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その日から、よのぎさんとはたまに連絡を取り合うようになった。
食事に誘っても肌荒れを気にして食べるものにも気を使っているよう。
「拒食症とかではないんです。でも食べられなくて。だからお店の人に申し訳ない」
と言うので、うちで野菜スティックを出すとおいしいと食べてくれた。きゅうり、にんじん、大根を市販のマヨネーズで。
座っているだけで肩に力が入っている感じがした。
「リラックスして」
「はい」
よのぎさんは肌荒れのせいで仕事を休んでいること、もうモデルの仕事に未練がないことを話した。
「もったいない」
椅子に座る姿さえ形になっている。
「無理なんです。見えないところはもっとひどいんです」
「皮膚を掻いてしまうの?」
「いいえ。でも痒みは少しあります」
ストレスのない生活を送っている人などいない。
よのぎさんの苦労はわからない。取り除いてあげたいとは思う。
「先生のところで働いて、この前お借りしたお金を返金できればいいのですが」
と度々口にする。
僕は会社近くのマンションに住んでいて、不便はないのだがもう少し近くがいい。と言ってもたったの二駅。されど時間は限られているし、土地も買ってしまった。
「斎川さん、今度家を建てるんだけどどんなのがいいかな? 会社にこう空中階段でつなげようと思うんだけど」
僕は聞いた。
「素敵だけど、先生はいつも仕事のことを考えていそうだから、おうちでくらい仕事のこと考えないでほしい」
「それもそうか」
家の机も半分くらい紙やら本がごちゃごちゃしてしまっている。
「家かぁ。大きすぎて考えつかないや」
「考えてよ。君も一緒に暮らすかもしれないんだし」
の一言に顔を赤らめる。
君のその顔に弱いんだ。
仕事のこと、服のこと以外を考えることが数年間なかったので、よのぎさんと話す時間は気分転換というより妙に新鮮だった。
食事に誘っても肌荒れを気にして食べるものにも気を使っているよう。
「拒食症とかではないんです。でも食べられなくて。だからお店の人に申し訳ない」
と言うので、うちで野菜スティックを出すとおいしいと食べてくれた。きゅうり、にんじん、大根を市販のマヨネーズで。
座っているだけで肩に力が入っている感じがした。
「リラックスして」
「はい」
よのぎさんは肌荒れのせいで仕事を休んでいること、もうモデルの仕事に未練がないことを話した。
「もったいない」
椅子に座る姿さえ形になっている。
「無理なんです。見えないところはもっとひどいんです」
「皮膚を掻いてしまうの?」
「いいえ。でも痒みは少しあります」
ストレスのない生活を送っている人などいない。
よのぎさんの苦労はわからない。取り除いてあげたいとは思う。
「先生のところで働いて、この前お借りしたお金を返金できればいいのですが」
と度々口にする。
僕は会社近くのマンションに住んでいて、不便はないのだがもう少し近くがいい。と言ってもたったの二駅。されど時間は限られているし、土地も買ってしまった。
「斎川さん、今度家を建てるんだけどどんなのがいいかな? 会社にこう空中階段でつなげようと思うんだけど」
僕は聞いた。
「素敵だけど、先生はいつも仕事のことを考えていそうだから、おうちでくらい仕事のこと考えないでほしい」
「それもそうか」
家の机も半分くらい紙やら本がごちゃごちゃしてしまっている。
「家かぁ。大きすぎて考えつかないや」
「考えてよ。君も一緒に暮らすかもしれないんだし」
の一言に顔を赤らめる。
君のその顔に弱いんだ。
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