スキルメーカー ~運命を変えた非常識なスキル~

いけお

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第37話 何も考えずに升スキルを作ったウィル

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シャイカへ向かう道中でウィルは闇の女王に対抗する為の手段を色々と考えてみたが、良い案はすぐには浮かばなかった。その代わりに実験的に行い大成功した事例も1つだけ有った。以前、リーンと逃亡している際に作ったスキル【偽りの姿】を消してステータス変更を改良した物を作ってみたのだ。

スキル名 【ステータス変更・升】

スキルLV 1(MAX)

効果 対象のステータスの数値を自由に変更する事が出来る。

備考 最大値の65535を超える数値と年齢は変更不可、LVは1~99の間で変更可能

「升・・・升って何だコレ?」

スキル名に自分が付けてもいない単語が加わっていた、リーンとレーメルも意味が分からない様だったがタツトだけは知っている様で顔が笑っていなかった。

「タツト、升ってどういう意味なんだ?」

「主よ・・・主みたいな方法で強くなった者をとある世界ではその様な呼び方をしているのだ」

「それじゃあ、この世界以外にも別の世界が有るって事?」

「無論だ、この世界だけが全てじゃない。色んな世界が有りそれぞれを多くの神が管理しているのだ」

今、生きているこの世界だけが全てじゃない。タツトの言葉は何故かウィルの行き先を無限に広げたと言っても良かった。

「なら、全てが終わったら皆で他の世界に行くのも面白そうだな。異世界に自由に渡れるスキルを作れば良いんだから」

「あらウィル、私をアルストの女王に即位させなくても良いの?」

「別にアルストに拘る必要は無いんじゃないかな?異世界でだって女王になれると思うし」

更にウィルの一言がリーンの行き先も連鎖的に広げる結果となる、女王になるのであればアルストで無くても良いという事はウィルと共にどこへでも向かう事が出来る。自分が最も幸せになれる場所で女王になれば良いのだ。

「国王陛下や王妃様には多大な迷惑を掛けてしまいそうね、一時帰国した時にでも先に謝っておかないとね」

「私はリーン様を護衛する任に就いていますから、どこまでもお供致します」

「レーメル、そんな調子の良い事を言って本当はウィルの傍から離れたくないだけでしょ?」

「私はウィルに命を救って頂きました、その恩は私自身の心と身体で一生掛けて返していきます」

レーメルがストレートにウィルへの想いをぶつけてくる、負けじとリーンも同じだけの想いをウィルに伝えた。

「私もレーメルと同じ、ウィルのお陰で命を救われこうして毎日幸せに暮らしている。でもこの幸せはウィルが傍に居てくれるから得られる物よ、だからずっと傍に居てちょうだい」

普段だとこのまま3人で肌を重ねてしまう所なのだが、今回は目の前で砂を吐きそうな顔をしているタツトが居た為3人は珍しく自重した。

「じゃあ、早速【ステータス変更・升】を使ってステータスを変更してみよう。俺とレーメルはLVだけしか数値を弄れないからリーンとタツトの数値は最大限まで上げるからね」

(え!?)

ウィルは文字通り、升の呼び名に相応しい事を深く考えもせずに行った。その結果ウィル達4人は世界最強の存在となった。





名前 ウィル

種族 ヒト

職業 冒険者

年齢 25

LV 1

HP 700000/700000

MP 600000/600000

力  700000

魔力 500000

素早さ 700000

体力 700000

物理防御 700000

魔法防御 500000


(数値最小0、最大65535 LVが急変動した為ステータスが上限を超えた数値に変動有り)

スキル スキルメーカー(残り製作可能数2) 携帯保管庫 地域安全安心MAP 完治の光改良型 HP・MP自動回復 力の写し身 家族計画シール※NEW ステータス変更・升※NEW 



名前 リーン

種族 ヒト

職業 皇太女

年齢 18

LV 1               

HP 100000/100000             

MP 100000/100000
            
力  100000

魔力 100000

素早さ 100000

体力 100000

物理防御 100000

魔法防御 100000

(数値最小0、最大65535 LVが急変動した為ステータスが上限を超えた数値に変動有り)

スキル 女王の資質 LV5



名前 タツト(竜人)

種族 ドラゴニュート

職業 ダンジョンボス

年齢 不詳

LV 1               

HP 100000/100000            

MP 100000/100000

力  100000

魔力 100000

素早さ 100000

体力 100000

物理防御 100000

魔法防御 100000

(数値最小0、最大65535 LVが急変動した為ステータスが上限を超えた数値に変動有り)

スキル 迷宮管理者



名前 レーメル

種族 ヒト

職業 護衛騎士

年齢 20

LV 1              

HP 400000/400000            

MP 300000/300000

力  400000

魔力 400000

素早さ 400000

体力 300000

物理防御 300000

魔法防御 100000

(数値最小0、最大65535 LVが急変動した為ステータスが上限を超えた数値に変動有り)

スキル なし



【ステータス変更・升】を作った事でスキルメーカーのLVが上がり、製作枠が2つ増えた。

「・・・・・」

リーン・レーメル・タツトの3人はしばし無言となった。

「・・・なあ主よ」

「どうかした?」

「LVを全員1まで下げたって事は、今俺のダンジョン内で沸いているモンスターの制御が出来なくなっていると思うのだが?」

「あ、すっかり忘れてた。制御から離れているって事は倒すとタツトにも経験値が入るのかな?」

「俺が沸いているモンスターのLVを1以上上回って支配下に置くまでは入る筈だ」

「じゃあLV上げ兼ねてダンジョン内のモンスターを倒しますか」

急遽タツトにダンジョンを出してもらってLV上げを開始したウィル達4人、鼻歌交じりで進んで行く事1時間弱で食堂まで辿り着いた。

「とりあえず地下3階まで来て、全員LV30まで上がったみたいだね。うん、かなり強くなったみたいで良かったよ」

ウィルは1人満足気だが、他の3人は内心あまり嬉しく無い。何故ならそれは現在のステータスが異常だからだ。



名前 ウィル

種族 ヒト

職業 冒険者

年齢 25

LV 30

HP 3500000/3500000

MP 2400000/2400000

力  3500000

魔力 2000000

素早さ 3500000

体力 3500000

物理防御 3500000

魔法防御 2000000


(数値最小0、最大65535 上限を超えた数値に多少の変動有り)

スキル スキルメーカー(残り製作可能数2) 携帯保管庫 地域安全安心MAP 完治の光改良型 HP・MP自動回復 力の写し身 家族計画シール ステータス変更・升 


名前 リーン

種族 ヒト

職業 皇太女

年齢 18

LV 30               

HP 400000/400000             

MP 500000/500000
            
力  400000

魔力 500000

素早さ 400000

体力 400000

物理防御 400000

魔法防御 500000

(数値最小0、最大65535 上限を超えた数値に多少の変動有り)

スキル 女王の資質 LV5



名前 タツト(竜人)

種族 ドラゴニュート

職業 ダンジョンボス

年齢 不詳

LV 30               

HP 500000/500000            

MP 400000/400000

力  500000

魔力 400000

素早さ 500000

体力 500000

物理防御 500000

魔法防御 400000

(数値最小0、最大65535 上限を超えた数値に多少の変動有り)

スキル 迷宮管理者



名前 レーメル

種族 ヒト

職業 護衛騎士

年齢 20

LV 30              

HP 1600000/1600000            

MP 1500000/1500000

力  1600000

魔力 2000000

素早さ 1600000

体力 1200000

物理防御 1200000

魔法防御 500000

(数値最小0、最大65535 上限を超えた数値に多少の変動有り)

スキル なし



「リーンとタツトは俺がイスタブのダンジョンをクリアした時と大体同じステータスだよ、俺とレーメルはステータスが7桁に達したのも有るね」

「主よ、これが升と呼ばれる所以なのだ」

「え、どこが升と呼ばれる所以なの?」

「いや・・・分からないのなら知らない方が幸せかもしれん」

ウィルとタツトが話している後ろでリーンがレーメルに相談し始めた。

「ねえ、レーメル」

「どうされました、リーン様?」

「もしかして、今の私って物凄く強いの?」

「はっきり言いましょう、今のリーン様は護衛騎士となった時の私よりも強いです」

「これが、升の力なのね」

「私も良く分かりませんが、きっとこれが升の力なのでしょう」

升の力を痛感している3人はこれ以上の強さをあまり望んでいない、しかしウィルは3人の願いを打ち砕く発言をする。

「それじゃあ、また全員のLVを1に下げてLV上げでもやってみる?」

「「「やらなくていいです!!」」」

結局、LV上げが再開されるのは一時帰国してサチの加入後からとなる。しかしこの時誰も気付いていなかったのだが、ウィルの2体以上の分身は1体1体がレーメル並みの強さと化していた。そして4人はシャイカ入国直後に世界中を驚かせる非常識な行動に出た。


たった4人による、大国シャイカへの宣戦布告である。
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