包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~

吉沢 月見

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「そういうわけで、よのぎさんデートの日を決めてください」
 僕が言うと、よのぎさんは首を傾げた。

「私はいつでも。毎日が休みみたいなものだし」
「それだと休みが決められないんだよ」
 仕事人間だからこそ、どうしても出かけたい日先に決めてくれたほうが全ての計画が立てやすいと訴える。

「わかりました。じゃあ、このあたり。月末は年末でまた忙しいでしょう?」
 よのぎさんがカレンダーを指さす。雑誌社からもらったものだから発売日が記されているのだが、その雑誌が廃刊になってしまった。こんな豪華なカレンダーを作らなければよかったのではないだろうか。

「了解です」
 忘れぬよう、自分の手帳に書き込む。
「じゃあここね」
 よのぎさんも二週目の火曜にハートマーク。

 ちょっと先に予定があるのは精神的にもいい。その日までは仕事に精進。

 結婚して、毎日が信じられないくらい幸せだ。
 よのぎさんがくびれているのは抱き締めるのにちょうどいいからって考えるのは自分本位なのだろうか。
 もう手放せない。安眠枕ではない。ピンクのパンツを履いていたらそれこそ桃尻。
「よのぎさんを抱き締めるとほっとする」
「嬉しい」
 腕の中で目を細めて、よのぎさんは猫みたいだ。
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