37 / 108
第37話ステーキを焼こう
しおりを挟む
巨大な網に、大量の炭。
そしてそれ以上に大量の肉の山なんて、僕は生まれて初めて見た。
しかしガンガン燃える炎を見ると、僕はどうにも落ち着かない気分になる。
この場に集まった中で僕と同じ反応なのはフーさん。
白熊さんと、シュウマツさんは普通に楽しみに……いや、シュウマツさんに関してはいつもより比較的光量が強いだけなのだが、楽しそうに見えた。
「どうしたんだい? やっと念願の動物性たんぱく質を手に入れたというのに」
「そうだよ。肉だよ? 今から焼くんだよ? こんなに楽しいことはないよ」
不思議そうな白熊さんとシュウマツさんだが、僕だってお肉が食べられることはとても嬉しい―――でも。
「いや……まぁ外でガンガン火を燃やすなんてコロニーでやったら、すぐ警察飛んでくるからねぇ」
「月も。えぐい罰金とられるよ」
「それはまた難儀な」
「へー空気が限られてるところじゃそうなるんだ。ピンとこないなぁ」
ちょっと得意げな白熊さんに、僕らはなんだか負けた気がした。
「でたよ! 惑星育ちのマウントだよこれは! カノーもなんか言ってやってよ!」
「まぁまぁ。でもほんとにハラハラする……」
僕らの反応に白熊さんは、上機嫌に大きく頷いた。
「それはいい。じゃあ、地球育ちのサバイバル料理、温室育ち達に披露してあげようじゃないか」
ジャキンと構える両手トングが、その気合の入れようをうかがわせる。
しかし肉をひと切れつまみ上げた白熊さんは、その身質を見たとたん、目を見開いたまま動かなくなってしまった。
「な、なにこれ、ピンクですごくマーブル。モンスターだからかな?」
「え? 霜降りでしょ? こういう肉ならあるでしょ? 高いけど」
「え?」
「そうなの?」
僕の一言に、とんでもない衝撃を受けたような白熊さんとフーさんがいた。
今一噛み合わないなと思った僕だったが、よく考えてみると察しがついた。
「あれ? 見たことない? コロニーにはいるんだけど、地球には……アッ」
「今の『アッ』ってやつはダメだ! これだからコロニー出身者は! うまいものは全部持ってっちゃってるんだ!」
「いやまぁ……地球の環境変わった時に、『ノアの箱舟』を気取っていたこともあったらしいから」
嘆く白熊さんに、僕は苦笑いを浮かべた。
地球の環境激変の影響で打撃を受けたのは何も人間だけじゃない。
他の動物も絶滅したり逆に勢力を伸ばしたりと、生態系だって激変した。
そんな混乱の中で失われた種も沢山いて、サシの入った牛もそんな中の一種らしい。
しかし地球ではいなくなっていた種が、コロニーでは生き残っている場合がある。
特に家畜として飼われていた種などは顕著だとか。
人類文明が地球で最も繁栄していた頃の環境がコロニー内では維持されているため、おいしいものが多いなんていうのは聞いたことはあった。
ただそうやって悔しがられると、ちょっと嬉しくなってしまった僕は真の牛の味を知っている罪深い男だった。
「いやぁ、僕も数えるほどしか食べたことはないんだけど。そうか知らないのかー」
「「ぬぐぐ」」
悔しそうな白熊さんは、落ち着いてきた炭火を確認して網の上に肉を一枚そっと乗せた。
温まった網に肉が触れた瞬間、ジュワッと小気味のいい音が聞こえて、香ばしい香りが辺り一面に立ち込めた。
とにかく空腹を刺激する香りに満たされた頃、肉の提供者であるシュウマツさんはよくわからないことを言い出した。
「ほんの数秒でいいはずだよ。それで食べごろだ。肉が教えてくれるはずだね」
「肉が教える?」
シュウマツさんの言い様は何かの言い間違いかと僕は思った。
だが、すぐに目で見て間違っていなかったと理解した。
「大変だ! 肉が!」
「どうしたんだ!」
声に驚く僕に、肉を焼いている白熊さんがなぜか狼狽えている。
僕は慌てて肉に視線を戻すと、その変化は一目瞭然だった。
「肉が……金色に光っている?」
「うん。食べ頃の様だね」
「そういうことなの!?」
あれ? 牛の肉ってこういう反応だっけ?
だがそんな疑問は無駄だとすぐに気が付いた。
なぜならこの肉は、僕の知っている牛の肉なんかじゃ断じてない。
あの三食肉キメラ肉だと言う絶望的な真実だった。
「……」
白熊さんは食べ頃だと言われて、素直に肉を皿に取り上げた。
匂いは極上である。
匂いを嗅いだだけでお腹が鳴りそうなほどで、焼き加減も絶妙な焦げ目が視覚的にも、楽しませてくれる。
しかし唯一の気がかりが最大の問題だ。完璧な焼き加減の肉は、輝きがより増していた。
その一点が、先の戦いの記憶と合わさって猛烈な不安となっている。
「……僕が食べよう」
だからこそ、僕は真っ先に立候補した。
来たばかりの白熊さんにも、そしてフーさんにだって毒味をさせるわけにはいかない。
ここは責任をもって、僕が最初の一口をいただくべきだろう。
白熊さんとフーさんに視線を巡らせて、任せておけと深く頷く。
そして僕は、輝くステーキを慎重に切り分けて、恐る恐る口の中に入れた。
「……!!!!」
だが味はきっとサシの入った高級牛肉、そんな思い込みは一口で木っ端みじんに砕かれた。
「これは……牛……なのか? いや、牛の味に近いのに……食べたことがない。この肉汁……そして溶ける脂。いや! それ以上にうま味があふれて……!」
「大丈夫? 口が光っているけど」
「大丈夫というか……とてもうまい」
「お、おいしいんだ……」
震える僕を見た、白熊さんがゴクリと喉を鳴らした。
信じられないと僕はシュウマツさんを見たが、そこには得意満面な波動を出すシュウマツさんが浮いていたのだ。
「おや? そんなに驚いて。知らなかったかね? 魔素を多く含む肉の味は、そうでない肉に比べて味のレベルが違うのだよ? 何せ魂が喜ぶレベルだ。ああ! そうだった、こちらにはこんな動物はいないのだったね。うっかりしていたよ」
「「……ぬぐぐ」」
まさかのマウント合戦にシュウマツさん参戦! これは完全に異世界マウントを取られた。
逆転不能の決まり手である。
負けたよシュウマツさん、確かに君の真心は一級品だった。
その肉は確かに震えるほどうまかった。
僕は今までの苦労も忘れて、敗北を喜んで受け入れる。
そして毒見は終わったよと白熊さんとフーさんを見た。
「つ、月にだって……おいしいものあるもん! 私が知らないだけだもん!」
するといつの間にかフーさんはプックリと頬を膨らませて、ご機嫌斜めのようだった。
僕らは顔を見合わせて、大人げなかったかと反省した。
「いや……悪かったね。さっそく食べようか?」
「ゴメン! そういうつもりじゃなかった!」
「えーっと……この肉の一番おいしいところを教えてあげようか?」
慌てる僕らはどうやら悪ふざけが過ぎたらしい。
だがステーキパーティが始まれば、全ての悔し涙は笑顔に変わる。
おいしいは正義だ。そして微妙な知ってる自慢は何も生み出さないらしい。
「……嘘だろ。こんなにうまいものがこの世にあったの!?」
「まぁ、異世界産だけれどね」
「はぐはぐはぐはぐ」
「うん。ものすごくおいしいね。フーさんが肉を噛む装置になってる」
キメラステーキは、このコロニーの名物暫定一位となった。
しかし沢山食べたい一方で、おいしければおいしいほど思ってしまうこともある。
「これだけおいしいと惜しいとも感じちゃうね。これを食べ終わったら、もう二度と食べられないなんて」
僕のさりげない呟きに、シュウマツさんは反応する。
「え?」
「「「え?」」」
僕らも一斉に反応してしまうわけだが、その驚きの意味はせめてお肉をお腹いっぱい食べきるまで聞きたくはなかった。
そしてそれ以上に大量の肉の山なんて、僕は生まれて初めて見た。
しかしガンガン燃える炎を見ると、僕はどうにも落ち着かない気分になる。
この場に集まった中で僕と同じ反応なのはフーさん。
白熊さんと、シュウマツさんは普通に楽しみに……いや、シュウマツさんに関してはいつもより比較的光量が強いだけなのだが、楽しそうに見えた。
「どうしたんだい? やっと念願の動物性たんぱく質を手に入れたというのに」
「そうだよ。肉だよ? 今から焼くんだよ? こんなに楽しいことはないよ」
不思議そうな白熊さんとシュウマツさんだが、僕だってお肉が食べられることはとても嬉しい―――でも。
「いや……まぁ外でガンガン火を燃やすなんてコロニーでやったら、すぐ警察飛んでくるからねぇ」
「月も。えぐい罰金とられるよ」
「それはまた難儀な」
「へー空気が限られてるところじゃそうなるんだ。ピンとこないなぁ」
ちょっと得意げな白熊さんに、僕らはなんだか負けた気がした。
「でたよ! 惑星育ちのマウントだよこれは! カノーもなんか言ってやってよ!」
「まぁまぁ。でもほんとにハラハラする……」
僕らの反応に白熊さんは、上機嫌に大きく頷いた。
「それはいい。じゃあ、地球育ちのサバイバル料理、温室育ち達に披露してあげようじゃないか」
ジャキンと構える両手トングが、その気合の入れようをうかがわせる。
しかし肉をひと切れつまみ上げた白熊さんは、その身質を見たとたん、目を見開いたまま動かなくなってしまった。
「な、なにこれ、ピンクですごくマーブル。モンスターだからかな?」
「え? 霜降りでしょ? こういう肉ならあるでしょ? 高いけど」
「え?」
「そうなの?」
僕の一言に、とんでもない衝撃を受けたような白熊さんとフーさんがいた。
今一噛み合わないなと思った僕だったが、よく考えてみると察しがついた。
「あれ? 見たことない? コロニーにはいるんだけど、地球には……アッ」
「今の『アッ』ってやつはダメだ! これだからコロニー出身者は! うまいものは全部持ってっちゃってるんだ!」
「いやまぁ……地球の環境変わった時に、『ノアの箱舟』を気取っていたこともあったらしいから」
嘆く白熊さんに、僕は苦笑いを浮かべた。
地球の環境激変の影響で打撃を受けたのは何も人間だけじゃない。
他の動物も絶滅したり逆に勢力を伸ばしたりと、生態系だって激変した。
そんな混乱の中で失われた種も沢山いて、サシの入った牛もそんな中の一種らしい。
しかし地球ではいなくなっていた種が、コロニーでは生き残っている場合がある。
特に家畜として飼われていた種などは顕著だとか。
人類文明が地球で最も繁栄していた頃の環境がコロニー内では維持されているため、おいしいものが多いなんていうのは聞いたことはあった。
ただそうやって悔しがられると、ちょっと嬉しくなってしまった僕は真の牛の味を知っている罪深い男だった。
「いやぁ、僕も数えるほどしか食べたことはないんだけど。そうか知らないのかー」
「「ぬぐぐ」」
悔しそうな白熊さんは、落ち着いてきた炭火を確認して網の上に肉を一枚そっと乗せた。
温まった網に肉が触れた瞬間、ジュワッと小気味のいい音が聞こえて、香ばしい香りが辺り一面に立ち込めた。
とにかく空腹を刺激する香りに満たされた頃、肉の提供者であるシュウマツさんはよくわからないことを言い出した。
「ほんの数秒でいいはずだよ。それで食べごろだ。肉が教えてくれるはずだね」
「肉が教える?」
シュウマツさんの言い様は何かの言い間違いかと僕は思った。
だが、すぐに目で見て間違っていなかったと理解した。
「大変だ! 肉が!」
「どうしたんだ!」
声に驚く僕に、肉を焼いている白熊さんがなぜか狼狽えている。
僕は慌てて肉に視線を戻すと、その変化は一目瞭然だった。
「肉が……金色に光っている?」
「うん。食べ頃の様だね」
「そういうことなの!?」
あれ? 牛の肉ってこういう反応だっけ?
だがそんな疑問は無駄だとすぐに気が付いた。
なぜならこの肉は、僕の知っている牛の肉なんかじゃ断じてない。
あの三食肉キメラ肉だと言う絶望的な真実だった。
「……」
白熊さんは食べ頃だと言われて、素直に肉を皿に取り上げた。
匂いは極上である。
匂いを嗅いだだけでお腹が鳴りそうなほどで、焼き加減も絶妙な焦げ目が視覚的にも、楽しませてくれる。
しかし唯一の気がかりが最大の問題だ。完璧な焼き加減の肉は、輝きがより増していた。
その一点が、先の戦いの記憶と合わさって猛烈な不安となっている。
「……僕が食べよう」
だからこそ、僕は真っ先に立候補した。
来たばかりの白熊さんにも、そしてフーさんにだって毒味をさせるわけにはいかない。
ここは責任をもって、僕が最初の一口をいただくべきだろう。
白熊さんとフーさんに視線を巡らせて、任せておけと深く頷く。
そして僕は、輝くステーキを慎重に切り分けて、恐る恐る口の中に入れた。
「……!!!!」
だが味はきっとサシの入った高級牛肉、そんな思い込みは一口で木っ端みじんに砕かれた。
「これは……牛……なのか? いや、牛の味に近いのに……食べたことがない。この肉汁……そして溶ける脂。いや! それ以上にうま味があふれて……!」
「大丈夫? 口が光っているけど」
「大丈夫というか……とてもうまい」
「お、おいしいんだ……」
震える僕を見た、白熊さんがゴクリと喉を鳴らした。
信じられないと僕はシュウマツさんを見たが、そこには得意満面な波動を出すシュウマツさんが浮いていたのだ。
「おや? そんなに驚いて。知らなかったかね? 魔素を多く含む肉の味は、そうでない肉に比べて味のレベルが違うのだよ? 何せ魂が喜ぶレベルだ。ああ! そうだった、こちらにはこんな動物はいないのだったね。うっかりしていたよ」
「「……ぬぐぐ」」
まさかのマウント合戦にシュウマツさん参戦! これは完全に異世界マウントを取られた。
逆転不能の決まり手である。
負けたよシュウマツさん、確かに君の真心は一級品だった。
その肉は確かに震えるほどうまかった。
僕は今までの苦労も忘れて、敗北を喜んで受け入れる。
そして毒見は終わったよと白熊さんとフーさんを見た。
「つ、月にだって……おいしいものあるもん! 私が知らないだけだもん!」
するといつの間にかフーさんはプックリと頬を膨らませて、ご機嫌斜めのようだった。
僕らは顔を見合わせて、大人げなかったかと反省した。
「いや……悪かったね。さっそく食べようか?」
「ゴメン! そういうつもりじゃなかった!」
「えーっと……この肉の一番おいしいところを教えてあげようか?」
慌てる僕らはどうやら悪ふざけが過ぎたらしい。
だがステーキパーティが始まれば、全ての悔し涙は笑顔に変わる。
おいしいは正義だ。そして微妙な知ってる自慢は何も生み出さないらしい。
「……嘘だろ。こんなにうまいものがこの世にあったの!?」
「まぁ、異世界産だけれどね」
「はぐはぐはぐはぐ」
「うん。ものすごくおいしいね。フーさんが肉を噛む装置になってる」
キメラステーキは、このコロニーの名物暫定一位となった。
しかし沢山食べたい一方で、おいしければおいしいほど思ってしまうこともある。
「これだけおいしいと惜しいとも感じちゃうね。これを食べ終わったら、もう二度と食べられないなんて」
僕のさりげない呟きに、シュウマツさんは反応する。
「え?」
「「「え?」」」
僕らも一斉に反応してしまうわけだが、その驚きの意味はせめてお肉をお腹いっぱい食べきるまで聞きたくはなかった。
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる