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4日目/岡崎優輝※※警護婦※※
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病室に戻ると、ちょうど武ちゃんが朝食を持って準備していてくれた。
「あら 優輝君 おはよう」
「武ちゃん おはようございます」
もう武ちゃんの姿を見ても違和感も感じない。この世界に来て信頼出来る初めての男性?だ。
「朝の散歩?」
「はい 談話室と採取室が気になって見て来ました」
「……じゃさっきのは優輝君?」
さっき?あぁ さっきの騒ぎの事か
「はい すいません まさか強く扉を開けると、あー なるとは思ってもみなくて」
「もう 気をつけてよね。他の患者さんが怖がっちゃって大変だったのよ!」
まさか さっきの騒ぎで武ちゃんや他の患者に迷惑を掛けていたとは……
「いや 本当にすいませんでした。それで他の患者さんって何人ぐらいいるんですか?」
「え~と優輝君入れて16人かな、みんな優輝君より若いわよ。」
「へ~結構いたんですね、みんな精神的にですか?」
「ん~あまり詳しくは言えないけど、骨折で入院してる4人以外は、そんな感じかな」
そうか 残りの11人は精神的なのか、どんな理由かちょっと興味があるが、聞いたら俺まで恐怖で大変になるかもしれない、やめておこう。
「あっ優輝君 今日の健康診断は6階でするけど、脳の検査は2階でするからね。準備しておいてね」
「準備ですか?」
「ん?……あっそっか!昨日渡すつもりだったけど、忘れてたわ。後で持って来るわね、防犯グッズ」
防犯グッズ?脳の検査に必要か?
俺が不思議そうにしていると
「あのね優輝君、6階は許可証がないと入れない場所だけど、2階は比較的誰でもいれる場所なの。意味わかるわよね?」
「えぇ 病院ですから、普通にいろんな人いるのはわかりますけど、そんなに危険なんですか?」
「あ~やっぱり危機感ないじゃない。いい 優輝君より力の強い女性が沢山いるのよ。襲われたら逃げるしかないの、逃げきれなければ戦うしかないのよ。」
そ~言われてもな~昨日ちょっと怖いと思ったけど、女性が一人二人ぐらい襲ってきても何とか出来る自信はあるんだがな~
逆に警棒やらスタンガン渡されて、襲ってきた女性に使えと言われて使えるか?
俺は無理だわ
「前もって言っておくけど、私も一緒に行くけど逃げるのも一緒だからね。」
え?守ってくれないの?
「大丈夫!ちゃんと二人ほど警護婦頼んであるから」
「警護婦?」
「ん?さっき会ったでしょ?」
あぁ さっきの警棒持った看護婦か
武ちゃんの話だと[戦う看護婦]とも言われているらしい
選別基準もちゃんとあって、柔道や剣道などの上段程の力がある人しかなれないそうだ。
「じゃ優輝君 9:00から健康診断で14:00から脳の検査だから、また来るわね」
と武ちゃんは言って戻って行った。
俺は朝食を食べ健康診断の時間を待った。
ちょっと時間があったので、病室のテーブルで三神さんが持ってきた書類をまた少し見たりしていた。
9時になると、約束通り武ちゃんが迎えに来た。
「ただの健康診断だけど、まさか注射が苦手なんて言わないわよね?」
武ちゃんは冗談ぽく聞いてきた。
そっか 血液検査もあるんだ。
「まさか大丈夫ですから」
それから俺と武ちゃんは健康診断の為病室を出た。
ナースステーションの隣の10畳程の部屋入る。
あれ?誰もいない、器具などは準備してあるが看護婦は誰もいない。
すると、武ちゃんが
「さて、何からしようかな?」
「え?全て武ちゃんがするの?」
「当たり前じゃない、無闇に男性に触れちゃいけない事になってるから。もしかして優輝君は女性に触られても大丈夫なの?」
いや 大丈夫ってより、女性に触られた方が嬉しいんですけど。
武ちゃんは嫌がる様子も見せない俺を見て
「本当に危機感なさすぎて、退院させない方がいいんじゃないかと思ってきたわ」
ちょっと呆れたように、武ちゃんは心配してくれた。
俺は武ちゃんと、いろいろ話ながら健康診断を無事にすませた。
さて、午後から脳の検査だ
「あら 優輝君 おはよう」
「武ちゃん おはようございます」
もう武ちゃんの姿を見ても違和感も感じない。この世界に来て信頼出来る初めての男性?だ。
「朝の散歩?」
「はい 談話室と採取室が気になって見て来ました」
「……じゃさっきのは優輝君?」
さっき?あぁ さっきの騒ぎの事か
「はい すいません まさか強く扉を開けると、あー なるとは思ってもみなくて」
「もう 気をつけてよね。他の患者さんが怖がっちゃって大変だったのよ!」
まさか さっきの騒ぎで武ちゃんや他の患者に迷惑を掛けていたとは……
「いや 本当にすいませんでした。それで他の患者さんって何人ぐらいいるんですか?」
「え~と優輝君入れて16人かな、みんな優輝君より若いわよ。」
「へ~結構いたんですね、みんな精神的にですか?」
「ん~あまり詳しくは言えないけど、骨折で入院してる4人以外は、そんな感じかな」
そうか 残りの11人は精神的なのか、どんな理由かちょっと興味があるが、聞いたら俺まで恐怖で大変になるかもしれない、やめておこう。
「あっ優輝君 今日の健康診断は6階でするけど、脳の検査は2階でするからね。準備しておいてね」
「準備ですか?」
「ん?……あっそっか!昨日渡すつもりだったけど、忘れてたわ。後で持って来るわね、防犯グッズ」
防犯グッズ?脳の検査に必要か?
俺が不思議そうにしていると
「あのね優輝君、6階は許可証がないと入れない場所だけど、2階は比較的誰でもいれる場所なの。意味わかるわよね?」
「えぇ 病院ですから、普通にいろんな人いるのはわかりますけど、そんなに危険なんですか?」
「あ~やっぱり危機感ないじゃない。いい 優輝君より力の強い女性が沢山いるのよ。襲われたら逃げるしかないの、逃げきれなければ戦うしかないのよ。」
そ~言われてもな~昨日ちょっと怖いと思ったけど、女性が一人二人ぐらい襲ってきても何とか出来る自信はあるんだがな~
逆に警棒やらスタンガン渡されて、襲ってきた女性に使えと言われて使えるか?
俺は無理だわ
「前もって言っておくけど、私も一緒に行くけど逃げるのも一緒だからね。」
え?守ってくれないの?
「大丈夫!ちゃんと二人ほど警護婦頼んであるから」
「警護婦?」
「ん?さっき会ったでしょ?」
あぁ さっきの警棒持った看護婦か
武ちゃんの話だと[戦う看護婦]とも言われているらしい
選別基準もちゃんとあって、柔道や剣道などの上段程の力がある人しかなれないそうだ。
「じゃ優輝君 9:00から健康診断で14:00から脳の検査だから、また来るわね」
と武ちゃんは言って戻って行った。
俺は朝食を食べ健康診断の時間を待った。
ちょっと時間があったので、病室のテーブルで三神さんが持ってきた書類をまた少し見たりしていた。
9時になると、約束通り武ちゃんが迎えに来た。
「ただの健康診断だけど、まさか注射が苦手なんて言わないわよね?」
武ちゃんは冗談ぽく聞いてきた。
そっか 血液検査もあるんだ。
「まさか大丈夫ですから」
それから俺と武ちゃんは健康診断の為病室を出た。
ナースステーションの隣の10畳程の部屋入る。
あれ?誰もいない、器具などは準備してあるが看護婦は誰もいない。
すると、武ちゃんが
「さて、何からしようかな?」
「え?全て武ちゃんがするの?」
「当たり前じゃない、無闇に男性に触れちゃいけない事になってるから。もしかして優輝君は女性に触られても大丈夫なの?」
いや 大丈夫ってより、女性に触られた方が嬉しいんですけど。
武ちゃんは嫌がる様子も見せない俺を見て
「本当に危機感なさすぎて、退院させない方がいいんじゃないかと思ってきたわ」
ちょっと呆れたように、武ちゃんは心配してくれた。
俺は武ちゃんと、いろいろ話ながら健康診断を無事にすませた。
さて、午後から脳の検査だ
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