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聖徳太子の謎2〜彦人大兄皇子の正体 前編〜
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波子「いやあ、しかし何考えてんだろうね。あの押坂っていうにきび面の依頼人は。うちは病院じゃないってんだ。」
堂田「そうですよね。嫁さんの生んだ子が自分の子かどうかDNA鑑定してくれって。。。」
波子「そうそう。嫁さんの素行調査っていうならまだしもDNAだよ?いうなればデオキシリボ核酸だ。」
堂田「そのまんまじゃないっすか(笑) 」
波子「しかしなんだってそんな疑問もつんだろう?素行調査では怪しいところないって報告したのに 」
堂田「押坂さんちのご主人、妊娠直前に水疱瘡やったらしいんですよ。そのせいか一次的に無精子症に近い状態になったとか思い込んでるみたいで」
波子「それこそこんなところに相談に来ないで病院で診てもらえよなあ」
堂田「今は大丈夫らしいんですよ。でもその時はって思い込んでるみたいで」
波子「なんだってそんな思い込みを?」
堂田「ご親戚でおたふく風邪やった人がいて、その人がそうなったらしくて・・・。まあ、この人は回復しませんでしたがね」
波子「被害妄想なのかな?」
堂田「水疱瘡の治りが悪くってヘルペスになっちゃったみたいですね。あのにきび跡みたいのはヘルペスの跡らしいですよ。そんなのも彼を被害妄想にしてるのかも?」
波子「ヘルペスって何?」
堂田「帯状疱疹ってやつです。水疱瘡のウイルスが多量に残ると発症したりする。これは普通はお腹にできることが多いんですよ。お腹にできた疱疹が神経を傷つけながら、帯を巻くように体全体に広がっていってあまり広がると痛みと神経の死滅のせいで死んでしまうこともあるらしいです。帯状に広がるから昔の人は『蛇の呪いに巻かれた』なんて言ってたらしいです。」
波子「なんだ。また歴史オタクのワンポイント物知りのコーナーかい?」
堂田「オタクじゃないですって。そうそうこの前の聖徳太子の話はなかなか面白い推理でしたよ。あたってるかどうかは別にして」
波子「もう、そんな話には乗らないからな。あの夜いやな夢みたんだよ。もってたお金全部無くしちゃう夢でさぁ。何故だか夢の中では昔の一万円札を持ってたんだけどそれが使わないうちから財布を覗くたびに減って行っちゃうっていう変な夢でさぁ。最後は一文無しになって目が覚めたっていう嫌な目覚めをさせてくれたよ。夢とはいえあんなのはもうこりごりだ。」
堂田「今度は、殺人事件かもしれないんです。」
波子「はぁ?歴史の話だろう?殺人でもなんでもいいじゃないか。」
堂田「まあ聞いてくださいよ。聖徳太子とも関連する話なんです。今度は一万円札が逆に入って来る夢をみるかもしれませんよ?今は福沢さんだけれども」
波子「うーん」
堂田「聖徳太子の時代に彦人っていう人がいるんですが、この人ころされちゃったかもしれないんです」
波子「そんなことどうでもいいだろ?その時ころされてなくっても、今現在死んでることには違いない!喩えそいつが他殺でも病死でも自殺でも、もう今からじゃどうにもならない」
堂田「そりゃまぁそうなんですけど。。。。」
波子「じゃ終わり。」
堂田「犯人としてはあの聖人・聖徳太子が疑われてるんですよ。」
波子「まあ、そういうこともあるだろう。疑わしくないのが一番怪しいというのは推理ドラマの基本だ!!」
堂田「殺したっていうか、聖徳太子ってのは彦人っていう人の事を別人として書いてて厩戸は創作された人物で実在してないっていう話なんです。」
波子「はぁ?また実在したとかしないとかの話かい?ヒマだね歴史オタクってのは。だいたい歴史上の人物なんてのは空想上の人物と何ら変りがないだろう?史書だとか資料とか文字の上、昔話とかの記憶の上、学校のつまらない教科書の中にしかいない。今、紛れも無く実在している人間からは触れることも見ることさえもできない。そこの幼稚園に行って子供に聞いてみろよ、豊臣秀吉がいたってことは誰もしらないだろう?彼らにとっちゃ歴史上の人物よりもドラえもんの方が余程リアルな存在だ。毎週テレビで見られるし、ぬいぐるみショーでも見に行きゃ触れることも可能だ。」
堂田「そんな、テレビアニメと一緒にしないでくださいよ。まぁそりゃそうかも知れませんが、僕ら大人の中では秀吉がいたってことのほうがリアルなんですから。」
波子「しかし一体全体、君って男はどこでそんな腹の足しにも住宅ローンの繰上げ返済の足しにもならないような話を拾ってくるんだい??」
堂田「インターネットの掲示板とかで、議論されてるんですよ」
波子「インターネットであちこちの歴史オタクが集まって歴史の話をやってるのか?不健全なことだね全く。普通君くらいの若者がインターネットをやるってことは即ちエロページを見るとか、出会い系サイトに登録して不当な請求受けたりして消費者センターに相談して助けを求めたり、変なものダウンロードして警察のご用になったり、ネットオークションで傷物買わされて裁判所に売った奴を提訴したりするために弁護士事務所に駆け込んだり、夜中までチャットとやらをやって次ぎの日の仕事に寝坊して上司や先生に怒られたりしながら、世の中の恐ろしさやルールを学ぶっていうのが、筋ってものだろう?」
堂田「そんな三面記事に載ってるようなこと筋にしないで下さいよ。」
波子「そうじゃないのか?」
堂田「そんなことはたまに起こるから、三面記事のネタになるんでしょう。普通は趣味の共通する知人を増やしたり、遠方の人とすぐ連絡とれたり、遠いところにあるお店の商品を家に居ながら買えたりするのがいいんでしょう。大体、波子先生はインターネットやったことあるんですか?」
波子「ゴホン」
堂田「ないんですね?これからの時代に着いていけなくなりますよ?」
波子「いいのだよ、時代は私に着いて来るんだから。はっはっはっ。」
堂田「こんな貧乏探偵にですか?」
波子「失敬な奴だね。オタクの癖に。それが名探偵にいうセリフかっていうんだ。」
堂田「よっ名探偵の大先生!!)^o^(」
波子「照れるじゃないか。。。(^^ゞ」
堂田「名探偵ついでに、このネタについて先生の推理を聞かせてくださいよ!この前のネタもごく一部ですがうけちやったんですよ。それにこの推理の内容をネットに上げますから場合によっては『なんて頭の斬れる探偵なんだ、うちの事件もこの人に解決してもらおう!』なんて依頼人も増えたりして」
波子「そ・そうかぁ?(^^ゞ」
堂田「そうに決まってますよ!!やりましょうよ推理!!!」
波子「しようがないなぁ、ぼーっと依頼人まってたってしょうがないから宣伝のつもりでやるか!で何がどうしたって?」
堂田「まあ、この日本書紀と天皇系図を読みながら聞いてください。まずポイントは日本書紀の記述にうそ臭い不自然なところがあるってこと、文章に癖があって明らかに倭人が書いたのと唐人が書いたものに区別できて倭人臭いのが推古紀っていう部分、で、この部分に登場している聖徳太子は天才的、進歩的、奇跡的すぎてうそ臭い。直前の用明紀に大兄つまり皇太子というか王位継承権者の中でも有力候補としてでてくる彦人皇子が推古紀では消息が確認できない。だからこの人は消されたんじゃないかと。。。そして聖徳太子の子とされてる山背(やましろ)皇子っていう人がいるのですが、ちゃんと子供としては記されてないんです。で彦人皇子の子にも山代(やましろ)っていうのがいる。この人と山背が同一人物ではないかと・・・・。その理由として敏達天皇の忠臣とされてる三輪の君っていう氏族が山背の忠臣的な存在として書かれている。三輪の君氏族は敏達の直系である彦人、山代の臣であると考えられるってうことです。で聖徳太子ってのは厩戸でなくて本来は彦人のことじゃないか?つまり厩戸は存在しないってこと、厩戸を存在させるため彦人は消されたって事なんですよ。先生。。。あれ?寝てるのもしかして???」
波子「話しが長すぎるんで寝そうになったよ」
堂田「全然聞いてなかった???」
波子「聞いてたことは聞いてたけどさぁ。だいたいうそ臭いって何と比べてうそ臭くって不自然なわけ?唐人が書いてるって部分は真実くさいわけ?」
堂田「いやそんなことはないとおもいますが。。。」
波子「だろ?役人の記録なんては嘘臭いもんだよ。景気は良くなりましたって発表してるけどそんな感じはしないのと一緒で、突っ込まれるといやだから嘘はついてないけど本当のことも書かないってのが古今東西の役人の習性だ!!!年金問題にしたってそうだ。」
堂田「そりゃ極論でしょう。。。じゃあ厩戸の奇跡的な記述に関しては?例えば片岡飢人の話とか・・・。このへんは明らかに聖人思想によって書かれてるでしょう?」
波子「奇跡的なことにはネタがあるんだろうけど、嘘かどうかはわからないだろう?厩戸が奇跡のネタを仕込んだけど、他人には奇跡にしか見えないってこともある。例えば、講義した内容とかは誰かからの受け売りを自分のものにしたとか、片岡飢人だってし込みかもしれない。17条なんかも発布されてから日本書紀に書き遺される前に内容を当時の現代風に書き換えただけかもしれせない。」
堂田「また無理やりな解釈を。。。でも明治維新の時に神社やお寺の由緒が書き換えられたりってことはありましたが。。。」
波子「書いてあるのを否定するのもまた無理やりだよ。」
堂田「まあねぇ。でも彦人の記述がないって事は彼は死んだんでしょうかね?死んだ日の記述があってもおかしくないような重要人物なのに。」
波子「お寺の過去帳じゃないんだから必ず書かれるわけじゃないだろう?」
堂田「でも何時死んだんだろう。後継者不足に悩まされてる時代だけに候補者の死は重要な話題だろうに」
波子「そうか!死んでないんだよ。後継者から外されただけじゃないのか?厩戸っていう天才が登場したんだからさ。凡人は用無しだよ。」
堂田「ああなるほど。そういう可能性もありますね。でも推古即位のときに彦人が即位しなかったのは納得いかないなぁ。大兄だったんだし」
波子「推古や崇峻が即位する前に後継者から脱落したに決まってる!!!」
堂田「ええっ?どうしてですか?」
波子「この本に答えがかいてるじゃないか馬鹿だね君も。そういうのを論語読みの論語知らずというのだ」
堂田「ええっどこにですか?」
続く
堂田「そうですよね。嫁さんの生んだ子が自分の子かどうかDNA鑑定してくれって。。。」
波子「そうそう。嫁さんの素行調査っていうならまだしもDNAだよ?いうなればデオキシリボ核酸だ。」
堂田「そのまんまじゃないっすか(笑) 」
波子「しかしなんだってそんな疑問もつんだろう?素行調査では怪しいところないって報告したのに 」
堂田「押坂さんちのご主人、妊娠直前に水疱瘡やったらしいんですよ。そのせいか一次的に無精子症に近い状態になったとか思い込んでるみたいで」
波子「それこそこんなところに相談に来ないで病院で診てもらえよなあ」
堂田「今は大丈夫らしいんですよ。でもその時はって思い込んでるみたいで」
波子「なんだってそんな思い込みを?」
堂田「ご親戚でおたふく風邪やった人がいて、その人がそうなったらしくて・・・。まあ、この人は回復しませんでしたがね」
波子「被害妄想なのかな?」
堂田「水疱瘡の治りが悪くってヘルペスになっちゃったみたいですね。あのにきび跡みたいのはヘルペスの跡らしいですよ。そんなのも彼を被害妄想にしてるのかも?」
波子「ヘルペスって何?」
堂田「帯状疱疹ってやつです。水疱瘡のウイルスが多量に残ると発症したりする。これは普通はお腹にできることが多いんですよ。お腹にできた疱疹が神経を傷つけながら、帯を巻くように体全体に広がっていってあまり広がると痛みと神経の死滅のせいで死んでしまうこともあるらしいです。帯状に広がるから昔の人は『蛇の呪いに巻かれた』なんて言ってたらしいです。」
波子「なんだ。また歴史オタクのワンポイント物知りのコーナーかい?」
堂田「オタクじゃないですって。そうそうこの前の聖徳太子の話はなかなか面白い推理でしたよ。あたってるかどうかは別にして」
波子「もう、そんな話には乗らないからな。あの夜いやな夢みたんだよ。もってたお金全部無くしちゃう夢でさぁ。何故だか夢の中では昔の一万円札を持ってたんだけどそれが使わないうちから財布を覗くたびに減って行っちゃうっていう変な夢でさぁ。最後は一文無しになって目が覚めたっていう嫌な目覚めをさせてくれたよ。夢とはいえあんなのはもうこりごりだ。」
堂田「今度は、殺人事件かもしれないんです。」
波子「はぁ?歴史の話だろう?殺人でもなんでもいいじゃないか。」
堂田「まあ聞いてくださいよ。聖徳太子とも関連する話なんです。今度は一万円札が逆に入って来る夢をみるかもしれませんよ?今は福沢さんだけれども」
波子「うーん」
堂田「聖徳太子の時代に彦人っていう人がいるんですが、この人ころされちゃったかもしれないんです」
波子「そんなことどうでもいいだろ?その時ころされてなくっても、今現在死んでることには違いない!喩えそいつが他殺でも病死でも自殺でも、もう今からじゃどうにもならない」
堂田「そりゃまぁそうなんですけど。。。。」
波子「じゃ終わり。」
堂田「犯人としてはあの聖人・聖徳太子が疑われてるんですよ。」
波子「まあ、そういうこともあるだろう。疑わしくないのが一番怪しいというのは推理ドラマの基本だ!!」
堂田「殺したっていうか、聖徳太子ってのは彦人っていう人の事を別人として書いてて厩戸は創作された人物で実在してないっていう話なんです。」
波子「はぁ?また実在したとかしないとかの話かい?ヒマだね歴史オタクってのは。だいたい歴史上の人物なんてのは空想上の人物と何ら変りがないだろう?史書だとか資料とか文字の上、昔話とかの記憶の上、学校のつまらない教科書の中にしかいない。今、紛れも無く実在している人間からは触れることも見ることさえもできない。そこの幼稚園に行って子供に聞いてみろよ、豊臣秀吉がいたってことは誰もしらないだろう?彼らにとっちゃ歴史上の人物よりもドラえもんの方が余程リアルな存在だ。毎週テレビで見られるし、ぬいぐるみショーでも見に行きゃ触れることも可能だ。」
堂田「そんな、テレビアニメと一緒にしないでくださいよ。まぁそりゃそうかも知れませんが、僕ら大人の中では秀吉がいたってことのほうがリアルなんですから。」
波子「しかし一体全体、君って男はどこでそんな腹の足しにも住宅ローンの繰上げ返済の足しにもならないような話を拾ってくるんだい??」
堂田「インターネットの掲示板とかで、議論されてるんですよ」
波子「インターネットであちこちの歴史オタクが集まって歴史の話をやってるのか?不健全なことだね全く。普通君くらいの若者がインターネットをやるってことは即ちエロページを見るとか、出会い系サイトに登録して不当な請求受けたりして消費者センターに相談して助けを求めたり、変なものダウンロードして警察のご用になったり、ネットオークションで傷物買わされて裁判所に売った奴を提訴したりするために弁護士事務所に駆け込んだり、夜中までチャットとやらをやって次ぎの日の仕事に寝坊して上司や先生に怒られたりしながら、世の中の恐ろしさやルールを学ぶっていうのが、筋ってものだろう?」
堂田「そんな三面記事に載ってるようなこと筋にしないで下さいよ。」
波子「そうじゃないのか?」
堂田「そんなことはたまに起こるから、三面記事のネタになるんでしょう。普通は趣味の共通する知人を増やしたり、遠方の人とすぐ連絡とれたり、遠いところにあるお店の商品を家に居ながら買えたりするのがいいんでしょう。大体、波子先生はインターネットやったことあるんですか?」
波子「ゴホン」
堂田「ないんですね?これからの時代に着いていけなくなりますよ?」
波子「いいのだよ、時代は私に着いて来るんだから。はっはっはっ。」
堂田「こんな貧乏探偵にですか?」
波子「失敬な奴だね。オタクの癖に。それが名探偵にいうセリフかっていうんだ。」
堂田「よっ名探偵の大先生!!)^o^(」
波子「照れるじゃないか。。。(^^ゞ」
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堂田「そうに決まってますよ!!やりましょうよ推理!!!」
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堂田「まあ、この日本書紀と天皇系図を読みながら聞いてください。まずポイントは日本書紀の記述にうそ臭い不自然なところがあるってこと、文章に癖があって明らかに倭人が書いたのと唐人が書いたものに区別できて倭人臭いのが推古紀っていう部分、で、この部分に登場している聖徳太子は天才的、進歩的、奇跡的すぎてうそ臭い。直前の用明紀に大兄つまり皇太子というか王位継承権者の中でも有力候補としてでてくる彦人皇子が推古紀では消息が確認できない。だからこの人は消されたんじゃないかと。。。そして聖徳太子の子とされてる山背(やましろ)皇子っていう人がいるのですが、ちゃんと子供としては記されてないんです。で彦人皇子の子にも山代(やましろ)っていうのがいる。この人と山背が同一人物ではないかと・・・・。その理由として敏達天皇の忠臣とされてる三輪の君っていう氏族が山背の忠臣的な存在として書かれている。三輪の君氏族は敏達の直系である彦人、山代の臣であると考えられるってうことです。で聖徳太子ってのは厩戸でなくて本来は彦人のことじゃないか?つまり厩戸は存在しないってこと、厩戸を存在させるため彦人は消されたって事なんですよ。先生。。。あれ?寝てるのもしかして???」
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波子「だろ?役人の記録なんては嘘臭いもんだよ。景気は良くなりましたって発表してるけどそんな感じはしないのと一緒で、突っ込まれるといやだから嘘はついてないけど本当のことも書かないってのが古今東西の役人の習性だ!!!年金問題にしたってそうだ。」
堂田「そりゃ極論でしょう。。。じゃあ厩戸の奇跡的な記述に関しては?例えば片岡飢人の話とか・・・。このへんは明らかに聖人思想によって書かれてるでしょう?」
波子「奇跡的なことにはネタがあるんだろうけど、嘘かどうかはわからないだろう?厩戸が奇跡のネタを仕込んだけど、他人には奇跡にしか見えないってこともある。例えば、講義した内容とかは誰かからの受け売りを自分のものにしたとか、片岡飢人だってし込みかもしれない。17条なんかも発布されてから日本書紀に書き遺される前に内容を当時の現代風に書き換えただけかもしれせない。」
堂田「また無理やりな解釈を。。。でも明治維新の時に神社やお寺の由緒が書き換えられたりってことはありましたが。。。」
波子「書いてあるのを否定するのもまた無理やりだよ。」
堂田「まあねぇ。でも彦人の記述がないって事は彼は死んだんでしょうかね?死んだ日の記述があってもおかしくないような重要人物なのに。」
波子「お寺の過去帳じゃないんだから必ず書かれるわけじゃないだろう?」
堂田「でも何時死んだんだろう。後継者不足に悩まされてる時代だけに候補者の死は重要な話題だろうに」
波子「そうか!死んでないんだよ。後継者から外されただけじゃないのか?厩戸っていう天才が登場したんだからさ。凡人は用無しだよ。」
堂田「ああなるほど。そういう可能性もありますね。でも推古即位のときに彦人が即位しなかったのは納得いかないなぁ。大兄だったんだし」
波子「推古や崇峻が即位する前に後継者から脱落したに決まってる!!!」
堂田「ええっ?どうしてですか?」
波子「この本に答えがかいてるじゃないか馬鹿だね君も。そういうのを論語読みの論語知らずというのだ」
堂田「ええっどこにですか?」
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