冷徹王太子の愛妾

月密

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三十話(閲覧注意)

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「あ、あのっ……汚れているので」

 彼女を穢したくないなんて格好を付けた事を言っておいて、本当はもう限界だった。愛する女性から好意を寄せているなどと聞かされたら、理性なんて吹っ飛ぶに決まっている。

「君に汚い所なんてある訳がないだろう」
「いえ、本当にドレスが……っ」

 我慢出来ずに厚みのある柔らかな唇に自らのそれを重ねた。何度も角度を変えながら唇の感触を堪能し、僅かに開いた唇の隙間に舌をぬるりと差し入れる。まさかこんな短時間の間にもう一度彼女の唇を味わえるとは思わなかった。なんなら、もう二度と許して貰えないと覚悟したくらいだ。

「んっ……ふっ、ぁ……」

 口内を逃げ回る舌を追いかけは絡め取る。それだけでは飽き足らず舌を口に含み吸い上げた。涙目の彼女の口の端からは、飲み込むことの出来ない唾液が止めどなく首を伝い流れていく。
 嫌らしい光景に、ズボンの中で既に痛い程固く膨らんでいる己の昂りが脈を打って仕方がない。

「はぁっ……」

 先程まで衣服の汚れを気にしていたベルティーユだが、レアンドルとの長い口付けに息を切らし自ら凭れ掛かってきた。それを好都合とばかりにレアンドルは彼女の身体を引き寄せると抱き上げた。

「っ⁉︎ え、あのっ、レアンドル様⁉︎」

 急に身体が浮いた事に彼女は驚き声を上げるが、意に介す事なくベッドへと向かった。そしてベルティーユをベッドにそっと転がす。

「君を、俺のものしたい」

 戸惑いながら此方を見る蒼眼を真っ直ぐに見つめ返すと彼女は戸惑いながらもゆっくりと頷いてくれた。

 逸る気持ちを抑えつつ、レアンドルは襟元を緩めシャツを脱ぎ床に放る。ベルティーユに覆い被さり頬に触れた。

「ベルティーユ……嫌ではないか」

 何を今更と自分でも思うが、もしこれで彼女が少しでも拒否反応を見せる様ならば、かなり辛いが止めるつもりだ。クロヴィスによって彼女は心に深い傷をつけられた。まぐわう事に躊躇いや不安は拭えないだろう。だが何れその傷を忘れさせる程、自分が彼女を愛してみせるーー。

「本当は少し、怖いです……」
「そうか、なら今夜はもう」
「い、いえ! 平気、です……」
「いや、しかし……」
「怖いですけど……レアンドル様になら、大丈夫だって……そう思えるんです」

 そんな告白をしながら手のひらに頬を擦り寄せる愛らしい姿に目眩すらする。全身が喜びに打ち震えた。

「ベルティーユっ……」

 引き寄せられる様に彼女の首元に顔を埋めれば、甘い匂いがした。先程の唾液の痕を上からなぞる様に唇を伝わせていく。背中へと腕を回しドレスの紐を緩め、肩からゆっくりと脱がせると彼女の二つの膨らみが露わになる。

「ぁ……」

 恥ずかしいのか彼女は腕でそれ等を隠そうとするが、そうはさせまいと両端に押さえ付けた。すると諦めたのか力を抜くと今度は顔を背ける。

「これだけで恥ずかしがるなんて、可愛いな……」

 首筋から鎖骨を指でなぞると、ピクリと身体を震わせた。そのまま膨らみへと手を伝わせゆっくりと外側から触れてみる。

「んっ……」

 固く瞳を伏せながら、時折り洩れ聞こえる彼女の吐息が堪らない。

「愛らしい蕾だ……」
「あ……」

 暫く柔らかな感触を堪能する。控えめな大きさではあるが、手に良く馴染み気持がいい。徐々に中心へと手を滑らせていくと小さな蕾に指で優しく触れた。すると少し声が大きくなる。左の蕾を指で軽く摘み上げ、右側の蕾を口に含んだ。舌で執拗に突っ突きながら転がし、少し甘噛みをすると身体がピクリと反応をみせる。

「んっ、ぁっ……あッ」
「ベルティーユは、感度が良いんだな。胸だけでこんなに乱れて……嫌らしい子だ」
 
 乱れる彼女の姿に期待感が更に増していく。早く彼女の大事な場所を暴きたいと興奮して仕方がない。
 残りの邪魔なドレスを全て取り払い床に投げ捨てるとようやく彼女の素肌が露わになった。レアンドルは思わず目が釘付けになる。頼りない洋燈の灯りでも良く分かる程、彼女の身体は白くしなやかで……艶かしい。

 脚の付根に触れてみると、下着の上からでも分かる程確りと濡れている。その事に安堵しながら悦びを感じた。
 ゆっくりと擦りながら彼女の反応を窺い、下着の隙間から指を滑り込ませ直に触れる。

「凄い濡れているな……そんなに胸が善かったのか?」
「違いまっ……あっ」

 下着を取り払うと、彼女の嫌らしい秘部が露わになる。瞬間、脚を捩るので逆に大きく横に押し広げた。するとベルティーユは突然の事に小さな悲鳴を上げる。

「やっ‼︎」

 レアンドルに秘部を突き出している様なあられもない格好に彼女は首を振って嫌がるが、その仕草が煽るだけだという事に気付いていないのだろう。

「恥ずかしがらなくていい……とても綺麗だ。もっと良く見せてくれ」
 
 指で花弁を擦り上げると愛らしい声と共に次々に奥から愛液が溢れて来た。

「凄いな、こんなにも……」
「ん、っ……」

 ぐしゅぐしゅ……そんな卑猥な水音が部屋に響く。愛液を絡ませた人差しをゆっくりと割れ目に挿し入れていく。

「あぁ……狭くて、温かい……」
「ッ……んッ……」
「これが、君のなかなんだな」

 彼女のなかは思っていた以上に狭く、指一本でもキツくぎゅうぎゅうと締め付けてくる。まるで生娘の様だ……。

(このなかにクロヴィスは……っ)

 不意にそんなつまらない感情が湧き起こり苛立ってしまう。
 他の男の記憶など全て消してやる、塗り潰して俺だけを覚え込ませるーー。

「ベルティーユっ……」

 ゆっくりと負担を掛けない様になかを掻き回し解していく。頃合いを見て指を二本、三本と増やしたくらいで、彼女の口から甘い声が洩れ始めた。
 たっぷりの愛液がレアンドルの指を伝い、手首まで濡らしていく。

「はぁっ、ん……ぁあ……だめっ」

 レアンドルは吸い寄せられる様に顔を近付けると、秘部から少し蒸れた淫香が漂う。

「ベルティーユの芳しい匂いが、する……」

 目が釘付けになり、ごくりと喉を鳴らす。頭がクラクラとして思考が鈍り、気が付けば秘部にしゃぶり付いた。なかを指で掻き回しながら溢れ出る愛液を夢中で啜った。

「レアンドルさま、だ、ダメですッ……そんな、ところ……ぃや」
「ん、はぁっ……甘ったるくて、癖になりそうだ……」

 恥ずかしがりレアンドルの頭を抑え引き剥がそうとするも敵わないと分かると今度は手で顔を隠しながら首を振る。そんな愛らしい姿はレアンドルの自虐心を煽らせた。ちゅぷっちゅっぷ……と態と彼女に聞こえる様に音を立てる。

「ぁ、あっ……いや、っ……」
「ふっ……嫌なのか? その割にはさっきから腰が動いているな」
「っ‼︎」

 身体を起こし口元の愛液を舌で舐めとると、恥ずかしがる彼女の耳元に唇を寄せた。耳に舌を伝わせながら囁く。その間、無論指は休む事なく彼女のなかを掻き回し続ける。一旦指を引き抜くと、花弁を弄り中に埋もれていた花芯を指で摘み上げた。

「ああッ‼︎……それは、だめっ……」
「ダメじゃない、善いの間違いだろう? やはり慣らされている分、乱れ方が嫌らしいな」

(クロヴィスにも、こんなに淫らな姿を見せていたのかーー)

 そう思うと、どす黒い感情が溢れ出し止まらなかった。

 もっと、彼女を乱れさせたい。もっと、淫らに、嫌らしく、善がらせて、欲しがらせて、もっともっと感じさせて、俺の事しか考えられない様にーー。

「っ……ごめんな、さい」

 彼女が小さく身体を震わせ、目尻に涙を浮かべている事に気が付き我に返る。

「っ……」

 くだらない嫉妬に駆られ彼女を傷付けてしまった……。

 抑え切れない涙が、彼女の頬を伝い流れていく。

「すまないっ、ベルティーユ、違うんだっ……」

 そんな風に言うつもりは無かった。だが頭の片隅からクロヴィスが離れず、莫迦みたいに嫉妬してしまった。
 レアンドルは震えるベルティーユの身体を掻き抱だいた。

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