妻の望みは………貞操逆転世界

クロハナ

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1日目/三神優子【調査】

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ここは、男性保護区内にある鈴鳴警察署男性保護課
保護課に勤める職員数は30名補佐事務職員は15名、24時間体制で事にあたれるように職員7名と事務3名で常に待機している。通常勤務8時~17時 遅番勤務16時~25時 夜勤勤務24時~9時と3つの体制で交代勤務だ
今日で私は遅番4日目16時~25時までの勤務だ
18時から夕飯を食べる前食組と19時から夕飯を食べる後食組に分かれて休憩をとるのが、うちの定番だ
時計を見ると18:47そろそろ私達の夕飯休憩時間だ
弁当を作って来てる者もいるが、まぁ少数だな 私は買いに行くつもりで財布を鞄から出して準備を始めた
近くのコンビニで買って来るか、近くの弁当屋に買いに行くか悩みとごろだが……そんな事を考えていた
すると部屋に設置されてるスピーカーから

「救急要請、救急要請、鈴鳴公園噴水近くで男性が確認されました、男性専用救急車が緊急出動、男性保護官は至急現場に向かって下さい」

「クッ飯は後だ!みんな行くぞ!」
「「はい」」

後食組として残っていた3人で現場に向かった
向かう途中の交差点には、もよりの警察官(婦警)が通行止めをおこなっていた 青救急車の為にだろう
私達のパトカーのパトライトも青に光っている
現場に到着した時にはちょうど青救急車が発進した所だった 場所的に消防署は男性保護区の壁付近にある為どうしても区の外となると出遅れとなる
公園の入口に車を止め私は他の二人に指示を出す

「遠野は、ここで待機!不審な者が公園に入らないように監視」

「了解しました」

「井川は、私と現場に」

「了解」

車に準備してある道具箱から懐中電灯を持ち、中央噴水へと向かった すぐに1つの影を確認して近づいて行くと警察官(婦警)を確認した
保護対象の男性は運ばれてもういないが、事件性を調べないといけない
すぐに警察官(婦警)に事情を聞く事にした

「ご苦労様です、男性保護官の三神です。現場の状況報告をお願いします」

「お疲れ様です、鈴鳴公園前交番勤務、橘です 第1発見者の山内彩芽さんから仕事からの帰宅中にここで布団で寝ている不審な人物を発見 交番に通報していただきました 確認の為に現場に向かい男性と確認 意識が確認出来なかった為 本部に報告 救急車の要請をしました」

「布団?」

「はい あそこに敷いてある布団です」

私と井川は橘警部の指先を見た
先程まで男性はそこに寝ていたらしい布団が乱れた状態で置いてあった

「男性が1人で?保護官や警備官は?」

「いえ近くにいるかは確認出来てません」

「井川!至急現場の周りを見て確認してくれ」
「了解」

「布団はあの場所に?触ったり動かしたりはしてませんか?」
「いえ、私が見つけた時からあそこにありました」

私は布団に近寄り布団の周りを一周してみたが、普通の布団にしか見えない・・・・・・ん?靴が無いってことは裸足で自分で寝たのか、もしくは誰かに連れて来られて寝かされたのかになるが・・・・・・1人で布団も男性も運ぶには時間が掛かるし目撃される可能性も高い!なら複数で?でも目的は?

「橘警部 発見された時、公園に他に人影は確認出来なかったか?」

「いえ 確認出来ませんでした。日も落ち暗くなっていましたので」

「交番の裏が公園の駐車場だったはずだが、不審な車など止まってはいなかったか?」

「いえ 通報があるまで私は交番に居りましたが、駐車場には車は1台も止まっていませんし、最後に来て出て行ったのも16時過ぎで 近所に住む公園の管理をしている老夫婦でした」

「第1発見者の山内さんだったか?ここにはいないが?」

「はい、仕事帰りでお疲れと暗く寒い所に待って貰うのも失礼なので帰っていただきました、この後お家に伺う予定です」

「ん?身元はちゃんと確認しているのか?」

「はい 実は娘の同期生で親子共に家族付き合いのある近所でして」

「そうか・・・怪しい人物ではないんだな?」

「はい 幼稚園から見てますし、勤務先も知っていますので もしお疑いなら職場に確認して頂けたら分かって貰えると」

「そうか まっ同期のお前が言うなら大丈夫かな 役職的に上になってしまったが・・・そんな口調で話されるともどかしいものだな」

二人は顔を見合わせて軽く笑った

「娘さん恵美ちゃんだっけ?もうハタチ過ぎたんだっけ?」

「今年で22よ」

「そっか~25のあの時出来た子供がもうそんな歳か~お互い歳喰ったもんだな」

「それは言っちゃダメでしょ?」

久しぶりの同期の顔を見て気が緩んでしまったが

「おっと仕事の話に戻るが、男性何歳ぐらいだった?」

「ん~ハタチぐらいか、それよりも若いって感じだった・・・でした」

また二人で軽く笑った

「もう普通に話そうか?」

「助かるよ 私も話にくいし」 

「それで、橘は事件性あると思う?」

「私もいろいろ考えたんだけど、事件性はないと思う・・・半分は勘だけど」

「おっ久しぶりだな 橘の勘!妙に当たるのな」

「そうだっけ?」

「私もさっきから考えたいたんだが、男性を誘拐したとして放置する意味がわからん 捕まえて種馬的にするのが普通だし、闇取引で精子を販売するだけでもどれだけの儲けがあるか・・・」

「そうだよね その男性の顔を間近で見たんだけど誘拐されて酷い事されたようには見えなくて ただ寝ていますって感じだったから」

「えっ?間近で?えっ?」

「い いやその・・・男性だと思わなかったから揺すって起こそうとしたら寝返りして・・・こっちに来たから」

「触ったのか?」

私は腰の手錠に手を掛けた

「さ 触ってないわよ!一緒にいた彩芽ちゃんも見てるからね」

「そ そうか 無闇に男性の許可がないのに寝ている身体を触ったら警察官(婦警)でも捕まえてなくてはいけないからな」

「わかってるわよ 許可なく触っていいのは医療資格者とあなた達男性保護官だけでしょ」

「う うん 橘なら大丈夫だと思ってたよ」

「腰に手を廻して置いて?」

ちょっと冷や汗が・・・

そんな話をしていたら、先程見回りに行かせた井川が戻って来た

「周辺を見回りして来ましたが、不審な人物・物など確認出来ませんでした」

「そうか 何もなかったか」

私は井川にとりあえず現場周辺の写真を撮るように指示、パトカー付近に待機させてる遠野に無線で布団を入れる為の袋を持って来て回収するように指示をした

橘には後日、現場周辺の聞き込みを手伝って貰う為 今日このまま男性保護課まで一緒に来て貰う事にした
橘も一度交番に戻り準備して、娘と第1発見者の家に電話をしていた




後で回収した布団が鑑識に回され鑑識職員が大変な事になるとは・・・・・・


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