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第3章~この世界を改めて理解する旅路~
第28話 この町の名何ていうの? ヒャッハーにも呆れられた自分達
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日も落ちかけた頃、ようやく1番近い大きな町が見えてきた。 だがここまで来てヒャッハー達がビクビクしだした。
「どうした、もうすぐ町に着くぞ? 町の中に入らないと、もしあの汚物の残党が居たら襲われるかもしれないだろ」
『へ、へい! そうなんですがね、あっしら町の入り口で門前払い喰らいそうでそれが怖いんですよ』
「その程度、気にするほどじゃない。 自分とセシルが保証人になれば顔パスだ」
『へ!?』
町の入り口まで来ると衛兵がヒャッハー達を見て武装状態で近づいてきたが、自分とセシルの顔を見ると敬礼してきた。
『こ、これは帝王・女帝様! 失礼しました! 後ろの者共は、お2人で連行してこられたのでしょうか?』
「違うよ、彼らはねこの町でボランティア等の無償奉仕をして贖罪をしたいらしいんだ。 ただ、この町等の様に施設が有る事を知らなかったみたいでさ。 こうして、連れて来たんだよ。 そうそう、ここから国境へ向かった先で大規模な賊の集団に遭遇したから駆除してある。 数百人規模だったが、残党がまだ居るかもしれないから町から出る連中や周囲の警戒してる兵士達には気を付ける様に伝えておいてね」
『数百人!? 死体は放置されたままでしょうか? 残しておくと悪臭や疫病の発生源にもなりますので・・・』
「先遣隊とおぼしき10数人は黒焦げや炭の状態で残っているけど、あとの数百人は灰になったから悪臭の心配は低いと思う」
『了解しました! その10数体の死体だけ翌朝処理に向かわせます。 おい、お前達! この方は容赦の無い制裁を加えたりもするが、罪を償える機会が有る者には最大限の手助けをしてくれるお方だ。 この事に感謝をして、奉仕活動等に従事すると良いだろう。 施設まで私が案内してやろう、こっちだ!』
「じゃあ、自分達の町までの案内もここまでだな。 これから先はお前達の頑張り次第で幾らでも良くなるから諦めるなよ」
『へ、へい! 何から何まで有難うございやした。 この恩は一生忘れません!』
「じゃあ、お礼の代わりに1つ教えて欲しい事が有るんだけどいい?」
『何でも聞いてください!』
「この町の名はなんていうの?」
『『・・・・・・・・・・・・・・・・』』
衛兵の人とヒャッハー達が無言になっちゃったよ。 10年前後、この国で色々とやらかした2人がこの町の名を全く覚えてなかったのを知って、呆れ顔になっている。
『まさかとは思いますが、帝王と女帝様はこの国の名すらご存知では無かったとか、そんな漫画みたいな話は流石に有りませんよね?』
衛兵が恐る恐る聞いてきた・・・恥ずかしいけど、正直に答えるしかなさそうだ。
「ごめん、昨日国境の警備の方に聞いて初めて知った。 国の名だけで首都の名前もまだ知らない・・・てへっ」
『『・・・・・・・・・・・・・』』
また、無言になってる。 すいませんでした、許して下さい。
『帝王さん、あんた見かけによらず結構抜けてたんですね・・・。 この町は付近の村や町の中ではかなり有名ですよ。 町の名は【片手切】町長は元将軍で1000人斬りの異名を持つ(土屋)様になります。 賊達も流石に戦うと分が悪いと思うからか町まで攻めてきた事は有りませんでした。 その位強い御仁が治めている町です』
話が誇張されていないとすると、数百人の賊でも分が悪いかもな。 知らずに通過していた町だけど、知ると町長になった経緯とか聞きたくなってくるがまずは自分達の今日の宿を探さないとな。
「ありがとう本当に助かったよ。 これまで極力国の名や人の名とか覚えない様にしてきた結果が今回の様な無知状態だから反省してる。 数日の間は、この町で寝泊りすると思うから町の中でまた会う事があったらこの町についてもう少し詳しくなっておくよ」
『頼みますよ、帝王さん!』
「帝王じゃなくて、ヤマトでいいから。 女帝もセシルと呼んでくれればいいからな」
衛兵とヒャッハー達と別れて、自分とセシルは近くに有った宿に入った。 助けた女性はいまだに目覚めないのでセシルが背負ったままでいる。 自分が背負おうとすると、後が怖いから出来そうもない。 一応2部屋を1週間ほど借りておいた。 女性が目覚めたら、部屋を分ければ良いしその間に女性が去るのなら無理に追う必要もあるまい。
女性をソファーに横に寝させて、セシルはようやく大きな荷物から解放されてイスに座り一息ついた。
「それにしても、あなた。 何故この女性は1人であのような場所に居たのでしょう? さして強い訳でも無く共も居なかった。 何かトラブルにでも巻き込まれていたのでしょうか?」
「そこら辺を知るにはまず彼女が目覚めて話を聞かない限り無理だね、憶測で判断してたら酷い目にあうかもしれないからさ」
『う、うう、ん』
自分達の声で気が付いて目覚めた様だ。
「目が覚めた様だね、ここは【片手切】の町の中にある宿の1室だ。 水龍を出して、気絶させてしまった様で済まなかった」
まずは頭を下げておく、彼女は被害者で自分達はそれを助けた側だから謝る必要は無いのだが、目の前に水龍を出しちゃったのは自分だから罰が悪かったんだよね。
『い、いえ。 こちらの方こそ、助けて頂いたのにも拘わらず気絶した上に町まで運んで頂いた様で申し訳ありませんでした』
彼女はソファーから身を起こし、こちらに向けて深く頭を下げてきたのだが自分は急いで視線を逸らす事になった。
「あの~コホン! 破けていた服を替えてあるので、今はこちらに向けて頭は下げなくて良いからね」
そう言うと、セシルはすぐに気が付き今にも怒りそうな顔をしている・・・っが女性はまだ気が付いていない様で
『服がどうされました? え・・・・っきゃああああああああああああ!』
そう、彼女の胸がセシルよりも大きかった所為で服のボタンを留める事が出来なかった為に頭を下げた際に彼女の胸元が丸見え状態になってしまっていたのだ。
「だ、全部見えた訳じゃないから大丈夫! そ、そう! 先のポッチまでしか見えてないから!」
バシーン!!! セシルに頭を叩かれてしまった・・・。
「それは、全部見えたって事でしょうが!? このエロザルは・・・まったく」
セシル・・・ひどいよ。 今までエロザルなんて呼ばれた覚え無いよ orz
「このエロザルが大変な失礼して申し訳ありませんでした。 あとできっちり叱っておきますので、今日の所は許してあげてくださいな」
『すいません、大声をあげてしまって。 人に見られたのが恥ずかしくなってしまいつい・・・』
「自分が悪かったです、すいませんでした! このままじゃ詳しい話を聞けないから一旦終了させて」
「改めて、話を伺いたいのだけれど何故あの場所に君は1人で居たんだい? 何かトラブルに巻き込まれていたのなら相談してくれれば手伝えるかもしれない。 自分の名はヤマト、隣に居る女性は自分の妻でセシルというんだ」
『ヤマト様・・・セシル様・・・・はっもしかして帝王様と女帝様ですか!? 水龍も従えておりましたし!』
「う、うん。 まあそうだね、だけど自分達の事は帝王・女帝でなくてヤマト・セシルでいいからね」
『慣れるまでは難しいかもしれません、あの・・・初めての挨拶をこんな場所で言う事になるとは思いませんでしたが、父が大変お世話になりました。 父や家族に代わりお礼申し上げます』
誰だろう? 自分の知ってる人の娘さんなのかもしれないな。
「お父君のお名前を失礼だが教えて頂けますか?」
『はい、まずは私の自己紹介から私の名は桃。 この国の首相となりました(武田)の娘です』
憶測で考えるまでもなく、どうやらこの国に何かトラブルが起こっている様だった。
「どうした、もうすぐ町に着くぞ? 町の中に入らないと、もしあの汚物の残党が居たら襲われるかもしれないだろ」
『へ、へい! そうなんですがね、あっしら町の入り口で門前払い喰らいそうでそれが怖いんですよ』
「その程度、気にするほどじゃない。 自分とセシルが保証人になれば顔パスだ」
『へ!?』
町の入り口まで来ると衛兵がヒャッハー達を見て武装状態で近づいてきたが、自分とセシルの顔を見ると敬礼してきた。
『こ、これは帝王・女帝様! 失礼しました! 後ろの者共は、お2人で連行してこられたのでしょうか?』
「違うよ、彼らはねこの町でボランティア等の無償奉仕をして贖罪をしたいらしいんだ。 ただ、この町等の様に施設が有る事を知らなかったみたいでさ。 こうして、連れて来たんだよ。 そうそう、ここから国境へ向かった先で大規模な賊の集団に遭遇したから駆除してある。 数百人規模だったが、残党がまだ居るかもしれないから町から出る連中や周囲の警戒してる兵士達には気を付ける様に伝えておいてね」
『数百人!? 死体は放置されたままでしょうか? 残しておくと悪臭や疫病の発生源にもなりますので・・・』
「先遣隊とおぼしき10数人は黒焦げや炭の状態で残っているけど、あとの数百人は灰になったから悪臭の心配は低いと思う」
『了解しました! その10数体の死体だけ翌朝処理に向かわせます。 おい、お前達! この方は容赦の無い制裁を加えたりもするが、罪を償える機会が有る者には最大限の手助けをしてくれるお方だ。 この事に感謝をして、奉仕活動等に従事すると良いだろう。 施設まで私が案内してやろう、こっちだ!』
「じゃあ、自分達の町までの案内もここまでだな。 これから先はお前達の頑張り次第で幾らでも良くなるから諦めるなよ」
『へ、へい! 何から何まで有難うございやした。 この恩は一生忘れません!』
「じゃあ、お礼の代わりに1つ教えて欲しい事が有るんだけどいい?」
『何でも聞いてください!』
「この町の名はなんていうの?」
『『・・・・・・・・・・・・・・・・』』
衛兵の人とヒャッハー達が無言になっちゃったよ。 10年前後、この国で色々とやらかした2人がこの町の名を全く覚えてなかったのを知って、呆れ顔になっている。
『まさかとは思いますが、帝王と女帝様はこの国の名すらご存知では無かったとか、そんな漫画みたいな話は流石に有りませんよね?』
衛兵が恐る恐る聞いてきた・・・恥ずかしいけど、正直に答えるしかなさそうだ。
「ごめん、昨日国境の警備の方に聞いて初めて知った。 国の名だけで首都の名前もまだ知らない・・・てへっ」
『『・・・・・・・・・・・・・』』
また、無言になってる。 すいませんでした、許して下さい。
『帝王さん、あんた見かけによらず結構抜けてたんですね・・・。 この町は付近の村や町の中ではかなり有名ですよ。 町の名は【片手切】町長は元将軍で1000人斬りの異名を持つ(土屋)様になります。 賊達も流石に戦うと分が悪いと思うからか町まで攻めてきた事は有りませんでした。 その位強い御仁が治めている町です』
話が誇張されていないとすると、数百人の賊でも分が悪いかもな。 知らずに通過していた町だけど、知ると町長になった経緯とか聞きたくなってくるがまずは自分達の今日の宿を探さないとな。
「ありがとう本当に助かったよ。 これまで極力国の名や人の名とか覚えない様にしてきた結果が今回の様な無知状態だから反省してる。 数日の間は、この町で寝泊りすると思うから町の中でまた会う事があったらこの町についてもう少し詳しくなっておくよ」
『頼みますよ、帝王さん!』
「帝王じゃなくて、ヤマトでいいから。 女帝もセシルと呼んでくれればいいからな」
衛兵とヒャッハー達と別れて、自分とセシルは近くに有った宿に入った。 助けた女性はいまだに目覚めないのでセシルが背負ったままでいる。 自分が背負おうとすると、後が怖いから出来そうもない。 一応2部屋を1週間ほど借りておいた。 女性が目覚めたら、部屋を分ければ良いしその間に女性が去るのなら無理に追う必要もあるまい。
女性をソファーに横に寝させて、セシルはようやく大きな荷物から解放されてイスに座り一息ついた。
「それにしても、あなた。 何故この女性は1人であのような場所に居たのでしょう? さして強い訳でも無く共も居なかった。 何かトラブルにでも巻き込まれていたのでしょうか?」
「そこら辺を知るにはまず彼女が目覚めて話を聞かない限り無理だね、憶測で判断してたら酷い目にあうかもしれないからさ」
『う、うう、ん』
自分達の声で気が付いて目覚めた様だ。
「目が覚めた様だね、ここは【片手切】の町の中にある宿の1室だ。 水龍を出して、気絶させてしまった様で済まなかった」
まずは頭を下げておく、彼女は被害者で自分達はそれを助けた側だから謝る必要は無いのだが、目の前に水龍を出しちゃったのは自分だから罰が悪かったんだよね。
『い、いえ。 こちらの方こそ、助けて頂いたのにも拘わらず気絶した上に町まで運んで頂いた様で申し訳ありませんでした』
彼女はソファーから身を起こし、こちらに向けて深く頭を下げてきたのだが自分は急いで視線を逸らす事になった。
「あの~コホン! 破けていた服を替えてあるので、今はこちらに向けて頭は下げなくて良いからね」
そう言うと、セシルはすぐに気が付き今にも怒りそうな顔をしている・・・っが女性はまだ気が付いていない様で
『服がどうされました? え・・・・っきゃああああああああああああ!』
そう、彼女の胸がセシルよりも大きかった所為で服のボタンを留める事が出来なかった為に頭を下げた際に彼女の胸元が丸見え状態になってしまっていたのだ。
「だ、全部見えた訳じゃないから大丈夫! そ、そう! 先のポッチまでしか見えてないから!」
バシーン!!! セシルに頭を叩かれてしまった・・・。
「それは、全部見えたって事でしょうが!? このエロザルは・・・まったく」
セシル・・・ひどいよ。 今までエロザルなんて呼ばれた覚え無いよ orz
「このエロザルが大変な失礼して申し訳ありませんでした。 あとできっちり叱っておきますので、今日の所は許してあげてくださいな」
『すいません、大声をあげてしまって。 人に見られたのが恥ずかしくなってしまいつい・・・』
「自分が悪かったです、すいませんでした! このままじゃ詳しい話を聞けないから一旦終了させて」
「改めて、話を伺いたいのだけれど何故あの場所に君は1人で居たんだい? 何かトラブルに巻き込まれていたのなら相談してくれれば手伝えるかもしれない。 自分の名はヤマト、隣に居る女性は自分の妻でセシルというんだ」
『ヤマト様・・・セシル様・・・・はっもしかして帝王様と女帝様ですか!? 水龍も従えておりましたし!』
「う、うん。 まあそうだね、だけど自分達の事は帝王・女帝でなくてヤマト・セシルでいいからね」
『慣れるまでは難しいかもしれません、あの・・・初めての挨拶をこんな場所で言う事になるとは思いませんでしたが、父が大変お世話になりました。 父や家族に代わりお礼申し上げます』
誰だろう? 自分の知ってる人の娘さんなのかもしれないな。
「お父君のお名前を失礼だが教えて頂けますか?」
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