く帰りたいのだから」
「誘二!昔フォルネーゼとの事を茶化したからってそれをここで返す腹だな!?」
「分かっているなら、早く帰ってやりな。ここに居るとフォルネーゼも茶化すかもしれないぞ!?」
「そんな事はしません!誘二さんったらもう!?」
「本当にすまないな、お陰で俺も毎日あいつの許へ帰る事が出来る」
俺とフォルネーゼはあの日の翌日に正式に婚姻届を役所に提出した、だが同じ日に同じく役所に婚姻届を出した者達が居た、バルドとシルフィだ。
シルフィは自分を救ってくれたバルドにずっと感謝の気持ちを抱いていた、それがいつしか恋愛感情に変わり俺とフォルネーゼが結ばれたのを間近で見て、バルドに想いの全てを告白した。そして、バルドもシルフィの事を少なからず想っていたがいずれは故郷に帰してあげなければならないと想いを隠してきていた様だ。
そうして半月ほど経ったよく晴れた日に俺とフォルネーゼ、バルドとシルフィさんの2組の挙式をギルドの支部でささやかながら行われた。
「これで今日からお兄ちゃんから、お義兄ちゃんだね♪」
フォレットちゃんが茶目っ気たっぷりに祝福してくれたが次の瞬間
「わたしもお義兄ちゃんのお嫁さんになるから、その時はよろしくね♪」
と言い放ち、その場が凍りついたのが記憶に新しい。何でも獣人族では一夫多妻が認められていて姉妹で同じ夫に嫁ぐ事もよく有る話らしい。
「ふぉ、フォレット!?誘二さんは、私の事を愛してくれたからこうして結婚するのであって・・・」
「わたしもお義兄ちゃんの事が好きだもん!将来お姉ちゃんと一緒にお義兄ちゃんと夫婦になるからね♪」
っと皆の前で嫁入り宣言までするものだから、俺はそれから1週間近く少女好きのレッテルを貼られそうになった。
新婚生活が始まるものの、俺とバルドはエムロー公爵討伐の為にエルムガルド砦に向かわねばならなかった。結婚したばかりなのに、離れ離れになるのかと町の皆に心配されたがそれは杞憂だった。
何しろ、俺にはピートにオマケで物凄いサービスの付いたVバッジが有るからだ。
その日に進んだ場所さえ覚えておけば、いつでも仔狐亭の自分の部屋に戻る事が出来る。そして自分が触れている相手であれば同じ場所に一緒に転送する事が出来る事も分かった。
こうして、俺とバルドは毎日愛する女性の待つ家に帰る事が出来るので他の町や村から参加している妻帯者達から羨望の眼差しで見られるのが日課となっていた。
「あの2人、超羨ましいっすよ!毎日新妻の許へどんな場所からも帰る事が出来るなんて男の憧れじゃないっすか!」
「そう言うな、こちらの世界の愛する女性の為に元居た世界を捨てられた御方だ。PTT様からそれだけの恩賞を与えられても許されるじゃないか!?」
「それでも羨ましいっすよ!?」
男たちの声が露骨に聞こえるがスルーする、俺は少しでも早くフォルネーゼの許に毎日帰り朝まで共に過ごしたいだけだ。それはバルドも同様だが俺とフォルネーゼは更に別の問題も抱えていた。フォレットちゃんに悟られる事無く愛し合わないとならない事だ。
獣人族は基本的に聴覚や嗅覚に優れている、その為2人の営みが初夜の晩に速攻で気付かれてしまい根掘り葉掘り聞かれる事となった結果、その晩からわざわざ転移で離れた町の宿に泊まって朝まで愛し合うと2人で入念に身体を洗ってから仔狐亭に戻る生活となっていた。
「そういえばな誘二。ライト達がお前に実績上げのパーティーに協力して欲しいって言ってきたぞ」
「俺に先頭切って戦わせるパーティーならお断りします」
「あいつらはそんな目的で呼ぶ事なんてしないよ自分達4人が主体で戦うからお前にはそのサポートに入って欲しいらしい」
「多少時間が掛かっても、ライト達4人で攻撃して倒すと言うのなら協力も考えてあげてもいいですよ。ただし俺の支援前提の格上相手だったらその場で帰ります」
「相変わらず厳しいな、だが今はあいつらも全員がCランクになっているしお前と一緒に組みたいのはロングホーンレッドブルに再挑戦して自分達で倒す所をお前に見せたいのが本音の様だぞ」
「そういう事でしたら、喜んでお引き受けします。自分達で何とかして腕を磨こうと努力する奴らは嫌いじゃないですから」
「じゃあ、砦を攻め落とした後にでも暇な時間が出来たら見てやってくれ」
「分かった」
そういえば元の世界にあった身体と1つになったあの日から俺は自分のステータスを見れる様になっていた。
【冒険者】交 誘二
LV30
HP255/255
MP80/80
力 150
魔力 120
素早さ 130
体力 140
運 50
備考 近接無効 間接無効 魔法攻撃無効
状態異常無効 移動速度上昇 確率反射
ステータス的には平均レベルらしいのだが装備がチート過ぎるから1人で魔王でも倒してこいとバルドに言われてしまった。防具だけでも勝てないとしても負ける事も絶対に無いからと。
(まあ、誘導灯まで装備すればこっちが無敵の魔王と逆に呼ばれかねないな)
バルドと何気ない話をしながら歩く生活にも慣れてきた、あともう少し登れば丘の上まで来るから今日はここら辺で町に戻ろうと思いバルドに声を掛ける。
「バルド、もうすぐ夕方近くになるからあそこの丘の上まで行ったら町に戻ろう」
「そうだな、俺もそろそろシルフィの顔を見たくなってきた頃だ」
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