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動画クリエイター、始めました
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ほなみさんとの共同生活が始まって一週間。
田舎暮らしの厳しさに最初は悲鳴を上げていた彼女も、今ではすっかり馴染んでいた。
早朝の烏骨鶏アラームにも動じなくなり、虫が出ればサクラコを呼んで対処してもらう術(他力本願とも言う)を身につけ、何より採れたて野菜を使った料理の腕前がメキメキと上がっている。
我が家の食卓は、かつてないほど充実していた。
……のだが。
「孝文、これ見て」
「ん?」
夕食後、サクラコが家計簿らしきノートを俺の前に突き出してきた。
この家計簿は、サクラコが「私も家のこと管理する!」と言い出してつけ始めたものだ。さすが天才児、計算も分類も完璧である。
「食費は、お野菜貰ったりほなみちゃんが工夫してくれるから凄く安いの。でもね……」
「でも?」
「アリスのワクチン代とか、クロエたちの冬用の餌代とか、あと暖房費! ここがドーンって増えてるの!」
サクラコが指差した数字を見て、俺は思わず眉間を押さえた。
……確かに。家族(人間+動物)が増えれば、当然維持費もかかる。
俺の貯金はまだ余裕があるとはいえ、収入ゼロの状態で切り崩し続けるのは精神衛生上よろしくない。
「うーん……やっぱり、何か稼ぐ手段を考えないとなぁ」
「孝文さん、私、やっぱりお店に戻って働いた方が……」
心配そうに覗き込んでくるほなみさんに、俺は首を横に振った。
「いや、ほなみさんは今は休養中だろ? それに、『Katze』の赤字を埋めるために働くってのも本末転倒だしな」
「じゃあ、どうするの?」
サクラコの問いに、俺は以前からのアイデアを口にした。
「動画、やってみるか」
◇
翌日。
俺達は、この分野に詳しい“ある人物”を家に招いていた。
「やぁやぁ、呼んでくれてありがとう! ついに動画デビューだね、キタサン!」
片手にまたしても謎のデカいヤカン(中身は自家製ハーブティーらしい)をぶら下げて現れたのは、ネトゲ仲間の『てんちょー』だ。
彼は本業でウェブデザインや動画編集も請け負っているらしく、以前BBQの時に「動画投稿してみたら?」と勧めてくれていたのだ。
「悪いな、てんちょー。機材とかも持ってきてもらって」
「いいってことよ! 僕もこの面白い環境を世に出したかったんだ」
てんちょーは早速、持参したカメラや三脚を広げ始めた。
ほなみさんは初めて見る本格的な機材に目を丸くしている。
「すごいです……! テレビの撮影みたい!」
「へへっ、形から入るのも大事だからね。で、どんな動画にするか決まってる?」
俺達は顔を見合わせた。
撮りたいものはたくさんある。クロエたちの可愛さ、田舎の風景、DIYの様子……。
「ほなみちゃんの料理動画がいいと思う!」
サクラコが真っ先に手を挙げた。
「ほなみちゃんが作るご飯、すっごく美味しいし、作ってるところ見てても楽しいもん!」
「えぇっ!? わ、私ですか!? 無理無理、カメラの前なんて緊張して失敗しちゃいます!」
「大丈夫だよ。失敗しても、それはそれで面白いから」
俺がフォロー(?)を入れると、ほなみさんは「もうっ!」と頬を膨らませた。
「それじゃあ、まずは『田舎の日常』をテーマに何本か撮ってみようか。動物たちと、料理と、あとサクラコちゃんの工作とかも面白そうだね」
てんちょーの提案で、方向性が決まった。
チャンネル名は、サクラコが即興で考えた『脱サラ男と天才少女の田舎日記』に決定。(「天才少女」の部分は自称だが、あながち間違いではないので採用された)
◇
「それじゃあ、回すよー。3、2、1……はい!」
てんちょーの合図で、撮影が始まった。
最初の被写体は、庭で日向ぼっこをしているクロエと、その背中に乗ろうとしている烏骨鶏の隊長だ。
「メェ……」
「コケッ!」
シュールだ。あまりにもシュールで平和な光景だ。
続いて、台所での料理シーン。
ほなみさんは最初ガチガチに緊張して、「あ、あの、これは大根で……大根です!」と同じことを二回言ったりしていたが、サクラコが横で「美味しそうー!」と囃し立てるうちに、いつもの調子を取り戻していった。
そして驚いたのが、編集作業の段階だ。
「ここ、カットした方がテンポ良いよ。あと、ここにテロップ入れたい!」
てんちょーが操作するPCの横で、サクラコが的確な指示を出し始めたのだ。
最初は見ているだけだったが、「私にもやらせて!」とマウスを奪い取ると、教えられたばかりの編集ソフトを直感的に使いこなし始めた。
「……キタサン、この子マジで天才だよ。僕の仕事なくなっちゃう」
「だろ? その頭脳を普段はイタズラにしか使わないのが玉に瑕だけどな」
サクラコの集中力は凄まじかった。
膨大な専門書を読み漁って培った知識欲と理解力が、ここでは「動画編集」というクリエイティブな作業に全振りされている。
テロップのフォント選びからBGMのタイミングまで、妙にセンスが良いのだ。
「できたーっ!」
数時間後。
処女作となる動画が完成した。
タイトルは『【田舎暮らし】脱サラしてヤギと暮らすことにしました』。
サムネイルには、ドアップのクロエの顔と、その後ろで笑うほなみさんとサクラコの姿。
もちろん、ネットの海に素顔を晒すのはリスクがある。そこはてんちょーの入れ知恵とサクラコの技術により、二人の顔には生成AIで作った可愛らしいアバター(ほなみさんは猫、サクラコは桜の妖精風)が自然に合成されていた。
「よし、アップロードだ。……ポチッとな」
俺がエンターキーを押すと、動画はインターネットの大海原へと放たれた。
再生数なんて、最初は数回いけばいい方だろう。
それでも、俺達の生活を形に残せたことが、なんだか誇らしかった。
「稼げるといいなぁ……」
「夢がないこと言わないでくださいよ、孝文さん!」
ほなみさんに突っ込まれながら、俺達は完成した動画を何度も見返して笑い合った。
この時の俺達はまだ知らなかったのだ。
この動画が、思わぬ波紋を呼ぶことになるなんて。
●あとがき
烏骨隊長「我もついに、動画デビューであるなっ!」
クロエ「どちらかというと、私とほなみメインだけどね」
作者「そんな事ないよ、みんなが主役だよ」
烏骨隊長「何を当たり障りのない事を言っておるのだ。次は我がサムネだぞ! 題はそうだな……『【最強烏骨鶏】今日のパトロール』で良いだろう!」
クロエ「自分で最強なんて言うと、あいつが出てくるわよ……」
鷺ノ宮「……フハハハハ! 呼ばれt」
作者「次回更新も、お楽しみに!」
鷺ノ宮「久しぶりの登場だったのに!!! あとがきだけど! ねぇ!」
田舎暮らしの厳しさに最初は悲鳴を上げていた彼女も、今ではすっかり馴染んでいた。
早朝の烏骨鶏アラームにも動じなくなり、虫が出ればサクラコを呼んで対処してもらう術(他力本願とも言う)を身につけ、何より採れたて野菜を使った料理の腕前がメキメキと上がっている。
我が家の食卓は、かつてないほど充実していた。
……のだが。
「孝文、これ見て」
「ん?」
夕食後、サクラコが家計簿らしきノートを俺の前に突き出してきた。
この家計簿は、サクラコが「私も家のこと管理する!」と言い出してつけ始めたものだ。さすが天才児、計算も分類も完璧である。
「食費は、お野菜貰ったりほなみちゃんが工夫してくれるから凄く安いの。でもね……」
「でも?」
「アリスのワクチン代とか、クロエたちの冬用の餌代とか、あと暖房費! ここがドーンって増えてるの!」
サクラコが指差した数字を見て、俺は思わず眉間を押さえた。
……確かに。家族(人間+動物)が増えれば、当然維持費もかかる。
俺の貯金はまだ余裕があるとはいえ、収入ゼロの状態で切り崩し続けるのは精神衛生上よろしくない。
「うーん……やっぱり、何か稼ぐ手段を考えないとなぁ」
「孝文さん、私、やっぱりお店に戻って働いた方が……」
心配そうに覗き込んでくるほなみさんに、俺は首を横に振った。
「いや、ほなみさんは今は休養中だろ? それに、『Katze』の赤字を埋めるために働くってのも本末転倒だしな」
「じゃあ、どうするの?」
サクラコの問いに、俺は以前からのアイデアを口にした。
「動画、やってみるか」
◇
翌日。
俺達は、この分野に詳しい“ある人物”を家に招いていた。
「やぁやぁ、呼んでくれてありがとう! ついに動画デビューだね、キタサン!」
片手にまたしても謎のデカいヤカン(中身は自家製ハーブティーらしい)をぶら下げて現れたのは、ネトゲ仲間の『てんちょー』だ。
彼は本業でウェブデザインや動画編集も請け負っているらしく、以前BBQの時に「動画投稿してみたら?」と勧めてくれていたのだ。
「悪いな、てんちょー。機材とかも持ってきてもらって」
「いいってことよ! 僕もこの面白い環境を世に出したかったんだ」
てんちょーは早速、持参したカメラや三脚を広げ始めた。
ほなみさんは初めて見る本格的な機材に目を丸くしている。
「すごいです……! テレビの撮影みたい!」
「へへっ、形から入るのも大事だからね。で、どんな動画にするか決まってる?」
俺達は顔を見合わせた。
撮りたいものはたくさんある。クロエたちの可愛さ、田舎の風景、DIYの様子……。
「ほなみちゃんの料理動画がいいと思う!」
サクラコが真っ先に手を挙げた。
「ほなみちゃんが作るご飯、すっごく美味しいし、作ってるところ見てても楽しいもん!」
「えぇっ!? わ、私ですか!? 無理無理、カメラの前なんて緊張して失敗しちゃいます!」
「大丈夫だよ。失敗しても、それはそれで面白いから」
俺がフォロー(?)を入れると、ほなみさんは「もうっ!」と頬を膨らませた。
「それじゃあ、まずは『田舎の日常』をテーマに何本か撮ってみようか。動物たちと、料理と、あとサクラコちゃんの工作とかも面白そうだね」
てんちょーの提案で、方向性が決まった。
チャンネル名は、サクラコが即興で考えた『脱サラ男と天才少女の田舎日記』に決定。(「天才少女」の部分は自称だが、あながち間違いではないので採用された)
◇
「それじゃあ、回すよー。3、2、1……はい!」
てんちょーの合図で、撮影が始まった。
最初の被写体は、庭で日向ぼっこをしているクロエと、その背中に乗ろうとしている烏骨鶏の隊長だ。
「メェ……」
「コケッ!」
シュールだ。あまりにもシュールで平和な光景だ。
続いて、台所での料理シーン。
ほなみさんは最初ガチガチに緊張して、「あ、あの、これは大根で……大根です!」と同じことを二回言ったりしていたが、サクラコが横で「美味しそうー!」と囃し立てるうちに、いつもの調子を取り戻していった。
そして驚いたのが、編集作業の段階だ。
「ここ、カットした方がテンポ良いよ。あと、ここにテロップ入れたい!」
てんちょーが操作するPCの横で、サクラコが的確な指示を出し始めたのだ。
最初は見ているだけだったが、「私にもやらせて!」とマウスを奪い取ると、教えられたばかりの編集ソフトを直感的に使いこなし始めた。
「……キタサン、この子マジで天才だよ。僕の仕事なくなっちゃう」
「だろ? その頭脳を普段はイタズラにしか使わないのが玉に瑕だけどな」
サクラコの集中力は凄まじかった。
膨大な専門書を読み漁って培った知識欲と理解力が、ここでは「動画編集」というクリエイティブな作業に全振りされている。
テロップのフォント選びからBGMのタイミングまで、妙にセンスが良いのだ。
「できたーっ!」
数時間後。
処女作となる動画が完成した。
タイトルは『【田舎暮らし】脱サラしてヤギと暮らすことにしました』。
サムネイルには、ドアップのクロエの顔と、その後ろで笑うほなみさんとサクラコの姿。
もちろん、ネットの海に素顔を晒すのはリスクがある。そこはてんちょーの入れ知恵とサクラコの技術により、二人の顔には生成AIで作った可愛らしいアバター(ほなみさんは猫、サクラコは桜の妖精風)が自然に合成されていた。
「よし、アップロードだ。……ポチッとな」
俺がエンターキーを押すと、動画はインターネットの大海原へと放たれた。
再生数なんて、最初は数回いけばいい方だろう。
それでも、俺達の生活を形に残せたことが、なんだか誇らしかった。
「稼げるといいなぁ……」
「夢がないこと言わないでくださいよ、孝文さん!」
ほなみさんに突っ込まれながら、俺達は完成した動画を何度も見返して笑い合った。
この時の俺達はまだ知らなかったのだ。
この動画が、思わぬ波紋を呼ぶことになるなんて。
●あとがき
烏骨隊長「我もついに、動画デビューであるなっ!」
クロエ「どちらかというと、私とほなみメインだけどね」
作者「そんな事ないよ、みんなが主役だよ」
烏骨隊長「何を当たり障りのない事を言っておるのだ。次は我がサムネだぞ! 題はそうだな……『【最強烏骨鶏】今日のパトロール』で良いだろう!」
クロエ「自分で最強なんて言うと、あいつが出てくるわよ……」
鷺ノ宮「……フハハハハ! 呼ばれt」
作者「次回更新も、お楽しみに!」
鷺ノ宮「久しぶりの登場だったのに!!! あとがきだけど! ねぇ!」
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