クズの異世界転生

中二病

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第6章

第50話 移動中の出来事(2)

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「アレス?やっぱり王家主催の夜会のために行う予行練習ための夜会は緊張する?」


王家主催の夜会の予行練習のための夜会を行う場所に向かうために馬車に乗ってから少しして母上が僕にそう聞いてきた。

……まぁ緊張はしているがなぜ緊張しているかまで馬鹿正直に話すわけにもいかない……。


「……はい……予行練習とはいえたくさんの人が集まる場でもしかしたら恥を掻くような真似をしてしまうのではないかと、とても不安です……」


母上の言葉に対して僕はそう返答した。

まぁぶっちゃけ恥を掻くのは嫌だしそのことで多少緊張はするが、とても緊張しているってほどではない。

予行演習の夜会で緊張している主な原因は十数年後に魔王が復活するという話を独断専行で話すつもりだからだ……ぶっちゃけ十数年後に魔王が復活することを話すのは悪いことだとは全く思わないがいかんせん独断専行で魔王復活の件を暴露するのがまずい……とはいえもしこの件を公表すると神や天使に話して止められた場合この件を話すことが難しくなるから神や天使にこの件を相談するわけにはいかないんだよね……。


「大丈夫よ!アレス、あなたはこの一ヶ月間、予行練習のために行われる夜会のために頑張って勉強したじゃない!」


僕の弱音に母上がそう励ましてくれた。


「そうだぞ!アレス、お前はこの一ヶ月、予行練習のために行われる夜会のために頑張って勉強してきたじゃないか!そんなに不安がらなくても大丈夫だ」


母上の言葉に続いて父上も僕の弱音の言葉に対して励ましの言葉をくれた。


「そうだぞアレスお前はこの一ヶ月しっかり努力したのだろう?それなら不安がらず堂々と予行練習のための夜会に挑め!」


母上や父上の言葉に続きお祖父様も僕の弱音に対して叱咤激励の言葉をくれた。


「そうだよ!アレス君はこの一ヶ月頑張ったんだからもっと自信を持って!」


次にアテナが僕の弱音に対して励ましの言葉をくれた。


「アレス君?皆が言うように君はこの一ヶ月間、来年行われる王家主催の夜会の前の予行練習のために行われる夜会のために頑張ってきたんだろう?確かに本番は来年かもしれないがそれでも君はこの一ヶ月間頑張ったんだだからこそもっと自信を持っていいはずだよ?」


アテナの言葉に続きポリーティカー殿も僕の弱音に対してそう励ましの言葉をくれた。


「皆様が言うように貴方はこの一ヶ月間来年行われる王家主催の夜会の予行練習のための夜会のため努力してきたのでしょう?それなら胸を張って予行練習のための夜会に挑んでくださいアレス様」


最後にクーストーディアも僕の弱音に対してそう励ましの言葉をくれた。


「………はい!確かにそうですね!この一ヶ月間予行練習のための夜会のために努力してきたんです!胸を張って今回の予行練習のための夜会に挑もうと思います!」



そんな感じで今回の馬車の中での会話は終わった。

しかしあれだね……なんで会話の流れとしてちょろっと弱音を言っただけでこんなに皆から励まされなければならないんだろう……。

まぁそれはおいておくにしてもなんだよ来年行われる王家主催の夜会のための予行練習の夜会のために努力してきたんだからもうちょっと自信を持って予行練習の夜会に挑めって……これをわかりやすく言うのなら中間テストのために行う小テストの勉強を頑張ったんだから胸を張って小テストに挑めって言ってるようなもんだよ?

まぁ王家主催の夜会と中間テストでは規模は全然違う全然違うだろうが言ってることは間違ってないはずだよね?小テストために努力してきたんだから胸張って小テストに挑めってさぁうん……いいんだよ?いいんだけどさ……多少緊張してるって話をしたくらいで通過点に対してそんなに全力で励まされたって……て、感じだよ………まぁとにかくその話はもういいとして来年行われる王家主催の夜会の前の予行練習のために行われる夜会って無駄に長い言葉だな……と思う。

お祖父様たちはよくこんな長い言葉を詰まることなくスラスラ言えるなと感心してしまうよ……本当に……。
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