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ポストを開けた瞬間、心臓が跳ね上がった。差出人の名前を見た途端、冬の風よりも冷たく、痛く、窒息しそうな悪寒が、背中を這い上がってくる。ポストの扉を掴む手が、わずかに震える。上手く手紙を掴めないのは、寒さのせいなのか、それとも、心のざわつきのせいなのか――。
爪を引っかけて封筒を掴んだとき、力を入れすぎたせいで爪が少しだけめくれかけた。脈打つ痛みにも構わず、その場で封を開けた。
『いじめのこと、覚えていますか?』
宛名は白川沙織と書かれていた。足元から力が抜けてゆく。さーっと全身の血の気が引いていき、ポストに手をついた。――何で、今、こんな手紙が。
忘れるわけがなかった。
中学時代、白川はクラスでいじめられていた。
直接手を下すのは女子数人だった。他の生徒は、ただ傍観するだけだった。
僕も、傍観者だった。
白川の私物がなくなる度、誰も見ないふりをした。聞こえるような陰口。嘘か本当か分からない悪質な噂話。あんなにやられたら自殺しちゃうんじゃない? と心配の声は密かに上がっていた。
でも、誰もやめなよと言わなかった。――僕も言わなかった。
そんな白川からの手紙。どうして? というのが一番の感想だった。僕にだけ手紙を出したのか? それとも、クラス全員? 元同級生に聞けば分かるかもしれないが、そんなことは出来なかった。もし、僕にだけ送られているとしたら……? 事実を明らかにする勇気がなかったのだ。
僕は迷わず返事を出すことにした。何度も消したり書いたりしながら、思いつく限りの謝罪の言葉を並べた。
返事はすぐに来た。
『私はあなたを許しません。忘れることなんて出来ないから』
青いペンで書かれた、尖った文字が並んでいる。汗ばむ背中。喉の奥が、カラカラになっていく。僕は部屋の真ん中でへたり込んだ。白川は、怒っているのだろう。僕の謝罪は受け入れてもらえなかった。ここで諦めることも出来たかもしれない。けれど、僕はまた手紙を出した。ここで諦めたら、一生後悔してしまう気がしたから――。
でも、謝罪はまたしても受け入れられなかった。
『許さない、絶対に許さないって、あなたに伝えずにはいられなかった』
白川は、何故僕に手紙を投函したのだろうか。僕に何を求めているのだろう。困惑したまま、丁寧に文字を連ねた。
『白川は、僕にどうしてほしいの? どうして今手紙を出したの?』
返事が来るまで、数週間の沈黙があった。やっと来た手紙には、こう書かれていた。
『あのあと、全てを終わらせてもいいと思っていたからです。手紙をもらったあと私が消えたと知れば、少しは苦しいでしょ? それで充分だったの。何もしてくれなかったあなたに、私のことを覚えていてほしかった。手紙を出したのはあなたにだけです。他の誰にも思い出してほしくなかった。でも、あなたには忘れないでほしかった。私はあなたが許せない』
手紙を読み、くらりと眩暈がした。白川が全てを終わらせようと思っていた事実は衝撃が強すぎて、僕は額に手を乗せてベッドへ倒れ込んだ。
そして、直接いじめをしていた奴らより僕が恨まれているということに、みぞおちが重くなる。正直、そちらは意外ではなかった。至極、腑に落ちる現実だった。
本当は、気付いていた。白川は、僕に助けを求めているということを。白川とは同じ小学校で、昔はよく一緒に遊んでいた。やがて僕と白川が遊ぶことはなくなっていったが、昔一緒に笑い合った思い出が消えることは、ない。白川がいじめられているとき、僕だって何も感じないわけではなかった。
時折、僕の方に視線を向けてくるときがあった。それは、白川からのSOSだったのだと、気付いていた。
――でも、僕は白川のSOSに気付かないふりをした。
僕はその手紙を見て、今すぐ会いに行きたかった。白川の家の場所は分かっている。昔、彼女の家に遊びに行ったとき、白川のお母さんがサイダーを虹色に光るグラスに注いでくれて、しゃぼん玉みたいに綺麗だと思った。あの優しそうなお母さんは、今は僕のことをどう思っているのだろう。きっと、もう僕の顔なんて、見たくもないに違いない――。
会いに行って謝りたい気持ちと、会うのが怖い気持ちがせめぎ合っていた。出来ることなら、ちゃんと謝りたかった。けれど同時に、白川と直接会うことは逃げ出したいほど、怖かった。
でも、僕はちゃんと白川へ伝えたかった。手紙でどれだけ伝わるか分からないけど、僕の想いが届いてほしくて、何度も、何度も、新たな便箋に書き直した。
『ごめんなさい。何度謝っても許されないのは分かってるけど、ごめんなさいと言うことしか出来ない。僕は、白川のことを誰よりも傷付けたかもしれない。
……でも、死ななくてよかった。こうやって今生きてくれてよかった』
返事が来るまで、また数週間の間があった。
『あの時、あなたには助けてほしかった。期待してしまった。でも助けてくれなかった。もう、終わりにしていいでしょ? あなたは助けてくれないんだから』
今までにないほど、弱々しい、文字だった。
自分のしてしまったことに、目頭が熱くなった。僕だって、助けたかった。でも、怖かったんだ。危険を呈してまで守る勇気が、どうしても出なかった。
『ごめん。僕のせいで。どうか、許してほしい。本当に、ごめんなさい』
そう書こうと思い、ボールペンを握った。その時、目の前に置かれた、サイダーの缶が目に入った。母が安売りしていたからと買ってきてくれたものだ。白川のお母さんが注いでくれた、サイダーを再び思い出した。しゅわしゅわと弾けていく泡の向こうに、ちょこんと座る幼い白川。
「虹のコップに、しゃぼん玉ふわふわしてるみたいだね」
そう言って、にこりと笑っていた。白川が死んでしまったら、記憶の中の笑顔は、ただただ、悲しいものへと変わってしまう。――そんなの、絶対嫌だった。
涙が流れているのに、気付いた。同時に、僕は自分自身を許してもらうことばかり考えていたけれど、そうじゃない、と気付けた。
大切なのは、白川が今、生きてくれているということだ。
よかった。手紙が、白川の訃報じゃなくて――。
今なら、書ける気がした。だからすぐにペンを握り直して、書いた。一発書きで、書き直すこともなく、正直な想いを――。
『白川を助けたかったのに勇気がなかった。あの時、勇気を出してやめなよって言っていたら、何かが変わっていたかもしれない。許してくれなくてもいい。でも、謝らせてほしい。本当にごめん。白川が生きててよかった』
手紙の返事は途切れた。もしかしたら、白川はもうこの世にいなくなってしまったのかもしれない。そう考えると、心が雑巾絞りのようにひねられたような、窒息しそうな恐怖に襲われた。絶対に、生きていてほしかった。僕のことは許さなくていい。許さない代わりに生きていてほしいくらいだった。
* * *
それから半年後。一枚のハガキが入っていた。見たことのない住所と、見覚えのある差出人の名前。
印刷された暑中見舞い申し上げますという文字の下に、手書きでこう書かれていた。
『本当に、色々なことがありました。この世界に、もう少しいたいと思いました。そして、まだ、あなたのことも少しだけ覚えていました。
藤井くんの気持ち、受け取りました。
――夏ですね。ハピバ。
白川沙織』
受け取りました、という一文に、身体の力が抜け、ポストの前で座り込んだ。けれど、初めて手紙をもらった時のような、嫌な脱力ではない。もっと柔らかい、張り詰めていた心が緩んだときの、安堵の眩暈。
そして、自分がしてきた最大の過ちに、気付いてしまった。
僕が手紙で謝り続けたのは、自分のためだったのかもしれない――。
白川の痛みを癒したいと思っていたつもりが、実際には自分の痛みを和らげたかっただけなのではないか。謝って、許してもらえば僕の痛みは和らぐ。けれど、決してそれは、白川の痛みが和らぐこととイコールでは、ない。
そんな簡単なことに気付いてなかったなんて……白川に直接会って謝らなくてよかった、と思った。正しくない謝罪を、してしまうところだった。また、白川を痛めつけてしまうところだった。
水色の文字に込められた白川の気持ちは、きっと、赦しではないだろう。けれど、僕にとっては充分だった。充分、すぎた。
ハピバ、という三文字が、叫び出しそうなくらい、嬉しかった。白川は、誕生日を覚えてくれていた。僕は、最後まで彼女を傷付けただけなのに……。
一つ夢が叶うなら、幼い頃に戻りたい。そして、そこからやり直したい。今度は、絶対に、いじめの傍観者なんかではいないと約束する。
でも、今更そんな約束を心で誓っても、それが絶対に叶うことはないのは、分かっていた、
ハガキを書いているときの彼女は、どんな表情をしていたのだろうか。どこか新しい生活の中で、少しでも楽に生きられるようになったのかもしれない。その中で、昔の僕をふと思い出してくれたのだろうか。
虹色グラスの中で、サイダーの泡が散っていくのをきらきらした笑顔で覗き込む白川。あの笑顔が、今の白川に戻っていますように。
白川の誕生日、いつだっけ。そうだ、冬生まれだったよな。寒中見舞いに丁度いいかな、と思ったら、胸の奥がくすぐったくなった。
爪を引っかけて封筒を掴んだとき、力を入れすぎたせいで爪が少しだけめくれかけた。脈打つ痛みにも構わず、その場で封を開けた。
『いじめのこと、覚えていますか?』
宛名は白川沙織と書かれていた。足元から力が抜けてゆく。さーっと全身の血の気が引いていき、ポストに手をついた。――何で、今、こんな手紙が。
忘れるわけがなかった。
中学時代、白川はクラスでいじめられていた。
直接手を下すのは女子数人だった。他の生徒は、ただ傍観するだけだった。
僕も、傍観者だった。
白川の私物がなくなる度、誰も見ないふりをした。聞こえるような陰口。嘘か本当か分からない悪質な噂話。あんなにやられたら自殺しちゃうんじゃない? と心配の声は密かに上がっていた。
でも、誰もやめなよと言わなかった。――僕も言わなかった。
そんな白川からの手紙。どうして? というのが一番の感想だった。僕にだけ手紙を出したのか? それとも、クラス全員? 元同級生に聞けば分かるかもしれないが、そんなことは出来なかった。もし、僕にだけ送られているとしたら……? 事実を明らかにする勇気がなかったのだ。
僕は迷わず返事を出すことにした。何度も消したり書いたりしながら、思いつく限りの謝罪の言葉を並べた。
返事はすぐに来た。
『私はあなたを許しません。忘れることなんて出来ないから』
青いペンで書かれた、尖った文字が並んでいる。汗ばむ背中。喉の奥が、カラカラになっていく。僕は部屋の真ん中でへたり込んだ。白川は、怒っているのだろう。僕の謝罪は受け入れてもらえなかった。ここで諦めることも出来たかもしれない。けれど、僕はまた手紙を出した。ここで諦めたら、一生後悔してしまう気がしたから――。
でも、謝罪はまたしても受け入れられなかった。
『許さない、絶対に許さないって、あなたに伝えずにはいられなかった』
白川は、何故僕に手紙を投函したのだろうか。僕に何を求めているのだろう。困惑したまま、丁寧に文字を連ねた。
『白川は、僕にどうしてほしいの? どうして今手紙を出したの?』
返事が来るまで、数週間の沈黙があった。やっと来た手紙には、こう書かれていた。
『あのあと、全てを終わらせてもいいと思っていたからです。手紙をもらったあと私が消えたと知れば、少しは苦しいでしょ? それで充分だったの。何もしてくれなかったあなたに、私のことを覚えていてほしかった。手紙を出したのはあなたにだけです。他の誰にも思い出してほしくなかった。でも、あなたには忘れないでほしかった。私はあなたが許せない』
手紙を読み、くらりと眩暈がした。白川が全てを終わらせようと思っていた事実は衝撃が強すぎて、僕は額に手を乗せてベッドへ倒れ込んだ。
そして、直接いじめをしていた奴らより僕が恨まれているということに、みぞおちが重くなる。正直、そちらは意外ではなかった。至極、腑に落ちる現実だった。
本当は、気付いていた。白川は、僕に助けを求めているということを。白川とは同じ小学校で、昔はよく一緒に遊んでいた。やがて僕と白川が遊ぶことはなくなっていったが、昔一緒に笑い合った思い出が消えることは、ない。白川がいじめられているとき、僕だって何も感じないわけではなかった。
時折、僕の方に視線を向けてくるときがあった。それは、白川からのSOSだったのだと、気付いていた。
――でも、僕は白川のSOSに気付かないふりをした。
僕はその手紙を見て、今すぐ会いに行きたかった。白川の家の場所は分かっている。昔、彼女の家に遊びに行ったとき、白川のお母さんがサイダーを虹色に光るグラスに注いでくれて、しゃぼん玉みたいに綺麗だと思った。あの優しそうなお母さんは、今は僕のことをどう思っているのだろう。きっと、もう僕の顔なんて、見たくもないに違いない――。
会いに行って謝りたい気持ちと、会うのが怖い気持ちがせめぎ合っていた。出来ることなら、ちゃんと謝りたかった。けれど同時に、白川と直接会うことは逃げ出したいほど、怖かった。
でも、僕はちゃんと白川へ伝えたかった。手紙でどれだけ伝わるか分からないけど、僕の想いが届いてほしくて、何度も、何度も、新たな便箋に書き直した。
『ごめんなさい。何度謝っても許されないのは分かってるけど、ごめんなさいと言うことしか出来ない。僕は、白川のことを誰よりも傷付けたかもしれない。
……でも、死ななくてよかった。こうやって今生きてくれてよかった』
返事が来るまで、また数週間の間があった。
『あの時、あなたには助けてほしかった。期待してしまった。でも助けてくれなかった。もう、終わりにしていいでしょ? あなたは助けてくれないんだから』
今までにないほど、弱々しい、文字だった。
自分のしてしまったことに、目頭が熱くなった。僕だって、助けたかった。でも、怖かったんだ。危険を呈してまで守る勇気が、どうしても出なかった。
『ごめん。僕のせいで。どうか、許してほしい。本当に、ごめんなさい』
そう書こうと思い、ボールペンを握った。その時、目の前に置かれた、サイダーの缶が目に入った。母が安売りしていたからと買ってきてくれたものだ。白川のお母さんが注いでくれた、サイダーを再び思い出した。しゅわしゅわと弾けていく泡の向こうに、ちょこんと座る幼い白川。
「虹のコップに、しゃぼん玉ふわふわしてるみたいだね」
そう言って、にこりと笑っていた。白川が死んでしまったら、記憶の中の笑顔は、ただただ、悲しいものへと変わってしまう。――そんなの、絶対嫌だった。
涙が流れているのに、気付いた。同時に、僕は自分自身を許してもらうことばかり考えていたけれど、そうじゃない、と気付けた。
大切なのは、白川が今、生きてくれているということだ。
よかった。手紙が、白川の訃報じゃなくて――。
今なら、書ける気がした。だからすぐにペンを握り直して、書いた。一発書きで、書き直すこともなく、正直な想いを――。
『白川を助けたかったのに勇気がなかった。あの時、勇気を出してやめなよって言っていたら、何かが変わっていたかもしれない。許してくれなくてもいい。でも、謝らせてほしい。本当にごめん。白川が生きててよかった』
手紙の返事は途切れた。もしかしたら、白川はもうこの世にいなくなってしまったのかもしれない。そう考えると、心が雑巾絞りのようにひねられたような、窒息しそうな恐怖に襲われた。絶対に、生きていてほしかった。僕のことは許さなくていい。許さない代わりに生きていてほしいくらいだった。
* * *
それから半年後。一枚のハガキが入っていた。見たことのない住所と、見覚えのある差出人の名前。
印刷された暑中見舞い申し上げますという文字の下に、手書きでこう書かれていた。
『本当に、色々なことがありました。この世界に、もう少しいたいと思いました。そして、まだ、あなたのことも少しだけ覚えていました。
藤井くんの気持ち、受け取りました。
――夏ですね。ハピバ。
白川沙織』
受け取りました、という一文に、身体の力が抜け、ポストの前で座り込んだ。けれど、初めて手紙をもらった時のような、嫌な脱力ではない。もっと柔らかい、張り詰めていた心が緩んだときの、安堵の眩暈。
そして、自分がしてきた最大の過ちに、気付いてしまった。
僕が手紙で謝り続けたのは、自分のためだったのかもしれない――。
白川の痛みを癒したいと思っていたつもりが、実際には自分の痛みを和らげたかっただけなのではないか。謝って、許してもらえば僕の痛みは和らぐ。けれど、決してそれは、白川の痛みが和らぐこととイコールでは、ない。
そんな簡単なことに気付いてなかったなんて……白川に直接会って謝らなくてよかった、と思った。正しくない謝罪を、してしまうところだった。また、白川を痛めつけてしまうところだった。
水色の文字に込められた白川の気持ちは、きっと、赦しではないだろう。けれど、僕にとっては充分だった。充分、すぎた。
ハピバ、という三文字が、叫び出しそうなくらい、嬉しかった。白川は、誕生日を覚えてくれていた。僕は、最後まで彼女を傷付けただけなのに……。
一つ夢が叶うなら、幼い頃に戻りたい。そして、そこからやり直したい。今度は、絶対に、いじめの傍観者なんかではいないと約束する。
でも、今更そんな約束を心で誓っても、それが絶対に叶うことはないのは、分かっていた、
ハガキを書いているときの彼女は、どんな表情をしていたのだろうか。どこか新しい生活の中で、少しでも楽に生きられるようになったのかもしれない。その中で、昔の僕をふと思い出してくれたのだろうか。
虹色グラスの中で、サイダーの泡が散っていくのをきらきらした笑顔で覗き込む白川。あの笑顔が、今の白川に戻っていますように。
白川の誕生日、いつだっけ。そうだ、冬生まれだったよな。寒中見舞いに丁度いいかな、と思ったら、胸の奥がくすぐったくなった。
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