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出会い
死の淵より
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毒だ。毒だ、ありゃあ確かにキヒ毒だ!
リザードマンは走りながら考える。
小さな獣人から撃ち込まれた矢には『キヒの毒』が使われていた。『キヒ』は特徴的な甘い香りのする果実だが柔らかな種に強力な毒をもつ。その毒は次第に体を麻痺させ、最期は呼吸ができなくなり死に至るという恐ろしいものだった。
もしかすると背に刺された短刀にも塗られていたかもしれないがどっちにしろ変わらない。とにかく今は体内に入った毒をどうにかする方法を探していた。
もちろんやみくもに走っているわけではない。ジャロウの至った考えはこうだ。
毒を使って獲物をしとめるということは解毒するための薬――もしくは魔法――も用意しているはずだ。そうでなければ万が一自分たちが誤って毒を浴びた際に、身を任せるしか無くなってしまうからだ。強い力を扱う者は、その力を制御できる知恵も持っているはずだ。いや、そうであってくれ。
半ば祈るような気持ちで手繰り寄せた結論に向かって、ジャロウはひたすら洞窟を探していた。
コボルトという獣人は、本来鉱山や洞窟で暮らしていると彼は本で知っていた。リザードマンのように村を作るわけではないが、賢い一匹の呪い師シャーマンを中心とした小集団を作り、そのリーダーに従って生活をしているらしい。
あの聡いコボルトたちのリーダーならば、言葉が通じるかもしれない。
***
夕日が沈みきったころ、それはようやく見つかった。
小高い丘の上から全身の感覚を尖らせていたジャロウは、小さな火の灯りが洞の中に入っていく様子を確かに目にした。
あれだ。あれこそまさにともしびだ。
コボルトが松明を持ち歩くとは聞いたこともないがどうでもいい。今この近くに火を扱う賢い生き物がいるという安心感だけで、彼の足を突き動かすのには十分だった。
洞窟内はリザードマンにとっては狭く、夜目の効かぬ彼には薄ら暗い環境だ。
手足を壁に擦りつつ慎重に進む……と道の端に『もえさし』が落ちているのを見つけた。
(あれは、先ほどの松明か?)
奇妙であった。灯がなければ暗闇を歩けない生きものがいるはずなのに、ここまでの道中灯りが設置しているわけでもなく、実際目の前にあるのは無造作に打ち捨てられた消えかけのたいまつだ。
理解できないことに直面するたび、持ち前の自信で乗り越えてきたジャロウだったが、彼の内の毒は思考をむしばんでいた。喜んで駆け込んだ洞窟は、今や墓穴にさえ感じられた。
「オイ女! どこから入ってきた!?」
「――飛べ、つぶて!」
彼の悲観を切り裂いたのは、洞窟の奥から聞こえた声だった。声のあと石と石がぶつかるような高い音が響き振動が壁を伝わってきた。
(誰か戦っている!?)
松明を拾い考え無しに奥へと駆けだす。
*
辿り着いた先は広場となっており『魔法の灯り』で照らされていた。一見してわかることは杖を持った大柄なコボルトが一匹、そのシャーマンの配下だろう小柄な個体が四匹ほど、森で戦った個体もいる……そして彼らの視線を一身に集めているのがヒト種の魔法使い。少女である。
「何が目的じゃ! 寝込みを襲うなど!」
大柄なコボルトが汚い声でわめいていた。やはりジャロウの推測通りシャーマンであるリーダーは言葉がわかるらしい。しかしヒトは会話を続けようとせず、杖を握りしめ先端をコボルトに向けた。
(まずい)
言葉が通じるとわかった以上、死んでしまわれると困ってしまう。毒の治癒法があるとしたら、聞き出せなくなってしまうのだ。
「や、やめろ! この私ユウシャ・ジャロウの名の下、争いを止めるのだ!」
それは大胆だった。声に驚いた少女がこちらに光弾を放ってきたことには少々心乱されたが、どうにかしてコボルトとの話し合いに漕ぎつきたかった。
突然の登場に面食らっていたシャーマンだったが、攻撃の意志がないことを見ると口を開いた。
「今度はリザードマンか! ……ああ聞いているぞ。ワシの子らを痛めつけてくれたそうじゃないか」
「そ、それについては私が先に手を出したわけではない!」
事実先に矢を射掛けてきたのはコボルトのほうで、毒まで使うのは戦士としてヒキョウである。と自論を並べ立てた。交渉できるのならば、どうにかして相手より上でありたかった。
少しの沈黙のあと、にやけ顔のシャーマンは顎をさすりながら投げ返す。
「それはさぞ毒が回っておるのだろう。よいぞ。薬を授けてやっても」
やけに親切だった、しかし。
「その女を生け捕る手伝いをするならばな」
とポーションを見せつけながら続けた。
それはリザードマンである彼にとって、特に葛藤するわけでもない提案だった。村にいるころはボウケンシャとの小競り合いやミツリョウシャを追い返すことが少なくなかったからだ。
それなら。と剣を手に少女がいた方向を向いたとき。
「逆巻け、暴風!」
瞬間、ジャロウの身体を旋風が襲った。コボルト程度ならばズタズタに引き裂かれていただろう魔法に、確かな実力を感じる。彼女はモンスターどもの会話を聞きながら隠れて詠唱していたのだ。
(これは、奴らだけではどうにもできないはずだ)
だが詠唱の要る魔法使い一人、距離さえ縮めてしまえばこちらのもの――。
「トラップ!?」
駆けるジャロウの足元から爆発とともに炎柱が登り立つ。鱗を焦がし、リザードマンの巨躯を吹き飛ばすその威力は想像以上の痛手だった。
遠くからはコボルトたちの感心するような恐れるような、おお、というどよめきが聞こえてきた。
「チッ、お前たちも手を出せ!」
シャーマンの一喝が獣人たちを動かし、矢を一斉に放った。
もちろん毒を塗ったものを。
そのうちのいくつかが少女の足をかすめ、傷を負わせる。少女も負けじと応戦し、結局コボルトはシャーマンと配下、二匹を残すだけとなった。
「おいトカゲ! いつまで寝ておる!」
「もう起きてるさ」
少女の背後から声がする。彼女たちが戦いに集中している間に、這って背後に回り込んでいたのだ。
ジャロウは杖を素早く弾き飛ばし、少女の両手足を拘束した。同じように毒を受けた足の傷が目に入ったが、同情できる余裕などは無かった。
*
「これで、薬をくれるんだな?」
ふらつく彼は、無傷なシャーマンに少女を差し出した。
「そうじゃ。近くに寄れ」
ようやく助かった。と大きく息を吸い込んだとき。
「やれ」
生き残りのコボルトが腹に短刀を突き刺してきた。そして。
「エナ・ショック!」
シャーマンはその短刀に向け、高らかに召雷の魔法を打ち込んできたのだ。
内臓を焼かれる苦痛に、彼は悶絶し膝をついた。
「馬鹿め! 本当に信じるやつがあるか! 貴様の皮も武器も全て……」
言い終わらぬうちにシャーマンの身体には剣が突き刺さっていた。
渾身の力を振り絞り剣を投げつけたジャロウは、怯える最後のコボルトに覆いかぶさるようにして圧し潰した。
洞窟には妙な呼吸だけが響いていた。戦闘時の高揚で毒を忘れることができていたが、もう立ち上がることすら難しかった。そして解毒の薬を飲んだところで傷が塞がるわけではない、このまま腹の傷が原因でくたばってしまうことは明白だ。
死ぬ前にしては妙に冷静だった。村を出た後悔は湧いて来なかったが、ただ村の外の世界を知らぬまま逝ってしまうことが心残りだった。
(あの少女はなぜここにいたのだろうか)
興味は、こんな時にさえ尽きなかった。
目だけを動かし倒れている少女の姿をとらえる。目が合ってしまった。
少女はすでに毒に侵されていた。ヒトとリザードマンでは毒への耐性が大きく違う。その証拠に手足が拘束されている状態とはいえ、身じろぎ一つできていないのだった。
であれば、せめてもの償いに。
ジャロウはゆっくりと横に這いまわり、コボルトの残した『薬』を探し当てた。
「解毒薬だ。飲め」
頭はまだ動かせるのだろう、彼の言う通りにゆっくりと口を開けた。
「すまなかった」
そのまま手足の拘束を解いてやり彼女の下からなるべく遠くまで這って行った。
そのうち這うことすらできなくなり、意識が薄れ、ジャロウは眠りについた。
***
……痛い。熱い。
『私たちは安らかな星の川に還り、空から降る雨となる』そう母は言っていた。
雨となった私たちは溶け合い、河や沼を作り、そこには魚たちが泳ぎ、それを獲り村のみなが暮らしている。そして雨は卵の中で混ざり合い、また新たなリザードマンとして生まれてくる。すべては巡っているのだと。
だがまたリザードマンとして生まれてくることは願いたくなかった。
できることなら自由な生き物として…………。
***
からんっ
長いような短いような願いは、ちいさな物音に邪魔された。
石の転げる音とともに、それは聞こえてきた。
「起………たか?」
「起こしちゃい、ましたか?」
目が、開いていた。変わらず暗がりに臥せっていたがはっきりと看護者の顔を確認することができた。
それは前見たときより少々やつれていたが、見覚えのある少女の顔だった。
「リザードマンさん。おはようございます」
また、陽が登っていた。
リザードマンは走りながら考える。
小さな獣人から撃ち込まれた矢には『キヒの毒』が使われていた。『キヒ』は特徴的な甘い香りのする果実だが柔らかな種に強力な毒をもつ。その毒は次第に体を麻痺させ、最期は呼吸ができなくなり死に至るという恐ろしいものだった。
もしかすると背に刺された短刀にも塗られていたかもしれないがどっちにしろ変わらない。とにかく今は体内に入った毒をどうにかする方法を探していた。
もちろんやみくもに走っているわけではない。ジャロウの至った考えはこうだ。
毒を使って獲物をしとめるということは解毒するための薬――もしくは魔法――も用意しているはずだ。そうでなければ万が一自分たちが誤って毒を浴びた際に、身を任せるしか無くなってしまうからだ。強い力を扱う者は、その力を制御できる知恵も持っているはずだ。いや、そうであってくれ。
半ば祈るような気持ちで手繰り寄せた結論に向かって、ジャロウはひたすら洞窟を探していた。
コボルトという獣人は、本来鉱山や洞窟で暮らしていると彼は本で知っていた。リザードマンのように村を作るわけではないが、賢い一匹の呪い師シャーマンを中心とした小集団を作り、そのリーダーに従って生活をしているらしい。
あの聡いコボルトたちのリーダーならば、言葉が通じるかもしれない。
***
夕日が沈みきったころ、それはようやく見つかった。
小高い丘の上から全身の感覚を尖らせていたジャロウは、小さな火の灯りが洞の中に入っていく様子を確かに目にした。
あれだ。あれこそまさにともしびだ。
コボルトが松明を持ち歩くとは聞いたこともないがどうでもいい。今この近くに火を扱う賢い生き物がいるという安心感だけで、彼の足を突き動かすのには十分だった。
洞窟内はリザードマンにとっては狭く、夜目の効かぬ彼には薄ら暗い環境だ。
手足を壁に擦りつつ慎重に進む……と道の端に『もえさし』が落ちているのを見つけた。
(あれは、先ほどの松明か?)
奇妙であった。灯がなければ暗闇を歩けない生きものがいるはずなのに、ここまでの道中灯りが設置しているわけでもなく、実際目の前にあるのは無造作に打ち捨てられた消えかけのたいまつだ。
理解できないことに直面するたび、持ち前の自信で乗り越えてきたジャロウだったが、彼の内の毒は思考をむしばんでいた。喜んで駆け込んだ洞窟は、今や墓穴にさえ感じられた。
「オイ女! どこから入ってきた!?」
「――飛べ、つぶて!」
彼の悲観を切り裂いたのは、洞窟の奥から聞こえた声だった。声のあと石と石がぶつかるような高い音が響き振動が壁を伝わってきた。
(誰か戦っている!?)
松明を拾い考え無しに奥へと駆けだす。
*
辿り着いた先は広場となっており『魔法の灯り』で照らされていた。一見してわかることは杖を持った大柄なコボルトが一匹、そのシャーマンの配下だろう小柄な個体が四匹ほど、森で戦った個体もいる……そして彼らの視線を一身に集めているのがヒト種の魔法使い。少女である。
「何が目的じゃ! 寝込みを襲うなど!」
大柄なコボルトが汚い声でわめいていた。やはりジャロウの推測通りシャーマンであるリーダーは言葉がわかるらしい。しかしヒトは会話を続けようとせず、杖を握りしめ先端をコボルトに向けた。
(まずい)
言葉が通じるとわかった以上、死んでしまわれると困ってしまう。毒の治癒法があるとしたら、聞き出せなくなってしまうのだ。
「や、やめろ! この私ユウシャ・ジャロウの名の下、争いを止めるのだ!」
それは大胆だった。声に驚いた少女がこちらに光弾を放ってきたことには少々心乱されたが、どうにかしてコボルトとの話し合いに漕ぎつきたかった。
突然の登場に面食らっていたシャーマンだったが、攻撃の意志がないことを見ると口を開いた。
「今度はリザードマンか! ……ああ聞いているぞ。ワシの子らを痛めつけてくれたそうじゃないか」
「そ、それについては私が先に手を出したわけではない!」
事実先に矢を射掛けてきたのはコボルトのほうで、毒まで使うのは戦士としてヒキョウである。と自論を並べ立てた。交渉できるのならば、どうにかして相手より上でありたかった。
少しの沈黙のあと、にやけ顔のシャーマンは顎をさすりながら投げ返す。
「それはさぞ毒が回っておるのだろう。よいぞ。薬を授けてやっても」
やけに親切だった、しかし。
「その女を生け捕る手伝いをするならばな」
とポーションを見せつけながら続けた。
それはリザードマンである彼にとって、特に葛藤するわけでもない提案だった。村にいるころはボウケンシャとの小競り合いやミツリョウシャを追い返すことが少なくなかったからだ。
それなら。と剣を手に少女がいた方向を向いたとき。
「逆巻け、暴風!」
瞬間、ジャロウの身体を旋風が襲った。コボルト程度ならばズタズタに引き裂かれていただろう魔法に、確かな実力を感じる。彼女はモンスターどもの会話を聞きながら隠れて詠唱していたのだ。
(これは、奴らだけではどうにもできないはずだ)
だが詠唱の要る魔法使い一人、距離さえ縮めてしまえばこちらのもの――。
「トラップ!?」
駆けるジャロウの足元から爆発とともに炎柱が登り立つ。鱗を焦がし、リザードマンの巨躯を吹き飛ばすその威力は想像以上の痛手だった。
遠くからはコボルトたちの感心するような恐れるような、おお、というどよめきが聞こえてきた。
「チッ、お前たちも手を出せ!」
シャーマンの一喝が獣人たちを動かし、矢を一斉に放った。
もちろん毒を塗ったものを。
そのうちのいくつかが少女の足をかすめ、傷を負わせる。少女も負けじと応戦し、結局コボルトはシャーマンと配下、二匹を残すだけとなった。
「おいトカゲ! いつまで寝ておる!」
「もう起きてるさ」
少女の背後から声がする。彼女たちが戦いに集中している間に、這って背後に回り込んでいたのだ。
ジャロウは杖を素早く弾き飛ばし、少女の両手足を拘束した。同じように毒を受けた足の傷が目に入ったが、同情できる余裕などは無かった。
*
「これで、薬をくれるんだな?」
ふらつく彼は、無傷なシャーマンに少女を差し出した。
「そうじゃ。近くに寄れ」
ようやく助かった。と大きく息を吸い込んだとき。
「やれ」
生き残りのコボルトが腹に短刀を突き刺してきた。そして。
「エナ・ショック!」
シャーマンはその短刀に向け、高らかに召雷の魔法を打ち込んできたのだ。
内臓を焼かれる苦痛に、彼は悶絶し膝をついた。
「馬鹿め! 本当に信じるやつがあるか! 貴様の皮も武器も全て……」
言い終わらぬうちにシャーマンの身体には剣が突き刺さっていた。
渾身の力を振り絞り剣を投げつけたジャロウは、怯える最後のコボルトに覆いかぶさるようにして圧し潰した。
洞窟には妙な呼吸だけが響いていた。戦闘時の高揚で毒を忘れることができていたが、もう立ち上がることすら難しかった。そして解毒の薬を飲んだところで傷が塞がるわけではない、このまま腹の傷が原因でくたばってしまうことは明白だ。
死ぬ前にしては妙に冷静だった。村を出た後悔は湧いて来なかったが、ただ村の外の世界を知らぬまま逝ってしまうことが心残りだった。
(あの少女はなぜここにいたのだろうか)
興味は、こんな時にさえ尽きなかった。
目だけを動かし倒れている少女の姿をとらえる。目が合ってしまった。
少女はすでに毒に侵されていた。ヒトとリザードマンでは毒への耐性が大きく違う。その証拠に手足が拘束されている状態とはいえ、身じろぎ一つできていないのだった。
であれば、せめてもの償いに。
ジャロウはゆっくりと横に這いまわり、コボルトの残した『薬』を探し当てた。
「解毒薬だ。飲め」
頭はまだ動かせるのだろう、彼の言う通りにゆっくりと口を開けた。
「すまなかった」
そのまま手足の拘束を解いてやり彼女の下からなるべく遠くまで這って行った。
そのうち這うことすらできなくなり、意識が薄れ、ジャロウは眠りについた。
***
……痛い。熱い。
『私たちは安らかな星の川に還り、空から降る雨となる』そう母は言っていた。
雨となった私たちは溶け合い、河や沼を作り、そこには魚たちが泳ぎ、それを獲り村のみなが暮らしている。そして雨は卵の中で混ざり合い、また新たなリザードマンとして生まれてくる。すべては巡っているのだと。
だがまたリザードマンとして生まれてくることは願いたくなかった。
できることなら自由な生き物として…………。
***
からんっ
長いような短いような願いは、ちいさな物音に邪魔された。
石の転げる音とともに、それは聞こえてきた。
「起………たか?」
「起こしちゃい、ましたか?」
目が、開いていた。変わらず暗がりに臥せっていたがはっきりと看護者の顔を確認することができた。
それは前見たときより少々やつれていたが、見覚えのある少女の顔だった。
「リザードマンさん。おはようございます」
また、陽が登っていた。
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