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第18話 オークの砦で肉を乱獲する男
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俺は今、アルムの町から南へ20km程先に在るオークの砦を目指している。目的は単純でオークの肉を集められるだけ集めておいて、いつでも食べられる様にしておきたいだけだった。
手元にあったオークの肉は既に底を尽き最近はブルの肉で済ませていたが、やはりオーク肉のあの霜降り牛の様な味を忘れる事が出来ないので狩りに行く事にした。バルドから凡その場所を聞いて小走りで進む事1時間、目の前に目的のオークの砦が見えてきた。砦の城壁の上では大勢のオークが俺の接近に気付いて弓等の準備を始めているが、俺には全てがオーク肉の塊にしか見えていない。
ここの砦には、レイドボスのオークキングとオーククイーン。そして極まれにオークのネームドモンスターも現れるそうなのだが、これまでに倒せた者が居ない為その存在すら怪しいものと思われているようだ。
今日の俺の目標は最低でもオークキングとオーククイーンから肉を貰う事、オークロードをも越えるその味はもはや奇跡とさえ言われると、フォルネーゼから聞かされたので必ず手に入れたい。そして今日の俺は一味違う。何故なら朝食すら抜いてきているので、その場で取れたて新鮮なオーク肉を食べたくてうずうずしている。
「わたしの料理よりもオークの肉の方がそんなに食べたいのね!?」
っと、フォルネーゼは機嫌が悪くなってしまったが俺が
「オークキングとオーククイーンの肉を3つずつ取ってくるから、夕食はその食べ比べをやってみないか?」
と言うと、顔は相変わらずご機嫌斜めだったが物凄い勢いで尻尾を振り回していた。最近フォルネーゼも食欲が増してきた様な気もするが、おそらくは気のせいだろう。
以前にもフォレットが話していたが、基本オークの肉はご馳走である。オークやオークロードは比較的LVも低い為、冒険者がドロップで拾う事の出来る期間が短くその結果金額も高いのだ。オークロードの場合はレイドボスの為経験が多くて大抵の冒険者は、その場でLVが一気に上がりドロップしなくなるが、俺の様に夜寝る際にその日に狩りした経験値が加算されるタイプであれば何匹も狩る事が出来る。
この砦のオークの最低LVは30、ならば高ランクのパーティーが狩りに来るのかと思えばあまり来ない。その理由は砦のある地形とオークの数だ。この砦は周囲を険しい崖に囲まれていて、背後から侵入する事が出来ない。更に入り口は正面の開けた場所にあるのがそこも砦の入り口から徐々に広がる扇状になっており弓などによる集中砲火を避けられないからだ。
砦に入る段階で損害を出し、中に入っても重装のオークの壁の後ろから魔法が飛んで来るから、思う様に前に進めない為引き返す羽目になる。普通に攻略しようとするのならば赤字コースになる、この砦だが俺にとってはボーナスステージに他ならない。
早速攻略を開始する、砦の城壁にはまず2種のオークが50匹ずつ待ち構えていた。
オークアーチャー LV30 HP185/185
オークメイジ LV30 HP180/180
前衛でオークアーチャー、後衛でオークメイジが交互に弓と魔法弾の雨を降らせるが、俺には全く効かない。そしてまずはいつも通りに両手に誘導灯を構え点滅モードにすると、城壁の上に居たアーチャーとメイジを殲滅させた。
砦の入り口を潜る前に既にオークの肉が合計で70個手に入った、中に居る残りも全て倒せばどれ位貯まっているのだろうか?それはさておき、既に空腹を抑えきれなくなっているので右手に長い誘導灯を点滅モードを維持させたまま左手でまず1つオーク肉に噛り付きながら歩を進める。
(やっぱり、オークの肉は最高だ。フォルネーゼにはすまないと思うが、朝食を抜いたのは正解だった)
そして入り口を潜ると鎧を着たオークが30匹、槍を前に突き出した状態で待ち構えており、その背後にはオークメイジもまた30匹控えていた。
オークガード LV33 HP210/210
HPだけならドルグを超えてきたか、だがこの程度で俺のオーク肉に対する食欲を止める事など出来ない!左手に持った肉を食べながら、右手の誘導灯を振り続けガードとメイジを全て倒す。ここでは、オークの肉を40個手に入れた。
(出来たら、オークロードの肉を落としてくれる奴が出ればもっと最高なんだけど)
砦の内部に入ると流石に点滅モードにする訳にもいなかいので点灯モードにする、そして反射ベストの明かりを見ながら進むと1匹のオークが道を塞いでいた。
オークロードセンチネル LV36 HP230/230
オークロードきた~!センチネルはまるで涎を垂らしながら襲い掛かってくる、ライオンを見てしまった様な表情で俺にあっさりと斬られた。そして俺は落ちたオークロードの肉を早速食べながら1階の探索を開始する。その後、2階から3階に上がる階段に至るまで全ての部屋を覗いていくが居たのは全てセンチネル1匹ずつだった。急に出てくる数が減ってしまったので消化不良気味になってしまったが、それでもオークロードの肉を30個程手に入れる事が出来た。
そして3階に上がると、そこは大きな広間がありその正面に扉が1つ有るだけだった。
(どうやら、この奥にキングとクイーンが居る様だ)
俺はゆっくりと扉を開けて中に入る、部屋の中は真っ暗なので警戒して進むと背後の扉が突然閉まり部屋の中に明かりが灯された。
(うわ、何この部屋かなり大きい!?)
部屋の中は両側に中2階の在る構造になっていて、そこにはアーチャーとメイジが20匹ずつ計80匹待ち構えていた。そして部屋の壁際にはガードが60匹ほど控えていて、正面には2匹のオークとその前にセンチネルが10匹ずつ3列で並んでいた。
オークキング LV40 HP300/300
オーククイーン LV40 HP300/300
今日の目標の2匹をようやく見つける事が出来た、早速狩りたいけど周囲のオーク達は正直言って邪魔だ。俺は警笛を取り出すと部屋全体に響き渡る大きな音を出す様に吹いた。
ピィー!!!! キングとクイーン、そしてセンチネルを除くオーク達が笛による威嚇のお陰で身動きが取れなくなっている。その間に俺は左手に短い誘導灯を持つと、城壁のアーチャー達に行ったのと同様に左右の誘導灯を振りながらアーチャーやメイジとガード、それとキング達の前を守るセンチネルを排除する。残りはキングとクイーンのみとなり、オークの肉は110個にオークロードの肉も25個落としてくれた、
そしてキングとクイーンとの戦いが始まったが、キングは近接と間接を使いこなしクイーンは魔法と杖による打撃で俺に攻撃してくる。2匹の連携は素晴らしく、俺も中々隙を見つける事が出来なかったが、そもそも隙を探す必要も無かった事を思い出すと真っ直ぐキングに近寄ると袈裟斬りにして倒す。次にクイーンは近寄らせない様に魔法を立て続けに繰り出してくるが、俺の身体まで届く事も無くやはりキングと同じ道を辿った。
オークキングの肉 その肉の味はもはや奇跡、極上の肉本来の味と肉汁の旨みが口の中に広がります。
オーククイーンの肉 オークキングの肉に匹敵する奇跡の味、肉の筋さえ感じる事無く口の中で溶けてなくなるその感触は、きっと忘れる事が出来ないでしょう。
(まずは1つ手に入った事だし、次のキング達が沸くのをしばらく待つか・・・)
そう考えていると、部屋の奥に扉が現れて静かに開いた。
気になったので一応、覗いてみるとその部屋の奥で1人の女性が鎖で繋がれていた。
【呪われし母胎】ヒューマン・エターニティ LV50 HP500/500
(え!?人間なのにネームドモンスターってどういう事!?)
「ちょっといいですか?」
「どうやら、キングとクイーンを倒された様ですね」
「はい、後2匹ずつ狩りたいので沸くのを待とうとしていたら、この部屋が現れたので中を一応見に来るとあなたが居たという次第です、どれ位待てばキングとクイーンは沸きますか?」
「このまま待っているだけですと、永久に沸きませんよ」
「どういう事ですか?」
「あのキングとクイーンは私が産み落とした仔ですから」
「はい!?」
「私は呪いにより永久の命を持ち、必ずオークの牡牝の双王を産む身体にされてしまいました。その時の王が私をこの地に幽閉し、以後何年もの間キングとクイーンが倒される度にこの部屋が姿を現して、私にまたオークの王と女王を産ませようとするのです」
「ちょっと強引な設定にしか聞こえないんだけど、あなたを殺す事も出来ないって事ですか?」
「はい、これまでにも何回か私を呪いから解放する為に首を刎ねてくれた方もおりましたが、刎ねた瞬間に首がまた繋がるので私を殺す事は不可能です」
「じゃあ、今倒したキングとクイーンって!?」
「前回、王と女王を倒した方では無く無人と化したこの砦の中に、金目の物が無いか探しに来た野盗に襲われて身篭った仔でした」
「ちなみにさ、その鎖を斬れば自由になれるの?」
「1つお聞きしますが、襲われたり抱かれたりする度に時や場所を選ばずキングとクイーンが産まれても構わないですか?」
「まずいよね、流石にそれは・・・」
「ですから、このまま放置してください。もしもキングとクイーンを沸かせたいので有れば私を今すぐ抱いて頂ければ大丈夫です」
「肉欲しさに、自分の子を殺す様な真似は出来ないから今日は諦めるよ。後、君の呪いを解く方法も調べてみるよ。最悪は神に聞いてみるから、あと少しだけ我慢してね」
俺は2匹目以降のキングとクイーンを諦めて町に戻る事にした、結局この日手に入れる事が出来たのはオークの肉が220個、オークロードの肉が55個で、あとはキングとクイーンの肉が1個ずつであった。
仔狐亭に戻るとフォルネーゼはキングとクイーンの肉を何故1つずつしか持って帰らなかったのか聞いてきたが、俺がその理由を言うと納得してくれて、まずは明日シルフィさんに聞いてみるのはどうかと教えられた。そしてキングとクイーンの肉は誰にも気付かれない様に、そっと町の外で埋葬し安らかな冥福をフォルネーゼと2人で祈ると、オークロードの肉を代わりに夕食として3人で食べる事にした。
手元にあったオークの肉は既に底を尽き最近はブルの肉で済ませていたが、やはりオーク肉のあの霜降り牛の様な味を忘れる事が出来ないので狩りに行く事にした。バルドから凡その場所を聞いて小走りで進む事1時間、目の前に目的のオークの砦が見えてきた。砦の城壁の上では大勢のオークが俺の接近に気付いて弓等の準備を始めているが、俺には全てがオーク肉の塊にしか見えていない。
ここの砦には、レイドボスのオークキングとオーククイーン。そして極まれにオークのネームドモンスターも現れるそうなのだが、これまでに倒せた者が居ない為その存在すら怪しいものと思われているようだ。
今日の俺の目標は最低でもオークキングとオーククイーンから肉を貰う事、オークロードをも越えるその味はもはや奇跡とさえ言われると、フォルネーゼから聞かされたので必ず手に入れたい。そして今日の俺は一味違う。何故なら朝食すら抜いてきているので、その場で取れたて新鮮なオーク肉を食べたくてうずうずしている。
「わたしの料理よりもオークの肉の方がそんなに食べたいのね!?」
っと、フォルネーゼは機嫌が悪くなってしまったが俺が
「オークキングとオーククイーンの肉を3つずつ取ってくるから、夕食はその食べ比べをやってみないか?」
と言うと、顔は相変わらずご機嫌斜めだったが物凄い勢いで尻尾を振り回していた。最近フォルネーゼも食欲が増してきた様な気もするが、おそらくは気のせいだろう。
以前にもフォレットが話していたが、基本オークの肉はご馳走である。オークやオークロードは比較的LVも低い為、冒険者がドロップで拾う事の出来る期間が短くその結果金額も高いのだ。オークロードの場合はレイドボスの為経験が多くて大抵の冒険者は、その場でLVが一気に上がりドロップしなくなるが、俺の様に夜寝る際にその日に狩りした経験値が加算されるタイプであれば何匹も狩る事が出来る。
この砦のオークの最低LVは30、ならば高ランクのパーティーが狩りに来るのかと思えばあまり来ない。その理由は砦のある地形とオークの数だ。この砦は周囲を険しい崖に囲まれていて、背後から侵入する事が出来ない。更に入り口は正面の開けた場所にあるのがそこも砦の入り口から徐々に広がる扇状になっており弓などによる集中砲火を避けられないからだ。
砦に入る段階で損害を出し、中に入っても重装のオークの壁の後ろから魔法が飛んで来るから、思う様に前に進めない為引き返す羽目になる。普通に攻略しようとするのならば赤字コースになる、この砦だが俺にとってはボーナスステージに他ならない。
早速攻略を開始する、砦の城壁にはまず2種のオークが50匹ずつ待ち構えていた。
オークアーチャー LV30 HP185/185
オークメイジ LV30 HP180/180
前衛でオークアーチャー、後衛でオークメイジが交互に弓と魔法弾の雨を降らせるが、俺には全く効かない。そしてまずはいつも通りに両手に誘導灯を構え点滅モードにすると、城壁の上に居たアーチャーとメイジを殲滅させた。
砦の入り口を潜る前に既にオークの肉が合計で70個手に入った、中に居る残りも全て倒せばどれ位貯まっているのだろうか?それはさておき、既に空腹を抑えきれなくなっているので右手に長い誘導灯を点滅モードを維持させたまま左手でまず1つオーク肉に噛り付きながら歩を進める。
(やっぱり、オークの肉は最高だ。フォルネーゼにはすまないと思うが、朝食を抜いたのは正解だった)
そして入り口を潜ると鎧を着たオークが30匹、槍を前に突き出した状態で待ち構えており、その背後にはオークメイジもまた30匹控えていた。
オークガード LV33 HP210/210
HPだけならドルグを超えてきたか、だがこの程度で俺のオーク肉に対する食欲を止める事など出来ない!左手に持った肉を食べながら、右手の誘導灯を振り続けガードとメイジを全て倒す。ここでは、オークの肉を40個手に入れた。
(出来たら、オークロードの肉を落としてくれる奴が出ればもっと最高なんだけど)
砦の内部に入ると流石に点滅モードにする訳にもいなかいので点灯モードにする、そして反射ベストの明かりを見ながら進むと1匹のオークが道を塞いでいた。
オークロードセンチネル LV36 HP230/230
オークロードきた~!センチネルはまるで涎を垂らしながら襲い掛かってくる、ライオンを見てしまった様な表情で俺にあっさりと斬られた。そして俺は落ちたオークロードの肉を早速食べながら1階の探索を開始する。その後、2階から3階に上がる階段に至るまで全ての部屋を覗いていくが居たのは全てセンチネル1匹ずつだった。急に出てくる数が減ってしまったので消化不良気味になってしまったが、それでもオークロードの肉を30個程手に入れる事が出来た。
そして3階に上がると、そこは大きな広間がありその正面に扉が1つ有るだけだった。
(どうやら、この奥にキングとクイーンが居る様だ)
俺はゆっくりと扉を開けて中に入る、部屋の中は真っ暗なので警戒して進むと背後の扉が突然閉まり部屋の中に明かりが灯された。
(うわ、何この部屋かなり大きい!?)
部屋の中は両側に中2階の在る構造になっていて、そこにはアーチャーとメイジが20匹ずつ計80匹待ち構えていた。そして部屋の壁際にはガードが60匹ほど控えていて、正面には2匹のオークとその前にセンチネルが10匹ずつ3列で並んでいた。
オークキング LV40 HP300/300
オーククイーン LV40 HP300/300
今日の目標の2匹をようやく見つける事が出来た、早速狩りたいけど周囲のオーク達は正直言って邪魔だ。俺は警笛を取り出すと部屋全体に響き渡る大きな音を出す様に吹いた。
ピィー!!!! キングとクイーン、そしてセンチネルを除くオーク達が笛による威嚇のお陰で身動きが取れなくなっている。その間に俺は左手に短い誘導灯を持つと、城壁のアーチャー達に行ったのと同様に左右の誘導灯を振りながらアーチャーやメイジとガード、それとキング達の前を守るセンチネルを排除する。残りはキングとクイーンのみとなり、オークの肉は110個にオークロードの肉も25個落としてくれた、
そしてキングとクイーンとの戦いが始まったが、キングは近接と間接を使いこなしクイーンは魔法と杖による打撃で俺に攻撃してくる。2匹の連携は素晴らしく、俺も中々隙を見つける事が出来なかったが、そもそも隙を探す必要も無かった事を思い出すと真っ直ぐキングに近寄ると袈裟斬りにして倒す。次にクイーンは近寄らせない様に魔法を立て続けに繰り出してくるが、俺の身体まで届く事も無くやはりキングと同じ道を辿った。
オークキングの肉 その肉の味はもはや奇跡、極上の肉本来の味と肉汁の旨みが口の中に広がります。
オーククイーンの肉 オークキングの肉に匹敵する奇跡の味、肉の筋さえ感じる事無く口の中で溶けてなくなるその感触は、きっと忘れる事が出来ないでしょう。
(まずは1つ手に入った事だし、次のキング達が沸くのをしばらく待つか・・・)
そう考えていると、部屋の奥に扉が現れて静かに開いた。
気になったので一応、覗いてみるとその部屋の奥で1人の女性が鎖で繋がれていた。
【呪われし母胎】ヒューマン・エターニティ LV50 HP500/500
(え!?人間なのにネームドモンスターってどういう事!?)
「ちょっといいですか?」
「どうやら、キングとクイーンを倒された様ですね」
「はい、後2匹ずつ狩りたいので沸くのを待とうとしていたら、この部屋が現れたので中を一応見に来るとあなたが居たという次第です、どれ位待てばキングとクイーンは沸きますか?」
「このまま待っているだけですと、永久に沸きませんよ」
「どういう事ですか?」
「あのキングとクイーンは私が産み落とした仔ですから」
「はい!?」
「私は呪いにより永久の命を持ち、必ずオークの牡牝の双王を産む身体にされてしまいました。その時の王が私をこの地に幽閉し、以後何年もの間キングとクイーンが倒される度にこの部屋が姿を現して、私にまたオークの王と女王を産ませようとするのです」
「ちょっと強引な設定にしか聞こえないんだけど、あなたを殺す事も出来ないって事ですか?」
「はい、これまでにも何回か私を呪いから解放する為に首を刎ねてくれた方もおりましたが、刎ねた瞬間に首がまた繋がるので私を殺す事は不可能です」
「じゃあ、今倒したキングとクイーンって!?」
「前回、王と女王を倒した方では無く無人と化したこの砦の中に、金目の物が無いか探しに来た野盗に襲われて身篭った仔でした」
「ちなみにさ、その鎖を斬れば自由になれるの?」
「1つお聞きしますが、襲われたり抱かれたりする度に時や場所を選ばずキングとクイーンが産まれても構わないですか?」
「まずいよね、流石にそれは・・・」
「ですから、このまま放置してください。もしもキングとクイーンを沸かせたいので有れば私を今すぐ抱いて頂ければ大丈夫です」
「肉欲しさに、自分の子を殺す様な真似は出来ないから今日は諦めるよ。後、君の呪いを解く方法も調べてみるよ。最悪は神に聞いてみるから、あと少しだけ我慢してね」
俺は2匹目以降のキングとクイーンを諦めて町に戻る事にした、結局この日手に入れる事が出来たのはオークの肉が220個、オークロードの肉が55個で、あとはキングとクイーンの肉が1個ずつであった。
仔狐亭に戻るとフォルネーゼはキングとクイーンの肉を何故1つずつしか持って帰らなかったのか聞いてきたが、俺がその理由を言うと納得してくれて、まずは明日シルフィさんに聞いてみるのはどうかと教えられた。そしてキングとクイーンの肉は誰にも気付かれない様に、そっと町の外で埋葬し安らかな冥福をフォルネーゼと2人で祈ると、オークロードの肉を代わりに夕食として3人で食べる事にした。
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