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Scene 5-1
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店長と入れ替わるように目の前に座った人物はとても意外な人物だった。一生のうちにテレビに出ている人と話す機会が訪れるなんて、想像したこともなかった。
「前いい?」
女優の玉城由依だ。毎週のようにマネージャーらしき人物と一緒に、台本や本を読みにきているので彼女のことはよく知っていた。知っていたと言っても、一度も話したこともないのだが。都内の住宅街の中で、ひっそり佇む静かな喫茶店の中で彼女は百合の花のように凛としていた。物静か、と言うよりは、静謐、と言った感じで、たまにカウンターを眺めている彼女に、興味本意で目を向けてみると、迷惑そうに顔を背ける仕草が印象的だった。
今日一緒に来ていた男は誰なのだろうか。新しいマネージャーっぽいが、マネージャーにしてはなんだか横柄だった。正直、苦手なタイプだ。監督?、もしくは俳優?、いい感じの無造作ヘアーだし、お洒落に無精髭を整えている。一般人にしてはなんというか雰囲気のある人だった。連れの男とは普段と違って楽しげに会話していて、カップルみたいだった。
「どうぞ。でもどうして?」
「私タバコの煙苦手なの」
彼女の発言に呆れたのか、後ろの男が口をあんぐり開けてこちらを見ていた。僕は彼について、なんとなく聞いてみた。
「彼はどんな方なんですか?」
「新しいマネージャー。仕事はできそうだけど、すごい失礼なやつ」
「そうなんですか。二人はとても仲が良さそうでしたけど」
そんなことないわよ、と言って、携帯を弄り始めた。メールを打っているみたいだ。メールを送信し、携帯をポケットにしまうと、後ろのマネージャーが立ち上がり、伝票を持って会計を済ませに行った。
僕は作業を再開しようかと考えていると、「あなた名前は?」と玉城由依は訊いてきた。
「安倍俊徳です」
「俊徳、それでトシって呼ばれているのね。私もトシって呼んでいい?私のことは由依でいいわ。一コしか違わないんだし」
「流石にそれは。玉城さん、とかじゃダメですか」と僕が訊くと、彼女は少し思案して、ううんそっちの方が呼びやすいなら玉城さんで、と言った。
彼女が台本を読み始めたので、僕も作業に戻った。店長が淹れてくれたコーヒーを啜り、作業に集中し始めると、疲れていたはずの脳みそも活発になってくる。自分の思いつかないような言葉が生まれてくると、タイピング中に感じるボタンの垂直抗力も軽快になってくる。僕の集中力がどんどん深まっていき、抜け出せなくなりそうなところで、玉城由依は話しかけてきた。
「いつもすごい集中力だけど何しているの?」
「資格の勉強をしたり、小説を書いたり。本当は勉強しないといけないんですけど、小説の方ばかり」
僕は内省しながらも、仕方なさそうに言った。改めて聞くと、よく通る声をしている。夕暮れの少し、気だるくなった店内に流れる、鷹揚な音楽の中で、冴え渡る彼女の声を聞くと眠気も吹き飛びそうになる。配膳するときにはいつも横から嗅いだことのない香しい匂いがする。そんな彼女に急に話しかけられると集中が乱されてしまう。
「本が好きなのね」
「はい。中学生の頃から。玉城さんも女優の仕事が好きなんですか」
玉城由依は手を叩いて笑い、「全然、どうして?。まるで私が好きで女優業をしているみたいな質問の仕方」と言った。
女優業を好きでやっていると思っていたので、この回答は少し意外だった。僕は彼女がいつも座っている席を指差して、「いつも、あそこで一生懸命、台本を読み込んでいるから。てっきり好きなのかと。台本には凄まじい量のメモが書き込まれていますし。店長も言ってました。天才だなんてメディアは持て囃しているけど、努力あってのものだって」と言うと、「さあ、どうかしら。演技がうまくいく時はね秘訣があるの、知りたい?」と挑発してくるように言った。僕は媚態混じりの視線に思わず緊張して、視線を逸らし、呟くように言った。
「才能があって羨ましいです」
「どうして?。私は君の方が羨ましい。そうやって夢中で何かに取り組める方が素晴らしいわ。とても楽しそう。それに夢中になれるのも才能のうちって言うでしょ」
「夢中になれる、じゃなくて、努力できるのも、じゃないですか」と彼女の発言を訂正してみる。
「努力ってすごく辛いでしょ。毎週運動したり、食事制限とか、それが辛いなんて思わなければどんなに楽だろうかってよく思うの」
「確かにそうですけど、先立つものがないと」
言いすぎたかな、と思い、慌てて取り繕うとすると、なぜだか彼女が悲しそうな顔をしてそっぽを向いた。そして、急に雰囲気を変えて。
「どうして、本を好きになったの?」と訊いてきた。
中学生の頃くらいから僕は気がついたらよく本を読むようになっていた。ちょっとした記憶の旅に出かけて、僕が本を読むようになった一冊を頭の中の本棚から取り出した。
「『人間失格』読んだことあります?多分、本をよく読むようになったのはこの本のお陰だと思います」
「読んだことないわ。どうして?」
「僕、中学生の頃初めて好きな女の子が出来て、付き合ったんですよ」
彼女は少しつまらなそうな表情を湛えて、続けて、と促した。僕はできるだけはやる気持ちを抑えて、静かに昔のことを話した。
「一ヶ月くらいですぐにふられちゃったんですよ。いろんな人に、他に可愛い子なんていっぱいいるって励まされたり、お前なんかより辛い状況のやつなんていくらでもいる、お前の悩みなんて大したことないとか、失恋程度でこの世で自分が一番不幸だみたいな顔をするなとか言われたんですよ。今なら大したことじゃないってわかるんですけど、その時はすごく傷ついて。たまたまそんな時に、手に取ったのが『人間失格』なんです。書かれていることなんて、当時は、太宰治の自慢話程度にしか思わなかったんですけど。一つだけ妙に響いた箇所があって。主人公は嫌味なくらいモテるんですよ。中学生の頃の僕からしたらこれだけ女の人にモテて羨ましいって思ったのに、主人公は自分の人生が辛くてしょうがなくて、自分が抱えている苦悩を他の人に背負わしたら多分自殺するなんて言うんですよ。正直、主人公の悩みなんて、大抵の人が抱えているようなものなのに」
「それで?」
「自分が抱えている悩みや辛さなんて、どうせ誰にも分からないんだし、この世で自分が一番不幸、みたいに思ってもいいんだって思えるようになると、なぜか少し気が楽になって。そして、救いを求めるようにいろんな本を読んでいると、気がついたら習慣みたいになっていて」
玉城由依はこんな話を興味深そうに静かに訊いていた。カウンターでは店長と奥さんの香代子さんが閉めの準備に入っている。気がつくと、もう夜の七時を過ぎていた。僕は自分の話ばかりしてしまっていることに気が付き、「玉城さんは、どうして三島由紀夫を読んでいるの」と『仮面の告白』を広げていたことを思い出し訊いてみた。
「なんか友達に勧められて、読んでみたんだけどなんか難しくて。文章も難解だし」
「普段は本は読むの?」
「全然」
「あまり本を読まない人にいきなり『仮面の告白』か。その友達は多分意地悪だね」
「難しいの?」
「あまり読まない人には。こんなの急に勧められたら、本嫌いになっちゃうよ」
「他にオススメある」
「三島由紀夫なら、エンターテイメント色の強い作品もあるからそれを友達に訊いてみたらいいんじゃないかな?。僕はあまり人に本を薦めるのは得意じゃないから」
「君から聞いてみたい。どんな本?」
僕はあまり本を読まない人でも楽しめそうな本を思い浮かべて、あらすじを思い出した。
「自殺に失敗した男が、新聞に自分の命売りますって広告を出したら、自分の命をめぐって、いろんな騒動に巻き込まれてしまう話とか、自分たちのことを異星人だと自覚した家族の話とか」
「面白そう。あなた持ってる?」
「家にありますよ」
「へえ、ねえ、あなたの家ここから近い?」
「歩いて十五分くらいですけど。どうして?」
「借りに行ってもいい?」
「流石にウチは、あまり掃除していないから綺麗じゃないし」
「別に本を借りて帰るだけならいいじゃない」
女優なんて、自分の家に連れ込んでいいのだろうか。正直、十五分も歩かせるのも気が引ける。玉城由依は立ち上がり、綺麗な横顔を窓に近づけて外を眺めている。
「外も涼しくなってきたし、どう?一緒に」とコチラを向いて提案してくる。僕は迷っていると、ダメ?と可愛く首を傾げる。僕は断れず、「ダメじゃないです」と言ってテーブルの上の荷物を急いで片付けて二人で喫茶店を出た。
「前いい?」
女優の玉城由依だ。毎週のようにマネージャーらしき人物と一緒に、台本や本を読みにきているので彼女のことはよく知っていた。知っていたと言っても、一度も話したこともないのだが。都内の住宅街の中で、ひっそり佇む静かな喫茶店の中で彼女は百合の花のように凛としていた。物静か、と言うよりは、静謐、と言った感じで、たまにカウンターを眺めている彼女に、興味本意で目を向けてみると、迷惑そうに顔を背ける仕草が印象的だった。
今日一緒に来ていた男は誰なのだろうか。新しいマネージャーっぽいが、マネージャーにしてはなんだか横柄だった。正直、苦手なタイプだ。監督?、もしくは俳優?、いい感じの無造作ヘアーだし、お洒落に無精髭を整えている。一般人にしてはなんというか雰囲気のある人だった。連れの男とは普段と違って楽しげに会話していて、カップルみたいだった。
「どうぞ。でもどうして?」
「私タバコの煙苦手なの」
彼女の発言に呆れたのか、後ろの男が口をあんぐり開けてこちらを見ていた。僕は彼について、なんとなく聞いてみた。
「彼はどんな方なんですか?」
「新しいマネージャー。仕事はできそうだけど、すごい失礼なやつ」
「そうなんですか。二人はとても仲が良さそうでしたけど」
そんなことないわよ、と言って、携帯を弄り始めた。メールを打っているみたいだ。メールを送信し、携帯をポケットにしまうと、後ろのマネージャーが立ち上がり、伝票を持って会計を済ませに行った。
僕は作業を再開しようかと考えていると、「あなた名前は?」と玉城由依は訊いてきた。
「安倍俊徳です」
「俊徳、それでトシって呼ばれているのね。私もトシって呼んでいい?私のことは由依でいいわ。一コしか違わないんだし」
「流石にそれは。玉城さん、とかじゃダメですか」と僕が訊くと、彼女は少し思案して、ううんそっちの方が呼びやすいなら玉城さんで、と言った。
彼女が台本を読み始めたので、僕も作業に戻った。店長が淹れてくれたコーヒーを啜り、作業に集中し始めると、疲れていたはずの脳みそも活発になってくる。自分の思いつかないような言葉が生まれてくると、タイピング中に感じるボタンの垂直抗力も軽快になってくる。僕の集中力がどんどん深まっていき、抜け出せなくなりそうなところで、玉城由依は話しかけてきた。
「いつもすごい集中力だけど何しているの?」
「資格の勉強をしたり、小説を書いたり。本当は勉強しないといけないんですけど、小説の方ばかり」
僕は内省しながらも、仕方なさそうに言った。改めて聞くと、よく通る声をしている。夕暮れの少し、気だるくなった店内に流れる、鷹揚な音楽の中で、冴え渡る彼女の声を聞くと眠気も吹き飛びそうになる。配膳するときにはいつも横から嗅いだことのない香しい匂いがする。そんな彼女に急に話しかけられると集中が乱されてしまう。
「本が好きなのね」
「はい。中学生の頃から。玉城さんも女優の仕事が好きなんですか」
玉城由依は手を叩いて笑い、「全然、どうして?。まるで私が好きで女優業をしているみたいな質問の仕方」と言った。
女優業を好きでやっていると思っていたので、この回答は少し意外だった。僕は彼女がいつも座っている席を指差して、「いつも、あそこで一生懸命、台本を読み込んでいるから。てっきり好きなのかと。台本には凄まじい量のメモが書き込まれていますし。店長も言ってました。天才だなんてメディアは持て囃しているけど、努力あってのものだって」と言うと、「さあ、どうかしら。演技がうまくいく時はね秘訣があるの、知りたい?」と挑発してくるように言った。僕は媚態混じりの視線に思わず緊張して、視線を逸らし、呟くように言った。
「才能があって羨ましいです」
「どうして?。私は君の方が羨ましい。そうやって夢中で何かに取り組める方が素晴らしいわ。とても楽しそう。それに夢中になれるのも才能のうちって言うでしょ」
「夢中になれる、じゃなくて、努力できるのも、じゃないですか」と彼女の発言を訂正してみる。
「努力ってすごく辛いでしょ。毎週運動したり、食事制限とか、それが辛いなんて思わなければどんなに楽だろうかってよく思うの」
「確かにそうですけど、先立つものがないと」
言いすぎたかな、と思い、慌てて取り繕うとすると、なぜだか彼女が悲しそうな顔をしてそっぽを向いた。そして、急に雰囲気を変えて。
「どうして、本を好きになったの?」と訊いてきた。
中学生の頃くらいから僕は気がついたらよく本を読むようになっていた。ちょっとした記憶の旅に出かけて、僕が本を読むようになった一冊を頭の中の本棚から取り出した。
「『人間失格』読んだことあります?多分、本をよく読むようになったのはこの本のお陰だと思います」
「読んだことないわ。どうして?」
「僕、中学生の頃初めて好きな女の子が出来て、付き合ったんですよ」
彼女は少しつまらなそうな表情を湛えて、続けて、と促した。僕はできるだけはやる気持ちを抑えて、静かに昔のことを話した。
「一ヶ月くらいですぐにふられちゃったんですよ。いろんな人に、他に可愛い子なんていっぱいいるって励まされたり、お前なんかより辛い状況のやつなんていくらでもいる、お前の悩みなんて大したことないとか、失恋程度でこの世で自分が一番不幸だみたいな顔をするなとか言われたんですよ。今なら大したことじゃないってわかるんですけど、その時はすごく傷ついて。たまたまそんな時に、手に取ったのが『人間失格』なんです。書かれていることなんて、当時は、太宰治の自慢話程度にしか思わなかったんですけど。一つだけ妙に響いた箇所があって。主人公は嫌味なくらいモテるんですよ。中学生の頃の僕からしたらこれだけ女の人にモテて羨ましいって思ったのに、主人公は自分の人生が辛くてしょうがなくて、自分が抱えている苦悩を他の人に背負わしたら多分自殺するなんて言うんですよ。正直、主人公の悩みなんて、大抵の人が抱えているようなものなのに」
「それで?」
「自分が抱えている悩みや辛さなんて、どうせ誰にも分からないんだし、この世で自分が一番不幸、みたいに思ってもいいんだって思えるようになると、なぜか少し気が楽になって。そして、救いを求めるようにいろんな本を読んでいると、気がついたら習慣みたいになっていて」
玉城由依はこんな話を興味深そうに静かに訊いていた。カウンターでは店長と奥さんの香代子さんが閉めの準備に入っている。気がつくと、もう夜の七時を過ぎていた。僕は自分の話ばかりしてしまっていることに気が付き、「玉城さんは、どうして三島由紀夫を読んでいるの」と『仮面の告白』を広げていたことを思い出し訊いてみた。
「なんか友達に勧められて、読んでみたんだけどなんか難しくて。文章も難解だし」
「普段は本は読むの?」
「全然」
「あまり本を読まない人にいきなり『仮面の告白』か。その友達は多分意地悪だね」
「難しいの?」
「あまり読まない人には。こんなの急に勧められたら、本嫌いになっちゃうよ」
「他にオススメある」
「三島由紀夫なら、エンターテイメント色の強い作品もあるからそれを友達に訊いてみたらいいんじゃないかな?。僕はあまり人に本を薦めるのは得意じゃないから」
「君から聞いてみたい。どんな本?」
僕はあまり本を読まない人でも楽しめそうな本を思い浮かべて、あらすじを思い出した。
「自殺に失敗した男が、新聞に自分の命売りますって広告を出したら、自分の命をめぐって、いろんな騒動に巻き込まれてしまう話とか、自分たちのことを異星人だと自覚した家族の話とか」
「面白そう。あなた持ってる?」
「家にありますよ」
「へえ、ねえ、あなたの家ここから近い?」
「歩いて十五分くらいですけど。どうして?」
「借りに行ってもいい?」
「流石にウチは、あまり掃除していないから綺麗じゃないし」
「別に本を借りて帰るだけならいいじゃない」
女優なんて、自分の家に連れ込んでいいのだろうか。正直、十五分も歩かせるのも気が引ける。玉城由依は立ち上がり、綺麗な横顔を窓に近づけて外を眺めている。
「外も涼しくなってきたし、どう?一緒に」とコチラを向いて提案してくる。僕は迷っていると、ダメ?と可愛く首を傾げる。僕は断れず、「ダメじゃないです」と言ってテーブルの上の荷物を急いで片付けて二人で喫茶店を出た。
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