私をもう愛していないなら。

11話

　そして私は今、ハルトと一緒に暮らしている。

　実はハルトから正式にプロポーズを受けたのだ。
　今まで誰とも結婚していなかったのは、私をずっと昔から想い続けていたからだそうだ。

　私はとても驚いた。
　まさかハルトがそんな想いを向けていてくれたなんて知りもしなかったからだ。

　しかしハルトの目は本気だった。

　そして私の方もハルトに徐々に惹かれていたので、私もハルトなら、と婚約を受け入れた。

　アイクから庇ってくれたハルトなら、この先ずっと守っていってくれるはずだ。

　一年後、私達は結婚した。

　何度も喧嘩をすることはあったが、ハルトへの気持ちは冷めることがなく、またハルトも浮気することは無かった。

　そして私達は幸せに暮らした。