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ここからが本当の異世界冒険の始まりという事にした祠堂
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異世界から来た英雄、祠堂がドラゴンを倒したと言う事が世界中に知れ渡り
祠堂は人々の希望になっていたが、その祠堂は今、引きこもっていた。
王都でほぼ毎日の様に国の者と話したり、王自らはすぐに国の正式な
バスターになってほしいなど言われて来て、最初は嫌ではなかったが
祠堂は一週間ほど、王都に閉じ込められた状態で、色々な事を行った。
さらに、他の大陸からの要請が来たりと慌ただしくなったので祠堂は
学園に戻り、寮の部屋に引きこもった。もちろん授業は出ているが。
「起きてるか?英雄さん」
「セリアさん。もう聞き飽きましたよ。ああ、いきなりすぎたかな」
「ドラゴンを倒して英雄になったのに不満満載だな」
「あれはほぼまぐれでできた事ですからね。またできるとは限らないし
それなのに、世界中からドラゴン退治に来てくれって言われると
責任は取りずらいです」
「確かにな。キミはまだ魔法だって使えないのにな」
「そうですよ。こういうのはもっと修行をつんである程度自信が
ついたら退治に向かって、最初は失敗続きだけど、諦めず次第に
仲間との絆を深めていって、それから苦戦しつつも瀕死の状態で
必殺技を繰り出し、ラスボスを倒すのがセオリーなのに」
「なんか壮大な物語を考えてるのか?」
「それがこっちの定番なんで。だから、いきなりすぎたなって
それに、ドラゴンを倒しても元の世界に帰れないし」
「ドラゴンを倒せば帰れると思ったのか」
「一応それも定番ですからね。でも、なんの予兆もないから
まだ何かしなきゃいけなんだろうな」
「もしかしたら、世界中のドラゴンを倒すまでとかじゃないのか」
「それはさすがにめんどくさいですけど、可能性は高いですね」
「なら、英雄として仕事を引き受けるんだな」
「そうするしかないっすかね」
セリアに言われてドラゴン退治をするかを考えた祠堂だが
やっぱり、もっと修行して強くなってからボスを倒すという
ゲームの世界観を体験したかったので、ドラゴン退治は
引き受けるが、準備をしてからという事にして後回しにした。
寮を出て、教室のある校舎に向かう途中も、そして、学園の
外もこの世界のメディア達や、祠堂のファン?などが毎日
そこに居た。なので祠堂は裏から周り、目立たないように
教室に入った。
「おはよう祠堂」
「おはよう」
と、教室の中では普通にできていた。それはエリザ達も
最初はやっぱり英雄だのと茶化していたが、祠堂がそれを
好んでないのがわかると、普通に祠堂に接する事になった。
それも、同じクラスの仲間だからだ。
チェルシーがやってきて授業が始まる。戦闘訓練は
外ではなく、施設内で行われ、祠堂は本格的に修行を始めた。
魔法は使えないので、剣術や体術を教えてもらったり
祠堂の一番の弱点の体力をつけるための厳しい修行を
行った。
その間、初めてドラゴン以外の魔物とも戦い、実践も
経験した。修行は厳しいが祠堂はどこか充実していた。
それは、現実では剣道でしか戦う感じは味わえなかったが
この異世界では本当に本物の剣と魔法で戦っている。祠堂は
それが楽しかった。そのかいあって、祠堂は力をつけてきた。まだ
体力は少ししか上がってないが。
祠堂は部屋で、自分のステータスを作っていた。
「今の俺はこれぐらいか」
そこには、ゲームに出てくるレベルや武器、すばやさ、体力
かしこさなどが書かれていた。
祠堂はこれくらいなら、最初のボスを倒しにいけるかと
思い、あとはどの仲間を連れて行こうかを考えた。
「なんかゲームっぽくなってきたぜ」
そんな感じで祠堂はここからが本当の異世界冒険だと
いう事にした。
それが祠堂の苦悩の始まりとはまだ気づかずに。
祠堂は人々の希望になっていたが、その祠堂は今、引きこもっていた。
王都でほぼ毎日の様に国の者と話したり、王自らはすぐに国の正式な
バスターになってほしいなど言われて来て、最初は嫌ではなかったが
祠堂は一週間ほど、王都に閉じ込められた状態で、色々な事を行った。
さらに、他の大陸からの要請が来たりと慌ただしくなったので祠堂は
学園に戻り、寮の部屋に引きこもった。もちろん授業は出ているが。
「起きてるか?英雄さん」
「セリアさん。もう聞き飽きましたよ。ああ、いきなりすぎたかな」
「ドラゴンを倒して英雄になったのに不満満載だな」
「あれはほぼまぐれでできた事ですからね。またできるとは限らないし
それなのに、世界中からドラゴン退治に来てくれって言われると
責任は取りずらいです」
「確かにな。キミはまだ魔法だって使えないのにな」
「そうですよ。こういうのはもっと修行をつんである程度自信が
ついたら退治に向かって、最初は失敗続きだけど、諦めず次第に
仲間との絆を深めていって、それから苦戦しつつも瀕死の状態で
必殺技を繰り出し、ラスボスを倒すのがセオリーなのに」
「なんか壮大な物語を考えてるのか?」
「それがこっちの定番なんで。だから、いきなりすぎたなって
それに、ドラゴンを倒しても元の世界に帰れないし」
「ドラゴンを倒せば帰れると思ったのか」
「一応それも定番ですからね。でも、なんの予兆もないから
まだ何かしなきゃいけなんだろうな」
「もしかしたら、世界中のドラゴンを倒すまでとかじゃないのか」
「それはさすがにめんどくさいですけど、可能性は高いですね」
「なら、英雄として仕事を引き受けるんだな」
「そうするしかないっすかね」
セリアに言われてドラゴン退治をするかを考えた祠堂だが
やっぱり、もっと修行して強くなってからボスを倒すという
ゲームの世界観を体験したかったので、ドラゴン退治は
引き受けるが、準備をしてからという事にして後回しにした。
寮を出て、教室のある校舎に向かう途中も、そして、学園の
外もこの世界のメディア達や、祠堂のファン?などが毎日
そこに居た。なので祠堂は裏から周り、目立たないように
教室に入った。
「おはよう祠堂」
「おはよう」
と、教室の中では普通にできていた。それはエリザ達も
最初はやっぱり英雄だのと茶化していたが、祠堂がそれを
好んでないのがわかると、普通に祠堂に接する事になった。
それも、同じクラスの仲間だからだ。
チェルシーがやってきて授業が始まる。戦闘訓練は
外ではなく、施設内で行われ、祠堂は本格的に修行を始めた。
魔法は使えないので、剣術や体術を教えてもらったり
祠堂の一番の弱点の体力をつけるための厳しい修行を
行った。
その間、初めてドラゴン以外の魔物とも戦い、実践も
経験した。修行は厳しいが祠堂はどこか充実していた。
それは、現実では剣道でしか戦う感じは味わえなかったが
この異世界では本当に本物の剣と魔法で戦っている。祠堂は
それが楽しかった。そのかいあって、祠堂は力をつけてきた。まだ
体力は少ししか上がってないが。
祠堂は部屋で、自分のステータスを作っていた。
「今の俺はこれぐらいか」
そこには、ゲームに出てくるレベルや武器、すばやさ、体力
かしこさなどが書かれていた。
祠堂はこれくらいなら、最初のボスを倒しにいけるかと
思い、あとはどの仲間を連れて行こうかを考えた。
「なんかゲームっぽくなってきたぜ」
そんな感じで祠堂はここからが本当の異世界冒険だと
いう事にした。
それが祠堂の苦悩の始まりとはまだ気づかずに。
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