播磨国風土記

桜小径

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伊和大神の足跡2

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安志姫神社
兵庫県姫路市安富町三森
大和の穴師坐兵主神に
地元の巫女神を重ねた神か??





主祭神
安師比売神 【日本紀略】に「播磨國正六位上安師神を従五位下に叙す」との記述があるのは、『安師神』とはこの神の事か、飾磨の郡安師の里の安無神のどちらか?と考えられている。 写真は
高見氏提供
伊和大神の足跡その二

さて、讃容の郡を追出された伊和大神がつぎに目をつけたのは、宍禾の郡です。前に述べたようにこの地域での妻問い=部族の乗っ取り、併合は成功を収めます。

4・宍禾の郡、雲箇(うるか)の里

ここに住んでいた伊和大神の妻の許乃波佐久夜比売(このはなさくやひめ)の容姿が美麗(うるわ)しかったので、この地を宇留加という。

*許乃波佐久夜比売・・・。どこかで聞いた名ですよね?よく覚えておいてください。

5・宍禾の郡 石作り(もとの名は伊和)の里 阿和賀山、

伊和大神の妻の阿和加比売がこの山にいらっしゃったので、阿和加山(あわがやま)という。

と、このように宍禾の郡では何をどうやったのか「もてもて」の伊和大神です。いきなり二人の妻を娶り、宍禾郡の半分を手にいれたことになります。しかしうまいことはそうはつづきません。ここから南部の平野に向かって進出するためにはすぐ南に安師の里があり、ここも配下に入れておく必要があるのです。 

6・宍禾の郡 安師(あなし)の里、

伊和大神はこの地を得ようとして、この地の女神安師比売神(あなしひめのかみ)に妻問いをしますがキツク断られます。それに怒った伊和大神は、安師比売神の坐す安師の里を流れる安師川を上流で堰きとめてしまいます。このため今も安師川の水量は少ないということです。 

これは逆水攻めです。盆地や山間部で稲作を行うためには水利が大変重要となります。里を流れる川は「里の命綱」です。これを堰きとめるということは安師の里と伊和大神は戦いを行ったと考えてもいいのではないでしょうか? 

風土記は安師比売との戦いの最後を伝えてはいませんが、今現在安師の里最大の神社は安師加茂神社、祭神は大国主の御子神と伝えられています(祭神名未確認です、すいません。加茂神社だけに加茂別雷とかの加茂氏系の氏神でしょう)。伊和大神は大国主と混同されています。ということはここも伊和大神の手に落ちたということだと思います。安師比売神も安師姫神社にひっそりと鎮まっています。

さて、宍禾の郡を国占め(平定)した伊和大神はいよいよその矛先を姫路平野に向けることになります。
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