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密着ボックス
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「僕の電話無視するなんていい度胸ですね。」
両手を掴まれて倉庫の壁に押し付けられ、今にも触れそうな距離で話しかけられる。東雲くんの吐息が頬にかかる。
『東雲くんだって私のメッセージ既読無視してたじゃない!』と言おうとして四つ葉のクローバーのことを思い出す。今押し花にしているところだ。
「クローバー、探してくれたんだよね?ありがとう。」
「!?・・・は、は!?探すわけないじゃないですか。あれはちょうど足元にあったから、ちぎってきただけですよ。『幸せになる』とかアホくさくてムカつく存在なんで更科さんにぴったりかと思って。」
なんだかいつもの余裕な様子の東雲くんとは違って調子が狂いそうになるが、感謝しているとはいえ仕事をサボるのは看過できない。
「クローバーのことは本当にありがとう。でも仕事は・・・」
そう言いかけたところで出入り口が開く音がした。
「はぁ~。」
「明日くんのこと?」
大きなため息をついたのは副社長でもあるうちの部の部長、声をかけたのは社長、二人は友達同士で一緒にこの会社を設立した。
「そう。うちの部にとってかなりの痛手。彼エースだし。」
「あなたの部署だけじゃなくて会社全体に大きなダメージね。チャラくて社のイメージには合わないけど、それをカバーする以上の実力があるんだから・・・でも本人の気持ちがあるからね。」
「まぁ、明日くん前から言ってたからね。でもねぇ・・・。」
二人の声はどんどん近づいてくる。でもそれよりも内容が気になってしかたがない。
「明日さん、会社辞めるんですかね?」
東雲くんが耳元で小声で話しかけてきて、その言葉にドキンとする。『明日先輩が辞める』私の心の中にも浮かんでしまっていた言葉だ。
「付き合ってるのに聞いてないんですか?本当に彼女なのかなぁ?」
東雲くんの唇が耳に触れて初めて今自分がいかにまずい状況に置かれているかに気づく。
両手を掴まれて倉庫の壁に押し付けられ、今にも触れそうな距離で話しかけられる。東雲くんの吐息が頬にかかる。
『東雲くんだって私のメッセージ既読無視してたじゃない!』と言おうとして四つ葉のクローバーのことを思い出す。今押し花にしているところだ。
「クローバー、探してくれたんだよね?ありがとう。」
「!?・・・は、は!?探すわけないじゃないですか。あれはちょうど足元にあったから、ちぎってきただけですよ。『幸せになる』とかアホくさくてムカつく存在なんで更科さんにぴったりかと思って。」
なんだかいつもの余裕な様子の東雲くんとは違って調子が狂いそうになるが、感謝しているとはいえ仕事をサボるのは看過できない。
「クローバーのことは本当にありがとう。でも仕事は・・・」
そう言いかけたところで出入り口が開く音がした。
「はぁ~。」
「明日くんのこと?」
大きなため息をついたのは副社長でもあるうちの部の部長、声をかけたのは社長、二人は友達同士で一緒にこの会社を設立した。
「そう。うちの部にとってかなりの痛手。彼エースだし。」
「あなたの部署だけじゃなくて会社全体に大きなダメージね。チャラくて社のイメージには合わないけど、それをカバーする以上の実力があるんだから・・・でも本人の気持ちがあるからね。」
「まぁ、明日くん前から言ってたからね。でもねぇ・・・。」
二人の声はどんどん近づいてくる。でもそれよりも内容が気になってしかたがない。
「明日さん、会社辞めるんですかね?」
東雲くんが耳元で小声で話しかけてきて、その言葉にドキンとする。『明日先輩が辞める』私の心の中にも浮かんでしまっていた言葉だ。
「付き合ってるのに聞いてないんですか?本当に彼女なのかなぁ?」
東雲くんの唇が耳に触れて初めて今自分がいかにまずい状況に置かれているかに気づく。
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