オバケに恋した花子さん

Hitori

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鬼ごっこ

逃げて

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「............」

目の前には、見知らぬ老婆が立っていた


白髪で長髪

口紅をしてるのか口が真っ赤


「おや、まあ。お嬢ちゃん
こんな所で何をしているんだい?」

「.....え、いや、あの....私.」


しどろもどろ慌てながら
私はロッカーから出た


「そこのモップを取って貰えるかしら」

「え、あ...はい」

さっきまでロッカーの中で抱えていた
モップをお婆さんに手渡した

「ありがとうねぇ」

お婆さんはモップで廊下を拭く

「お、お掃除ですか?」

「彼奴が廊下を汚した。ほら見えない?」

お婆さんが指差す

床に何かが引きずられた跡がある

隠れる前にこんな跡あったっかな....

不思議に見つめていると
お婆さんは目を丸く見開きこっちを見る

「お嬢ちゃん新入りかい?
 魂を取って食べる彼奴の仕業だよ」

「え、それって...鬼の事ですか?」

「ああ、最近じゃあ鬼と呼ぶ子もいるねえ。
 古くからここにいる私としては
 死神と恐れているよ」

「....死神、、、」

「彼奴め、また誰かの魂を食ったんだねえ。この跡は魂の残骸みたいなものさ」

そう言ってお婆さんは
またモップで廊下を拭く

「魂の残骸......」

「なぁに、生きてる子には見えないが
こうして掃除をしないとこの残骸で彼奴が彷徨くからねぇ」


ユウキの顔が脳裏に浮かんだ


「お婆さんっ!!図書室ってどこですか?!!教えて下さい!!お願いします!!図書室はどこですか?」




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