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第31話 妻に助けられた男
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「【慈愛】」
わたしがスキルを使うと、自分達は温かな光に包まれた。
「いくわよ」
シャンティさんはそう言いながら、素早く結界に人の通れる大きさの穴を開ける。それに合わせてバルドさんとシルフィさんが結界内に入りそれの後を追う様にわたしも入った。
「いきなり何!?」
「バルドにシルフィ。 どうやって中に!?」
シャーリィさんと誘二さんの声がする方向へ急いで向かう。すると、そこにはバルドが誘二さんをシャーリィさんをシルフィさんが取り押えている。2人共裸の状態だった、どうやら結界を張っていて安心しきっていたのか装備類も離れた場所に置いてある。誘二さんを正気に戻すのは今しか無い。私は2人のちょうど真ん中に立つと再びスキルを使用する。
「【慈愛】」
温かな光はシャーリィさんと誘二さんを包み込もうとする、だが2人の身体の表面に黒い霧の様な物が纏わりつき、まるで慈愛を拒もうとしている魅了の抵抗に見えた。
「離して!? このままじゃ、誘二さんがわたしの元から離れてしまう!?」
シャーリィは涙を流しながら、必死で誘二さんの顔を見ながら再度魅了を行おうとするが、間に立っている私の慈愛の光に弾かれて効果が無かった。
「シャーリィ、今行くから待っていろ!?」
誘二さんも必死にもがきながらシャーリィさんの元へ行こうとしているけど、バルドさんに抑えられて動く事が出来ない。その内に誘二さんに纏わりついていた黒い霧が徐々に晴れてくるのが分かった。
「く、苦しい・・・シャーリィ、助けてくれ!?」
「誘二さん、誘二さん!?」
黒い霧が徐々に薄くなるにつれ、誘二さんは苦しそうな表情を受かべる。だが、ここで慈愛を止めてしまえばまた魅了され虜となっている状態に戻ってしまう。私も涙を流しながら慈愛を使い続けた。
「お願い、誘二さん。元に戻って・・・そして再び私を抱きしめて」
たった数分の時間が何時間にも思える中、誘二さんに纏わりついていた黒い霧が完全に消え去ると気を失ったかの様に誘二さんは倒れこんだ。
「「誘二さん!?」」
私とシャーリィさんは、ほぼ同時に名前を呼んでいた。 もしかしたら、出会った時は遅かったのかもしれないのけれど私と同じ位何時の間にか誘二さんの事を好きになっていた、愛する様になっていたのかもしれない。せめて悲恋で終わらない様にしてあげたいと考えていると誘二さんがゆっくりと起き上がった。
「あれ? 俺は一体、何でここに? え!? フォルネーゼ、何故お前がこんな場所にって・・・げ!? 俺、何で裸なんだよ!? おまけにシャーリィも裸じゃないか!? 早くシルフィさん何か掛けて隠してあげないと可哀想じゃないか!」
「まあ、とりあえず落ち着け誘二。 正気に戻った様だな」
「正気に戻ったって、俺何か有ったのか? 神殿跡の地下に向かっていた筈なんだが」
「・・・ううう・・うう」
人目をはばからず泣く声がするので振り返ると、シャーリィさんが泣いていた。
「誘二さんが、わたしの物で無くなってしまった・・・なんでわたしじゃ駄目だったの」
私はシャーリィさんに近寄ると、頬を思い切り平手打ちしていた。
パーン!!
「!?」
「フォルネーゼ!?」
「あなたは、黙っていて下さい」
私は両頬を手で押さえながら、語りかけた。
「いい? あなたがどんなに誘二さんの事を好きになったり愛したりしても、誘二さんを魅了して意思を奪った時点であなたは想う相手から愛される資格を失ってしまうのよ。あなたは、その子供みたいな気持ちで私から誘二さんを手に入れる機会を自ら捨ててしまった。なんでこんな簡単な事に気付けなかったの!?」
「でも・・・でも!?」
「もしも、あなたが逆の立場だったら私が今どんな気持ちでいるか位分かるでしょ!?愛する人を奪われた気持ちも理解出来ないくせに、奪おうとなんてしないでよ!!」
「うう、フォルネーゼさん。申し訳有りませんでした・・・わたしが間違っていました」
私はシャーリィさんを抱きしめながら、耳元で囁く。
「あなたの目は鋭いですよ、短い時間でこんないい男を選ぶ事が出来たのですから。彼が先にあなたが居た洞窟に向かっていたら、私はいまだに妹と2人で生活していたでしょう」
私はシャンティさん・バルドさん・シルフィさんの方を向いてこう言った。
「ここから先は私1人で大丈夫です、3人は一旦仔狐亭に戻っていて頂けませんか?明け方には2人を連れて戻ります。あとお手数ですが、シャンティさんには結界の穴を塞いでいって欲しいのですが」
「それ位は簡単だけど、あなたは妹と誘二様と3人で何をするつもりですか?」
「結界が張られていないと恥ずかしくて出来ない事ですよ、誘二さんには酷でしょうがシャーリィさんにも私がどんな愛され方をされているのか知ってもらいたいですから」
「おい!? 本当に今からここでする気か!?」
「シルフィさん、バルドさんに覗かれるのは流石に堪えますからお願いしますね」
「覗こうとしたら本気で怒ります、ただフォルネーゼさんも大分変わりましたね」
「ええ、私も変わらなければ誘二さんの妻の座は守れない事を今回痛感させられました!」
「それじゃあ、3人で町に戻っているわね。明け方までにはきちんと3人で戻りなさい。シャーリィ、こんな女性にあなたは挑もうとしていたのよ。いい度胸しているわ褒めてあげる、破門はもう取り消せないけど過ちは償って消す事が出来るわ。自分にこれから何が出来るのか、考えて生きなさい」
シャンティさん達3人は結界から出て町に戻っていった。開けた穴はきちんと塞いでいってくれた様で安心した。
「おい、フォルネーゼ。お前、さっき言った事、本当にするつもりなのか?」
「ええ、そうです。あなたはシャーリィさんの虜になっていたから知らないでしょうけど、私はもう3週間近くあなたに抱かれていないので身体が我慢出来なくなってきておりました。私を久しぶりに抱くのと一緒にシャーリィさんも愛してあげてくださいな」
「いや、それは色々とまずくないか!?」
「まずくは無いですよ、私が認めているのですから。前にもフォレットが言ってますが、獣人族は一夫多妻もOKです。シャーリィさんを第2夫人として迎え入れてあげるだけの甲斐性を持ってください、あなた」
「「え!?」」
「ちょっと待て、フォルネーゼ!? それじゃあ、お前はシャーリィを俺の新しい妻として入れろと言うのか!?」
「お待ちください、フォルネーゼさん!?わたしを誘二さんの2人目の妻として迎えてくれると言うのですか!?」
「はい、どうせこの人はこれからも色んな場所で綺麗な女性の方と出会っては心を奪うかもしれませんから、遅かれ早かれです。あなたは教会を破門されて住む場所も無くしてしまったのでしょう?これからは、仔狐亭を新しい我が家としなさい」
「フォルネーゼ様・・・」
「ただし! 先にはっきりと言っておきますが、第1夫人正妻の座は誰にも渡しませんからそのつもりで!?」
「わ、わかりました!」
「よろしい! さて、私も誘二さんを見ている内に身体が疼いてきました。そろそろ始めますか・・・誘二さん、2人を孕ませるつもりでしっかり頼みましたわよ」
「お、俺の意思も尊重してもらえないか?」
「それは無理です、私が発情したらどうなるのかこの機会ですから、よく覚えてくださいな」
私は着ている物を脱ぎ捨てると、シャーリィさんを手招きしながら誘二さんに近寄る。誘二さんは後ずさりして逃げようとするが、2人で抑えつけて代わる代わる貪る様に愛する男の身体を求めた。そして、夜が明けるまで新しく加わる妻が夫に愛される姿を見ながら、私も誘二さんから抱いてもらえなかった3週間分の精を注いでもらっていた。
わたしがスキルを使うと、自分達は温かな光に包まれた。
「いくわよ」
シャンティさんはそう言いながら、素早く結界に人の通れる大きさの穴を開ける。それに合わせてバルドさんとシルフィさんが結界内に入りそれの後を追う様にわたしも入った。
「いきなり何!?」
「バルドにシルフィ。 どうやって中に!?」
シャーリィさんと誘二さんの声がする方向へ急いで向かう。すると、そこにはバルドが誘二さんをシャーリィさんをシルフィさんが取り押えている。2人共裸の状態だった、どうやら結界を張っていて安心しきっていたのか装備類も離れた場所に置いてある。誘二さんを正気に戻すのは今しか無い。私は2人のちょうど真ん中に立つと再びスキルを使用する。
「【慈愛】」
温かな光はシャーリィさんと誘二さんを包み込もうとする、だが2人の身体の表面に黒い霧の様な物が纏わりつき、まるで慈愛を拒もうとしている魅了の抵抗に見えた。
「離して!? このままじゃ、誘二さんがわたしの元から離れてしまう!?」
シャーリィは涙を流しながら、必死で誘二さんの顔を見ながら再度魅了を行おうとするが、間に立っている私の慈愛の光に弾かれて効果が無かった。
「シャーリィ、今行くから待っていろ!?」
誘二さんも必死にもがきながらシャーリィさんの元へ行こうとしているけど、バルドさんに抑えられて動く事が出来ない。その内に誘二さんに纏わりついていた黒い霧が徐々に晴れてくるのが分かった。
「く、苦しい・・・シャーリィ、助けてくれ!?」
「誘二さん、誘二さん!?」
黒い霧が徐々に薄くなるにつれ、誘二さんは苦しそうな表情を受かべる。だが、ここで慈愛を止めてしまえばまた魅了され虜となっている状態に戻ってしまう。私も涙を流しながら慈愛を使い続けた。
「お願い、誘二さん。元に戻って・・・そして再び私を抱きしめて」
たった数分の時間が何時間にも思える中、誘二さんに纏わりついていた黒い霧が完全に消え去ると気を失ったかの様に誘二さんは倒れこんだ。
「「誘二さん!?」」
私とシャーリィさんは、ほぼ同時に名前を呼んでいた。 もしかしたら、出会った時は遅かったのかもしれないのけれど私と同じ位何時の間にか誘二さんの事を好きになっていた、愛する様になっていたのかもしれない。せめて悲恋で終わらない様にしてあげたいと考えていると誘二さんがゆっくりと起き上がった。
「あれ? 俺は一体、何でここに? え!? フォルネーゼ、何故お前がこんな場所にって・・・げ!? 俺、何で裸なんだよ!? おまけにシャーリィも裸じゃないか!? 早くシルフィさん何か掛けて隠してあげないと可哀想じゃないか!」
「まあ、とりあえず落ち着け誘二。 正気に戻った様だな」
「正気に戻ったって、俺何か有ったのか? 神殿跡の地下に向かっていた筈なんだが」
「・・・ううう・・うう」
人目をはばからず泣く声がするので振り返ると、シャーリィさんが泣いていた。
「誘二さんが、わたしの物で無くなってしまった・・・なんでわたしじゃ駄目だったの」
私はシャーリィさんに近寄ると、頬を思い切り平手打ちしていた。
パーン!!
「!?」
「フォルネーゼ!?」
「あなたは、黙っていて下さい」
私は両頬を手で押さえながら、語りかけた。
「いい? あなたがどんなに誘二さんの事を好きになったり愛したりしても、誘二さんを魅了して意思を奪った時点であなたは想う相手から愛される資格を失ってしまうのよ。あなたは、その子供みたいな気持ちで私から誘二さんを手に入れる機会を自ら捨ててしまった。なんでこんな簡単な事に気付けなかったの!?」
「でも・・・でも!?」
「もしも、あなたが逆の立場だったら私が今どんな気持ちでいるか位分かるでしょ!?愛する人を奪われた気持ちも理解出来ないくせに、奪おうとなんてしないでよ!!」
「うう、フォルネーゼさん。申し訳有りませんでした・・・わたしが間違っていました」
私はシャーリィさんを抱きしめながら、耳元で囁く。
「あなたの目は鋭いですよ、短い時間でこんないい男を選ぶ事が出来たのですから。彼が先にあなたが居た洞窟に向かっていたら、私はいまだに妹と2人で生活していたでしょう」
私はシャンティさん・バルドさん・シルフィさんの方を向いてこう言った。
「ここから先は私1人で大丈夫です、3人は一旦仔狐亭に戻っていて頂けませんか?明け方には2人を連れて戻ります。あとお手数ですが、シャンティさんには結界の穴を塞いでいって欲しいのですが」
「それ位は簡単だけど、あなたは妹と誘二様と3人で何をするつもりですか?」
「結界が張られていないと恥ずかしくて出来ない事ですよ、誘二さんには酷でしょうがシャーリィさんにも私がどんな愛され方をされているのか知ってもらいたいですから」
「おい!? 本当に今からここでする気か!?」
「シルフィさん、バルドさんに覗かれるのは流石に堪えますからお願いしますね」
「覗こうとしたら本気で怒ります、ただフォルネーゼさんも大分変わりましたね」
「ええ、私も変わらなければ誘二さんの妻の座は守れない事を今回痛感させられました!」
「それじゃあ、3人で町に戻っているわね。明け方までにはきちんと3人で戻りなさい。シャーリィ、こんな女性にあなたは挑もうとしていたのよ。いい度胸しているわ褒めてあげる、破門はもう取り消せないけど過ちは償って消す事が出来るわ。自分にこれから何が出来るのか、考えて生きなさい」
シャンティさん達3人は結界から出て町に戻っていった。開けた穴はきちんと塞いでいってくれた様で安心した。
「おい、フォルネーゼ。お前、さっき言った事、本当にするつもりなのか?」
「ええ、そうです。あなたはシャーリィさんの虜になっていたから知らないでしょうけど、私はもう3週間近くあなたに抱かれていないので身体が我慢出来なくなってきておりました。私を久しぶりに抱くのと一緒にシャーリィさんも愛してあげてくださいな」
「いや、それは色々とまずくないか!?」
「まずくは無いですよ、私が認めているのですから。前にもフォレットが言ってますが、獣人族は一夫多妻もOKです。シャーリィさんを第2夫人として迎え入れてあげるだけの甲斐性を持ってください、あなた」
「「え!?」」
「ちょっと待て、フォルネーゼ!? それじゃあ、お前はシャーリィを俺の新しい妻として入れろと言うのか!?」
「お待ちください、フォルネーゼさん!?わたしを誘二さんの2人目の妻として迎えてくれると言うのですか!?」
「はい、どうせこの人はこれからも色んな場所で綺麗な女性の方と出会っては心を奪うかもしれませんから、遅かれ早かれです。あなたは教会を破門されて住む場所も無くしてしまったのでしょう?これからは、仔狐亭を新しい我が家としなさい」
「フォルネーゼ様・・・」
「ただし! 先にはっきりと言っておきますが、第1夫人正妻の座は誰にも渡しませんからそのつもりで!?」
「わ、わかりました!」
「よろしい! さて、私も誘二さんを見ている内に身体が疼いてきました。そろそろ始めますか・・・誘二さん、2人を孕ませるつもりでしっかり頼みましたわよ」
「お、俺の意思も尊重してもらえないか?」
「それは無理です、私が発情したらどうなるのかこの機会ですから、よく覚えてくださいな」
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