妻の望みは………貞操逆転世界

クロハナ

文字の大きさ
44 / 85

5日目/岡崎優輝【悩みと赤】

しおりを挟む
俺は笑顔で挨拶した。

談話室にいたのは、10人の子供達。

1人1人順番に自己紹介をしてくれた。年齢は10歳~12歳で皆[心]の病気で入院しているそうだ、軽く理由も教えてくれた。

理由の全ては姉や妹が問題みたいだ。

どうして皆同じぐらいの歳なのかと思ったら、成長して身体が精通したからだった。

俺は友則君にいろいろと疑問に思った事聞いてみた。


「学校とか国から事前に対処方法とか聞いてなかったのかな?」


「学校で教科書を読んで覚えました。あと初めての夢精した時の方法も国から説明書貰いました。けど……」


「けど?」


「わからなかったんです!なんか変な匂いで臭いし、パンツもぐちゃぐちゃで気持ち悪いし病気なんじゃないかって不安で……ママにも聞けないし同級生にも聞けないし」


あぁ父親がいないから聞けなかったのか!

それに代わる大人の男が身近にいないのも問題か……


「それで友則君は俺に、声を掛けたんだね。」


「はい!すみません。どうしても聞きたくて……」

友則君は頭を下げてお願いしてきた。


「いいよ!気にしないで何でも質問していいよ。みんなも俺でわかる事なら教えてあげるから、どんどん質問してな。」


「「ありがとうございます」」


その後昼までいろいろ質問された。最初は本当に身体の事だけだったのだが、途中から女の人とどう接すればいいのかと質問されたのには俺も困った。

こっちの世界の女性達は、俺の予想を軽く越してくる。

男性に慣れていない女性、女性に慣れていない男性。

どちらも、妄想と理想をごっちゃにした認識で行動している感じがする。

もしかして、そんな学校みたいなのを作れば男女の認識不足と交流に役立つかもしれないな。


「みんなに聞きたいんだけど、もし今日みたいな勉強会を作れば来るかい?」


子供達は「行きたい」と嬉しそうに言ってくれたが、ある一人が「行きたいけど、外に出るのが怖い」と言うと、みんな現実に問題があるのを思い出して暗い雰囲気になってしまった。


「じゃ、みんなは寮みたいな施設を作れば入りたいかな?」


子供達は互いに顔を見て「でも」とか「ママが」とか相談を始めた。しばらく俺は見守っていると、代表してなのか友則君が


「今は入りたいと思います。けど……もしあんな事がなかったら家から出たいなんて思わなかったかもしれないです。一番安全な場所だと思ってましたから。」


「そっか!うん、とても参考になったよ。ありがとうね。」


俺はこの子達の為に何かしたいなと思い考えるようになった。

友則君達に、明日も来てくださいとお願いされたが明日の予定もわからなかったので、「時間が空いてたら来るよ」と伝えた。

本当にいい子達で、可愛いと思う。

なんとか出来ないかな~。





そして談話室から病室に戻ると、武ちゃんと鈴鳴先生と婦長が待っていた。武ちゃんは昼食を持って来てくれたみたいで、ベットの横に置いてあった。


「おっ!お帰り優輝君、朝早く突然兄が来たみたいですまなかった。」


「本当にビックリしましたよ、まさか朝早くから総理大臣のお兄さんが来るなんて聞いてませんでしから。」


「本当にすまない、昔っから[思ったら吉日]など言う兄で行動が全く読めないんだ。」


「まっ!いろいろとお世話になっていますし、これからもお隣さんとしてお世話になると思うので何も言えませんが、結婚の話まで出たのでちょっと驚きました。」


「け、結婚……そ、そんな話まで兄はして言ったのか……」


「はい、でもまだ家庭を持てる程の甲斐性も無いので鈴鳴先生……いえ[麗子さん]には待って貰いたいんですが……いいですか?我が儘言ってすいません。」


すると、麗子さんは顔も耳まで真っ赤に照れていた。

何やら小さく呟くように「れ、麗子」。

どうやら名前で呼ばれたのが効いたみたいだ。


その横ではあきらかに嫉妬の眼差しで麗子さんを見る婦長の姿に少し恐怖を感じた。

武ちゃんは「あら、あら」とニヤニヤしていた。

ちょっと言った事に恥ずかしくなってきた俺は


「そ、それで鈴鳴先生と婦長さんは、どう言ったご用件で?」


まだ顔を赤らめていた鈴鳴先生が


「あ、あれだ!岡崎家の受け入れもまだ、もう少し準備に時間が掛かるみたいで、あと5日程時間が欲しいそうだ。退院は6日後の予定にするので、それまでにあの検査をしたいのだが、いいかな?わ、私としても種無しだと困るから……そ、その早く知りたいし……そ、そのいろいろと準備もしたいし……」


おぉ!照れている麗子さん可愛いな。

って、隣にいる婦長さんの拳から血出てますけど……


「わかりました。じゃ~後で採取室の使い方教えてくださいね?」


「り、了解した。武ちゃん後で教えて差し上げてくれ。」


「は~い!了解したわ~。」


「で、ではまたな、優輝君。」


麗子さんは、最後まで顔を赤らめてまま逃げるように病室から出て行った。

婦長さんは、大きな溜め息を吐いて足取りも重そうに病室を出て行った。

リア充死ねって奴か……


残った武ちゃんを見ると楽しそうに


「ふ~ん、い・ろ・い・ろとお話が進んでるみたいね~……採取室にも説明書きあったんだけど、後で採取室の使い方書いた紙持ってくるわね。あ~後そう言えば3時頃三神保護官が面会に来たいって連絡があったけど、いい?」


「え~と、大丈夫です、いいですよ。」


「それじゃ伝えておくわね~」


そう言って武ちゃんは手を振って病室を出て行った。


ほ~後6日で退院か~どうなるんだろ?

街も一回見て見たいしな~仕事も何か出来るのあるかな~

俺は昼食を食べながら、いろいろ考えていた。





昼食も食べ終わり、三神さんが来るまでまたTVで検索していた。

街の事に子供達の教育状況や法律の事などいろいろと調べた。

今は男の子の生まれた母親には、講習会が開かれ育て方や接し方の指導をしているみたいだったが、それは母親だけであって姉や妹など家族としての指導はしてないのが現状みたいだ。

男の子にも小学生の高学年になると、これから成長に伴って起きる精通や、夢精の事性行の事などを勉強するカリキュラムがあったが、男性が説明するのではなく教科書とビデオによるお堅い説明だった。

国としても、高校から寮に入るのではなく中学から寮に入る法案が今、検討されているようだった。

そんな事を調べていたら、扉をノックする音が聞こえた。時計を見ると、もう3時になっていた。


「男性保護官の三神です。入っていいでしょうか?」


「は~い、どうぞ~」


「失礼します。」


扉が開き入って来たのはいつもの3人だった。


「こんにちわ、優輝君。その後体調はどうかな?」


「ん~~問題ないです、体調はいいぐらいです。ちょっと運動不足かな~って思いますけど。」


「そ、そうか。それで今日は山内彩芽さんとの面会日の調整をしに来たんだが、いつがいいだろうか?」


「あ~俺を見つけてくれた人ですね、え~と退院が6日後に決まりましたんで、その間ならいつでもいいですよ。」


「えっ?6日後?決まったのか?」


ん?驚いてる?


「あれ?まだ聞いてないんですか?」


「あぁ私達にはまだ連絡は来ていないな。」


「今日のお昼頃に鈴鳴先生から聞きましたけど?岡崎家の準備が終わるのが5日後だからと。」


「なるほど、鈴鳴先生は直接岡崎家から聞いたのかもしれないな……わかった。では5日以内で面会の調整をする事にしよう。優輝君には決まったら連絡を入れるでいいだろうか?」


「はい!お任せします。」


これで用件は終わったのかと思ったら、三神さんがまた困った顔で


「そ、それでだな。この前に話した救命救急医師の2人の件だが、ゆ、優輝君は会ってから、こ、こ、子作りするつもりなのかな?」


そう言って顔も耳も真っ赤にして聞いてきた。

なんかさっきも似たのを見た気がする……


「え~と、どうしましょ?種だけでもいいんですよね?」


「も、もちろんだ。こ、こ子作りなどそうそう簡単に叶うものでもない。」


「そうなんですか……じゃ、種だけの方でお願いします。」


「い、いやお願いしてるのは、こっちなのだが……了解した。では2人にはそのように連絡しておくよ、優輝君本当ありがとう多分泣いて喜ぶだろうな。」


いや泣きはしないでしょ?


「では今日の用件はこれで「ちょっと待った~」」


三神さんが言い終わる前に遠野さんが急に話掛けてきた。


「優輝君!これ私の名刺です。これを見て書いてくださいね、お願いします。」


俺に名刺を渡して来た。名刺を見ると手書きで年齢まで書いてあった。

あ~子作り申し込み書か……


「それに必要な事は書いて置きましたから、フルネームで職業と年齢を書いて貰えれば完璧なのでお願いします。」


なんか必死な感じが凄いんですけど?

ん?

なんか三神さんも井川さんも急いで何か出して何か書いてるんだすけど……

おっ書き終わったのかな?


「ゆ、優輝君。これは私のだ。貰ってくれないか?」


「わ、私も出来ればお願いします。」


2人は顔も耳も真っ赤にして渡してきた。

ん~なんだろ、今日はこういう日なんだろうか?


「はい!わかりました。頂きますね。」


俺が素直に名刺を貰うと


「で、で、では用件は終わったので、私達は帰るとしよう。」


三神さんと井川さんは、逃げるように足早に出て行った。

遠野さんは満足気にゆっくり出て行った。


ん~何かさっきも見たような気がする。





その夕方、武ちゃんが夕食と一緒に採取室の使い方の紙を持ってきてくれたのでシャワーの前にこっそり行って

ソロプレイを楽しみました。3回程……

ただ、男優が3人ぐらいしかいないってどうなの?

それにやつれて今にも倒れそうだったように見えたんですけど?

しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

処理中です...