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前夜
しおりを挟む私、生きてるのかしら。
ゆっくり目を開けると、見たことのない景色が広がっていた。
「くしゅんっ」
ああ、寒い、と腕をさすって暖めようとしたら・・・
「えええええ!なんで服を着てないの!?」
なになになに、真っ裸じゃないの。どうして?
どこに服を脱ぎ捨てたのかしら。
え、隣になんかいる。
恐る恐る、布団を剥いでみた。
「いやああああ!!」
大声を出してしまった口を慌てて両手で塞ぐ。
ここはどこ、私は誰なの。
「んんん」
隣の全裸男が何なら目覚めそう!どうしよう、記憶無いし!ピンチ!
「お目覚めですか?クロエ嬢」
「クロエ・・・??」
いきなりどうしてこうなったのか、馬乗りになられて手首から太ももに至るまでその体で拘束されている。
なんかなんとも言えないものが当たっているんですが!!
事実を確認したくなくて相手の顔から目を逸らさないようにする。
「思っていたより初心な上に、小悪魔ときてる」
瞼を閉じたと思ったら、そのまま近づいてくる!
「待って待って待ってええええ」
それからというもの、可愛らしいメイド服を着た大人しそうな女性たちが何人か、それと厳格そうな男性が何人か遅れて部屋に入ってきた。
私の横で寝ていた裸の男は、スマートに事のあらましを皆に説明したと思うと、軽やかに去っていた。またお会いしましょう、という台詞を残して。
また、来る気なの?
「大丈夫か?気を失っていたそうじゃないか」
「ああ、まぁ」
これは一国の一大事であると集まった人たちがざわざわとしている中、ロマンスグレーの男性が私に耳打ちしてきた。
「国を救うためとは言え、やはり気持ちがついていかなかったのか?」
気持ちというより、状況が理解できていません。
どうやら、私は、以前の私とは違う人生を歩み始めてしまったようなのです。
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