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第1章 黎明入学編
第10話 卒業式の日
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地獄のトレーニング開始から、一か月強が経った。
今日は、三月一日。
中学校の、卒業式である。
別れを悲しむ生徒、笑顔で写真を撮る生徒など、様々な顔をしている卒業生たち。
その中で、
「おい、レイ」
「なに? みっちゃん」
「テメェ、高校どこ行くんだよ」
「――」
レイとミナトは、互いに向き合っていた。
卒業証書を腕に抱き、レイを睨みつけている。
「あの事件で、推薦取り消されたって聞いたけどよォ……。
まさか、全部受験落ちたとか言わねェよなァ?」
「それは、ないけど……」
「じゃァ、どこに行くんだ?」
ミナトは嘲るように笑いながら、そう尋ねる。
それに、レイは答えあぐねる。
「ちなみに、俺は当然、黎明を目指してる。
八月にある試験に向けて、毎日頑張ってるぜェ。
んで、テメェは?」
「僕は……」
「……言い出せねェってことは、やっぱ全部落ちたのか!
まあお前は頭悪いし、仕方のないことかもなァ――」
「――僕も、黎明に行く」
「…………は?」
予想外のレイの言葉に、ミナトは動揺した。
抱いていた卒業証書を落とし、声を震わせながら、
「どういう、ことだ?
テメェが、テメェみたいな無能が、黎明を受けるだと……?
笑わッせんなや!」
「僕は、本気だよ」
「なッ……!」
怯えも、逃げもしない。
レイは真っ直ぐに、ミナトを見つめた。
ミナトは一歩ずつレイに近づいて、そしてレイの胸ぐらを掴んだ。
「ッざけんな! 何でテメェが俺と同じ土俵に立とうとしてんだよ!?
大体、そんな雑魚の権能で、黎明に合格できるとでも思ってんのか!?
そんな甘くねェんだよ、黎明はァ――!」
「――ヒーローに、なりたいからだよ」
「……ッ!」
歯を食いしばり、唇を噛み締めるミナト。
その顔は、いつものような見下したような顔ではなかった。
今にも殴られそうな状況であるにもかかわらず、レイは表情を変えない。
逆に、ミナトの顔は怒りと憎しみに満ちていた。
「おい、卒業式の日にまで喧嘩はやめろ――」
「テメェはヒーローになる資格なんざねェ!
人殺しの息子は、ヒーローになんてなるべきじゃねェんだよ!」
「……るさい」
「アァ!?」
「――うるさい!」
「――ぶッ!?」
鈍い音が、静まり返った空間に響いた。
それと同時に、ミナトは後ろ向きに倒れた。
レイは、ミナトの頬を殴ったのだ。
尻もちをついたミナトの瞳が揺れる。
痛みの走った頬を押さえ、その手にわずかながら血がついているのを見た。
「――――何すんだ、カスがァァァァァ!」
「ぐあっ!」
ミナトは、雷をまとった手でレイを殴り飛ばした。
レイは勢いよく吹き飛び、壁に激突した。
殴った手と、殴られた腹部。
――殴った手の方が、ずっと痛かった。
「二人とも、やめ――」
「テメェの親のせいで、母ちゃんと父ちゃんが死んだァ!
俺の親が犯罪なんて犯すはずねェのに、テメェの親は殺したんだァ!」
「――っ! ――っ!」
「俺の親が味わった苦しみは、こんなもんじゃねェんだぞ!?
痛くて、苦しくて、堪んなかったろうなァァ!」
ミナトの殴る手は止まらない。
レイは、次々に顔を襲ってくるミナトの拳に、反撃ができない。
されるがまま、レイは抵抗できずに殴られ続ける。
「やめろ、村雲――!」
「ッるせェ!」
止めに入ろうとした教師は、ミナトに振り払われた。
「死ねよォ! なァ、死ねよォ!
父ちゃんと母ちゃんを、返せよォォォ!」
「みっ、ちゃ……」
「何でテメェがのうのうと生きて、俺の親が死ななきゃならねェんだァァァ!」
――ミナトは、泣いていた。
大粒の涙を流しながら、レイの顔を殴り続ける。
次第に、その力は弱くなっていった。
「テメェ、なんかが……! ヒーローなんて……!」
「なるよ、僕は」
「――! こんだけやられても、まだそんなことを――」
「――――ならなきゃ、ダメなんだよ」
再び拳を振り上げたミナトは、その腕を下ろした。
力が抜けたところを、教師が二人がかりで連れて行った。
「レイ! 大丈夫!?」
「うん。大、丈夫……」
「すぐ、すぐに保健室連れてくから!」
ソラネが駆け付け、レイに寄り添った。
傷と血だらけの制服を見て、ソラネはやりきれない表情をする。
止めたいけど、止められなかった。
二人の事情を知っているからこそ、どうしていいかわからなかったのだ。
ソラネはレイの肩に腕を回し、立ち上がって保健室へ歩き出した。
***
保健室に入ると、ミナトが治療を受けているところだった。
ミナトとレイは目が合い、互いに目を逸らした。
丁度治療が終わったのか、ミナトは保健室の扉を勢いよく閉めて出て行った。
「ひどい傷ね……。これ、保健室じゃ限界があるわよ」
「すみません……」
「レイは謝ることないよ」
レイは目を伏せて、養護教諭に頭を下げる。
ソラネはその肩に手を置き、優しくさすった。
ベッドに腰かけるよう言われ、指定のベッドへ向かう。
ゆっくりと腰を下ろし、先ほどのことを思い出す。
――初めて、ミナトのことを殴った。
さらに言うなら、人を殴ったこと自体が初めてだった。
一発殴られた腹も、吹き飛ばされて強打した背中も、ボコボコに殴られた顔も、ズキズキと痛む。
だがそれ以上に、殴ったこの手の方が痛い。
無論、レイの両親が敵《フォールン》となったミナトの両親を殺めたのは事実。
それが、レイのせいではないということもまた事実だ。
それでも、レイはずっと負い目を感じている。
自分は悪くないと言い聞かせようとしても、ミナトの顔を見るとどうしても蘇る。
遺体に立ち会った直後の、ミナトの顔。
絶望と憎悪が入り混じった顔だった。
それは、レイの両親にも、レイ自身にも向けられた。
悪くない。
僕は、悪くない。
そう思っても、ミナトにそんなことは言えない。
言えるはずが、ないのだ。
「はい。保健室でできることは終わったよ。
少し休んでから帰るなら、お祖母さんに説明しておくけど」
「いえ、大丈夫です――」
「お願いします」
断ろうとしたレイの言葉を、ソラネが遮った。
「ちょっと、話がしたい」
そう、付け加えて。
今日は、三月一日。
中学校の、卒業式である。
別れを悲しむ生徒、笑顔で写真を撮る生徒など、様々な顔をしている卒業生たち。
その中で、
「おい、レイ」
「なに? みっちゃん」
「テメェ、高校どこ行くんだよ」
「――」
レイとミナトは、互いに向き合っていた。
卒業証書を腕に抱き、レイを睨みつけている。
「あの事件で、推薦取り消されたって聞いたけどよォ……。
まさか、全部受験落ちたとか言わねェよなァ?」
「それは、ないけど……」
「じゃァ、どこに行くんだ?」
ミナトは嘲るように笑いながら、そう尋ねる。
それに、レイは答えあぐねる。
「ちなみに、俺は当然、黎明を目指してる。
八月にある試験に向けて、毎日頑張ってるぜェ。
んで、テメェは?」
「僕は……」
「……言い出せねェってことは、やっぱ全部落ちたのか!
まあお前は頭悪いし、仕方のないことかもなァ――」
「――僕も、黎明に行く」
「…………は?」
予想外のレイの言葉に、ミナトは動揺した。
抱いていた卒業証書を落とし、声を震わせながら、
「どういう、ことだ?
テメェが、テメェみたいな無能が、黎明を受けるだと……?
笑わッせんなや!」
「僕は、本気だよ」
「なッ……!」
怯えも、逃げもしない。
レイは真っ直ぐに、ミナトを見つめた。
ミナトは一歩ずつレイに近づいて、そしてレイの胸ぐらを掴んだ。
「ッざけんな! 何でテメェが俺と同じ土俵に立とうとしてんだよ!?
大体、そんな雑魚の権能で、黎明に合格できるとでも思ってんのか!?
そんな甘くねェんだよ、黎明はァ――!」
「――ヒーローに、なりたいからだよ」
「……ッ!」
歯を食いしばり、唇を噛み締めるミナト。
その顔は、いつものような見下したような顔ではなかった。
今にも殴られそうな状況であるにもかかわらず、レイは表情を変えない。
逆に、ミナトの顔は怒りと憎しみに満ちていた。
「おい、卒業式の日にまで喧嘩はやめろ――」
「テメェはヒーローになる資格なんざねェ!
人殺しの息子は、ヒーローになんてなるべきじゃねェんだよ!」
「……るさい」
「アァ!?」
「――うるさい!」
「――ぶッ!?」
鈍い音が、静まり返った空間に響いた。
それと同時に、ミナトは後ろ向きに倒れた。
レイは、ミナトの頬を殴ったのだ。
尻もちをついたミナトの瞳が揺れる。
痛みの走った頬を押さえ、その手にわずかながら血がついているのを見た。
「――――何すんだ、カスがァァァァァ!」
「ぐあっ!」
ミナトは、雷をまとった手でレイを殴り飛ばした。
レイは勢いよく吹き飛び、壁に激突した。
殴った手と、殴られた腹部。
――殴った手の方が、ずっと痛かった。
「二人とも、やめ――」
「テメェの親のせいで、母ちゃんと父ちゃんが死んだァ!
俺の親が犯罪なんて犯すはずねェのに、テメェの親は殺したんだァ!」
「――っ! ――っ!」
「俺の親が味わった苦しみは、こんなもんじゃねェんだぞ!?
痛くて、苦しくて、堪んなかったろうなァァ!」
ミナトの殴る手は止まらない。
レイは、次々に顔を襲ってくるミナトの拳に、反撃ができない。
されるがまま、レイは抵抗できずに殴られ続ける。
「やめろ、村雲――!」
「ッるせェ!」
止めに入ろうとした教師は、ミナトに振り払われた。
「死ねよォ! なァ、死ねよォ!
父ちゃんと母ちゃんを、返せよォォォ!」
「みっ、ちゃ……」
「何でテメェがのうのうと生きて、俺の親が死ななきゃならねェんだァァァ!」
――ミナトは、泣いていた。
大粒の涙を流しながら、レイの顔を殴り続ける。
次第に、その力は弱くなっていった。
「テメェ、なんかが……! ヒーローなんて……!」
「なるよ、僕は」
「――! こんだけやられても、まだそんなことを――」
「――――ならなきゃ、ダメなんだよ」
再び拳を振り上げたミナトは、その腕を下ろした。
力が抜けたところを、教師が二人がかりで連れて行った。
「レイ! 大丈夫!?」
「うん。大、丈夫……」
「すぐ、すぐに保健室連れてくから!」
ソラネが駆け付け、レイに寄り添った。
傷と血だらけの制服を見て、ソラネはやりきれない表情をする。
止めたいけど、止められなかった。
二人の事情を知っているからこそ、どうしていいかわからなかったのだ。
ソラネはレイの肩に腕を回し、立ち上がって保健室へ歩き出した。
***
保健室に入ると、ミナトが治療を受けているところだった。
ミナトとレイは目が合い、互いに目を逸らした。
丁度治療が終わったのか、ミナトは保健室の扉を勢いよく閉めて出て行った。
「ひどい傷ね……。これ、保健室じゃ限界があるわよ」
「すみません……」
「レイは謝ることないよ」
レイは目を伏せて、養護教諭に頭を下げる。
ソラネはその肩に手を置き、優しくさすった。
ベッドに腰かけるよう言われ、指定のベッドへ向かう。
ゆっくりと腰を下ろし、先ほどのことを思い出す。
――初めて、ミナトのことを殴った。
さらに言うなら、人を殴ったこと自体が初めてだった。
一発殴られた腹も、吹き飛ばされて強打した背中も、ボコボコに殴られた顔も、ズキズキと痛む。
だがそれ以上に、殴ったこの手の方が痛い。
無論、レイの両親が敵《フォールン》となったミナトの両親を殺めたのは事実。
それが、レイのせいではないということもまた事実だ。
それでも、レイはずっと負い目を感じている。
自分は悪くないと言い聞かせようとしても、ミナトの顔を見るとどうしても蘇る。
遺体に立ち会った直後の、ミナトの顔。
絶望と憎悪が入り混じった顔だった。
それは、レイの両親にも、レイ自身にも向けられた。
悪くない。
僕は、悪くない。
そう思っても、ミナトにそんなことは言えない。
言えるはずが、ないのだ。
「はい。保健室でできることは終わったよ。
少し休んでから帰るなら、お祖母さんに説明しておくけど」
「いえ、大丈夫です――」
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