異世界オブドラゴン!やっぱり異世界にはドラゴンがいました

黒華勇人

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今度はノーラ姫達が祠堂の世界に転送!?

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 ここは異世界N・フィールドの王都ユナイト。祠堂の世界からチェルシーが
戻ってきたのだ。
 チェルシーが戻って来たこの場所は城の地下にある部屋だ。城は祠堂に
破壊され、街もほぼ壊滅してしまっていたが、ノーラ姫や学園長が
復興に当たっていた。
 その中で、学園長が祠堂が飛ばされた異空間を発見し、それを利用できる
装置を作った。
 それは他国からの援助で、今では魔王の様な存在になっている祠堂を
倒すのならと、この世界は一つになっていた。
 それもあって、ユナイトの復興は早く、チェルシー達もようやく落ち着いて
きたので、この異空間転送装置を試したのだ。
 そして、それがうまくいき、これで、祠堂を追う事が出来たので
あとはこっちの準備をするだけだ。

「お疲れチェルシー」
「ハイ学園長」
「祠堂には会えたか?」
「ピッタリでした。ただ、あいつが一人じゃなかったのでこっちも
よかったと」
「一人じゃなかった?誰かと居たのか?」
「ええ。どうやら親しい人みたいでした。祠堂の事も知っていた
感じでしたし」
「それではあいつはこの世界の事を他の奴に話したのか」
「そうかもしれません。でも、正直私一人で会っていたらあいつは
激情して、私に向かって来たでしょう。そうなったらおそらく
私は帰ってこれなかったかも」
「あいつは魔力を失ってないんだな」
「そう見えました。だからもしかしたらあいつもこっちに自由に
来れるようになるかもしれません」
「それはまずいな。早急に対策を考えないと」

 二人が話をしているとそこにノーラがやってきた。

「チェルシーさん。お帰りなさい。それで、彼には?」
「ええ。会ってきました」
「そうですか。こういうと怒られますかもしれませんが
彼が無事でよかったです」
「姫、それなんですが、本当に彼に見方をするのですか?もし
そうなったら」
「わかってます。ですが、私は一度決めたらそうする性格です
ので、そして、私は自分が選んだ彼と共に心中する覚悟は
あります」
「姫様」
「あの、その祠堂なんですが」
「何か?」
「ああ、その」
 
 チェルシーは言葉を詰まらせた。祠堂の隣に居ためぐみの
事を話していいのか。
 少し考えてチェルシーは話す事にした。

「そ、それは本当ですか?」
「ハイ。まぁあっちはあいつが居た世界ですから。そういう
知り合いもいるでしょうが」
「ですが、それは女の方なんですよね?だとしたら許せません!
チェルシーさん。今すぐ私をその世界に連れてってください」
「無茶ですよ姫様。それに、これはまだ出来たばかりで、何度も
使えるかわからないですし」
「それならすぐに使えるように優秀な技術者を連れて
来ますわ。それで使えるようになったらすぐに向かいますわよ」
「まったくこれだからおてんば姫は」

 チェルシーと学園長は少しあきれた感じでため息をついて
部屋を出た。
 それから姫が本当に技術者を呼び、この異空間転送装置を
完成させた。

 その完成してから一週間後。姫は王達にも許可を得て
祠堂の世界に向かう事にした。
 ただ、姫一人では危険だと言う事で、祠堂と近かった
学園の生徒であるエミー達を同行させる事を条件にしていた。
 姫達は武器を隠す様にチェルシーに言われた。それは
チェルシーが少しだが、祠堂の世界をみた感じと前にその
世界の事を話していたのを合わせて、こことはまったく
違う世界なので、なるべく普通の人っぽく見えるように
したのだ。

「さて、それでは行きますわよ」
「姫!くれぐれも無理はしないように。もし、あいつを
怒らせて、あっちの世界でも危険な事が起こったら」
「大丈夫ですわ。私が必ず説得します。皆さん、こちらの
復興の方をよろしくお願いしますわ」
「了解。それでは気を付けて」

 姫達は転送装置の中に入り、チェルシーが姫達を
転送させた。

 そして、姫達が祠堂の世界にやってきてすぐに
全員が驚いた。
 それは魔法もなく、そして、ドラゴンのいない世界だと。
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