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第2章 さぁ、やろう!
チャレンジ!
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俺は決断した。手札からワイルド・ドロー4を捨てる。
「会長。悪いですが、4枚引いてください」
「へぇ……」
フラニー会長の不敵な笑みが俺に向けられる。くっ、気づいてるのか!?
彼女の口が開かれ、言葉が飛び出す。
「チャレンジ!」
うわっ、やばい! 何とかしろ、俺!
「いいんですか、会長? もし失敗すれば……」
「分かってるって、そんなの。そっちこそ、ペナルティの重さ、分かってるの?」
「わ、分かってますよ」
「なら、いいけど。さっ、手札を見せて」
会長の手が俺のほうに伸びてくる。俺は覚悟して手札を渡す。会長の視線が手札を調べていく、ほんの少しの時間……直後、死の宣告。
「ふっふっふ、赤のカード発見! チャレンジ成功ね!」
香が俺を見ながらぼやく。「あ~ぁ、虎ちゃんさぁ……」。ゲンキが目をパチクリさせながら会長に質問する。
「姉さん、なんでルール違反だって分かったの?」
「簡単な話よ。あたしが上がりそうになった途端、ドロ4を使ってきた。どう考えたって、リスク覚悟での妨害でしょ。ホントはもっといいタイミングで使いたかったんでしょうけど、おあいにく様。物事、そんなにうまくはいかないんだよね」
会長はどや顔をしながら俺を見る。俺は視線をそらし、「ははは……」と苦笑いする。そんな俺に追い打ちをかけるかのように彼女は話を続ける。
「それじゃ、ペナルティのカード、引いてもらいましょうか。ドロ4の4枚に加えて、ペナルティの2枚、合計6枚。ほらほら早く!」
「はい……」
俺は小さなため息をつきながらカードを引く。
(どれどれ……。青の4、赤の7、緑の1、緑のリバース、黄色のドロ2、黄色のスキップ)
合計72点。えっ、72? マジで? ちょっと待て、これにいま持ってる手札の点数を加えると……。
俺は混乱する、だが、会長は俺のことなど気にしない。彼女は俺をせっつく。
「虎くん、ボーッとしてないで色を決めてよ」
「えっ?」
「ルール違反とはいえ、ドロ4はドロ4。使った以上、いつもと同じように色を決めなくちゃ」
「じゃあ、えぇっと……」
まだだ、まだ終わりじゃない。会長の手札は1枚しかないんだ、当然、出せる色は1つしかない。会長が持ってない色を指定すれば上がり阻止!
(そうだな……)
場の色はずっと青で進んできた。手札同色染めという作戦を考えると、会長のラスト1枚が青である可能性は高い。そして、俺の手札に黄色のドロ2と黄色のスキップがあることを考えると、とりあえず黄色に指定して、次番からこいつらを処分するのが無難な作戦。
「黄色にしますよ」
「黄色か……」
会長、渋い顔つき。山札から1枚引いて手札に加える。すなわち、上がれなかったということ!
(よっしゃ、妨害成功!)
あとは麻里先輩だ。ここで先輩が上がらなければ、まだチャンスがある! 会長が妨害して、先輩がやり返して、つぶし合う展開になってくれれば……!
場が進む、いよいよ麻里先輩の番。彼女は手札をちらっと見る、そして、涼しい顔をしながらそれを捨てる。
「はい、ワイルド・ドロー4。これで上がり、私の勝ち」
えっ……。なにこの展開……。
「会長。悪いですが、4枚引いてください」
「へぇ……」
フラニー会長の不敵な笑みが俺に向けられる。くっ、気づいてるのか!?
彼女の口が開かれ、言葉が飛び出す。
「チャレンジ!」
うわっ、やばい! 何とかしろ、俺!
「いいんですか、会長? もし失敗すれば……」
「分かってるって、そんなの。そっちこそ、ペナルティの重さ、分かってるの?」
「わ、分かってますよ」
「なら、いいけど。さっ、手札を見せて」
会長の手が俺のほうに伸びてくる。俺は覚悟して手札を渡す。会長の視線が手札を調べていく、ほんの少しの時間……直後、死の宣告。
「ふっふっふ、赤のカード発見! チャレンジ成功ね!」
香が俺を見ながらぼやく。「あ~ぁ、虎ちゃんさぁ……」。ゲンキが目をパチクリさせながら会長に質問する。
「姉さん、なんでルール違反だって分かったの?」
「簡単な話よ。あたしが上がりそうになった途端、ドロ4を使ってきた。どう考えたって、リスク覚悟での妨害でしょ。ホントはもっといいタイミングで使いたかったんでしょうけど、おあいにく様。物事、そんなにうまくはいかないんだよね」
会長はどや顔をしながら俺を見る。俺は視線をそらし、「ははは……」と苦笑いする。そんな俺に追い打ちをかけるかのように彼女は話を続ける。
「それじゃ、ペナルティのカード、引いてもらいましょうか。ドロ4の4枚に加えて、ペナルティの2枚、合計6枚。ほらほら早く!」
「はい……」
俺は小さなため息をつきながらカードを引く。
(どれどれ……。青の4、赤の7、緑の1、緑のリバース、黄色のドロ2、黄色のスキップ)
合計72点。えっ、72? マジで? ちょっと待て、これにいま持ってる手札の点数を加えると……。
俺は混乱する、だが、会長は俺のことなど気にしない。彼女は俺をせっつく。
「虎くん、ボーッとしてないで色を決めてよ」
「えっ?」
「ルール違反とはいえ、ドロ4はドロ4。使った以上、いつもと同じように色を決めなくちゃ」
「じゃあ、えぇっと……」
まだだ、まだ終わりじゃない。会長の手札は1枚しかないんだ、当然、出せる色は1つしかない。会長が持ってない色を指定すれば上がり阻止!
(そうだな……)
場の色はずっと青で進んできた。手札同色染めという作戦を考えると、会長のラスト1枚が青である可能性は高い。そして、俺の手札に黄色のドロ2と黄色のスキップがあることを考えると、とりあえず黄色に指定して、次番からこいつらを処分するのが無難な作戦。
「黄色にしますよ」
「黄色か……」
会長、渋い顔つき。山札から1枚引いて手札に加える。すなわち、上がれなかったということ!
(よっしゃ、妨害成功!)
あとは麻里先輩だ。ここで先輩が上がらなければ、まだチャンスがある! 会長が妨害して、先輩がやり返して、つぶし合う展開になってくれれば……!
場が進む、いよいよ麻里先輩の番。彼女は手札をちらっと見る、そして、涼しい顔をしながらそれを捨てる。
「はい、ワイルド・ドロー4。これで上がり、私の勝ち」
えっ……。なにこの展開……。
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