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28.エドゥアールの答え
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「あのー、エドゥアール様。この後の予定って…」
馬車に乗り込み、再び馬車を走らせたエドゥアール様に私はそう声をかけた。エドゥアール様は窓に向けていた視線を私へと戻すと静かに口を開く。
「ああ、少し寄りたいところがあってな。…なんだ、どこか寄りたい場所でもあるのか?」
「…いえ、ダイジョウブです」
「そうか」
馬車の進む方向は王都の郊外。きっとエドゥアール様のことだから、このままどこかへ視察にでも行くつもりなのかしら。…くっ、予定がなければどこかカフェにでも誘おうと思ったのに、どうやら無理そうだ。さらば私のめくるめくデート計画…。
私が内心項垂れている間にも馬車はどんどんと進んでいく。いつの間にか密集していた建物がなくなって、畑が広がる場所へとでてきていた。ある程度進んだところで、馬車がゆっくりと止まる。エドゥアール様に促されて外に出る。少し傾斜のある野原みたいな場所だ。ここも王都の一部なのだろうか?
「少し歩くぞ」
「はい」
そう言うとエドゥアール様は緩やかな傾斜をどんどんと登っていく。私もエドゥアール様の後に続き原っぱを歩き出した。
「うわぁ、すごい綺麗…」
エドゥアール様の後を追ってたどり着いたのは、王都を見晴らせる丘陵だった。少し赤みがかった空の下に広がる王宮とそれを取り囲む建物たち。先ほどまであんなに大きく見えていた建物が、こんなに小さく見えるなんてとっても不思議だ。
「王都にこんな素晴らしい景色を見れる場所があったなんて知らなかったです」
「わざわざこんな外れまで来る人間など普通はいないからな。無理もない」
飛竜を使って空から見た景色も中々に素敵なものだったけれど、こうやって丘から見下ろす風景も趣があっていいものだ。地平線に沈みかけている夕日が、これまたいい感じの雰囲気を醸し出している。
「…エドゥアール様の寄りたい場所ってここですか?」
「ああ。約束だったからな。ここならお互いを知るのにちょうど良いと思ったのだ」
約束…。エドゥアール様、ちゃんと覚えていてくださったんだ。
「まともにデートなどしたことがなかったので、どうしたら良いものか色々と悩んだのだが、君は物を買い与えるより、こういう方が喜びそうだなと思ってな。…違ったか?」
不安が入り混じる瞳をこちらに向けてくるエドゥアール様。私はぶんぶんと思いっきり首を横に振ると満面の笑みを浮かべて言った。
「いえ!嬉しいです、とっても!」
「そうか」
安堵したようにそう頷いたエドゥアール様は、懐から出したハンカチを地面に敷くと私に座るように促した。私はその気遣いにお礼を言いながら、ゆっくりと腰を地面に下ろす。エドゥアール様も私の隣に腰を下ろすと、ゆっくりと話をはじめた。
「返事を伝える前に、君には伝えておかねばならないことがある。君と婚約をするかどうかは、それを聞いた君次第だ」
紅い瞳が真剣にこちらを見つめる。私も真剣な眼差しでそれに頷くと静かにエドゥアール様の話に耳を傾け始めた。
「私には生涯で償わななければならない贖罪が2つある。一つ目は幼き友人を救うことができず殺してしまった罪。そして、もう一つは…親、兄弟を殺した罪だ」
すると、エドゥアール様は遠い眼差しを空に向けた。
「昔、父はとても立派な領主だった。領民のことを第一に考え、厳しい辺境の暮らしを良くしようと日々奮闘していた。私はそんな父の背中を、幼いながらに尊敬し、追いかけていた」
きっと本当に尊敬していたのだろう。エドゥアール様の紅い瞳がそれを雄弁に物語っていた。
「母もとても優しい人だった。こんな私を常に気にかけ、愛を注いでくれた」
どこか優し気な声でそう語るエドゥアール様。しかし、その声が段々悲しみに染まっていった。
「ある日、庭の池に母から貰ったお気に入りの帽子を落としてしまってな。それを取り戻そうと池に手を伸ばしたんだ。しかし、足を滑らせ落ちてしまったんだ。近くにいた母がそれに気づき溺れてしまった私を助けてくれた。しかし、母はその時に大量に飲み込んだ水が原因で肺炎を起こし亡くなってしまった」
何かに耐えるようにエドゥアール様の拳がぎゅっと握られる。ウォルターから既にエドゥアール様のお母様について話を聞いていた私であったが、やはり本人の口から語れるとよりその悲しみや苦しみが伝わってきて心にくるものがあった。
「それからだ。父が狂変したのは。母を失った悲しみから逃れるように、父は酒に溺れるようになった。いつからか、父は女遊びも酷くなり、王都へと出かけ城を外すことも増えた」
それほどまでにエドゥアール様のお父様は奥さんのことを愛していたのだろう。でもだからといって、息子を蔑ろにすることも、城を放棄することも決してしていいことではない。
「当然、父が領主としての仕事を放棄したことで、ブルーナイト辺境は荒れた。そこに追い打ちをかけたのが、父がある日連れ帰ってきたあの女の存在だった」
…あの女。きっとエドゥアール様の継母にあたる女性のことだろう。
「あれは傷心した父の心の隙間に上手く入り込み、父を自分の都合のいいように動かした。苦しむ領民から税をとりあげ、自分は豪華絢爛な生活を送っていた。いつしか辺境には飢えた領民の死体が転がるようになっていた」
酷すぎる。領民の血税を自分の欲を満たすためだけに利用し、飢えで殺すなんて。最低だわ。
「ある日、父と継母が馬車で1週間ほど王都へ出かけた。彼らが帰ってくるまで、私は毎晩、彼らが帰ってこないことを月に向かって祈った。事故にでもあって、死んでしまえばいいとそう思ったのだ」
俯いていたエドゥアール様の視線が再び空へと移る。日が半分ほど沈み、空は段々と暗くなっていた。
「その願いが天に届いたのかどうかは分からない。でも、まるでその願いが叶ったかのように彼らを乗せた馬車は事後に遭い谷底へと落ちた。父と継母はそれによって死んだ。…偶然かもしれない。でも、私は自分が祈りを捧げたことで彼らがそうなったのではないかと、そう思うのだ。彼らは私が殺したようなものだ」
そんなことはない。それはエドゥアール様のせいなんかじゃない。そう言いたかったが、言葉にはできなかった。何となく、そんな簡単に否定していいものではない気がしたのだ。なんと言葉をかければよいのか私が悩んでいる間に、エドゥアール様は更に話を続けた。
「彼らだけではない。継母が連れてきた息子たちも私が殺したようなものだ。私が跡を継ぐことに反対した彼らが、私を殺そうと襲撃してきた時があってな。偶々その場に居合わせたウォルターが私を庇い、彼らを刺し殺してしまった。…もちろん、彼らのしたことを庇うつもりはないが。彼らは私という存在に惑わされることがなければ死ぬことはなかっただろうからな。彼らが死んだ原因は私にあるようなものだ」
ふとエドゥアール様が私の方へ視線を向けた。私はじっとその瞳を見つめ返す。
「…私はな、家族の命を犠牲にして今ここにいるのだ。家族だけではない、沢山の命を犠牲にしてここまで登ってきている。そして、きっとそれはこれからも変わらない。辺境を守るためなら、どんな犠牲も厭わないつもりだ」
「エリワイド嬢、それでも私の隣に立つ覚悟はあるか?辺境での暮らしは決して綺麗なものばかりではない。寧ろ、汚いことのほうが多い。国境には様々な密偵が送られてくるからな。私はそれを裁かなければならない」
知っている。エドゥアール様がどれくらいブルーナイト辺境を守るために、今まで手を尽くしてきたのかを。ウォルターと共にどれくらい敵国から国境を守るために手を血に染めてきたのかも。全部、辺境で過ごしているうちに耳にしてきた。人を殺すことは決して良いことではないけれど、綺麗事だけじゃ守れないものがある。それは分かっているつもりだ。辺境を守るためなら、エドゥアール様が例えその手を血に染めることがあったとしても、私は受け入れるつもりだ。
「はい。飾られた綺麗な世界なんて私は望んでいません。どこまでも愚直に守りたいものを守ろうとするそんな世界が見たいです。覚悟なんてとっくにできてます。じゃなければ、あんなに長く辺境に居ませんよ。私にも辺境を守る手伝いをさせてください、エドゥアール様。貴方の隣で、私も一緒に貴方の罪を背負わせてください」
私がそう言うとエドゥアール様は覚悟を決めたように深く頷いた。
「分かった。そこまで言うならば、君の話を引き受けよう。婚約者として、社交界で君をエスコートしよう」
「…っ!ありがとうございます!」
そこに愛というものはないけれど、私を信頼して自分の傍に置こうと覚悟を決めてくれたエドゥアール様。そのことが今の私にとっては何よりも嬉しかった。…まぁ、いつかは絶対、エドゥアール様に好きになってもらうけどね!
馬車に乗り込み、再び馬車を走らせたエドゥアール様に私はそう声をかけた。エドゥアール様は窓に向けていた視線を私へと戻すと静かに口を開く。
「ああ、少し寄りたいところがあってな。…なんだ、どこか寄りたい場所でもあるのか?」
「…いえ、ダイジョウブです」
「そうか」
馬車の進む方向は王都の郊外。きっとエドゥアール様のことだから、このままどこかへ視察にでも行くつもりなのかしら。…くっ、予定がなければどこかカフェにでも誘おうと思ったのに、どうやら無理そうだ。さらば私のめくるめくデート計画…。
私が内心項垂れている間にも馬車はどんどんと進んでいく。いつの間にか密集していた建物がなくなって、畑が広がる場所へとでてきていた。ある程度進んだところで、馬車がゆっくりと止まる。エドゥアール様に促されて外に出る。少し傾斜のある野原みたいな場所だ。ここも王都の一部なのだろうか?
「少し歩くぞ」
「はい」
そう言うとエドゥアール様は緩やかな傾斜をどんどんと登っていく。私もエドゥアール様の後に続き原っぱを歩き出した。
「うわぁ、すごい綺麗…」
エドゥアール様の後を追ってたどり着いたのは、王都を見晴らせる丘陵だった。少し赤みがかった空の下に広がる王宮とそれを取り囲む建物たち。先ほどまであんなに大きく見えていた建物が、こんなに小さく見えるなんてとっても不思議だ。
「王都にこんな素晴らしい景色を見れる場所があったなんて知らなかったです」
「わざわざこんな外れまで来る人間など普通はいないからな。無理もない」
飛竜を使って空から見た景色も中々に素敵なものだったけれど、こうやって丘から見下ろす風景も趣があっていいものだ。地平線に沈みかけている夕日が、これまたいい感じの雰囲気を醸し出している。
「…エドゥアール様の寄りたい場所ってここですか?」
「ああ。約束だったからな。ここならお互いを知るのにちょうど良いと思ったのだ」
約束…。エドゥアール様、ちゃんと覚えていてくださったんだ。
「まともにデートなどしたことがなかったので、どうしたら良いものか色々と悩んだのだが、君は物を買い与えるより、こういう方が喜びそうだなと思ってな。…違ったか?」
不安が入り混じる瞳をこちらに向けてくるエドゥアール様。私はぶんぶんと思いっきり首を横に振ると満面の笑みを浮かべて言った。
「いえ!嬉しいです、とっても!」
「そうか」
安堵したようにそう頷いたエドゥアール様は、懐から出したハンカチを地面に敷くと私に座るように促した。私はその気遣いにお礼を言いながら、ゆっくりと腰を地面に下ろす。エドゥアール様も私の隣に腰を下ろすと、ゆっくりと話をはじめた。
「返事を伝える前に、君には伝えておかねばならないことがある。君と婚約をするかどうかは、それを聞いた君次第だ」
紅い瞳が真剣にこちらを見つめる。私も真剣な眼差しでそれに頷くと静かにエドゥアール様の話に耳を傾け始めた。
「私には生涯で償わななければならない贖罪が2つある。一つ目は幼き友人を救うことができず殺してしまった罪。そして、もう一つは…親、兄弟を殺した罪だ」
すると、エドゥアール様は遠い眼差しを空に向けた。
「昔、父はとても立派な領主だった。領民のことを第一に考え、厳しい辺境の暮らしを良くしようと日々奮闘していた。私はそんな父の背中を、幼いながらに尊敬し、追いかけていた」
きっと本当に尊敬していたのだろう。エドゥアール様の紅い瞳がそれを雄弁に物語っていた。
「母もとても優しい人だった。こんな私を常に気にかけ、愛を注いでくれた」
どこか優し気な声でそう語るエドゥアール様。しかし、その声が段々悲しみに染まっていった。
「ある日、庭の池に母から貰ったお気に入りの帽子を落としてしまってな。それを取り戻そうと池に手を伸ばしたんだ。しかし、足を滑らせ落ちてしまったんだ。近くにいた母がそれに気づき溺れてしまった私を助けてくれた。しかし、母はその時に大量に飲み込んだ水が原因で肺炎を起こし亡くなってしまった」
何かに耐えるようにエドゥアール様の拳がぎゅっと握られる。ウォルターから既にエドゥアール様のお母様について話を聞いていた私であったが、やはり本人の口から語れるとよりその悲しみや苦しみが伝わってきて心にくるものがあった。
「それからだ。父が狂変したのは。母を失った悲しみから逃れるように、父は酒に溺れるようになった。いつからか、父は女遊びも酷くなり、王都へと出かけ城を外すことも増えた」
それほどまでにエドゥアール様のお父様は奥さんのことを愛していたのだろう。でもだからといって、息子を蔑ろにすることも、城を放棄することも決してしていいことではない。
「当然、父が領主としての仕事を放棄したことで、ブルーナイト辺境は荒れた。そこに追い打ちをかけたのが、父がある日連れ帰ってきたあの女の存在だった」
…あの女。きっとエドゥアール様の継母にあたる女性のことだろう。
「あれは傷心した父の心の隙間に上手く入り込み、父を自分の都合のいいように動かした。苦しむ領民から税をとりあげ、自分は豪華絢爛な生活を送っていた。いつしか辺境には飢えた領民の死体が転がるようになっていた」
酷すぎる。領民の血税を自分の欲を満たすためだけに利用し、飢えで殺すなんて。最低だわ。
「ある日、父と継母が馬車で1週間ほど王都へ出かけた。彼らが帰ってくるまで、私は毎晩、彼らが帰ってこないことを月に向かって祈った。事故にでもあって、死んでしまえばいいとそう思ったのだ」
俯いていたエドゥアール様の視線が再び空へと移る。日が半分ほど沈み、空は段々と暗くなっていた。
「その願いが天に届いたのかどうかは分からない。でも、まるでその願いが叶ったかのように彼らを乗せた馬車は事後に遭い谷底へと落ちた。父と継母はそれによって死んだ。…偶然かもしれない。でも、私は自分が祈りを捧げたことで彼らがそうなったのではないかと、そう思うのだ。彼らは私が殺したようなものだ」
そんなことはない。それはエドゥアール様のせいなんかじゃない。そう言いたかったが、言葉にはできなかった。何となく、そんな簡単に否定していいものではない気がしたのだ。なんと言葉をかければよいのか私が悩んでいる間に、エドゥアール様は更に話を続けた。
「彼らだけではない。継母が連れてきた息子たちも私が殺したようなものだ。私が跡を継ぐことに反対した彼らが、私を殺そうと襲撃してきた時があってな。偶々その場に居合わせたウォルターが私を庇い、彼らを刺し殺してしまった。…もちろん、彼らのしたことを庇うつもりはないが。彼らは私という存在に惑わされることがなければ死ぬことはなかっただろうからな。彼らが死んだ原因は私にあるようなものだ」
ふとエドゥアール様が私の方へ視線を向けた。私はじっとその瞳を見つめ返す。
「…私はな、家族の命を犠牲にして今ここにいるのだ。家族だけではない、沢山の命を犠牲にしてここまで登ってきている。そして、きっとそれはこれからも変わらない。辺境を守るためなら、どんな犠牲も厭わないつもりだ」
「エリワイド嬢、それでも私の隣に立つ覚悟はあるか?辺境での暮らしは決して綺麗なものばかりではない。寧ろ、汚いことのほうが多い。国境には様々な密偵が送られてくるからな。私はそれを裁かなければならない」
知っている。エドゥアール様がどれくらいブルーナイト辺境を守るために、今まで手を尽くしてきたのかを。ウォルターと共にどれくらい敵国から国境を守るために手を血に染めてきたのかも。全部、辺境で過ごしているうちに耳にしてきた。人を殺すことは決して良いことではないけれど、綺麗事だけじゃ守れないものがある。それは分かっているつもりだ。辺境を守るためなら、エドゥアール様が例えその手を血に染めることがあったとしても、私は受け入れるつもりだ。
「はい。飾られた綺麗な世界なんて私は望んでいません。どこまでも愚直に守りたいものを守ろうとするそんな世界が見たいです。覚悟なんてとっくにできてます。じゃなければ、あんなに長く辺境に居ませんよ。私にも辺境を守る手伝いをさせてください、エドゥアール様。貴方の隣で、私も一緒に貴方の罪を背負わせてください」
私がそう言うとエドゥアール様は覚悟を決めたように深く頷いた。
「分かった。そこまで言うならば、君の話を引き受けよう。婚約者として、社交界で君をエスコートしよう」
「…っ!ありがとうございます!」
そこに愛というものはないけれど、私を信頼して自分の傍に置こうと覚悟を決めてくれたエドゥアール様。そのことが今の私にとっては何よりも嬉しかった。…まぁ、いつかは絶対、エドゥアール様に好きになってもらうけどね!
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