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スライムとの邂逅(快楽描写あり)

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 サツキは洞窟の入口にある小屋のドアを開けた。一応警戒をしたが、飛び出してくるコボルともいなければゴブリンもいない。大丈夫だ。
 重い体と勝手に内股となる脚を引きずり小屋のなかに入り、壁に背を押しつけて座り込んだ。ひんやりと冷えた木が体温を奪っていくのが心地良い。

「熱い……」

 じくじくと、体の奥から溢れる熱が体を苛んでいる。

「ひうッ、……何をしようとしているんだ!」

 無意識のうちに胸元へと伸びていた手に、自らを怒鳴りつける。快感とは違う理由で顔に熱が昇った。
 自慰ぐらい、サツキとて知っている。この刀を与えられる時に、知っておかねば辛いからと教えられた。だがそんなものやれるわけがない。自分の手を股間や胸へと伸ばして慰めるなど、そんなはしたなく嫌らしい真似が出来るわけが無かった。
 荒い息をつきながら必死で体の高ぶりが収まるのを待つ。勝手に腰がびくんと揺れ、下着に擦れた雌芯が勝手に快感を溢れさせる。腰がびくりびくと意志に反してまた浮き上がる。ぼたりと落ちた汗が、すでにじっとりと濡れて色が変わった服に落ちる。

「なんてはしたない……!」

 快感を求める自らの体のはしたなさに、サツキは顔を赤らめ戒める。とろりと溢れた蜜が、サツキの秘唇に下着を張り付かせる。なのに腰が揺れて擦れる度、強制的に快感が溢れ出る。焼け付くような痺れに、サツキは唇が破けるほどに噛み締め耐える。太ももが小刻みに痙攣を繰り返す。

「大丈夫だ、大丈夫だ、私は、私はこんなものには屈しない、あんないやらしい真似など、――――はぁぁああん!?」

 つぶやく彼女の首筋に、なにかがたらりと滑り落ちた。小屋の外でも聞こえるだろう喘ぎ声が響き渡る。
 とろりとした液体が天井からサツキの首筋を滑り落ち、そして、背中へと入り込んだ。

「ふあぁ、あっ、ああぁぁああっ!」

 怪しい痺れが背筋から腰へと駆け抜ける。みずみずしい肌が、びくん、びくんと大きく震えた。鍛え抜かれた少女の筋肉が揺れる。
 開いたキモノの襟ぐりから入り込んだそれ――スライムが、少女の脇腹から服の中を移動していく。

「やだ、ッ、やだ、駄目ぇ! やだぁぁあああ、あっ、ああああん!」

 もう快楽が閾値へと達していた少女に、その効果は絶大だった。
 むにゅむにゅと蠢くスライムは、まるで水のように薄くなり、少女の腰の下へと流れていく。そして袴の中へと入り込んだ。

「やだ、ぁぁあああ! ……あああッ!」

 太ももで抑え込もうとしても、スライム相手にそんなことができるわけがない。ぬるりと通り抜けたそれは、少女の秘部で一度動きを止める。
 そして、動き出した。

「やぁぁぁあああああああああああんッ!」

 ぶるぶるとスライムが震えながら少女の下着へと自らを押し込もうとする。しかし布の繊維を通り抜けることはできないのか、秘部に振動を与え続けるだけだ。ぷっくりと膨らんだそこに、その刺激はたまらない。
 いつも刀を振るうときの乱暴にクリトリスを殴られる感覚とは全く違うそれに、少女は大きく身を震わせた。
 スライムは女性の体液を好む習性がある。下着越しに愛液を吸い取るつもりなのか、その動きはあまりに執拗だった。

「いや、ッ、いやあぁぁああ! やだぁ、はしたッ、ないぃ、ああああ! 腰が勝手に動いて、やだぁ、ッ、違うの、違うのぉ、わたしッ! やらしいこじゃないのにぃ!」

 スライムは形を変える。にゅぷりと平べったくなったスライムは、とうとう下着と肌の隙間へと到達した。
 下着の中へと入り込む。

「ひぃぃぃンッ!? やらぁッ、やら、ああああああ、なにこれぇぇぇええ!」

 下着の中でスライムは形状を変化させる。吸盤のような形になったスライムが、彼女のクリトリスに吸い付いた。じゅじゅじゅ、とまるで人間の口が吸うように、サツキの快感中枢を刺激する。
 たまらずサツキは床に転がりのけぞった。びくん、びくんと大きく身を震わせた。硬直した彼女の体が木の床に落ちる。その間もみだらな電流が彼女の全身を痙攣させ続ける。
 一瞬飛ばした意識が戻ってきた途端に、頭が焼け付くような快感電流が再度流し込まれる。

「やらぁッ、あっ、あああぁッ! そこ! そこ、やめてぇ! らめ、やだぁ! 吸わないでぇ! やだ、ああ、ッ、あ、あイく、やら、いっちゃやら! イきたくない! イきたくないの、わたし、ひあ、ァあああああああ!」

 呂律も回らないままに喘ぎ暴れる少女のクリトリスからスライムは外れない。絶え間なく絶頂感を与え続ける。

「やら、イきたくな、あああああ、ッ、ひああああ! イく、ちが、イってる!? やら、わかんな、あぅ、ぅつぅうぅ、らめ、やらぁ……! ああああああぁぁあああ!!!!」

 絶え間なく流し込まれる感覚に、少女はもはや自分がイっているのかいないのかすらわからないまま体をはねさせ続ける。瑞々しい肌は汗が滴り、形の良い尻の肉が震える。肌はどこもかしこも赤く染まり、彼女の興奮と快感を表している。雌の匂いが小屋に充満し、その匂いにすら彼女の快感が煽られる。


     ◆


 一体どれほど経ったろうか。スライムが、ふと彼女のクリトリスから外れた。腹が膨れたのかもしれない。回らない頭のままサツキはぼんやりと数時間ぶりの休息に息をした。
 ずっとイき続けて痙攣し続けた体はだるく重い。今まで刀を振るうたびに与えられていた快感など、あんなもの入り口に過ぎなかった。絶え間なく絶頂させられ全身はどろどろと水分で溢れている。スライムは、彼女の肌に興味を示したらしい。クリトリスや割れ目ではなく、今は太腿を這い始めた。
 視界に入ったのは、実家より与えられた刀だった。サツキは震える手でそれを掴む。普段は少しでも刺激を減らすために丁寧に引き抜くそれを、今はいささか乱暴に引き抜いた。クリトリスを軽く弾かれたような刺激も、今まで耐え続けたものと比べればなんてことはない。
 服の中を蠢くスライム。力の入らない腕で、その上を撫でるように刀を滑らせた。

「……え?」

 軽く滑らせただけなのに、刀は彼女の服とスライムを切り裂いていた。まるで魚をおろした時のように、スライムはきれいに両断されている。
 相手が弱いスライムだからかもしれない。そう思おうとした。しかし、ならば刀を持つ右手から湧き出てくる感覚はなんだ。なんでも切れるような強い力が湧き上がってくる。
 もしかして、と、一つの仮説が少女の頭をよぎった。

「……嫌だ」

 それは、いやだ。
 でも、もしかしたら。
 少女はそっと自らの手を胸元へと運んでから、刀を持ちなおした。
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