嫌われ悪役王子は死にたくない!!《本編完結済》

えの

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番外編⑸

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俺を椅子に座らせると、ガイも机を挟んで目の前の椅子に座り、引き出しからノートとペンを取り出す。本当に取調みたいなんですけど…。

「さて…シオン。今から尋問を始める。嘘偽りなく真実のみを答えろ」

厳しい声色に厳しい顔つき。やべぇ…ガイが警察官みたいで格好良い…怒られてるのにガイに見惚れてしまう。警官ごっこは考えてなかったなぁ…警官のコスプレとか売ってるんかな?いや無いか…騎士団あるし…。妄想の中で楽しむとしますかッ!!どんな事されちゃおうかなぁ~ルンルンで意識を飛ばそうとした時、バンッ!!と強く机を叩く音で現実に引き戻された。妄想癖も少しは自重せんといかんな…。

「シオンッ!!」

怒鳴るように名前を呼ばれお尻が浮くほど驚いた。そんなに怒らなくてもいいじゃん…ことの経緯をポツポツと話すうちに、ガイは両肘を机につき頭を抱え出した。

「ほんとに…なんでそんな事を…」

ため息混じりに言われ、ちょっと頭にきた。だってさー!!目の前にに乳首ボタンがあれば誰だって押したくなるだろ?!おまけに押し下さいと言わんばかりに主張されたら、押さない方が失礼でしょ?!
もし、ダンジョンの壁に謎のボタンがあれば、俺は間違いなくしてしまうタイプよ。なんせ欲望に忠実なのでね。そもそもよ、乳輪サイズを確認して欲しかったのに…わからずじまいじゃんか!!

「ガイだって乳首ボタンがあれば押したくなるだろ?」

「そんな訳あるかッ!!」

強く否定されてしまった…本当か…本当に押したくならないのか?では、今回は俺が検証するとしよう。ガイ…名前を呼び、ボタンの閉じられていないシャツを肩までずらす。露わになる俺の胸。

「ガイ…どう?押したくなる?」

「ぐッ…!!」

ガイは口を真一文字にし奥歯を噛み締めるような顔になった。押したくなるように応援してやるよ。問題点の乳輪を自分の指でクルクルと円を書くように撫でる。徐々に硬くなる乳首。こっちも前より大きくなってるんじゃ…。

「ガイ…実はさぁ…アレンに俺の乳輪が大きいか質問したんだよ」

「なんだとッ?!」

椅子から立ち上がる程ビックリする事なんだろうか…勢いの良さに椅子が壁際まで吹っ飛んだ。お構い無しにガイの方に胸を反らし乳首を強調する。

「なんか…大きくなった気がして…乳首もほら…こんなにコリコリして…大きくなった気が…」

指の腹で転がし、ガイにどう思う?と問う。ガイは歯を食いしばり、ぐぐぐっ、と堪えるが、もう少して陥落しそう。俺は内心ほくそ笑んだ。

「ガイ…もっと近くで見てよ」

その言葉でガイは素早く俺の方に移動してくる。しめしめ、ガイのやつ余裕無いな。どうだ?押したくなるだろう?俺の可愛い乳首ボタンをッ!!最後に指でピンッと乳首を弾いた。んッ…僅かに感じた声が漏れる。ゴクリと生唾を飲み込む音が聞こえた。

「シオン…もっとだ…もっと乳輪も乳首もデカくしてやろうか?誰にも見せられないぐらい」

ガイの口からまさかの変態発言が飛び出した。驚きの余り固まる俺をよそに、ガイは優しく乳輪をなぞる。確かに肥大化した原因の大半はガイのせいだと思う。だって、ザラザラした舌で毎回執拗に舐め回し刺激を与えられるからな。別に俺だって肥大化して困るわけじゃない…ガイ以外に見せるわけじゃないし。大きい乳首とかいじめがいがあるわ。でも服に擦れただけで感じるとか…過敏になっちゃうのは生活に支障をきたすから嫌なんだよ。

「ガイ…大きくてエッチなおっぱいになったら、敏感になるからニップル買ってね」

ニッコリ笑って伝えれば、ガイは目を見開き天を仰いだ。この様子を見るにニップルは存在してガイは知っているということか…本当に博識だな。再び意識が戻ってきたガイは俺の胸に獣の様にむしゃぶりついた。いつもより激しい舌と手の愛撫に俺の口からはひっきりなしに喘ぎ声が漏れ、与えられる快感で自然と腰がゆるゆると動く。

「ぁッ…んッ…そこッ…もっとぉ…」

自分の胸に押し付けるようにガイの頭を引き寄せ、もっと強い刺激を強請る。そうすると、鋭いに歯による甘噛みが始まるのだ。痛気持ちいい。他の場所を触ってこない事を思うと、胸の愛撫だけでイカせる気なんだろう。

大きなざらつく舌が何度も胸を上下に往復する。大きな手が俺の胸を揉みしだく。なんと厭らしい光景なのだろう。荒い息遣いのガイは野性的で格好良い。そしてエロい!!めちゃくちゃエロい!!近くにある耳に口を寄せ囁く。

「エッチなガイも大好き…」

ガイは無言で胸から顔を離すと、俺に自分の着ていた上着を羽織らせお姫様抱っこをした。俺はガイの太い首に腕を絡め目の前のもふもふをぺろぺろと舐める。こうすれば、ガイはいつもより激しく抱いてくれるのだ。なんでかは知らん。まぁ激しすぎて俺はベットの住人になっちゃうけどね!!ガイが甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるので全然嫌じゃない。むしろガイを独り占め出来て嬉しい。

「グルッ…覚悟しろよ」

その目は獲物を前にお預けをくらった猛獣のようだ。結局、乳首ボタンを押してもらえなかったし、乳輪も乳首も大きくなったのか教えて貰えなかったけど、ガイとエロい事出来るならいいや。またアレンに聞けばいいんだ!!呑気な事を考え、思考を切り替えた。俺は今からどんなエロい事をされるのか楽しみで仕方ない!!気の所為かもしれないけど、最近ガイの思考が俺に似てきたと思う。よし、いい傾向だッ!!めくるめくエロエロライフを一緒に過ごそうじゃないかー!!エロくて格好良いガイ最高ー!!

【完】
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