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丑三つ時
第七幕 足音無き狂気
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「あれ……鈴子?」
不意に目を覚ました美琴は、暗闇の中で鈴子の気配が無い事に狼狽えた。
そんな中、東中もまた目を覚ました。そして、点けていたはずの明かりが消えていると理解した。
いつもそうである様に、彼は電源だけが入るスマートフォンの画面の明かりを室内に向け、引き戸が開けられたままである事に気付く。
「おい、マーダ起きろ! 起きろって!」
東中は小山田を何度となく引っ叩く。
「んー、もー……何だよー……」
「寝ぼけてる場合じゃねえよ! タヌキとクーと、それから、目白さん居ないんだよ!」
「……え?」
日頃、寝起きの酷く悪い小山田が飛び起きる。
眠る直前まで点いていた明かりが消えている事さえ気に留めずに。
「外に行ったみたいだ」
小山田は東中のスマートフォンの画面に照らされ、立ち上がろうとする。
「いや、俺一人で行ってくるから、マーダはここで彼女と待ってて」
東中は傍らにあった懐中電灯を手に、灯りの無い廊下へと踏み出した。
人の気配もなければ、人ならざる気配もしない。ただ、酷く急な階段を降りると、光る物を見つけた。
(これは……確か目白さんの懐中電灯……)
鈴子がその場所を通った事は確実だろうと思いながら、誰の気配もない事を彼は訝しんだ。
そして、開け放たれた玄関から、恐る恐る外に出ると、木々が妙にざわめいていた。
しかし、彼はその薄気味悪さをこらえ、夕刻、下見に入ろうとして引き返した場所へと進む。
「え……」
東中は懐中電灯の明かりを、その物音へと向ける。
その物音の主は、懐中電灯の明かりに照らされた事で、そこが暗闇である事を初めて自覚した。
彼らが通って来た場所は、まるで真昼の如き明るさだったのだ。
「タヌキ、クー、それに、目白さん……」
四人は暫く、その場に立ち尽くしていた。
止んでいたはずの雨が降り始め、屋内へと戻った四人を待っていたのは、見知らぬ女性だった。
「まだ、お帰りには、早いですよ?」
女性は懐中電灯に照らされてほほ笑んでいた。
しかし、その笑みは虚ろで、生きた人間のそれとは何かが違っていた。
「ずっと、ずーっと、居て下さい……だって、寂しいじゃないですか……」
女性は足音も無く、玄関先の四人へと迫って来た。
「う、上に、早く、上に!」
鈴子はそこにあった何者かの手首を掴む、だが、それは先ほどまで共に居た誰かの手首では無かった。
「このクソアマがぁーっ!」
怒声に振り返ると、そこに立っていたのは、金属の棒の様な物を持った、恐ろしい形相の男。
鈴子は悲鳴を上げ、階段へ走る三人とは別の方へ逃げる。
「男だったら誰でもいいのかよ、あぁ?」
男は凶器を振り回しながら、しかし、不思議と足音を立てる事は無く、逃げる鈴子へと迫る。
「お、男ぉ? わ、私の旦那はパソコンの隣のひじかたさんですからぁ!」
鈴子は叫びながら出鱈目な方向へと走り、番台の奥、事務所へと入り込む。
ふと我に返った彼女は、小さな懐中電灯の明かりで辺りを照らす。
(え……)
その様子に、鈴子は自体を忘れて声を失った。
残されているのは、酷く煤けた古新聞と、西暦一九八五年六月のカレンダー。
恐る恐る古新聞を照らすと、昭和六〇年六月の文字が残されていた。
そして、開かれたページに印刷されていたのは、指名手配された男の写真。それも、絵に描いた様な出っ歯の男だった。
(そんな……)
美琴から聞いた話や、切れた電話線、汚れてしまった水彩画が脳裏を過った瞬間、背後に気配を感じ、鈴子は振り返る。
「ここは店の者の場所……お客様には、お見せしたくありませんよ?」
画家らしき、あの、婿養子を名乗った男だった。
鈴子は後ずさりする。
「朝食の前に、ご挨拶をしますから、早くお部屋にお戻り下さい」
男は笑っていた。
酷く虚ろで、悲しげに。
「鈴!」
突然、聞き慣れた声に呼ばれ、鈴子は反対を振り返る。
「鈴、こっちに来なさい! 早く!」
絹田に状況を聞かされ、美琴は絹田が追いつかないほどの勢いで部屋を飛び出していた。
「早く!」
鈴子は獣が駆け出す様に事務所を飛び出し、美琴の方へと走った。だが、その足はすぐに止まる。
「美琴、後ろーっ!」
美琴の後ろには、如何にも重そうなブロンズ像を頭上に掲げた、あの男が立っていた。
「クソアマがぁーっ!」
美琴は振り下ろされるそれを横に避ける。
「男なら見境なく手ぇ出しやがってよぉ!」
「は、あは? 私男に興味ないし! 二次元でも興味ないし! あっち行ってよ!」
甲高い怒号に気圧《けお》されたかの様に、男はその場から消えた。
まるで、影が消える様に。
「鈴、早く!」
美琴は立ち竦む鈴子の手を掴み、階段を駆け上がった。
元居た部屋に六人が再び集まったところで、小山田は一刻も早く山を降りた方がいいと主張し、東中や雲井もそれに賛同した。
しかし、下山の話を始めた途端、漆黒の闇が一瞬にして照らされるほどの稲光が部屋に差し込んだ。
「なによ……私達を、そこまでして、閉じ込めたいっていうの?」
鈴子は窓の外を見遣り、震える様に呟いた。
すると、突然、引き戸が開けられ、あの虚ろな笑みの女性が姿を見せた。
雷鳴に照らされてはっきりと見えた姿から、身重の様だった。
「まだ、朝には早いですよ……。いえ、ずっといて下さってもいいんです、ずっと……ずっと……だって、もう、お店を閉める事なんて……」
消え入る様な呟きに、鈴子は刹那に閃〈ひらめ〉いた。
その女性は、店を閉めたくないのだと気付いたのだ。
鈴子は足元の荷物を拾い上げるなり、歌い始めた。
「ほたーるのーひーかぁーりー、まどのゆぅきー……」
突然歌い始めた鈴子に、五人は仰天する。
「ふーみーよむーつきーひー、かぁさーねつぅつー……」
「そうよ、閉店よ……閉店しちゃえばいいのよ! さっさと荷物を持ちなさい!」
美琴は鈴子の言わんとする事を察し、声を張り上げた。
気が付くと、虚ろな笑みの女性の姿はもうなかった。
「早く、早く外に出なさい!」
美琴は歌い続ける鈴子の手を引いて先陣を切った。
騒々しい足音は、板間を踏む足音ではなく、濡れた落ち葉を踏む様な湿った音を立てながら、外へと向かう。
「元来た道をそのまま下りるから、付いて来て! 後、鈴子、般若心経でも観音経でも真言でもいいから、覚えてる物唱えてて! とにかく、この山を降りるわよ!」
鈴子は四番までをゆっくりと歌っていたが、その歌も、終わりに差し掛かろうとしていた。
美琴は鈴子を後部座席に放り込み、四人の男達がなだれ込む様に車へと乗り込むのを見届ける。
だが、キーを入れ、エンジンを掛けようとするが、掛らない。
「お願い、動いて!」
「つーとめよー、わがぁーせ、つつーがなぁーくー……」
何度目かにキーを回した時、鈴子の歌が終わると同時にエンジンが掛る。
美琴は隣を見遣り、男達の車も動ける状態になった事を確かめる。
「鈴、後頼んだからね!」
叫び、美琴は出棺の合図よろしく思い切りクラクションを鳴らして車両を動かし始めた。
後ろに続く男達の車両では、そのクラクションを聞いた助手席の絹田が横からクラクションを鳴らし、小山田は動き始めた軽自動車の後ろへ張り付く様に車両を動かし始めた。
*
美琴は後部座席で続く般若心経を聞きながら、一路車を△△市方面へと走らせた。別の県道へと入る交差点にほど近いコンビニエンス・ストアで一旦車を止め、彼らと合流しようと考えて。
ところが、その半ばで彼女は少々急なブレーキを掛けざるを得なかった。
土砂崩れが起こっていたのだ。
「うわぁ……こりゃまずわ……鈴、携帯ある?」
急停車と同時に、般若心経を唱える事を止めた鈴子はショルダーバッグから携帯を取り出す。だが、圏外の表示がそのまま続いていた。
「だめ、圏外」
「……仕方ない、おじさん所にこのまま行くしかないわね」
美琴は後ろの小山田に事情を伝えるべく車外へ出ようとするが、状況確認を兼ねて絹田が車を降りる方が先だった。
美琴は窓を開ける。
「タヌキさん、この先には行けないけれど、このまま引き返して、私の親戚の家まで走るから、私の後ろについて来て下さい。だけど、もし見失ったら、無理せずに◇◇市までまっすぐ抜けて下さい。少し走れば民家がありますから、どうにもならなければ、そこで警察に連絡するとかして下さい。あと、もし、曲がってしまった後で分からなくなったら、多分、真谷寺に続く道に入ってしまっただけだから、無理せずに、そのまま上に走って、広い駐車場に進んで、お寺の方に助けを求めて下さい、いいですか?」
絹田は分かりましたと返し、すぐに車へと戻った。
不意に目を覚ました美琴は、暗闇の中で鈴子の気配が無い事に狼狽えた。
そんな中、東中もまた目を覚ました。そして、点けていたはずの明かりが消えていると理解した。
いつもそうである様に、彼は電源だけが入るスマートフォンの画面の明かりを室内に向け、引き戸が開けられたままである事に気付く。
「おい、マーダ起きろ! 起きろって!」
東中は小山田を何度となく引っ叩く。
「んー、もー……何だよー……」
「寝ぼけてる場合じゃねえよ! タヌキとクーと、それから、目白さん居ないんだよ!」
「……え?」
日頃、寝起きの酷く悪い小山田が飛び起きる。
眠る直前まで点いていた明かりが消えている事さえ気に留めずに。
「外に行ったみたいだ」
小山田は東中のスマートフォンの画面に照らされ、立ち上がろうとする。
「いや、俺一人で行ってくるから、マーダはここで彼女と待ってて」
東中は傍らにあった懐中電灯を手に、灯りの無い廊下へと踏み出した。
人の気配もなければ、人ならざる気配もしない。ただ、酷く急な階段を降りると、光る物を見つけた。
(これは……確か目白さんの懐中電灯……)
鈴子がその場所を通った事は確実だろうと思いながら、誰の気配もない事を彼は訝しんだ。
そして、開け放たれた玄関から、恐る恐る外に出ると、木々が妙にざわめいていた。
しかし、彼はその薄気味悪さをこらえ、夕刻、下見に入ろうとして引き返した場所へと進む。
「え……」
東中は懐中電灯の明かりを、その物音へと向ける。
その物音の主は、懐中電灯の明かりに照らされた事で、そこが暗闇である事を初めて自覚した。
彼らが通って来た場所は、まるで真昼の如き明るさだったのだ。
「タヌキ、クー、それに、目白さん……」
四人は暫く、その場に立ち尽くしていた。
止んでいたはずの雨が降り始め、屋内へと戻った四人を待っていたのは、見知らぬ女性だった。
「まだ、お帰りには、早いですよ?」
女性は懐中電灯に照らされてほほ笑んでいた。
しかし、その笑みは虚ろで、生きた人間のそれとは何かが違っていた。
「ずっと、ずーっと、居て下さい……だって、寂しいじゃないですか……」
女性は足音も無く、玄関先の四人へと迫って来た。
「う、上に、早く、上に!」
鈴子はそこにあった何者かの手首を掴む、だが、それは先ほどまで共に居た誰かの手首では無かった。
「このクソアマがぁーっ!」
怒声に振り返ると、そこに立っていたのは、金属の棒の様な物を持った、恐ろしい形相の男。
鈴子は悲鳴を上げ、階段へ走る三人とは別の方へ逃げる。
「男だったら誰でもいいのかよ、あぁ?」
男は凶器を振り回しながら、しかし、不思議と足音を立てる事は無く、逃げる鈴子へと迫る。
「お、男ぉ? わ、私の旦那はパソコンの隣のひじかたさんですからぁ!」
鈴子は叫びながら出鱈目な方向へと走り、番台の奥、事務所へと入り込む。
ふと我に返った彼女は、小さな懐中電灯の明かりで辺りを照らす。
(え……)
その様子に、鈴子は自体を忘れて声を失った。
残されているのは、酷く煤けた古新聞と、西暦一九八五年六月のカレンダー。
恐る恐る古新聞を照らすと、昭和六〇年六月の文字が残されていた。
そして、開かれたページに印刷されていたのは、指名手配された男の写真。それも、絵に描いた様な出っ歯の男だった。
(そんな……)
美琴から聞いた話や、切れた電話線、汚れてしまった水彩画が脳裏を過った瞬間、背後に気配を感じ、鈴子は振り返る。
「ここは店の者の場所……お客様には、お見せしたくありませんよ?」
画家らしき、あの、婿養子を名乗った男だった。
鈴子は後ずさりする。
「朝食の前に、ご挨拶をしますから、早くお部屋にお戻り下さい」
男は笑っていた。
酷く虚ろで、悲しげに。
「鈴!」
突然、聞き慣れた声に呼ばれ、鈴子は反対を振り返る。
「鈴、こっちに来なさい! 早く!」
絹田に状況を聞かされ、美琴は絹田が追いつかないほどの勢いで部屋を飛び出していた。
「早く!」
鈴子は獣が駆け出す様に事務所を飛び出し、美琴の方へと走った。だが、その足はすぐに止まる。
「美琴、後ろーっ!」
美琴の後ろには、如何にも重そうなブロンズ像を頭上に掲げた、あの男が立っていた。
「クソアマがぁーっ!」
美琴は振り下ろされるそれを横に避ける。
「男なら見境なく手ぇ出しやがってよぉ!」
「は、あは? 私男に興味ないし! 二次元でも興味ないし! あっち行ってよ!」
甲高い怒号に気圧《けお》されたかの様に、男はその場から消えた。
まるで、影が消える様に。
「鈴、早く!」
美琴は立ち竦む鈴子の手を掴み、階段を駆け上がった。
元居た部屋に六人が再び集まったところで、小山田は一刻も早く山を降りた方がいいと主張し、東中や雲井もそれに賛同した。
しかし、下山の話を始めた途端、漆黒の闇が一瞬にして照らされるほどの稲光が部屋に差し込んだ。
「なによ……私達を、そこまでして、閉じ込めたいっていうの?」
鈴子は窓の外を見遣り、震える様に呟いた。
すると、突然、引き戸が開けられ、あの虚ろな笑みの女性が姿を見せた。
雷鳴に照らされてはっきりと見えた姿から、身重の様だった。
「まだ、朝には早いですよ……。いえ、ずっといて下さってもいいんです、ずっと……ずっと……だって、もう、お店を閉める事なんて……」
消え入る様な呟きに、鈴子は刹那に閃〈ひらめ〉いた。
その女性は、店を閉めたくないのだと気付いたのだ。
鈴子は足元の荷物を拾い上げるなり、歌い始めた。
「ほたーるのーひーかぁーりー、まどのゆぅきー……」
突然歌い始めた鈴子に、五人は仰天する。
「ふーみーよむーつきーひー、かぁさーねつぅつー……」
「そうよ、閉店よ……閉店しちゃえばいいのよ! さっさと荷物を持ちなさい!」
美琴は鈴子の言わんとする事を察し、声を張り上げた。
気が付くと、虚ろな笑みの女性の姿はもうなかった。
「早く、早く外に出なさい!」
美琴は歌い続ける鈴子の手を引いて先陣を切った。
騒々しい足音は、板間を踏む足音ではなく、濡れた落ち葉を踏む様な湿った音を立てながら、外へと向かう。
「元来た道をそのまま下りるから、付いて来て! 後、鈴子、般若心経でも観音経でも真言でもいいから、覚えてる物唱えてて! とにかく、この山を降りるわよ!」
鈴子は四番までをゆっくりと歌っていたが、その歌も、終わりに差し掛かろうとしていた。
美琴は鈴子を後部座席に放り込み、四人の男達がなだれ込む様に車へと乗り込むのを見届ける。
だが、キーを入れ、エンジンを掛けようとするが、掛らない。
「お願い、動いて!」
「つーとめよー、わがぁーせ、つつーがなぁーくー……」
何度目かにキーを回した時、鈴子の歌が終わると同時にエンジンが掛る。
美琴は隣を見遣り、男達の車も動ける状態になった事を確かめる。
「鈴、後頼んだからね!」
叫び、美琴は出棺の合図よろしく思い切りクラクションを鳴らして車両を動かし始めた。
後ろに続く男達の車両では、そのクラクションを聞いた助手席の絹田が横からクラクションを鳴らし、小山田は動き始めた軽自動車の後ろへ張り付く様に車両を動かし始めた。
*
美琴は後部座席で続く般若心経を聞きながら、一路車を△△市方面へと走らせた。別の県道へと入る交差点にほど近いコンビニエンス・ストアで一旦車を止め、彼らと合流しようと考えて。
ところが、その半ばで彼女は少々急なブレーキを掛けざるを得なかった。
土砂崩れが起こっていたのだ。
「うわぁ……こりゃまずわ……鈴、携帯ある?」
急停車と同時に、般若心経を唱える事を止めた鈴子はショルダーバッグから携帯を取り出す。だが、圏外の表示がそのまま続いていた。
「だめ、圏外」
「……仕方ない、おじさん所にこのまま行くしかないわね」
美琴は後ろの小山田に事情を伝えるべく車外へ出ようとするが、状況確認を兼ねて絹田が車を降りる方が先だった。
美琴は窓を開ける。
「タヌキさん、この先には行けないけれど、このまま引き返して、私の親戚の家まで走るから、私の後ろについて来て下さい。だけど、もし見失ったら、無理せずに◇◇市までまっすぐ抜けて下さい。少し走れば民家がありますから、どうにもならなければ、そこで警察に連絡するとかして下さい。あと、もし、曲がってしまった後で分からなくなったら、多分、真谷寺に続く道に入ってしまっただけだから、無理せずに、そのまま上に走って、広い駐車場に進んで、お寺の方に助けを求めて下さい、いいですか?」
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