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夏が来るたび、私は何かを失くしている。
大切なものを失くすのが決まって夏だと気付いたのは、小学四年のときだった。クラスで一番仲のいい女の子が、転校した。彼女は突然いなくなってしまった。教室に絵の具も体育館履きも残したまま、私に別れの挨拶もせず、ある日登校したら彼女は転校したと先生が皆に告げた。先生も困惑の色を浮かべ、置き去りにされた荷物はしばらくの間、片付けられないままだった。少し大きくなって、あれは何か深い家庭の事情があったのだろうと悟った。
それから、夏になると友達が色々な理由で私の元から去っていくことを連年体験した。仲良しグループから突如他のグループに鞍替えした友達、相談もなく部活を辞めていった友達、不登校になってしまい、卒業するまで姿を現すことのなかった友達……。中学三年の夏は、失ったものは友達ではなく、初めて出来た彼氏だった。
「夏希と俺、別れた方がお互い幸せになれると思うんだ」
そう言った彼氏の言葉は、全然理解できなかった。何回かすがりつく言葉をかけたけど、彼の意志は変わらなかった。だから私は、
「分かった。幸せに、ね」
と言い、彼の後ろ姿を睨みながら制服の袖で涙を拭った。彼は、一度も振り向かなかった。
のちに彼氏はすぐに他の女の子と付き合った。幸せになりたかったのは自分だけじゃん、と彼を見かけるたびに心の中で毒づいた。
大切なものを失くすとき、いつも季節は夏だった。夏に希望で夏希という自分の名前は、あまりにも名前負けだった。どんなにしがみついても、大切に守っていても、失くすことは避けられない。だから私は、次第に夏を恐れるようになった。
そして今年の初夏。私は例年通り、大切なものを失った。けれどこの夏はいつもと違い、失くしたものがあまりにも大きすぎた。
高校入学して、新しい友達が出来た。真里亜という、素敵な名前を持つ綺麗な女の子だった。しゃぼんの香りの香水をいつも好んで付けていて、近付くだけで心地よかった。
真里亜は綺麗なだけではなく、賢かった。でもその賢さを鼻にかけることなく、一緒にテスト勉強をしていても「あー、これ分かんない。数学は夏希得意だよね。教えてくれーっ」と他人に弱さを見せることの出来る子だった。
「私たち、親友だねっ」
そう言ってプリクラに「一生の親友」と書き込んでくれて、その言葉に私も疑う気持ちは一つもなかった。真里亜は今までの友達の中でも、一番仲がよく、一番自然体でいられる『大好きな親友』だった。
しかし、彼女はいなくなってしまった。
『死』という形をもって。
私は待ち合わせに少し遅れてしまった。電車のホームで、先に来ていた真里亜は、見も知らぬ頭のおかしな人に突き飛ばされホームに落下した。改札口を通ろうとしたとき、何人もの悲鳴が束になって耳をつんざき、胸の鼓動が跳ね上がったときの感覚は、今でもリアルに思い出せる。でも、そのときはまさか彼女が被害に遭っていたなんて思いもしなかった。日常が非日常に変わったときのちょっとした興奮。わずかに期待してしまう、大きな事件。悲鳴が聞こえた場所からは距離がありそうだったから、自分に危険は及ばないという気の余裕。
でも、真里亜だった。そして真里亜は、即死だった。
犯人は捕まったけれど、責任能力のない可能性が高いと知った。法律って被害者を守るためのものじゃないの? 加害者が守られるなんておかしい。これじゃあ、真里亜は殺され損じゃないか。きっと成仏だって出来ない。ニュースがテレビに映るたび、私はチャンネルを換えた。ネットニュースやSNSも、ほとんど見ないようになった。
私はこんなにも泣ける人だったんだ、と自分でも驚くくらい、毎日を泣いて過ごした。さすがに一週間も泣いてばかりいると、抜け殻のように最低限の日常生活を送った。しかし、もう返事の来ない彼女とのLINEのトークルームを読み返したときや、彼女からもらったキーホルダーを見るたびに、再び涙は溢れ出した。
ご飯が食べられなくなった。テレビも全く観られなくなった。真里亜の座っていた席が目に入ると、気持ち悪くなりトイレへ駆け込むことが増えた。
やがて、学校にも行けなくなった。
夏の終わりに、高校を中退した。
未来へ続くであろう道が、そこで途切れた。
ベッドの上で膝を抱えながら、揺れるカーテンを見つめ、私は真里亜のことを思い出していた。秋めいてきたとはいえ、まだまだ気温が高い日は多い。膝の裏にはべっとりと汗をかいていた。でも、エアコンを点ける気力すら今の私には残っていなかった。
「お前が死ねばよかったのに」
ああ、まただ。どこかから聴こえてくる囁き声。その声は、どこか真里亜の声に似ている気がした。……でも違う、真里亜の声はこんなに冷たい声じゃない。それに、彼女がこんなこと言うはずがない。この部屋には一人きりのはずなのに、誰かが隠れているのだろうか。それとも、スピーカーか何かがつけられていて、どこかから声を飛ばしているのだろうか。
得体の知れない声は日に日に増えてきていた。お母さんに言うと、「あんた頭大丈夫?」と言われた。おかしいのは、私を非難する声の方なのに。
私は立ち上がり、カーテンを少し開けて窓も少しだけ開けた。もしかしたら、外から誰か言ってきているのかもしれない。隙間から、赤い空が目に飛び込んでくる。不気味なほどの綺麗な夕焼け。夕焼けを最後に見たのはいつだっただろうか。窓を全開にすると、ぬるい風が部屋に入り込み、私の前髪を揺らした。
「えー! それヤバくない?」
「ヤバいよー! だから秘密だからね。誰にも言うなよー!」
耳障りな笑い声が、鼓膜に刺さるようだった。視線を落とすと、制服に身をまとった二人の女の子が、じゃれ合いながら道路を歩いていた。あの子たちが私に嫌な言葉を投げかけてきているのだろうか。でも声質が違う気がする。真里亜の声を真似た、悪意ある人物の囁きなのだろうか。
楽しそうに歩く女の子たち。馬鹿みたいだと思った。いつまでも友達でいられるわけじゃないのに。耳にへばり付く声が煩わしくて、私は窓とカーテンを閉め、ベッドに横になって耳を塞いだ。
「羨ましいよ、本当は」
口にしてみたら、泣きそうになった。
「じゃあ、いなくなればいいじゃん。皆もそう思ってるよ」
また、聴こえてくる。『皆』って誰? もう、私には誰もいないのに……。抱き枕を壁に投げつけ、タオルケットを頭まで被った。
* * *
気が付くと、教室にいた。
高校の制服をまとい、椅子に座っている自分がいた。窓の外からは眩しいくらいの陽の光が差し込み、雲一つない晴天だった。
「夏希」
聞き覚えのある、声。私は椅子を蹴り倒して振り向いた。そこに、懐かしい人物が立っていた。
「真里亜……!」
殺される前の姿で、夏服に身を包み、真里亜が微笑んでいた。
「おはよう、夏希」
私は彼女の頬を両手で包む。あったかい。真里亜の瞳は潤んでいた。生きている瞳、をしていた。私は彼女の肩を掴む。肩が上下に動いている。ちゃんと、呼吸をしている。
夢じゃない――!
「真里亜、会いたかった。生きてたんだね。よかった、本当によかった……」
私は真里亜を抱きしめた。しゃぼんのいい香りが鼻腔に入ってくる。この子をもう絶対に離さない。何としても、守ってみせる。
「私もだよ、夏希」
優しくとろけるような真里亜の声が耳元で聴こえ、ああ、生きててよかったと私は目を瞑った。
* * *
瞼を開けると、暗闇に包まれていた。
暗がりの中で存在を放つ常夜灯。毎日包まっているタオルケットのざらついた感触。――見慣れた私の部屋だった。
私は両手を暗闇に伸ばす。もう、真里亜の温もりは残っていない。身体中に汗をかいているのは、蒸し暑さのせいだけではないだろう。
涙が一筋流れ、こめかみを通って枕を濡らす。私は静かに泣き続けた。声を出して泣いたら、また誰かに気付かれて、酷い言葉を浴びせられるかもしれないから。
真里亜の夢なんて見させないでよ。もう、もう絶対に戻れないのだから……。
「あっ……」
私はふと気付いた。親友も失くした今、もう私に失うものは何もない。夏を恐れる必要も、もうないんだ。そう考えると大きな安心感に包まれた。このまま、外にもほとんど出ないまま秋が来て、冬が来て、年が明け……けれど、そんな屍のように生きる意味は何なのだろうか。
「だから、首吊って死んじゃいなよ」
「やめてよ!」
思わず声を上げた。分かった。この声の人物は、私の考えを抜き取っているんだ。
「夏希? どうしたの?」
お母さんがドアの外から声をかけてきた。
「私、誰かに考えを抜き取られてるみたい。だから、酷いこと言ってくるの。この部屋、スピーカーか何かしかけられてるのかも」
私は早口で自分の思っていることを説明した。お母さんは静かにドアを開け、
「夏希、前も酷いこと言う人がいるって言ってたけど……。それ、冗談じゃなくて本気で言ってるの……?」
お母さんの心配げな声。顔を見なくても分かる。お母さんは、私の頭がおかしくなったのだと心配しているのだ。
「私、おかしくないから。おかしいのは言ってくる人の方でしょ? 私、何もしてないのに……」
私は布団を被り、自分の不遇さが哀しくて途方に暮れた。突如、視界が暗闇から薄明かりへと変化する。お母さんが電気を点けたのだろう。
「夏希。近いうち、病院行こう。お母さんもついていくから」
お母さんの声は震えていた。私は布団を被ったまま、見捨てられた、と思った。お母さんは、私をおかしい娘だと思って、精神科に押し付けようとしている。
「行かないよ、そんなところ」
私はきっぱりと言い、布団を更に引き寄せた。いささかイライラしてきつい声を出したつもりなのに、私の声も微かに震えていた。目をぎゅっとつぶり、唇を噛む。
「夏希……。早く行かないと、もっと酷いことになるよ。もっと苦しくなるんだよ……。だから、お願い……病院行って……」
お母さんの声が、どんどん弱々しくなる。懇願されたって無駄だ。精神科はおかしい人がいくところだから、私が行く必要なんてない。おかしいのはこの世界の方だ。世界が変わってくれれば済むことだ。酷いことを言ってくる人が、その行為をやめてくれればいいことだ。考えを抜き取るなんて、卑劣極まりない行為だ。どうして、お母さんは私の方がおかしくなったと決めつけるのだろう?
私が何も言わず布団に籠っていると、お母さんはパタンと部屋のドアを閉めた。階段を下りる足音が遠ざかっていくのを確かめてから、ゆっくり布団を首元までめくる。
「あーあ。お母さんにも信じてもらえないんだね。カワイソウ」
また、だ。部屋中を見回すが、声の主は見つからない。やっぱり、スピーカーがどこかに仕掛けられているのだろうか。随分と陰険なことをするものだ。
私は、この声と闘わなきゃいけない。
この声の言う通りにしてはいけない。
口を真一文字に閉じ、宙を睨んだ。唾をごくりと呑み込み、身体を起こす。エアコンの稼働音が静かに唸り声を上げていた。
ぽっかりと空いた暗がりのどこかに、私の敵はいる――。
2
色々なものが、信じられなくなってきた。
例えば、お母さんが作ってくれる昼ご飯。香ばしい香りのするチャーハンの中に、もしかしたら、睡眠薬でも混ぜられているんじゃないかと不安になってしまう。私を眠らせて精神科に無理やり入院させようとしているんじゃないかという考えがよぎり、消すことが出来なくなる。だからお母さんが作るご飯はほんの少ししか食べないようにした。少しだけなら、睡眠薬の影響もわずかで済むだろう。
お母さんが作る麦茶にも、毒が仕込まれていないか心配になった。私の世話が面倒になり、処分しようとしているかもしれない。だから飲み物は水道水を飲むようになった。
お母さんは更に強く精神科受診を勧めるようになってきた。ほら、やっぱり私を陥れようとしている。
得体の知れない不安が、忍び足で近付いてくる感覚がしていた。私はおかしくないと思っているが、その確信が、時々危うくなる。こんなに、おかしなことが世界で起きるものなのだろうか? 壊れていっているのは世界じゃなくて、もしかして……?
そう考えてしまうと、夜も眠れなくなる。だから私は考えないようにした。とにかく今は、声の主を追いやることと、お母さんへの対処を考えなきゃいけない。
* * *
「夏希」
真里亜が、微笑んでいる。
制服から伸びる手足は白くてほどよく筋肉が付き、生命力が溢れ出ている。長い髪がサラサラと揺れ、真里亜の香水の匂いがする。嗅ぎ慣れた、しゃぼんの香り。
「真里亜……」
名前を呼ぶと、真里亜は歩み寄ってきて、手を差し出した。大きな手のひらが、私の目の前に開かれている。
「夏希も行こうよ。一緒に、行こう」
「行くって、どこへ……?」
真里亜は、白い歯を見せてにかっと笑う。
「アノヨ」
「あの、よ……?」
「アノ世」
真里亜の言葉が、理解出来ない。あれ、私疲れているのかな? 聞き慣れた真里亜の声が、上手く入ってこない。真里亜は私の手を掴み、腕を引っ張ってどこかへ連れて行こうとする。
「アノ世は、楽しいよ」
あの世。
やっと彼女の言葉が理解出来たとき、くらくらする眩暈に襲われ、足元から力が抜けていく。
手を、引いた。
けれど、真里亜は手を離さない。
離して、って言おうとした。でも、声帯にズキっとした痛みが走り、声が出ない。離してって、言えない。
この手を離さないと、私は――。
真里亜の目の前に、大きな暗い穴が空いている。空間にぱっくりと口を空けた、大きな、闇。
やめて――。
真里亜の踵が闇に呑まれ、やがて脚、腰、胴と呑み込まれ――。
真里亜の身体はほとんど闇に消えた。私を掴んで離さなかった手が、急にほどけた。真里亜が、手を離したからだ。
真里亜が、いなくなる。
「……ないで……、置いていかないでっ――!」
声がやっと出たのに、真里亜には届かなかった。
暗い大きな穴だけが、私の前に広がっていた。
* * *
起きると、涙が流れている。
真里亜の夢ばかり見る。真里亜は私を置いていなくなる。一度いなくなり、それでもまたいなくなるなんて、こんなの無限地獄ではないか。
もう、失くすものは何もなくなったのに。
真里亜に恨まれることなんてしていないのに。
「お前のせいだよ。お前が、遅刻したから」
また、あの声だ。
そうか。真里亜は、私のことを恨んでいるのか。見ないふりしてきた。目を逸らしてきた。私は五分遅刻しただけで、遅刻しなかったとしても、あの時間真里亜はホームにいただろう。私がその場にいたか、いなかったかだけの違いだと思っていた。
でも――。
「お前が死ねばよかったのに」
声が教えてくれる。そうなのね。私が代わりに突き飛ばされれば、私が死んでいただろう。真里亜は、それを望んでいたということか。
「……はは……、あはは……」
私は暗い部屋の中、身体を起こして笑い声を上げた。涙が、一筋流れる。真里亜は綺麗だったけど、心は綺麗じゃなかったのかもしれない。私の死を望んでいた。そんなの、友達じゃないじゃん。
私は真里亜と写っている写真が飾った写真立てを、床に叩き付けた。ガシャン、とガラスのフレームが割れた。破片が飛び散り、目に当たった。
私は片目をつぶり、瞼を触る。指先に、赤い液体が付いていた。
「夏希? 何、どうしたの」
お母さんの怪訝そうな声が、耳に入ってくる。階段を駆け上がってくる足音が聞こえる。
今、お母さんにこんな姿を見せたら、病院へ無理やり連れていかれるかもしれない。
「――ろせ。――ろせ」
「聞こえないよ。はっきり言ってよ」
「――ろせ!」
……これは、本当に真里亜の声なのだろうか。もしかしたら、違うのかもしれない。最初から、ずっと。だとしたら、この声は何――? 不安はどんどん膨らんでいき、本当におかしくなってしまいそうだ。この声を消さなければ私は耐えきれなくなると思った。塞いでいた両耳から手を離し、周りをきょろきょろする。でも、声の主の姿は見つからない。
焦燥感だけがどんどん膨らんでいく。どうにか、しないと。声を、消さないと――。私はその声を追い払いたくて、見えない敵をしとめたくて、必死に何かを探した。何を探しているのか、自分でも分からなかった。
けれど無意識に握ったものは、中学時代剣道部に入っていたときの竹刀だった。
夏希、やめて! というお母さんの声。竹刀を必死に振り回す自分と、お母さんが転倒し、床に響く鈍い音。自分の握る竹刀が、倒れたお母さんの頭に振り下ろされる瞬間が、スローモーションのように見えた。
両手のひらにかかる、大きな衝撃。固いものを砕いた感触――。
そこで、意識が途切れた。
3
「――希……私じゃないのに……。夏希ならよかったなんて、思ってないのに……」
哀しそうな、声がする。
真里亜の声だ。今まで聞こえていた声とは違う、細く、消え入りそうな声……。
今までの声は、真里亜のものじゃなかったのかも、しれない。
「ごめん……夏希……ごめん……」
泣き声が、頭の中で響く。
遅いよ。真里亜。
* * *
世界が、戻ってくる。
つんとする匂い。足先に触れる生ぬるい液体。
目が慣れてくると、見慣れた顔が微動だにせず目を閉じていた。
「おかあ、さん……」
頭から溢れ出る液体が、どんどん広がっていく。血が、叩き割った写真立てを赤く染めていた。
全身の力が抜ける。手から、竹刀が滑り落ちる。
私はへたり込んだ。生ぬるい血溜りの中、お尻をついてお母さんを見つめた。
寸分も、動かない。
もう、声はどこからも聞こえなかった。あれは、真里亜の声なんかじゃなくて、ただ、私がおかしくなってしまっただけだったんだ。でも、気付いたのは遅すぎた。――もう、手遅れだった。
しゃぼんの香りが、どこからか匂ってくる。
「……ははっ……。はははっ……。はははは……」
私の声帯から、笑い声が溢れた。緊張の糸が切れ、床に両手をついて身体を楽にした。
ほっとしていた。安心していた。
だって、もう失うものは本当になくなったのだから。
涙が、目尻から溢れて流れ続ける。
嬉しいのか、哀しいのか、分からなかった。
しゃぼんの香りが、いつまでも漂っていた――。
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