クズの異世界転生

中二病

文字の大きさ
26 / 93
第3章

第26話 教会に行く当日

しおりを挟む
コン コン コン コン



「アレス教会に行く時間になったけど今部屋にいる?扉開けるわね?」


部屋の扉をノックして母上がそう言ってきた。


「はい、部屋にいます」


母上にそう返事してから扉に向かった。



ガチャ




「いきなりだけどこれから教会に行くわよ?」


母上がそう言ってきた。


「はい、わかりました」


母上の言葉に対してそう答えた。


「もう玄関でおじいちゃんが待っているから急ぐわよ?」


そう母上が言ってきたので急いで玄関に向かった。











「お待たせしたした、御義父様」


申し訳なさそうに、そう母上がお祖父様に言った。


「あまり待っていないし、儂が勝手に先に玄関に向かったから大丈夫じゃ」


お祖父様は、当たり前の事を言うように無表情で淡々とそう答えた。


「お気遣い感謝致します」


お祖父様の定型文に対してやはり母上も定型文で返答した。


「馬車も待たせているし早く馬車に乗るぞ?」


そうお祖父様が母上と僕に言った。


「そうですね、アレス早く馬車に乗りましょう」


お祖父様がそう言って先導するように馬車に入り、母上はそれに続くように僕に早く馬車に乗るように言い馬車に向かっていったので僕と天使は馬車へ向かった。











「さっきから思っていたことではあるがアレスの従者の顔色が少し悪くないか?お前がなにかしたのか?アレス?」


そうお祖父様が僕に聞いてきた。もしかしたら程度ではあるが心当たりはあるが面倒ごとは嫌なのでだんまりしよう。


「知りません」


端的にそう答えた。

ウソをたくさんつきすぎたらあとからごまかすのが大変だからウソにならないウソをついた。


「アレスの従者……、名前は……、あ~~、覚えていないな……、まぁいい…アレスの従者?なにがあった?」


僕に聞いたところで答えが出ないと判断したお祖父様がそう、天使に聞いた。


「沈黙は金、雄弁は銀この言葉を忘れないでよ?」


下手なことを話されたら面倒だからとりあえずそう天使に対して脅しをかけておいた。


「おい…」


僕のその言葉に対して呆れたようにお祖父様が諌めてきた。


「アレス、自分より弱い者に脅しかけるような真似はやめなさい、アレスのことは気にしなくていいわよ?なにがあったか話しなさい?」


アテナ殿が僕に対して怒鳴りつけかけようとして、それを止めるように母上がアテナ殿の言葉に被せて天使になにがあったのかを聞いた。

とりあえずだんまりする理由付けのためにも、僕は天使に質問を答えさせないために天使の方を睨みつけるようにガン見した。

あとなぜか馬車に乗り込んだらアテナ殿が馬車の隅、もっというのなら行者側の隅に突っ立てたんだよね?なんでだろ?


「顔色が悪かったのであれば昨晩、アレス様がご自身の命や名誉を軽視するような発言をされたのでどうすればよいのかわからなくなったので顔色が悪かったのはそれが原因だと思います……」


天使は言おうか言うまいか少し考えたあと覚悟を決めたようにそう話した。

?なんでこいつはこんな内容で言うか言わないか悩んだんだろう?こんな内容だったら別に問題ないのに?


「は……?本当なんですか?アレス?」


そう少し顔色を青白く?と表現したら良いのか正しい表現方法はわからないがなぜか悲痛そうな顔で天使の発言の真偽を尋ねてきた。

いや?お祖父様やアテナ殿、行者も似たような顔色?表情をしているか。こいつらはなんでこんな表情を………?

「………あぁ!!安心してください!賭け金は僕の命と名誉だけですよ!!ゲオールギアー家の人間の名誉や命は万一にも………」


パチン!!!


「賭け金!?僕の命と名誉だけ!そんな考えが間違ってるんでしょう!?最初から何かを犠牲にすることを前提にするような考え方が間違ってるのよ!?それでなにをするために貴方は自分の命や名誉を賭けようと………いいえ……賭けているの?」


こいつは……こいつらはなんで怒ってるの?わからない…わからない……


「あの……さっきから、なんで怒ってるんですか?」


本気でわけがわからない…気持ちが悪い…吐き気がする……それでもなんで母上が怒っているのか知っておくべきだと思って理由を聞いた。


「クッ……、そこからなの……?そんな命を粗末にするような、死に急ぐような真似をされたくないからよ!みんなに!」


母上はそう怒鳴るように、真摯に語りかけるように言ってきたが僕にはなにを言ってるのか心底理解ができない。


「はっ?僕が死んだところで喜ばれこそすれ、悲しまれはしないのだから粗末にはしてないよ?ゴミをどれだけ乱暴にあつかったところで粗末にしたことには当たらないと思うよ?いや?なんならゴミを有効活用するんだから丁寧に扱ったとも言えるかな?」


母上に、そう、正論を丁寧に説明した。


「ゴミ……それは誰かにお前はゴミだと言われたのか!」


「………っ、なぜ………っ」


「2人とも待ってください、今いっぺんに話したところでアレスが混乱するだけです。二人の気持ちはすごくわかりますが今は落ち着いてください。アレス?今、貴方はなんのために命を賭けようとしてるの?」


こいつらは何を言ってるんだろう?寸劇でもしているのだろうか?まぁいい…命を賭けようとしてる理由………か……


「ん~~…、少なくともゲオールギアー領内の共和国に内通している反乱分子を潰すくらいはするために?いずれはゲオールギアー家の人間を殺す可能性のかある王国内にいる共和国に内通している内通者を全てどうにかするつもりだよ?」


母上たちに僕がいつか叶えたいと思っている幸せな未来を話した。

僕は自分が笑顔でいるのがとても嫌いだがたぶん笑顔だろう今の僕はとても好きだ。


「クッ……なんで?なんでずっと無表情なのに私達を護るために死ぬと言っている今がこれまでで一番幸せそうに笑っているの?間違ってる……こんなの絶対間違ってる……っ……ハァ~……いい?アレス?死に急ぐような真似は絶対にしないで?いい?」


そう母上が真摯に語りかけてきたが無理だろ、だから正直に思っていることを言った。


「えっ……?無理だよ、命とか名誉とかを賭けなければどうやってあなた達を護ればいいですか?」


そう母上の言葉にできうる限り真摯に答えた。


「だからそれが………」


馬車の中での会話は、そんな感じで話が終わった特に意味のない、ありきたりな話だけだった。わかりきった答えをただ答えるだけのそんなつまらない会話………。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界帰りのハーレム王

ぬんまる兄貴
ファンタジー
俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。 で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか? 異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕! 異世界帰りのハーレム王 朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!

本条蒼依
ファンタジー
 氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。  死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。  大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

処理中です...