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嵐の後の、温かい食卓
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黒塗りの高級車が去り、それまで張り詰めていた空気が一気に緩んだ。
冬の冷たい風が吹き抜けるはずの玄関先だったが、今は不思議と寒さを感じない。それはきっと、俺の周りにいる熱苦しいほどに温かい人たちのおかげだろう。
「ふぅーっ……。いやぁ、緊張したぜ」
松田さんが大きく息を吐き出し、強張らせていた肩の力を抜く。
その額にはうっすらと汗が滲んでいた。いくら強面とはいえ、相手は社会的地位のある著名人だ。プレッシャーは相当なものだったに違いない。
「ありがとうございました、松田さん。それに青央さんも。本当に助かりました」
「いいってことよ。可愛い後輩とサクラコちゃんのピンチだ、駆けつけないわけないだろ」
「そうそう。それにしても、サクラコちゃんのあの啖呵、カッコよかったよー! ボク、ちょっと泣きそうになっちゃった」
青央さんが大袈裟に目元を拭う仕草をする。
その横で、てんちょーがスマホを操作しながらニヤリと笑った。
「さて、と。ライブ配信の待機画面も終了っと。結局、配信ボタンは押さずに済んだね」
「てんちょー、あれ本当に配信するつもりだったのか?」
「まさか。あんなのはハッタリだよ。でも、『記録』してたのは本当さ。もし強引に連れて行こうとしたら、証拠映像として警察に突き出すつもりだったけどね」
策士だ。普段はふざけたゲーマーだが、こういう時は本当に頼りになる。
犬山先生も、電話の向こうでホッとしたような声を上げていたらしい。後で改めてお礼に行かなければ。
「ほれほれ、いつまでも玄関で立ち話してないで。冷えるから中に入んなさい」
猫村さんが鍬を杖代わりにしながら、皆を促す。
飯田さんも割烹着のポケットから飴を取り出し、サクラコに渡していた。
「よく頑張ったねぇ。甘いものでも食べて、落ち着きなさい」
「うん……ありがとう、おばあちゃん」
サクラコはまだ少し鼻を啜っていたが、その表情は晴れやかだった。
ずっと抱えていた孤独と、両親への複雑な思い。それらを全部吐き出して、自分の居場所を自分で選び取ったのだ。
その小さな背中が、以前よりずっと大きく見えた。
「よし! せっかくみんな集まったんだ。今日は宴会だ!」
俺が提案すると、全員が「おっ!」と顔を上げた。
「いいな! 祝い酒といこうじゃねぇか!」
「おつまみなら、家から漬物持ってくるよ」
「僕、車にハーブティーのストックあるよ!」
「俺も、実はツーリングのお土産に日本酒買ってきたんだよな」
みんな準備が良すぎる。まるで、こうなることを予見していたかのようだ。
いや、違うな。
どんな結果になろうと、最後は笑って終わらせてやろうと思ってくれていたのかもしれない。
◇
急遽始まった宴会のメニューは、冬の定番「鍋」だ。
畑から白菜と大根、ネギを引き抜き、冷蔵庫にあった肉やキノコをこれでもかと投入する。
味付けはシンプルに味噌ベース。猫村さんから頂いた自家製味噌だ。
「手伝いますよ、孝文さん!」
「私もやるー!」
ほなみさんとサクラコが、狭い台所に並んで立つ。
トントンと包丁を叩く音が、心地よいリズムを刻む。
その背中を見ているだけで、俺の胸は熱いもので満たされた。
守れてよかった。本当に、よかった。
「できたよー! 特製味噌鍋!」
土鍋の蓋を開けると、真っ白な湯気と共に食欲をそそる香りが広がる。
居間のちゃぶ台を囲むのは、俺たち「家族」と、最高の仲間たち。
「それじゃあ……サクラコちゃんの勝利と、俺たちのスローライフに!」
「「「かんぱーい!!」」」
グラスとお猪口がぶつかり合う音が響く。
一口飲んだ日本酒は、五臓六腑に染み渡るような美味さだった。
「くぅーっ! 効くねぇ!」
「やっぱり冬は鍋に限るな。野菜が甘くて最高だ」
「サクラコちゃん、いっぱい食べるんだぞ。これからもっと大きくなるんだからな」
松田さんがサクラコの皿に肉を山盛りにする。
サクラコは「うわぁっ!」と声を上げながらも、満更でもなさそうに頬張っていた。
「おいしい……! みんなで食べると、すっごくおいしい!」
「そうだろう、そうだろう。食事ってのはな、何を食べるかより、誰と食べるかなんだよ」
猫村さんが酒で赤くなった顔で、うんうんと頷いている。
その言葉は、かつて孤独な食卓で専門書を読んでいたサクラコの心に、深く染み込んだに違いない。
「……ねぇ、孝文」
ふと、サクラコが俺の袖を引いた。
「パパとママ、怒ってなかったかな?」
「んー……怒ってたというより、呆れてた感じだったな。でも、認めてはくれたみたいだぞ」
「そっか。……私ね、パパとママのこと、嫌いじゃないよ。凄い人たちだってわかってるもん」
サクラコは鍋の湯気を見つめながら、ぽつりと呟いた。
「でも、私はここがいいの。孝文と、ほなみちゃんと、みんながいるここが、私の『おうち』なの」
その言葉を聞いて、ほなみさんが目を潤ませてサクラコを抱きしめた。
俺も、目頭が熱くなるのを堪えるのに必死だった。
「……あぁ。ここはサクラコの家だ」
宴は夜遅くまで続いた。
松田さんと青央さんは「明日の仕事? 知るか!」と管を巻き、てんちょーは猫村さんと農業談義に花を咲かせている。
カオスで、騒がしくて、最高に愛おしい時間。
ふと、ほなみさんと目が合った。
彼女は優しい瞳で、この賑やかな光景を見つめていた。
その表情に、何か決意のようなものが宿っている気がした。
「……孝文さん」
「ん?」
「私、決めました」
喧騒の中で、彼女の声だけがハッキリと聞こえた。
「私、ここでお店をやります」
「……え?」
「兄の店を継ぐんじゃなくて、私の店を。孝文さんとサクラコちゃんがいるこの場所で、私の料理を食べてもらいたいんです」
それは、かつて彼女が「わからない」と言っていた未来への答えだった。
兄の夢の呪縛から解き放たれ、自分自身の夢を見つけた瞬間。
「……そっか。それは、楽しみだな」
俺は心からの笑顔で応えた。
新しい夢、新しい生活。
嵐が過ぎ去った後のこの場所には、希望の種が確かに芽吹いていた。
窓の外では、雪がちらつき始めていた。
けれど、この家の中は、春のように温かかった。
冬の冷たい風が吹き抜けるはずの玄関先だったが、今は不思議と寒さを感じない。それはきっと、俺の周りにいる熱苦しいほどに温かい人たちのおかげだろう。
「ふぅーっ……。いやぁ、緊張したぜ」
松田さんが大きく息を吐き出し、強張らせていた肩の力を抜く。
その額にはうっすらと汗が滲んでいた。いくら強面とはいえ、相手は社会的地位のある著名人だ。プレッシャーは相当なものだったに違いない。
「ありがとうございました、松田さん。それに青央さんも。本当に助かりました」
「いいってことよ。可愛い後輩とサクラコちゃんのピンチだ、駆けつけないわけないだろ」
「そうそう。それにしても、サクラコちゃんのあの啖呵、カッコよかったよー! ボク、ちょっと泣きそうになっちゃった」
青央さんが大袈裟に目元を拭う仕草をする。
その横で、てんちょーがスマホを操作しながらニヤリと笑った。
「さて、と。ライブ配信の待機画面も終了っと。結局、配信ボタンは押さずに済んだね」
「てんちょー、あれ本当に配信するつもりだったのか?」
「まさか。あんなのはハッタリだよ。でも、『記録』してたのは本当さ。もし強引に連れて行こうとしたら、証拠映像として警察に突き出すつもりだったけどね」
策士だ。普段はふざけたゲーマーだが、こういう時は本当に頼りになる。
犬山先生も、電話の向こうでホッとしたような声を上げていたらしい。後で改めてお礼に行かなければ。
「ほれほれ、いつまでも玄関で立ち話してないで。冷えるから中に入んなさい」
猫村さんが鍬を杖代わりにしながら、皆を促す。
飯田さんも割烹着のポケットから飴を取り出し、サクラコに渡していた。
「よく頑張ったねぇ。甘いものでも食べて、落ち着きなさい」
「うん……ありがとう、おばあちゃん」
サクラコはまだ少し鼻を啜っていたが、その表情は晴れやかだった。
ずっと抱えていた孤独と、両親への複雑な思い。それらを全部吐き出して、自分の居場所を自分で選び取ったのだ。
その小さな背中が、以前よりずっと大きく見えた。
「よし! せっかくみんな集まったんだ。今日は宴会だ!」
俺が提案すると、全員が「おっ!」と顔を上げた。
「いいな! 祝い酒といこうじゃねぇか!」
「おつまみなら、家から漬物持ってくるよ」
「僕、車にハーブティーのストックあるよ!」
「俺も、実はツーリングのお土産に日本酒買ってきたんだよな」
みんな準備が良すぎる。まるで、こうなることを予見していたかのようだ。
いや、違うな。
どんな結果になろうと、最後は笑って終わらせてやろうと思ってくれていたのかもしれない。
◇
急遽始まった宴会のメニューは、冬の定番「鍋」だ。
畑から白菜と大根、ネギを引き抜き、冷蔵庫にあった肉やキノコをこれでもかと投入する。
味付けはシンプルに味噌ベース。猫村さんから頂いた自家製味噌だ。
「手伝いますよ、孝文さん!」
「私もやるー!」
ほなみさんとサクラコが、狭い台所に並んで立つ。
トントンと包丁を叩く音が、心地よいリズムを刻む。
その背中を見ているだけで、俺の胸は熱いもので満たされた。
守れてよかった。本当に、よかった。
「できたよー! 特製味噌鍋!」
土鍋の蓋を開けると、真っ白な湯気と共に食欲をそそる香りが広がる。
居間のちゃぶ台を囲むのは、俺たち「家族」と、最高の仲間たち。
「それじゃあ……サクラコちゃんの勝利と、俺たちのスローライフに!」
「「「かんぱーい!!」」」
グラスとお猪口がぶつかり合う音が響く。
一口飲んだ日本酒は、五臓六腑に染み渡るような美味さだった。
「くぅーっ! 効くねぇ!」
「やっぱり冬は鍋に限るな。野菜が甘くて最高だ」
「サクラコちゃん、いっぱい食べるんだぞ。これからもっと大きくなるんだからな」
松田さんがサクラコの皿に肉を山盛りにする。
サクラコは「うわぁっ!」と声を上げながらも、満更でもなさそうに頬張っていた。
「おいしい……! みんなで食べると、すっごくおいしい!」
「そうだろう、そうだろう。食事ってのはな、何を食べるかより、誰と食べるかなんだよ」
猫村さんが酒で赤くなった顔で、うんうんと頷いている。
その言葉は、かつて孤独な食卓で専門書を読んでいたサクラコの心に、深く染み込んだに違いない。
「……ねぇ、孝文」
ふと、サクラコが俺の袖を引いた。
「パパとママ、怒ってなかったかな?」
「んー……怒ってたというより、呆れてた感じだったな。でも、認めてはくれたみたいだぞ」
「そっか。……私ね、パパとママのこと、嫌いじゃないよ。凄い人たちだってわかってるもん」
サクラコは鍋の湯気を見つめながら、ぽつりと呟いた。
「でも、私はここがいいの。孝文と、ほなみちゃんと、みんながいるここが、私の『おうち』なの」
その言葉を聞いて、ほなみさんが目を潤ませてサクラコを抱きしめた。
俺も、目頭が熱くなるのを堪えるのに必死だった。
「……あぁ。ここはサクラコの家だ」
宴は夜遅くまで続いた。
松田さんと青央さんは「明日の仕事? 知るか!」と管を巻き、てんちょーは猫村さんと農業談義に花を咲かせている。
カオスで、騒がしくて、最高に愛おしい時間。
ふと、ほなみさんと目が合った。
彼女は優しい瞳で、この賑やかな光景を見つめていた。
その表情に、何か決意のようなものが宿っている気がした。
「……孝文さん」
「ん?」
「私、決めました」
喧騒の中で、彼女の声だけがハッキリと聞こえた。
「私、ここでお店をやります」
「……え?」
「兄の店を継ぐんじゃなくて、私の店を。孝文さんとサクラコちゃんがいるこの場所で、私の料理を食べてもらいたいんです」
それは、かつて彼女が「わからない」と言っていた未来への答えだった。
兄の夢の呪縛から解き放たれ、自分自身の夢を見つけた瞬間。
「……そっか。それは、楽しみだな」
俺は心からの笑顔で応えた。
新しい夢、新しい生活。
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