53 / 92
2章 Secret Origins
【二十三】この人が一番必要だったのよ
しおりを挟むシスマと戦いを天秤にかけられた。
普通なら、人命を優先して考えるべきだ。
しかし、ここで戦いからの離脱を選べば、クレオは残ったエドガーたちに何をするかわからない。
そして、ここで彼女を見逃せば、再会した時には、僕にとっての“彼”のように邪悪へ堕ちている予感があった。
ジェーンの先ほどの発言で、国一番の天才が付けていた仮面が剥がれていく。
正確には、前世によって強制的に付けられていたはずの、半ば自動的にかぶせられた呪いだ。
今のクレオがどんな顔をしているのか、誰にも悟られないように、彼女は必死に手で顔を覆って隠した。
どういう行動に移るのか。
ジェーンが静かに待っていると、クレオはゆっくりと顔を露わにした。
「うん」
いつもの澄まし顔が、そこにはある。
しかし鉄面皮然としたそれに、あちこち綻びが生じていた。
普段の完璧な自信が、消失している。
「君の言う通りかもしれないね。
私は確かに、前世というか、生まれを憎んでいるのか」
シスマは強い。
それも僕の時代でも並ぶ者がほとんどいないだろうほどに。
仮に全兵力を投入されても、すぐには死なないはずだ。
僕の経験上、クレオが求めているのはジェーンの葛藤だ。
悩む姿を引き延ばして見るためには、シスマは生かしておく必要がある。
眉間に皺を寄せ、奥歯を噛み締めたジェーンが、必死に目の前へ集中する。
「どう? あなたのメイド長が心配じゃないかい?
こんなことを話している間に、
あなたの姉代わりは無力にも惨殺されるかもしれないよ?」
スクリーンの映像はすでに消されていた。
ライブで視聴できないことが、いっそう悪い想像を引き出す。
「ぐうぅ……!」
心配と不安を突かれて掻き乱された。
今にも駆けつけたいのを我慢し、ジェーンはその場で四つん這いになった。
「悩みよ~~~~止まれ!!!!!!!」
衝撃波になるほどの大声。
それから床に額を打ち付け、基地全体を揺らす。
空間は陥没し、ジェーンの顔型ができたが、鋼鉄の彼女の綺麗な肌には傷一つない。
「気付けになる? 痛くもなんともないでしょ」
「勘違いしないで。自分の体を痛めつけるつもりはないわ。
だって自分の体を傷つけたら、痛いもの」
以前までの二人の関係ではない。
ジェーンは堂々とクレオに反論し、対等に向かい合っている。
それだけでも若き超常の頭脳の持ち主には、不可思議な事態だった。
僕も、あの時にそうできればよかったのだろうか。
その後悔が、前世から今世へと昇華されようとしているのなら、喜ばしいことだ。
「クレオ。話を逸らそうとしないで。あなたの悩みと憎しみ。
全部、当然の感情よ。選んで前世を引き継いだわけではないし。
あなたは、きっと転生したことが辛い目に遭った原因だもの」
「だったら私がしようとしていることもわかるよね?
わからないなら、百万年分の熱情を脳髄に注がれなかった、
恵まれた側の言い分でしかない」
両腕にシェイプシフターが巻き付く。
不定形の肉は全身を覆い、いくらでも変化する外骨格になった。
人の体として見れば、全長五メートルにも及ぶだろう巨きさ。
肉腫がバネ、コイル、ワイヤーとなって、膨大な爆発的威力を齎す仕掛けだ。
「これで君と互角だ」
「そうかな。あたしの前世は、力だけは凄いのよ」
「残念だけど、私の前世……奴の頭脳は、生きている時は愛でリミッターがかけられていたよ。
その気になれば、宇宙一の頭脳は宇宙一のパワーを軽く凌駕する」
そう言って、クレオの全身が残像を残して消えた。
弾道ミサイルより速くて強力な一撃が、ジェーンの横腹で爆ぜる。
意識が飛びそうなところを、僕がマントを伸ばし、オブジェクトに巻き付けて距離を取った。
親友からの一撃。
それは僕から引き継いだ鋼鉄の体を貫通する。
少しでも距離を取って、自動治癒に賭けるほかない。
「ごっ……ぐうぅ……!!」
湯気を立て、超高速で傷が塞がっていく。
痛みに極端に弱いジェーンの双眸に、涙がぼろぼろ溢れては零れる。
彼女は農業の達人だが、農家育ちではない。
そのせいか、僕と違って、不意の怪我や望まぬ負傷にはてんで弱かった。
農業ほど予想外の災害や怪我と隣り合わせな危険な仕事もない。
僕の両親がいかにタフなファイターだったか、よくわかる。
「まだまだ行くよ」
「スゲーマン! とにかく逃げ回るからサポートして!!」
少しでも被弾面積を減らすために、クラウチングスタート並みの腰と頭の低さをキープする。
加害への枷を解放したクレオが、一個の暴風となって親友へぶつかってくる。
掠っただけでジェーンの肉体が削れ、砕け、弾ける。
僕がマントを縦方向に絞って延ばし、空間内のインテリア、柱、突起に触れさせ、ジェーンを引っ張って動かす。
「大丈夫かい?」
僕が気遣っても返事はない。
広かった空間のあちこちに、ジェーンの血が飛び散っている。
油断すれば足を滑らせて転んでしまいそうだ。
「伸びるのはこっちもだよ」
シェイプシフターの外骨格が変質して触腕が生え、追いかけてくる。
僕がマントで切り飛ばすが、残念ながら搭載している頭脳が違いすぎる。
ブーツが血溜まりを踏んで跳ねる。びちゃびちゃと粘ついた音。
僕では対応しきれない肉触手が無数に生えてくる。
空間を縦横に埋め尽くす質量が塊となって、押し寄せた。
「さあ、どうする!」
「こんのぉ!」
僕の超常的な怪力と速度を活用し、両手を全力で叩きつける。
衝撃波が鎌鼬のように鋭利な空気の刃になり、クレオが繰り出す肉の攻撃と衝突した。
互いに壁際まで押し出され、空間全部が赤い霧に覆われた。
「ひぃぃぃ……!」とジェーンが悲鳴を漏らしながら、千切れかけた腕を抱えて右往左往する。
「痛い痛い、これどうすればいい?
一思いにちぎったら生えるよね!?
そういう感じの体質だよね!? ちぎるよ! イチニノサンで!」
「試したことないからわからないけど、たぶん生えないよ」
「あっぶな……!」
危うく自分の腕を、早合点で引き裂きかけた。
気持ちはわかる。
もしかしたら僕は生えないけれど、彼女は生えるかもしれない。
逆もあるかもしれない。やってみないとわからないことだ。
霧が晴れかけると、両者の状態がわかった。
クレオのダメージは大きいが、比べればこちらのほうが上だ。
なにせ腕が取れかけている。
向こうの触腕も取れたが、すべてくっつけようとしていた。
「嫌なものでしょう。
どれだけ頑張っても、相手の生命の殻しか削れていないというのは。
途方もない作業に思えるのではない?」
これがシェイプシフターの嫌なところだ。
ダメージレースでの勝利がない。
原則、超科学技術で捕獲するか、消滅させるかの二択になる。
そしてあちらは、しょせん外付けの肉体だ。
「私が憎くなったよね? でもいいんだよ。
それが私たちの運命だからね。殺すか殺されるか。
この呪い。すべては君を永遠にすることで、超えられるんだ」
今、攻撃されるとまずい。
「待ってくれ。どうしてジェーンの意志を無視する。
彼女の同意があってこそだろう?」
我慢できずに僕が口を挟んでしまった。
二人の世界に前世が入り込んだことで、クレオは嫌悪感をむき出しにする。
野暮なことをしでかした気はしていた。
「旧時代の怨霊がうるさいな」
「は、はっきり言われた……!!」
おっしゃる通り、僕はすでに死んでいる。
それに今世の少女から離れることはできない。
僕を前世に持ったせいで、いらぬ苦労をかけてもいた。
薄々自覚していたが、それを直球で言われると愕然としてしまう。
「成仏しない代わりにガールズラブに口だけ挟むって、
暇人どころか無責任の極みでしょ」
「………………!?!?」
立て続けに存在意義へ切り込まれ、論破されてしまった。
「私たちは苦しんできた。だからそれを消す。
転生者を永遠にすれば、
もう不幸は引き継がれない」
初めに言っていたことから、大きくスケールが広がった。
永遠の命を与えるのは、ジェーンにだけではないのか。
「待ってくれ。全員? 前世のある人々全員を不老不死にするのか?
その上で君だけは普通の寿命で死ぬと?」
「みんな喜ぶよ。私は自分の復讐が成し遂げられた世界で眠りにつく」
「かっ……!」
言葉を交わし、計画の根幹に触れた。
それもジェーンが真摯に親友に向き合ってくれたおかげだ。
「勝手すぎる……!」
おかげでわかった。彼女は本当に危険だ。
自分のことしか考えられていない。
そして彼女の瞳は、異常な清澄さを讃えている。
目が淀んでいる、歪んでいるなら僕の経験上どうとでもなる。
なぜなら人というのは、わりと簡単に瞳が暗くなって光を失うからだ。寝起きとか。
しかし、歪みが消えているのは人間が持てるものではない。
とっくに向こう側へ行ってしまっている。
仲間にはできても、社会的動物という線の内側へ戻ることはない。
「大丈夫。あとはあたしがやる」
ジェーンの腕が、くっつき終わった。
よかった。うっかり取らずにいて。
もう彼女に逃げ回るつもりはないようだ。
「わかったんじゃないかな?
もう君が私に勝つ道理はないだろう。
なぜかわかるね。私の前世が最悪のモンスターだからさ。
奴の知識は、すべてを予測して打破できる最強の兵器だ」
「もう、向こうが見えないじゃない!」
毒づいて手で血霧を払う。
朱い粒子が空間から廊下のほうへ流れていった。
完全に晴れた視界で、ジェーンは相手があまりダメージを負っていないことに肩を落とした。
クレオの言うことへの反論の余地はない。
彼女は僕の速度もパワーも完全に対策しきっている。
セイメイの頭脳があっても、セイメイの妄執による思考と判断の歪みがない。
奴と戦うより、厳しいかもしれない。
「でも予測してるって、それはスゲーマンのことでしょう?」
事もなげに、僕の来世は言った。
「あたしは、もっと凄いわ」
これだ。力押しと我慢で何とかしてきた僕とは違う。
彼女は天才だ。僕にはできないことも、できる。
「だから言ったはずよ。
私にはセイメイの叡智がある」
「そしてあたしは、今の文明に燦然と輝く宇宙一の天才よ。
貴女がどれだけ悩んだって、しょせん宇宙で二番目だわ」
あれだけ憧れていたクレオに、言い切ってみせた。
一切言い淀むことなく。
ものすごい傲慢さだ。
だがジェーンって、こういう人だ。
「それになによ。この人のことが予測できるからなに?
ちょっと話せば、世界一シンプルな人だって誰でもわかるじゃない。
ほらスゲーマン、答えてみなさい。
シスマを見殺しにするか、クレオの対処をするか、どっちがいい?
ええ、『両方助けるべきだよ』って言うわ。完全に当たった!」
一言一句かぶせてきた。
彼女はなんでもないことのように言うが、それは事実ではない。
僕は田舎と都会の顔を熟知した、極めて多面的なパーソナリティを持っている。
ジェーン・エルロンドの才覚があってこその業だ。
「ね? そして今は、この人は『自分は都会暮らししてたからもっと複雑』とか考えているわ。
なぜかわかる?
秋田っていうとんでもない田舎で育ったことで、
かっぺの自分に、ぼんやりコンプレックスがあるからよ!
それも理解できないなら、あなたの前世なんて、しょせん誰でもわかることを
小難しくこねくり回してるだけってこと!!」
ひどい。ひどすぎる。
どうして僕を晒し者にするんだ。
いくらクレオを説得するためだからって、あんまりだ。
「でもあたし達には、この人が一番必要だったのよ。
自分の近くに、世界で一番信じられる人がいるって凄いことだわ。
だって何でも信じて疑わない、とんちんかんだもの」
そう言って彼女が、僕の意志の通っているマントを外す。
何をするつもりかわからないが、彼女の作戦に任せよう。
どれだけ扱き下ろされても、彼女は僕を信じてくれている。
僕も、彼女を信じている。
「スゲーマン!
この空間にある血を全部吸収できる!
できなかったら困るから、無理でもやって!」
やったことはないが、試しに僕自身の力でマントを動かしてみた。
生前は栄養源として血を摂取する必要があった体質だ。
思ったよりも、血を動かして回収するのに向いていた。
ジェーンの血液でできたマントだ。
同じものを集めれば、より固く、大きくなる。
たちまち、さっきのクレオの攻撃と同じくらいの規模の血塊ができた。
「それで私と戦うつもり?」
「もちろんよ。行け! スゲーマン!!」
クレオの攻撃を、僕が一身に引き受ける。
いくら膨大な質量でも、たちまち削られ続ける。
「なんだ、あっさりじゃないか」
手応えのなさに、クレオの眉が上がる。
僕の対応限界を超えた敵の攻撃。
油断なく、どんな反撃にも対処できるように、常に予備の触手も展開している。
これでは、同スペック上のタイマン勝負も同然だ。
肉体スペックを使えないなら、彼女に勝つのは無理。
無惨にも削られ、剥かれ、穿たれ続ける。
大きくなっても、なすすべがない。
「さあて……ほら、向こう側が見えた」
中心部に隧道ができて、クレオが覗き込む。
向こう側には、ジェーンはいない。
この空間のどこにも、ジェーンはいない。
「どこに行った?」
「ここよ!」
クレオの真後ろへ、ジェーンが高速移動する。
即座に反応されるが、僕の体も彼女の触手と同じように、無数の突起が生じてクレオへ向かった。
本来なら、クレオの頭脳に立ち向かえるものではない。
しかし今の僕のボディ相当には、できていた。
通常なら一本一本を分析するだけで目を回すだろうそれを、血の塊がずるり、ずるりと器用にこなしていく。
「スゲーマンにこの動きは無理。
切り離しているならジェーンではない? それなら──」
「はい、私です」
シスマが僕を直接操作し、本来はできない柔軟かつ入念な運動を行っている。
さっきまで単身で警備武装に立ち向かっていたシスマが、ジェーンに抱えられ、ここまで来た。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。
神託が下りまして、今日から神の愛し子です! 最強チート承りました。では、我慢はいたしません!
しののめ あき
ファンタジー
旧題:最強チート承りました。では、我慢はいたしません!
神託が下りまして、今日から神の愛し子です!〜最強チート承りました!では、我慢はいたしません!〜
と、いうタイトルで12月8日にアルファポリス様より書籍発売されます!
3万字程の加筆と修正をさせて頂いております。
ぜひ、読んで頂ければ嬉しいです!
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
非常に申し訳ない…
と、言ったのは、立派な白髭の仙人みたいな人だろうか?
色々手違いがあって…
と、目を逸らしたのは、そちらのピンク色の髪の女の人だっけ?
代わりにといってはなんだけど…
と、眉を下げながら申し訳なさそうな顔をしたのは、手前の黒髪イケメン?
私の周りをぐるっと8人に囲まれて、謝罪を受けている事は分かった。
なんの謝罪だっけ?
そして、最後に言われた言葉
どうか、幸せになって(くれ)
んん?
弩級最強チート公爵令嬢が爆誕致します。
※同タイトルの掲載不可との事で、1.2.番外編をまとめる作業をします
完了後、更新開始致しますのでよろしくお願いします
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
追放された悪役令嬢、農業チートと“もふもふ”で国を救い、いつの間にか騎士団長と宰相に溺愛されていました
黒崎隼人
ファンタジー
公爵令嬢のエリナは、婚約者である第一王子から「とんでもない悪役令嬢だ!」と罵られ、婚約破棄されてしまう。しかも、見知らぬ辺境の地に追放されることに。
絶望の淵に立たされたエリナだったが、彼女には誰にも知られていない秘密のスキルがあった。それは、植物を育て、その成長を何倍にも加速させる規格外の「農業チート」!
畑を耕し、作物を育て始めたエリナの周りには、なぜか不思議な生き物たちが集まってきて……。もふもふな魔物たちに囲まれ、マイペースに農業に勤しむエリナ。
はじめは彼女を蔑んでいた辺境の人々も、彼女が作る美味しくて不思議な作物に魅了されていく。そして、彼女を追放したはずの元婚約者や、彼女の力を狙う者たちも現れて……。
これは、追放された悪役令嬢が、農業の力と少しのもふもふに助けられ、世界の常識をひっくり返していく、痛快でハートフルな成り上がりストーリー!
公爵令嬢やめて15年、噂の森でスローライフしてたら最強になりました!〜レベルカンストなので冒険に出る準備、なんて思ったけどハプニングだらけ〜
咲月ねむと
ファンタジー
息苦しい貴族社会から逃げ出して15年。
元公爵令嬢の私、リーナは「魔物の森」の奥で、相棒のもふもふフェンリルと気ままなスローライフを満喫していた。
そんなある日、ひょんなことから自分のレベルがカンストしていることに気づいてしまう。
「せっかくだし、冒険に出てみようかしら?」
軽い気持ちで始めた“冒険の準備”は、しかし、初日からハプニングの連続!
金策のために採った薬草は、国宝級の秘薬で鑑定士が気絶。
街でチンピラに絡まれれば、無自覚な威圧で撃退し、
初仕事では天災級の魔法でギルドの備品を物理的に破壊!
気づけばいきなり最高ランクの「Sランク冒険者」に認定され、
ボロボロの城壁を「日曜大工のノリ」で修理したら、神々しすぎる城塞が爆誕してしまった。
本人はいたって平和に、堅実に、お金を稼ぎたいだけなのに、規格外の生活魔法は今日も今日とて大暴走!
ついには帝国の精鋭部隊に追われる亡国の王子様まで保護してしまい、私の「冒険の準備」は、いつの間にか世界の運命を左右する壮大な旅へと変わってしまって……!?
これは、最強の力を持ってしまったおっとり元令嬢が、その力に全く気づかないまま、周囲に勘違いと畏怖と伝説を振りまいていく、勘違いスローライフ・コメディ!
本人はいつでも、至って真面目にお掃除とお料理をしたいだけなんです。信じてください!
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。
まず、後宮に入れませんっ! ~悪役令嬢として他の国に嫁がされましたが、何故か荷物から勇者の剣が出てきたので、魔王を倒しに行くことになりました
菱沼あゆ
ファンタジー
妹の婚約者を狙う悪女だと罵られ、国を追い出された王女フェリシア。
残忍で好色だと評判のトレラント王のもとに嫁ぐことになるが。
何故か、輿入れの荷物の中には、勇者の剣が入っていた。
後宮にも入れず、魔王を倒しに行くことになったフェリシアは――。
(小説家になろうでも掲載しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる