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鬼ごっこ
探して
しおりを挟む「ユウキのやり残した事って?」
私たちは、手を握ったまま
鏡の中を歩いた
「えーっと、まずは....」
「え!沢山あるんだね」
ニヤっと笑うと
ユウキは別に良いだろうと言わんばかりにこっちを見てくる
「....図書室に行きたい」
「え?図書室?学校の?」
「うん。何度か図書室に行ってるんだけど見つからないんだ」
「何を探してるの?本?」
「うーん、本じゃない」
「本じゃないとすると...何を探してるの?」
「俺の遺書」
「えっ...遺書??」
「うん、まあ、そうなるかな」
「どういう事?」
この期に及んではぐらかすユウキ
しばらくしてユウキが口を開いた
「好きな子に書いた手紙なんだ
生きていた時に書いたやつで
渡す前に本に挟んでて
気づいたら死んでた」
「ユウキの好きな子....もしかして初恋の子?」
「うん。図書室で借りてた本だったから
俺が死んだ後親が学校に返したみたい。手紙が挟まったまま図書室のどこかにあるんだ
見つけてそれをその子の下駄箱に」
嬉しそうに話すユウキの顔を見て
私は心が苦しくなった
その子が羨ましくなった
「手紙...見つかると良いね」
言葉とは裏腹に
見つからなければ良いと思ってしまった
最低だよね
本当に
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・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
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