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12話
「そ、そんな訳あるか! デタラメだ!」
お父様が喚き散らす。
「では、こうすれば信じますか?」
私はパチン、と指を鳴らした。
集会場の扉が開かれ、ぞろぞろと十人が入ってきた。
そして壇上に登ると私の目の前にテーブルと、ティーセットを並べ始めた。
ものの数分で全てを終えて、その十人は私の後ろに控える。
「ご苦労様」
「いえ、会長のためならばお安い御用です」
十人の中の一人の、赤い髪の青年が代表して私に頭を下げる。
その人物を見てどよめきが起きる。
「あれって、副会長のリアム・ターナー?! とんでもない大物だぞ!」
「しかも月夜商会の重役がこんなに……!」
「ってことは本当にルナさんが月夜商会の会長なのか?!」
「ずっと謎に包まれていた会長はルナさんなの?!」
私の後ろに並んでいたのは、全て月夜商会の重役たちだった。
月夜商会の立ち上げにも絡んでいて、私が信用をおける人物だ。
「これで納得していただけましたか?」
私が質問するが、お父様は尚も喚き散らす。
「そんな大金がありながら、育てて貰った恩も忘れて私達に黙っていたのか! この親不孝者め!」
「育てた……だと? ふざけるな!」
お父様の言葉にリアムが怒鳴った。
私はリアムをたしなめる。
「リアム」
「っ、申し訳ありません会長……」
「いいえ、私のために怒ってくれたのでしょう?」
私はリアムを後ろにさがらせた。
そしてお父様に向き直る。
表情には最大限の侮蔑を込めて。
「どうやら、あなたたちが私にした仕打ちを覚えてらっしゃらないようですね」
「仕打ち、だと……?」
「小さな部屋に閉じ込め、徹底的に私の存在を無視して、最低限の服ですらも与えなかったのはあなたたちじゃないですか」
お父様とお母様が言葉を詰まらせた。
「私は自分で買うしか無かった、服も、欲しいものも、なにもかもね。エミリーが全てを与えられていたのに」
「それは、お前が嘘をついていた罰に……!」
「エミリーの言葉は嘘だと、何回も訴えましたよね? 実際に、そうでしたけど」
拳を固く握りしめる。
「しかしお父様とお母様はエミリーしか信じませんでした。親に信じてもらえない子供の気持ちが分かりますか?」
お父様とお母様は歯ぎしりをして私のことを睨んでいる。
「そして結果がこれです。エミリーの嘘はついに破綻し、あなた達の首を締めはじめた。──私はもうあなたを親とは思っていません」
お父様が喚き散らす。
「では、こうすれば信じますか?」
私はパチン、と指を鳴らした。
集会場の扉が開かれ、ぞろぞろと十人が入ってきた。
そして壇上に登ると私の目の前にテーブルと、ティーセットを並べ始めた。
ものの数分で全てを終えて、その十人は私の後ろに控える。
「ご苦労様」
「いえ、会長のためならばお安い御用です」
十人の中の一人の、赤い髪の青年が代表して私に頭を下げる。
その人物を見てどよめきが起きる。
「あれって、副会長のリアム・ターナー?! とんでもない大物だぞ!」
「しかも月夜商会の重役がこんなに……!」
「ってことは本当にルナさんが月夜商会の会長なのか?!」
「ずっと謎に包まれていた会長はルナさんなの?!」
私の後ろに並んでいたのは、全て月夜商会の重役たちだった。
月夜商会の立ち上げにも絡んでいて、私が信用をおける人物だ。
「これで納得していただけましたか?」
私が質問するが、お父様は尚も喚き散らす。
「そんな大金がありながら、育てて貰った恩も忘れて私達に黙っていたのか! この親不孝者め!」
「育てた……だと? ふざけるな!」
お父様の言葉にリアムが怒鳴った。
私はリアムをたしなめる。
「リアム」
「っ、申し訳ありません会長……」
「いいえ、私のために怒ってくれたのでしょう?」
私はリアムを後ろにさがらせた。
そしてお父様に向き直る。
表情には最大限の侮蔑を込めて。
「どうやら、あなたたちが私にした仕打ちを覚えてらっしゃらないようですね」
「仕打ち、だと……?」
「小さな部屋に閉じ込め、徹底的に私の存在を無視して、最低限の服ですらも与えなかったのはあなたたちじゃないですか」
お父様とお母様が言葉を詰まらせた。
「私は自分で買うしか無かった、服も、欲しいものも、なにもかもね。エミリーが全てを与えられていたのに」
「それは、お前が嘘をついていた罰に……!」
「エミリーの言葉は嘘だと、何回も訴えましたよね? 実際に、そうでしたけど」
拳を固く握りしめる。
「しかしお父様とお母様はエミリーしか信じませんでした。親に信じてもらえない子供の気持ちが分かりますか?」
お父様とお母様は歯ぎしりをして私のことを睨んでいる。
「そして結果がこれです。エミリーの嘘はついに破綻し、あなた達の首を締めはじめた。──私はもうあなたを親とは思っていません」
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