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第5話 ある意味勇者と、ある意味魔王がやってきた。
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ガラガラガラ
大将「へい、らっしゃい!」女将「いらっしゃいませ」
アイオン「大将、女将さんこんばんわ~ とりあえず何時ものね!」
大将「へい、ビールとモツ煮ですね!」
アイオン「そういえば、大将! ザンニクスさんとエリスさんの式の日取りは、いつ決まりそうだって?」
大将「もうしばらく掛かるみたいだよ~! エリスさんの国が今かなり大騒ぎになっちゃってるみたいでさ。 魔王が別の世界に去っていったと思ったら、今度は行った先の世界の魔王がこちらの世界に来て、こちらの世界の勇者と結婚するなんて前代未聞だからね」
アイオン「・・・そりゃ、そうなるわな。 けど、エリスさんがザンニクスさんを連れて王城を訪れて国王に報告する時も凄い騒ぎになったって聞いたけど?」
大将「へい、ビールとモツ煮おまち! それでも、ザンニクスさんは謁見の間で国王に頭を床に付ける位低姿勢でエリスさんと添い遂げさせて欲しいってお願いしたらしいよ。 共存共栄の道を選ぶきっかけになると国王も判断したらしくて了承した様だけど、反対する人もまだ多いから正式に国民には伝えてないらしい。 けれど、勇者と異世界の魔王が手を繋いで王城に向かう姿を大勢が見ているからバレるのも時間の問題だね」
アイオン「それで日取りが正式に決まったら、また2次会の場所はここになるのかな?」
大将「2人からも既に2次会で使わせて下さいってお願いされてますよ。 断る理由なんて何も無いから、二つ返事でOKしちゃったよ」
アイオン「ここが縁で2組が結ばれるってのは本当にお目出度い話だよな! 次も皆で盛り上げるぞ~!!」
ガラガラガラ
大将「へい、らっしゃい!」女将「いらっしゃいませ」
勇者佐藤一郎(以降佐藤)「こんばんわ~席空いてますか?」
大将「お好きな席へどうぞ!」
佐藤「よいしょっと・・・大将、とりあえず日本酒と冷奴お願い~!」
大将「日本酒は熱燗と冷や、どちらになさいます?」
佐藤「今日は冷やで頼むよ」
大将「へい!」
アイオン「佐藤さん、最近よく顔を出すね~常連の仲間入りしちゃうのかい?」
佐藤「家に居ると、親父がお袋にしょっちゅう怒られてばかりで五月蝿いからここに来ると本当に安らげるよ」
アイオン「それにしても佐藤さん、いまだにここに来れる様になった理由は分からないのかい?」
佐藤「ええ、そうなんですよ。 あの日も親父がお袋に怒られていてちっとも寝れないからお袋を怒鳴りつけて部屋に戻ってきたら、いきなりここに飛ばされたのが最初ですし」
大将「へい、日本酒の冷やと冷奴おまち!」
佐藤「ありがとう、大将! それにしても・・・何となく勇者の方と魔王の方の区別が付く様になってきたけど何で自分が勇者に選ばれたのか本当にさっぱり分からん!」
アイオン「まあ、いずれ分かる時が来るさ! とりあえず飲んで憂さを晴らしましょうや!」
ガラガラガラ
大将「へい、らっしゃい!」女将「いらっしゃいませ」
勇者佐藤太郎(以降佐藤父)「何でこんな所に居酒屋が?」
魔王佐藤花子(以降佐藤母)「居間に居た筈なのに、何で2人でこんな場所に居るのかしら?」
佐藤「げっ!? 親父! お袋! 何故ここに!?」
佐藤父「一郎!? お前、こんな所で何をしているんだ!?」
佐藤母「一郎! ここがどこだか早く説明なさい!」
アイオン「こちらのお2人は佐藤さんの・・・?」
佐藤「はい・・・父と母になります。 何となく・・・親父が勇者でお袋が魔王だと感じるので自分が勇者になった理由が分かった様な気がしてきました」
佐藤父「俺が勇者ってどういう事だ!?」
佐藤母「あたしが魔王って一体どういう事なのよ!?」
佐藤「親父・・・今日、お袋を怒鳴ったり怒鳴り返したりしていないか?」
佐藤父「? あ、ああ。 そういえばさっき毎日毎日怒られてばかりで、流石に堪忍袋の緒が切れたから怒鳴り返したら急に目の前がぐにゃって曲がって気が付いたら、この店の前だったんだ」
佐藤母「あたしは何時も通り、このダメ亭主を叱り付けていたら突然怒鳴り返してくるから言い返そうとしたら同じ様に目の前がぐにゃっと曲がってお父さんと一緒にこの店の前に立っていたのよ」
佐藤「アイオンさん、気が付きましたか?」
アイオン「なんとなく分かった気がするが、これで勇者と魔王って定義して良い物か凄く迷うぞ?」
佐藤「お袋・・・毎日毎日怒ってばかりで俺や親父は正直言ってお袋の事が怖いんだ。 その恐怖心が一定限度を超えてしまった為にお袋は既に魔王に認定されていたんだと思う」
佐藤母「!?」
佐藤「っで、親父は俺と一緒で魔王認定されているお袋に対して恐怖心に打ち勝って怒鳴る事が出来たから、勇気を認められて勇者になったと思うんだ」
アイオン「魔王に認定される、お前のお袋の普段の怒り方を想像すると凄く怖く思えてきたぞ・・・」
佐藤母「あら、そんな事ございませんわよ。 息子や夫のつまらない戯言に耳を傾けないでくださいな。 おほほほほほほ・・・・」
佐藤母除く一同(殺気も含んでいて魔王そのものに見えるよ!)
ガラガラガラ
大将「へい、らっしゃい!」女将「いらっしゃいませ」
勇者鈴木ひろし(以降鈴木夫)「ここは一体どこなんだ!?」
魔王鈴木めぐみ(以降鈴木妻)「ちょっと!まだ怒ってる最中なんだから、話を逸らさないの!!」
佐藤母「あら~!? 同じ組の鈴木さんご夫婦じゃないですか!? こんな所で会うなんて奇遇ですわね」
アイオン「佐藤・・・お前の住む所は普通の家に魔王が誕生する世界なのか!?」
佐藤「言わないでくれ・・・それを言い出したら、うちの世界の家庭の一部が魔王に支配されかねん」
アイオン「悪りい、俺そっちの世界でなくて本当に良かったと思うわ」
その後、居酒屋内で2組の夫婦喧嘩が始まり大将にこっぴどく怒られたのでした・・・。
大将「へい、らっしゃい!」女将「いらっしゃいませ」
アイオン「大将、女将さんこんばんわ~ とりあえず何時ものね!」
大将「へい、ビールとモツ煮ですね!」
アイオン「そういえば、大将! ザンニクスさんとエリスさんの式の日取りは、いつ決まりそうだって?」
大将「もうしばらく掛かるみたいだよ~! エリスさんの国が今かなり大騒ぎになっちゃってるみたいでさ。 魔王が別の世界に去っていったと思ったら、今度は行った先の世界の魔王がこちらの世界に来て、こちらの世界の勇者と結婚するなんて前代未聞だからね」
アイオン「・・・そりゃ、そうなるわな。 けど、エリスさんがザンニクスさんを連れて王城を訪れて国王に報告する時も凄い騒ぎになったって聞いたけど?」
大将「へい、ビールとモツ煮おまち! それでも、ザンニクスさんは謁見の間で国王に頭を床に付ける位低姿勢でエリスさんと添い遂げさせて欲しいってお願いしたらしいよ。 共存共栄の道を選ぶきっかけになると国王も判断したらしくて了承した様だけど、反対する人もまだ多いから正式に国民には伝えてないらしい。 けれど、勇者と異世界の魔王が手を繋いで王城に向かう姿を大勢が見ているからバレるのも時間の問題だね」
アイオン「それで日取りが正式に決まったら、また2次会の場所はここになるのかな?」
大将「2人からも既に2次会で使わせて下さいってお願いされてますよ。 断る理由なんて何も無いから、二つ返事でOKしちゃったよ」
アイオン「ここが縁で2組が結ばれるってのは本当にお目出度い話だよな! 次も皆で盛り上げるぞ~!!」
ガラガラガラ
大将「へい、らっしゃい!」女将「いらっしゃいませ」
勇者佐藤一郎(以降佐藤)「こんばんわ~席空いてますか?」
大将「お好きな席へどうぞ!」
佐藤「よいしょっと・・・大将、とりあえず日本酒と冷奴お願い~!」
大将「日本酒は熱燗と冷や、どちらになさいます?」
佐藤「今日は冷やで頼むよ」
大将「へい!」
アイオン「佐藤さん、最近よく顔を出すね~常連の仲間入りしちゃうのかい?」
佐藤「家に居ると、親父がお袋にしょっちゅう怒られてばかりで五月蝿いからここに来ると本当に安らげるよ」
アイオン「それにしても佐藤さん、いまだにここに来れる様になった理由は分からないのかい?」
佐藤「ええ、そうなんですよ。 あの日も親父がお袋に怒られていてちっとも寝れないからお袋を怒鳴りつけて部屋に戻ってきたら、いきなりここに飛ばされたのが最初ですし」
大将「へい、日本酒の冷やと冷奴おまち!」
佐藤「ありがとう、大将! それにしても・・・何となく勇者の方と魔王の方の区別が付く様になってきたけど何で自分が勇者に選ばれたのか本当にさっぱり分からん!」
アイオン「まあ、いずれ分かる時が来るさ! とりあえず飲んで憂さを晴らしましょうや!」
ガラガラガラ
大将「へい、らっしゃい!」女将「いらっしゃいませ」
勇者佐藤太郎(以降佐藤父)「何でこんな所に居酒屋が?」
魔王佐藤花子(以降佐藤母)「居間に居た筈なのに、何で2人でこんな場所に居るのかしら?」
佐藤「げっ!? 親父! お袋! 何故ここに!?」
佐藤父「一郎!? お前、こんな所で何をしているんだ!?」
佐藤母「一郎! ここがどこだか早く説明なさい!」
アイオン「こちらのお2人は佐藤さんの・・・?」
佐藤「はい・・・父と母になります。 何となく・・・親父が勇者でお袋が魔王だと感じるので自分が勇者になった理由が分かった様な気がしてきました」
佐藤父「俺が勇者ってどういう事だ!?」
佐藤母「あたしが魔王って一体どういう事なのよ!?」
佐藤「親父・・・今日、お袋を怒鳴ったり怒鳴り返したりしていないか?」
佐藤父「? あ、ああ。 そういえばさっき毎日毎日怒られてばかりで、流石に堪忍袋の緒が切れたから怒鳴り返したら急に目の前がぐにゃって曲がって気が付いたら、この店の前だったんだ」
佐藤母「あたしは何時も通り、このダメ亭主を叱り付けていたら突然怒鳴り返してくるから言い返そうとしたら同じ様に目の前がぐにゃっと曲がってお父さんと一緒にこの店の前に立っていたのよ」
佐藤「アイオンさん、気が付きましたか?」
アイオン「なんとなく分かった気がするが、これで勇者と魔王って定義して良い物か凄く迷うぞ?」
佐藤「お袋・・・毎日毎日怒ってばかりで俺や親父は正直言ってお袋の事が怖いんだ。 その恐怖心が一定限度を超えてしまった為にお袋は既に魔王に認定されていたんだと思う」
佐藤母「!?」
佐藤「っで、親父は俺と一緒で魔王認定されているお袋に対して恐怖心に打ち勝って怒鳴る事が出来たから、勇気を認められて勇者になったと思うんだ」
アイオン「魔王に認定される、お前のお袋の普段の怒り方を想像すると凄く怖く思えてきたぞ・・・」
佐藤母「あら、そんな事ございませんわよ。 息子や夫のつまらない戯言に耳を傾けないでくださいな。 おほほほほほほ・・・・」
佐藤母除く一同(殺気も含んでいて魔王そのものに見えるよ!)
ガラガラガラ
大将「へい、らっしゃい!」女将「いらっしゃいませ」
勇者鈴木ひろし(以降鈴木夫)「ここは一体どこなんだ!?」
魔王鈴木めぐみ(以降鈴木妻)「ちょっと!まだ怒ってる最中なんだから、話を逸らさないの!!」
佐藤母「あら~!? 同じ組の鈴木さんご夫婦じゃないですか!? こんな所で会うなんて奇遇ですわね」
アイオン「佐藤・・・お前の住む所は普通の家に魔王が誕生する世界なのか!?」
佐藤「言わないでくれ・・・それを言い出したら、うちの世界の家庭の一部が魔王に支配されかねん」
アイオン「悪りい、俺そっちの世界でなくて本当に良かったと思うわ」
その後、居酒屋内で2組の夫婦喧嘩が始まり大将にこっぴどく怒られたのでした・・・。
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