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3章 Super Avenge

【十七】疲れた

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初めての経験だった。
拳を振るうと相手に激突し、ジャブをフェイントに使い、
ステップを数回挟んだフックを、マントが巻き付いた腕が受け止める。

普通の人間と比べれば、僕は圧倒的な身体能力を誇っている。
だが戦いの駆け引きでは、いつも相手の思惑に引っかかり、一本取られてばかりだった。
そんな僕が、今はきちんとした読み合いの応酬についていけている。

スポーツでもゲームでも同じだが、やっていて一番やる気を削がれるのは、
相手が異様に硬いとか、単に力持ちだとか、そういうことじゃない。
こちらの手がすべて読まれていることほど、
ストレスが溜まるものはない。

それはまるで、素面のまま居酒屋の暖簾相手に
シャドーボクシングをしているような感覚である。

だが、今は違う。
殴れば通る。
相手の攻撃も防いでくれる。

僕に流れる、秋田の米農家の血。
熊、大雪、日照時間の少なさ、塩気の強すぎる食べ物、それらすべてと戦ってきた。
そうして鍛え抜かれた粘り強い闘志が、体の奥から満ちていくのを感じる。

「どんどんやっちゃいなさい! おい、そこの殴られてるボケナス!
 こういう時にこそ、人間としての人徳が出るのよ、バーカ!!
 あなたが地下で膝を抱えて陰険な企みをしている間も、こっちはずっと動き回ってたの!
 その人生の差が、残酷な形で出ている」

マントに人格を移したジェーンが囃し立てる。
その口調は騒がしいが、指摘はできるだけ淡々と、冷静に、相手の一番痛いところを突いていた。

どれほど響いているかはわからない。
だが、相手が決して平静ではいられないことだけは、
はっきりと伝わってくる。

「……言うじゃないか」

シオンは、
口の端に引っかかっていた折れた歯を
指で無造作に引きちぎり、淡々と応じた。

さきほどまで圧倒していた状況を
一気に覆された狼狽は、
すでに冷徹な仮面の下に押し戻されている。

「スゲーマン。あんたに聞こう。
 この世界をどうするつもりかをな」

「あんたと話す口なんて、この人は持ってないわ!!
 自分の中にいるのと話してればいいじゃない!」

「悪いが、俺は前世を話し相手に引っ張り出すほど、
 孤独に心を病んでいない」

「きぃーーー!
 嘘つけ! こんなに子供に囲まれてガキ大将やってるくせに!
 あなた、二十歳超えてるんでしょう!?
 普段つるんでる友達の年齢、考えたことある? ダッサ! ダッサダッサ!!」

「……話にならないな。
 答えろ、太古の地球で至高の栄誉に与りし勇者よ」

「おーっと!
 あたしとの舌戦に負けそうになって、
 急に難しい言葉並べて“高尚なやり取りしてます”ってノリに逃げた! 気をつけて!
 今から中身のない、“馬鹿にしかわからない浅いこと”を言い出すわよ!」

…………耳元で、ずいぶん騒がしい。
僕がマントをしている時は、
こんなふうに前に出てこないのに。

マント全体が、完全にマシンガントーク形態へ移行している。
僕のように飛行補助はできないが、
代わりにメガホン役を引き受けているらしい。

「この時代で、何をするか、だよね。
 僕は特に何かを成そうとしているわけじゃない。
 強いて言えば、ジェーンを見守って、助けるだけだ」

「ふふん。そういうことよ。
 この人は、ずっとあたしと一緒!
 みんなに去られたあなたと違ってね!!」

マントが腕組みをし、
ふんぞり返って、
僕より前に出てきている。

「それを、いつまで続けるつもりだ?」

「ずっとに決まってるでしょ!
 そんなこともわからないから、人生を無駄に過ごして、
 あたしに先に国を変えられ──『未定! 未定ね!!』」

……マントになってから、
口撃の威力が上がりすぎだ。

確かにヒーロー仲間には、
「ヴィランはとにかく煽れ」というタイプもいる。
だが僕自身は、あまり口が回る方ではないし、そういう戦い方は好きじゃない。

できることなら、どんな相手の心にも、
できるだけ優しく触れたいと思っている。

……まあ、彼女はシオンに家族も家も蹂躙されている。
仕方ない部分もあるのだが。

「スゲーマンはいい。
 だが、ジェーン。
 お前はなぜ、ヒーローをやる?」

「……みんなの生活に余裕ができて、
 別の意味で治安が悪くなったからよ」

「学院は俺が引き継いだ。政治にはクレオがいる。
 シスマ以上の有能性を、お前が持てるわけがない。
 自然災害や犯罪の防止と救助は結構だが、
 それは何を目的としている?」

「スゲーマンがそれをしてたし。
 同じことをすれば、力とか、前の知識とか、もっと手に入ると思ったから」

……今では遠い話だが、
出発点は確かにそれだった。

前世である僕と心が重なれば、より深く、より強く、僕の力を引き出せる。

最初は、転生先であるはずの彼女と、会話することすらできなかった。
今は、いくらでも話せる。それが、ただただ嬉しい。

「違う。お前がスゲーマンと通じたのは、
 親に見放された自分の怪物性と孤独を癒すためだ。
 ヒーローごっこも、お前が一人にならないためにやっているに過ぎない」

ジェーンが、押し黙った。

「動機が、行動や救われた人の価値を損なうとは思わない」

僕が加勢するが、
シオンは納得しない。

彼は、ジェーンとも、そして僕とも、
まったく異なる気質の持ち主だ。

その底にある無尽蔵の傲慢さ。
それこそが、ヴィジランテという存在そのもの。

それが敵に回った時の厄介さを、僕は嫌というほど知っている。

だが、それほど僕の精神性と違う彼が、なぜスゲーマンの力を使えている?

考えがまとまる前に、僕のもう一人の転生先は、会話を打ち切った。

満月を背に、彼は空中に浮遊する。

「もういい。歴史の表から消えろ。後は俺が引き継いでやる」

「あなた、今の世の中を壊すつもりでしょう」

「その方が速い。能力も、力も、知恵もある。
 この程度の文明でも、魔法が広まれば産業革命は可能だ。
 俺なら、すべてを管理できる。お前は、お払い箱だ」

「あなたの言うことを聞くと思う!?」

「お前が本当に世の中を思っているならな。
 俺には力がある。証拠は──そうだ。消え去れ」

その呟きと同時に、僕の、ひいてはジェーンの腕が、
マントごと粒子になって崩壊した。

劇的な演出もなく、砂の城に触れた瞬間に崩れ落ちたように。
ジェーンがいたマントは、切れ端一つ残さず消えた。

「な? これからは俺の番でいいだろう」

「なに……これは……!?」

突如起きた、あまりにも異常な事態。
腕で押さえても、ジェーンからの反応はない。

叫ぶべきか。
悲しむべきか。
感情が、完全に停止した。

色々なことを経験してきたが、腕が風化するなど、初めてだ。
これは断じて、僕の力じゃない。

「あんたは、偉大な知性と技術を恐れてきた。当然だろう。
 どうやら俺やジェーン、セイメイ、クレオ、そしてストリーマーは、“できると思ったからやりたい”という誘惑に抗えないらしい。
 凡人のあんたには、さぞ危なっかしく見えるだろうな」

「ジェーン……ジェーン!?」

シオンの周囲に、虹色の光輝が展開される。
七色の光が、空間そのものを削ぎ落としているのがわかる。

誰かが術を行使している。
だが、今はそんなことはどうでもいい。
彼女はどこへ行った?
無事なら、沈黙しているはずがない。

視界が明滅し、
現実感が薄れていく。

この唐突さ。
予兆のなさ。
予想外さは、まさに“あの夜”のことだ。

兄弟同然の親友との対立。
彼の犯した罪。
僕の目の前で爆死した知己の人々。

「あんたがヒーローをやっていた理由はわかる。
 アークヴィランが誕生した夜、
 助けられなかった故郷の者たちへの罪悪感だろう」

「違う……」

吐き気が止まらず、口元を押さえる。
抱きついてきたジェーン。
少しずつ話と心が通じるようになってきたジェーン。
ずっと一人で高いところに浮かんでいたジェーン。

「助けられなかったからじゃない。
 他の方法を思いつけなかったからだ。
 あの夜、なにかが、どうにかできていれば、
 僕たちは憎み合わずに済んだんじゃないのか」

僕はずっと考えている。
ヒーローをやるのも、あの夜を超えるためだった。
生きている間は無理だったが、答えはジェーンが示してくれた。

「僕はずっと考えている。
 相手を信用したまま、戦わずに、憎まずにいる方法を」

失われた肉体は再生しない。これでようやく理解した。
僕の超再生は、“喪失”を補いはしない。死んでから理解するとは。

「そうか……それならいい」

指を鳴らす。
信じられない事象で戦いが中断されたこの場では、
その軽やかな音が、銅鑼の轟音にも思えた。

シオンの動きに応じて、目の前で粒子が凝集し、腕とジェーンが“戻る”。

今の彼女の意志は血のマントに宿る形で存在している。無事かどうか確信はない。
だが──なぜか、大丈夫だと思えた。

「どうしたの?」

僕の真っ青な顔を見て、
ジェーンが不思議そうに首を傾げる。
その瞬間、僕は確信した。
少なくとも“今”は、彼女はここにいる。

「今、お前を粒子に分解して、それから再生したんだ。
 お前はすでに知っているだろう。俺の目的を。
 無策で敢行していると思ったのか。あるんだよ、とっておきの最強兵器がな」

虹色の粒子を操る本人らしき存在が、シオンの背後に現れた。
文字通り、音も光もなく。

小柄で、巨大な魔女帽子を被った少女。
王の幻覚を作っていた人間だ。
フレディのアシストもしていた。間違いない。

「こいつは粒子を操る。
 普段は光子だけに限定しているがな。夜の砦など、いくらでも集められる。
 だが、こいつだけは別だ。この時代に生まれた、前世も何もない特別な存在」

「なんですって……?」

シオンの言葉に、ジェーンの怒気が膨らんだ。

「聞こえなかったか?
 こいつがこの時代のスゲーマン相当ってことだ」

正確には違う。
だが、度を越えた最強であるのは間違いない。

「違うわ。あの子たちのことよ。
 フレディもジョナサンも、いらないって言うの!?」

「俺の経験、ノウハウの蓄積にはなった。
 こいつはロータスがいないと不安定ではあるが……じきに代わりを見つけてやる。安心しろ」

「この……!! あの子たちは、どれだけ痛めつけられても、あなたを思ってたのよ!?」

「だから評価した。奴らも満足したんじゃないか?
 この俺に認められたのだからな。後はお前にやる。好きにしろ」

僕の腕が引っ張られる。これまでとは違う。
理屈も制御も吹き飛ばした、怒りだけの一撃が放たれた。
ジェーンが動かす腕より、ずっと荒い。

「クソ野郎め!!」

口撃が直撃するよりも短い刹那。
僕の体が突き上げられた。強烈な一発ではない。
無数の接触による、暴力の雨だ。

スゲーマンである僕は空も飛べる。
だが、空中で旋回して態勢を立て直す暇すらない。
圧倒的なスピードと手数が、全身のあらゆる箇所に突き刺さった。

「がはっ」

ジェーンを庇い、
体で攻撃を受け止める。

止まらない。
無限の乱打。
何が起きているのかもわからない。
月だけが無感情に見下ろしてくる。

「ストリーマーから聞いたぞ。
 お前たちの時代には、面白い法則があったようだな」

再生すら追いつかない超スピードの連打。
膝を屈し、体を丸めて耐え凌ぐ。

「スゲーマンは強く、素早く、至高だ。
 だが本当の意味で最強の力──絶対のスピード。
 それの出来栄え、さらにはどのサイドにつくかで、
 その世界の本質がわかるという。
 まるで、万物を統べて率いる王者の“資格”のようだ」

虹色の淡い光に、徐々に目が慣れてくる。
僕の前にいるのは、子熊浪人ではない剣客。
そして──ストリーマーが、シオンの側に立っている。

「ここまで言えば、わかるな」

虹色の閃光が踊るように舞い、僕の周囲を旋回する。
意識が途切れかける僕の眼前で、姿を現した虹色の魔女が拳を振るった。

「俺が手に入れたのは、粒子の支配者というだけじゃない。
 スピードスターを“駒”として支配している」

そして、意識がブラックアウトした。

次に目覚めると、敵に回っていたはずのりさ──ストリーマーが、僕の顔を覗き込んでいた。

何が起きたのか、すぐには呑み込めない。じわじわと記憶が戻ってきた。

「ごめんなさい。話すのが遅れてしまって」

……話していないことは山ほどあるだろう。こいつは極まった秘密主義者だ。
そのくせ他人の秘密は暴きたがる。良いところはあるが──どうしようもない。

「過去に分離した私の“悪側面”が、シオンを拾って指導して、ブレインになっているんです。
 スゲーマンの力も、王国の秘宝である、あなたの魂を封じたアンプルを使っているんです」

……責められないだろうタイミングで、一気に明かしたな。

普段の僕なら突っ込む。
だが、今は、疲弊しきったジェーンの方が心配だった。

起き上がろうとすると、
僕はとっくにマントに戻っていた。

傷が癒えたジェーン・エルロンドは、
頭痛に耐えるように両目を覆う。

「疲れた」

シオンが去った後、
彼が捨てた者たちの待つ家へ向かうために、
ジェーンはゆっくりと立ち上がった。



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