異世界で謎の時間額課金システムを試してみたら最弱から最強になった!?

ノア2nd

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序章

いざ!ギルドへ!

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ー前章までのあらすじ!ー
最強武器のレベルがMAXになったり、
実は遭遇率0.00000002%のバックボスを倒しちゃったり、一気に金持ちになったりで大忙し!でも、無事に街に着いたし一件落着だね!でも検問している兵士と握手をしちゃったら課金システムの事を忘れて硬く握手しちゃった!?どうなるの!?筒井君!?ハチャメチャの展開だけど頑張って!


いざ!ギルドへ!

「いやーまさかこんなにも力がお強い方がいるとは」
大柄な男が筒井と少女に言うと大声で笑いました
「申し遅れました!ワシはここの街の長をやらせて貰ってます![ゲラルト]と申します!」
「は、はぁ・・・よろしくお願いします・・・あ、俺は筒井と言います」
「私は・・・貴方にも名乗って無かったわね、私は[レマ]と言います、よろしくお願いします」
こいつ、レマっていう名前だったのか
「あ、それより・・・すみません・・・お怪我させてしまって・・・」
「良いんですよ、ほら怪我をしてしまった兵士だって」
「はい!僕なら大丈夫ですよ!ちょっと手が砕けちゃっただけですから!」
と、笑顔で話す兵士とは裏腹に彼の右腕はボロボロになっていました
「いや・・・申し上げにくいがこれ・・・ダメじゃね?」
筒井がそう言うと、横に居たレマが
「ちょっと!筒井!あんたそこまで言うんだったら、治してあげなさいよ!」
筒井にそう耳打ちすると
「・・・・・・分かったよ」
筒井が前を向き兵士に向かって
「すみません、怪我をしている方の手を包帯から出してもらっても構いませんか?」
「え?良いですよ?」
「む?何か始まるのですかな?」
「えぇ、筒井がどうやら治療が出来るらしいわ」
「なんと!?本当ですかな!?」
「えぇ・・・まぁスキルが多くて悩みますけど・・・」
「スキル・・・ですとぉぉぉぉぉぉ!?」
ゲラルトが大声で怒鳴ると
「ま、まさか!治療スキルをお持ちで!?」
ゲラルトが驚きました
「え?え?ま、まぁ?」
筒井が困惑した中で言うと
「本当ですか!で、では早速!お願いします!」
「良かったな・・・兵士よ!」
「はい!これで治りますね!」
「?じゃ、じゃあ早速やりましょうか?」
筒井がそう言うと、横になっている兵士の前でウィンドウを開きました
「ん?なんですかな?あれは?」
ゲラルトが不思議そうに言うと
「?見た事無いの?」
レマが不思議そうに言いました
「えぇ・・・まぁ、今まであの様な物は一切見てませぬな・・・」
「あ、そうなのね持ってないの私だけかと思ったわ・・・」
「うーん・・・」
筒井が悩みながらウィンドウを見ていると
「うーん、これかな?」

スキル[慈悲ノ加護・XX]

「これでいっか」
筒井がウィンドウの画面を押すと、傷付いた兵士の全身が光に包まれました
「ん?無詠唱?しかも、腕程度の傷であればこんなにも光には包まれなかった様な気が・・・」
「ちょ、ちょっと!筒井!?あんた間違えたんじゃ!?」
「な、なんですとぉ!?そ、それは大変ですぞ!?」
エマとゲラルトが大慌てでいましたが
「いや!私は全然大丈夫であります!」
兵士が元気な声を上げました
「しかも、腕の傷だけじゃない!今まであった歴戦の傷も癒されてしまった!」
「歴戦って自分で言っちゃうんですね」
「そこに突っ込まない!」
レマがそう言うと、レガルトが
「素晴らしい魔法ですな!しかも予想以上の効力ですな!」
「え?そうですか?」
筒井が呆けた様に言うと
「とても珍しいですよ!ウィンドウ・・・でしたっけ?あと魔法が使える事も珍しいですが、ここまでの回復量は見た事無い・・・」
「あっ、ウィンドウも珍しいんですね」
「いや、珍しいというかワシは1回も見た事無くてですね・・・」
「実は、私も見たことが無いですね・・・」
兵士とレガルトが悩み始めると
「しかも通常、魔法を使う際は詠唱が必要なのですよ。あの位の回復量だと少なくても30秒は必要・・・不思議ですな・・・」
「ふーん、なるほど」
「まぁ、不思議な事ばっかりで頭が痛くなりそうですな!ガハハハハハ!!」
「そ、そうですね・・・」
「いやーでも助かったから何かお礼がしたいですな!何でも言ってくれて構いませんよ!」
「あ、このモンスターについて何か知ってます?」
筒井が収納袋の中身を見せると
「うーむ、分かりませぬな・・・ギルドに聞いてみてはいかがでしょうか?」
「じゃあ、武器屋とギルドの場所を教えてくれませんか?」
「え?それだけで良いのですか?それだったら・・・」

ー数分後ー
「ありがとうございます、お世話になりました」
「良いんですよ!兵士も治してもらいましたし!これくらいでしたら!お礼が足りない位ですよ!」
「ハハ・・・ではギルドに向かわせて頂きますので」
「分かりました!お元気で!」
街の長を背に歩き始める2人
「いやー一件落着ね!筒井!」
「あぁ、そうだな一時はどうなるかと思ったが」
「しかも、ウィンドウは超貴重であなた位しか持ってないかもしれないらしいわね」
「そうだな、これ目当てに殺されたら困るな・・・」
「そ、そんな奴・・・いないとは限らないわね・・・」
「まぁ、そんな時があったら第一にお前を守ってやるよ」
「!?な、なんのつもりよ!?」
「俺は善人だからな・・・!」
筒井が不敵な笑みを浮かべると
「ハァ・・・あんたは気楽そうね。でもそんな事よりまずはギルドに向かいましょ?」
「ああ、とりあえずギルドに向かうか」
「えぇ、行きましょう」

この街[クルス]は360000人が住む街となっており経済状況は良好、民達のトラブルも目立たない平和な街である。この街にはギルドがあり、頻繁に旅人達が出入りする街でギルドや街として人気を集めている場所である。しかしそんな所に1つ問題点が・・・

そんなギルドへ1人の冒険者が・・・

「ここか・・・ギルド」
「この街で1番目立ってたわね」
「うん、方向音痴の俺でさえ分かりやすかったよ」
「んじゃまぁ、入りましょうよ!」
「そうだな、入るか」
筒井がドアノブに手をかけ、引くと
沢山の冒険者がいました
周りを鎧で固めた騎士
身軽な服装で両腰に剣を構えている女性
中には人間ではない異人の者もいました
「おお・・・凄い、本物のギルドだ・・・」
「当たり前でしょ」
そんな会話をしながら歩いていると受付に辿り着きました
「いらっしゃいませ、ギルドは初めてでしょうか?」
「はい、初めてです」
「では、説明に移らせて頂きます」
受付の女性が丁寧に言うと
「ここ、ギルドではクエストの受付→討伐クエストなら討伐 護衛クエストなら護衛をこなし→依頼者から依頼達成の手紙を貰う→ギルドまで戻り手紙を提出すれば報酬が貰える この様になっております」
「おー、俺が考えてたものと一緒だ」
「クエストにはクラスがあり大体の冒険者はFランクからスタートされます」
「レベルが高く、クエストの達成量が多ければランクが上がります」
「ふーん、面白そう・・・」
「ん?すみません質問があるのですが」
「はい、何でしょう?」
女性が丁寧に応えると
「今さっき大体の冒険者はFランクって言いましたよね?他のランクになる場合はあるんですか?」
「はい、ランク鑑定士という方に鑑定させてもらいその場で決まったランクがクエストの基準となります、もちろんクエストのランクを下げる事も出来ますが。その場合は、中々ギルドでのランクが上がりません」
「はー、なるほど」
筒井が感心した様に言うと
「では、あなたのランクを鑑定させてもらいます、よろしいでしょうか?」
「はい、大丈夫ですよ」
「では、鑑定士様!」
「はいはい!今準備を!」
鑑定士は意外と若い方で筒井と同じ20代位でした
(きっと、筒井のステータスに腰を抜かすと思うわよークスクス)
「ハァ・・・何を考えてるのやら・・・」
「準備整いました!ではこちらの方に!」
「あ、はい」
筒井が鑑定士の方へ向かおうと1歩踏み出そうとした時
(ん?重い・・・?)
足取りが重く感じました
1歩、また1歩と踏み出しましたが踏み出すのに時間がかかりました
「だ、大丈夫ですか?」
「え、えぇ・・・大・・・丈夫・・・です・・・」
「大丈夫?筒井?」
レマが筒井の肩を担ぎ鑑定士の元に歩きました
その姿を他の冒険者が見ていました
「あいつ、男の癖して女に担いで貰ってるぜ・・・w」
「マジかよwwなんていう男だよw」
「見てw見るからに弱そうだわw」
そんな罵倒を浴びられながらやっと鑑定士の元へ辿り着きました
「で、では鑑定の方へ移らせて頂きます」
「は、はい・・・」
鑑定士が紙を掲げ文書に目を通すと
「出ました、鑑定結果です」
鑑定結果を見ると
「あ」
「どれどれ?・・・え?」
そこに書いてあった鑑定結果は


筒井 義虎 (つつい よしとら)

Lv.1

HP 3
MP 5
力 9
速さ 7
賢さ 13
幸運 16
技 5
魔力 1

現実世界でのステータスに戻ってました

「も、戻ってる!?」
レマが驚いた様子で鑑定結果を見てると
後ろから
「よぉ、どうしたお嬢ちゃん?この男の鑑定結果を見せてみろよ!」
「キャァ!」
他の冒険者がレマから強引に鑑定結果を奪い内容を見ると
「クッククククク・・・アハハハハハハハハハ!!」
「アハハハハ!マジかよ!コイツ!」
「Lv1でこのステータスは底辺すぎる!アハハハハ!」
他の冒険者達が笑い侮辱している中
1人の冒険者が、寝ていました
「フワァ~寝みぃ・・・うるさいし・・・」
「お前も見てみろよ!こいつの鑑定結果を!」
「めんどい、パス」
「なんだよっ、たくっ・・・」
ギルドにいる冒険者は彼の鑑定結果を あちらこちらに回し筒井を笑い者にしました
「・・・あんたら、最低ねッ!!!!!」
「アン?なんだ嬢ちゃん?」
「ムニャムニャ・・・・・・お、威勢が強い人だ・・・」
「こんな奴でもれっきとした冒険者よ!そんな奴を皆で笑い者にするなんて冒険者として恥ずかしくないの!」
「レ、レマ・・・」
冒険者がレマの前に立つと
「あのな、嬢ちゃん・・・冒険者はな?強ければ良いんだよ」
「っ!どこまでもクズなのね・・・あなた達」
「フン・・・言ってくれるね・・・嬢ちゃん、よーしお前らこの嬢ちゃん連れてけ。あとこいつの武器も奪っておけ」
大柄な冒険者がそう言うと、男の後ろにいた他の冒険者が現れました
「な、何よあなた達!離しなさい!」
「いーや離さないね、連れてくからな」
「あの、冒険者様?そろそろ暴れるのはお辞めに・・・」
「うるせぇ!俺達に指図すんじゃねえ!」
「お前の武器も貰ってくぜ」
レマが連れてかれそうになると
「待てっ!お前ら・・・」
「アン?」
「待てって言ってんだよ・・・クズ共が・・・」
筒井がよろよろと立つと
「何だって?弱者が・・・」
ギルドの隅では寝ていた男がテーブルに肘をつき
「お、こっちもお熱い人か・・・」
と言っていると
「俺はな・・・守るって決めてんだよ・・・そのお嬢ちゃんをな・・・」
筒井が指を指した方向はレマでした
「筒井・・・ 」
「んじゃあ、守ってみろよ、この嬢ちゃんを」
大柄な男が筒井の目の前に立ち髪を掴みました
「へっ・・・出来るのはそれくらいか?・・・そんなんだったら誰でも出来るぜ・・・?」
「これじゃあ、終わらねぇぜ?今から殴り付けるからなァッッ!!!!!!」
男が髪を掴みながら筒井の顔面に殴り付けようとした瞬間


思い出した

アイツの事を!

「出番だぜッ!システムッ!」
筒井が指をスナップした瞬間

筒井の半径2m周りに居た男達が大きく仰け反りました

「グウォッ!?」
「グワァッ!」
「キャァ!」
レマが吹き飛ばされそうになった瞬間

スキル[移転]

レマは目を開けたら筒井にお姫様抱っこの状態になっていました
「つ、筒井・・・?」
「守るって言ったろ?」
筒井がレマを降ろすと
「クソッ!調子に乗りやがってたまたま何かがあっただけで・・・」
「システムッ!」
そう言うと目の前にウィンドウが現れました
「金額追加投入だ!今さっきのスキルの奴と合わせてな!」

ー承知しました、ではスキル[移転]が140G(ゴールド)です。身体能力分の金額をお入れ下さいー

「こいつらをぶっ倒せる位の金額を!おまかせって奴だ!」

ー承知しましたー


ステータス画面を開いて見ると
スキルが全解放

武器スキルも全開放されていましたが

力や速さ身体能力面は控えめにされていました

「控えめねぇ・・・て事はこいつらはそこまで強くないって事か」
「何を!?舐めやがって・・・俺に勝てると思うなよ!」
「もう思ってるよ、手遅れだ」
「クソがぁっ!」
「かかって来いよ!来ないなら・・・」
「こっちから行かせて貰うぜぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」





はい!どうも!こんばんは!こんにちは!ノア2ndです!いやー今回も長いwちょっと理解出来なかった部分とかありましたら感想の所で書いて頂き、ここで答えたいと思うので良かったら書いて言って下さい!あと、お気に入り登録!ありがとうございます!これからも書いていきたいと思うのでよろしくお願いします!そういえば、モンスター提出出来なかったな・・・言わない方が良いのかな?次回の内容とかは?
あ、それじゃあ次章でお会いしましょう!さらば!







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