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ハーレム編
52話 ばかまじめ
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「ちょっ……んっ!」
重ねられた唇から、熱く長い舌がこじ入れられ、口内を艶めかしく這い回っていく。同時にボディクリームの甘い匂いも鼻腔へと侵入し、五感すべてに『女』を押し当てられている気分だった。
その光景に、一同は驚きながらも顔を赤くし、
「お、おお、イった……!」
「やるな、ブレイダさん……」
「ズルい! 私もしたいです!」
マホとファイフ、そしてエンリエッタが声を上げる中、ブレイダは執拗に唇を重ね、ユーリをソファへと押し倒す。
そこでようやく口を離すと、妖艶な笑みを浮かべながら言った。
「坊ちゃんはしたくないんですか? 私たちと、エッチ♡」
(めっちゃしたいですううううう!!)
と、暴発しそうになる性欲をどうにか押さえつけながら、ユーリは言葉を返した。
「ぼ、僕がどうしたいかとか、そういうことじゃなくて……。ボクの化け物性欲のせいで、君たちにそういうことをさせるわけにはいかない、って、そう言ってるの」
「だからそれがなんでなの? って話をしてるんだけど」
「い、いや……だって……」
そこでユーリは気まずそうな顔をセイラに向ける。
「……セ、セイラさんは、それでいいの?」
「……それを、この状況で、私の口から言わせますか?」
「ご、ごめんごめんごめん! なんでライターも持つの? 殴った後燃やすの、僕を!?」
ズゴゴゴ、と、不穏なオーラを立ち上らせたのち、セイラはため息をついた。
「まあ、いまの言い方は、私も少し意地悪だったかもしれません……。
もちろん、いいです。この状況を作り出したのは私なのですから。
勇者様を、仕事の面だけではなく、メンタルや……その他の形でもお支えしたいと思ったので、非常識極まることは重々承知でしたが、皆に声をかけて説得したのです」
「説得ってほど大袈裟なもんじゃないよ。みんな大なり小なり……その、そういうの期待してたし」
ファイフが頬を赤らめながらそう言うと、マホはセイラの肩をポンと叩いて、
「まさかガチ恋勢のセイラから声がかかるとは思ってなかったけど、むしろ好都合っちゃ好都合だ。ハーレムなんてふざけたもん作るにあたって……まあボクは別にあれだけど、セイラの気持ちが心配だっからな。
こいつの腹が決まってんなら、ボクたちから言うことはなにもねえよ」
「というか坊ちゃん、どうせ隠れてみんなとエッチするつもりだったのでしょう? 公式でエッチするか、非公式でするか、それだけの違いだと思いますよ」
「…………ッ」
と、ユーリのクズな思惑を言い当てつつ、ブレイダが離れていったところで、セイラは改めて一歩進み出ると、
「勇者様。改めてお聞きします」
まっすぐにユーリに向き合いながら、再度パワーワードを言ってのけた。
「私たちは、あなたのハーレムに入れて頂いてもよろしいのですか?」
「い……いや……!」
なにこの色んな意味で夢みたいな状況? と、ツッコミを入れたくなる。
しかし彼女らの表情は真剣だし、この状況を招いたのは他でもない自分だ。
逃げるわけにはいかない。
彼女らの唱える非現実的な展望について、少し真剣に考えてみる。
ハーレム。それは好きなときに好きな女の子といつでもエッチが出来るという、男の子の夢の果て。野望。桃源郷。夢色空間。二つの意味でThe big Hだ。
そんなもの、できるものならもちろん作りたい。
というか、それを実現したいと思わない男などいないだろう。
それを叶えてくれる女の子たちが目の前にいる。
実現できる環境もある。お金もある。
ここではいと答えれば、非現実を現実にできるのだ。
──しかし、やはり。
「……セイラ•エカテリーナ。君との決闘を拒否する」
「なっ……!」
愕然とするセイラと一同に、ユーリは目を逸らしながら言った。
「決闘は双方合意の上でないと成り立たない……。だから拒否することも、決闘ルールで認められていることだよね……」
──彼女らの思いやりから逃れることを、選んだのだった。
「……ダメ、だよ。そんなことできない。僕のわがままに、君たちを巻き込むわけにはいかない」
「だー、もう! お前こんだけヤリチンのくせに、なんでメンタルバキバキの童貞なんだよ!?」
「勇者様、私たちとエッチしたくないんですか!?」
マホとエンリエッタの声に、ユーリは勢いよく立ち上がりながら吠える。
「いや、したいよ! めちゃくちゃしたいよ! というかこんな可愛い子たちとエッチし放題なんて最高すぎでしょ! 拒否する男なんていないよ! いたとしたらそいつ絶対童貞!」
「童貞はお前だろうが!」
「童貞じゃねえし! 童貞メンタルなだけでのヤリチンだし!」
と、マホと禅問答のようなやり取りを繰り広げていると、セイラが少し悲しげに口を開く。
「理由を、お伺いしても?」
「…………」
ユーリしばしの沈黙をおいて、セイラを気まずそうに見やり、
「……こんだけヤリ散らかしといてなんだけどさ……僕、女の子1人1人との関係は、凄く大事に思ってて、本当に1人1人が大好きで、大切なんだ。
だからその……好きな子の前で、他の好きな子とするのは、どっちの気持ちも傷つけちゃうんじゃないかって、思うんだ……」
厳密にいえば、その言葉には少し嘘がある。
いや、オブラートに包んでいる部分がある、というべきか。
──ユーリは本当に、セイラのことが大好きだった。
女性に優劣をつけるのは得意では無いが、いままで出会った中で1番好きだ。
自分の性欲では結婚などできるわけもないが、もしできるのなら、迷いなく彼女を選ぶだろう。
これが愛という感情なのかと、そう思ったこともある。
そしておそらく、セイラも同じことを思っている。
ハーレムを作るということは、そんな関係にある相手の前で、乱痴気騒ぎを繰り広げるということだ。
それはもはや狂気の沙汰である。
それで快感を得るタイプの人間もいるが、自分はそうでもないし、セイラも違う。
──そんなことをしたら、きっとセイラの心は壊れてしまう。
「それに、なんでもできる、っていう環境になったら、僕は多分、エスカレートしていっちゃうと思う。すごい恥ずかしいこととか、変態的な事とかもしてみたくなっちゃうと思うんだ。他の女の子ならまだしも、ずっと仕事をしてきた君たちに、そういうことはしたく無いんだ……。
だから……ごめん……」
そう言って深々と頭を下げると、マホの舌打ち、ブレイダのため息などが聞こえた。
腰抜け。
そんな心の声が伝わってくる中、ユーリは頭を下げ続けるのだった。
重ねられた唇から、熱く長い舌がこじ入れられ、口内を艶めかしく這い回っていく。同時にボディクリームの甘い匂いも鼻腔へと侵入し、五感すべてに『女』を押し当てられている気分だった。
その光景に、一同は驚きながらも顔を赤くし、
「お、おお、イった……!」
「やるな、ブレイダさん……」
「ズルい! 私もしたいです!」
マホとファイフ、そしてエンリエッタが声を上げる中、ブレイダは執拗に唇を重ね、ユーリをソファへと押し倒す。
そこでようやく口を離すと、妖艶な笑みを浮かべながら言った。
「坊ちゃんはしたくないんですか? 私たちと、エッチ♡」
(めっちゃしたいですううううう!!)
と、暴発しそうになる性欲をどうにか押さえつけながら、ユーリは言葉を返した。
「ぼ、僕がどうしたいかとか、そういうことじゃなくて……。ボクの化け物性欲のせいで、君たちにそういうことをさせるわけにはいかない、って、そう言ってるの」
「だからそれがなんでなの? って話をしてるんだけど」
「い、いや……だって……」
そこでユーリは気まずそうな顔をセイラに向ける。
「……セ、セイラさんは、それでいいの?」
「……それを、この状況で、私の口から言わせますか?」
「ご、ごめんごめんごめん! なんでライターも持つの? 殴った後燃やすの、僕を!?」
ズゴゴゴ、と、不穏なオーラを立ち上らせたのち、セイラはため息をついた。
「まあ、いまの言い方は、私も少し意地悪だったかもしれません……。
もちろん、いいです。この状況を作り出したのは私なのですから。
勇者様を、仕事の面だけではなく、メンタルや……その他の形でもお支えしたいと思ったので、非常識極まることは重々承知でしたが、皆に声をかけて説得したのです」
「説得ってほど大袈裟なもんじゃないよ。みんな大なり小なり……その、そういうの期待してたし」
ファイフが頬を赤らめながらそう言うと、マホはセイラの肩をポンと叩いて、
「まさかガチ恋勢のセイラから声がかかるとは思ってなかったけど、むしろ好都合っちゃ好都合だ。ハーレムなんてふざけたもん作るにあたって……まあボクは別にあれだけど、セイラの気持ちが心配だっからな。
こいつの腹が決まってんなら、ボクたちから言うことはなにもねえよ」
「というか坊ちゃん、どうせ隠れてみんなとエッチするつもりだったのでしょう? 公式でエッチするか、非公式でするか、それだけの違いだと思いますよ」
「…………ッ」
と、ユーリのクズな思惑を言い当てつつ、ブレイダが離れていったところで、セイラは改めて一歩進み出ると、
「勇者様。改めてお聞きします」
まっすぐにユーリに向き合いながら、再度パワーワードを言ってのけた。
「私たちは、あなたのハーレムに入れて頂いてもよろしいのですか?」
「い……いや……!」
なにこの色んな意味で夢みたいな状況? と、ツッコミを入れたくなる。
しかし彼女らの表情は真剣だし、この状況を招いたのは他でもない自分だ。
逃げるわけにはいかない。
彼女らの唱える非現実的な展望について、少し真剣に考えてみる。
ハーレム。それは好きなときに好きな女の子といつでもエッチが出来るという、男の子の夢の果て。野望。桃源郷。夢色空間。二つの意味でThe big Hだ。
そんなもの、できるものならもちろん作りたい。
というか、それを実現したいと思わない男などいないだろう。
それを叶えてくれる女の子たちが目の前にいる。
実現できる環境もある。お金もある。
ここではいと答えれば、非現実を現実にできるのだ。
──しかし、やはり。
「……セイラ•エカテリーナ。君との決闘を拒否する」
「なっ……!」
愕然とするセイラと一同に、ユーリは目を逸らしながら言った。
「決闘は双方合意の上でないと成り立たない……。だから拒否することも、決闘ルールで認められていることだよね……」
──彼女らの思いやりから逃れることを、選んだのだった。
「……ダメ、だよ。そんなことできない。僕のわがままに、君たちを巻き込むわけにはいかない」
「だー、もう! お前こんだけヤリチンのくせに、なんでメンタルバキバキの童貞なんだよ!?」
「勇者様、私たちとエッチしたくないんですか!?」
マホとエンリエッタの声に、ユーリは勢いよく立ち上がりながら吠える。
「いや、したいよ! めちゃくちゃしたいよ! というかこんな可愛い子たちとエッチし放題なんて最高すぎでしょ! 拒否する男なんていないよ! いたとしたらそいつ絶対童貞!」
「童貞はお前だろうが!」
「童貞じゃねえし! 童貞メンタルなだけでのヤリチンだし!」
と、マホと禅問答のようなやり取りを繰り広げていると、セイラが少し悲しげに口を開く。
「理由を、お伺いしても?」
「…………」
ユーリしばしの沈黙をおいて、セイラを気まずそうに見やり、
「……こんだけヤリ散らかしといてなんだけどさ……僕、女の子1人1人との関係は、凄く大事に思ってて、本当に1人1人が大好きで、大切なんだ。
だからその……好きな子の前で、他の好きな子とするのは、どっちの気持ちも傷つけちゃうんじゃないかって、思うんだ……」
厳密にいえば、その言葉には少し嘘がある。
いや、オブラートに包んでいる部分がある、というべきか。
──ユーリは本当に、セイラのことが大好きだった。
女性に優劣をつけるのは得意では無いが、いままで出会った中で1番好きだ。
自分の性欲では結婚などできるわけもないが、もしできるのなら、迷いなく彼女を選ぶだろう。
これが愛という感情なのかと、そう思ったこともある。
そしておそらく、セイラも同じことを思っている。
ハーレムを作るということは、そんな関係にある相手の前で、乱痴気騒ぎを繰り広げるということだ。
それはもはや狂気の沙汰である。
それで快感を得るタイプの人間もいるが、自分はそうでもないし、セイラも違う。
──そんなことをしたら、きっとセイラの心は壊れてしまう。
「それに、なんでもできる、っていう環境になったら、僕は多分、エスカレートしていっちゃうと思う。すごい恥ずかしいこととか、変態的な事とかもしてみたくなっちゃうと思うんだ。他の女の子ならまだしも、ずっと仕事をしてきた君たちに、そういうことはしたく無いんだ……。
だから……ごめん……」
そう言って深々と頭を下げると、マホの舌打ち、ブレイダのため息などが聞こえた。
腰抜け。
そんな心の声が伝わってくる中、ユーリは頭を下げ続けるのだった。
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