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カビこんにゃく

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雨咲翔子、赤羽高校にて

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「…ちゃ…ぇんお…おねぇちゃん…て…おねぇちゃん起きて!!」
んぁ…ここは?え、どこここ。

―20NN年ッ!赤羽高校二年の雨咲翔子はァ、気づいたらすぇぇぇきまつ(世紀末)に飛ばされていたァッ!妹の雨咲優子とォどこからともなくあrrrrらわれたァモヒカンたちに囲まれ絶体絶命のピ↑ンチッッ!!これからどぅおおoo
「あぁッ!ナレーションうるさいッッ!!あたし寝起きなのッ!」

―あえ?…ア…スンマセンシタ…おおぉッとここでモヒカンたちの市中引き回しだぁぁッ!―
「へぇ?!」

間抜けな声を出したのもつかの間、くるぶしには紐を括り付けられていた。バイクでめちゃめちゃに引きずり回されて、寝間着も髪もぐっちゃぐちゃ。おいおい、勘弁してくれよ。

「おねぇちゃぁあん!!!」
この声は優子だ!どこだ。あたしは目に泥が入るのを防ぎながら、声のする方向に目を凝らす。そこには道路の電柱に磔にされた優子が…。

「ヒャッハー!!今からこいつにこのイーヴィルブラックサンダー号で突っ込んで、ミンチにしちゃうぜェッ!若い女の肉はさぞかし…うまいだろうなァ…ヒャァァッハッハッハッハッハー!!」

だsssっさ…いやそれよりも早く優子を助けなきゃ!
紐をはずそうにも泥が少し湿っていてうまくほどけない。早く…早くほどけろよッ!
キレながら紐をいじっている。そんな時今度は頭痛がひどくなった。この景色、この角度…見覚えがある…視界が歪んでくる。ダメだ、もう二度とッ!
エンジンの轟音が鼓膜を揺らす。タイヤがアスファルトを切りつけ、甲高い声を発する。

「やめろォォォォォォォッ!!」



「…どうしたのそんな叫んじゃって。」
キョトンとした顔で母親があたしを見る。周りを見ると先ほどのモヒカンたちはいない。…そっか夢か、夢、だよなぁ。よかったぁ…。肩の力がゆっくりと抜け、ストンとまた横になった。家の天井の特異についた模様は、寝る前に見る部屋の照明を消す前と一致する。…あれ、今日何曜日だっけ。

「こぉら、二度寝しないで、朝ごはん食べちゃって。」
短針は7時と顔を合わせている。今日は木曜日。しかしなんてったってこんな早起きしないといけないんだ。布団をたたんで、食卓へとのそのそ向かう。今日の朝ごはんは白飯に豚汁、きびなごの唐揚げだ。父親が漁師だったらしく、今でもごはんには海産物がよく出る。骨までがりがり食べ、白米をかき込み、豚汁で流す。
「もっとお行儀よく食べなさいよ。そんなんじゃ100年の恋も冷めるわ。」
「余計なこと言わない。おいしさが半減するじゃん。」

 洗濯物を干している母親と、何気ない会話をする毎日。母親も4年前から働いている。たまたまあたしたちは、家を出る時間が同じなため、二人で家事を分担しながら港付近の小さな一室を借りて住んでいる。

「ごちそうさま~。」「はぁい。」
朝食を終え、食器を洗うときには洗濯籠が空になっていた。母親は自室に行き、化粧をしている。この暮らしも4年、慣れたものだ。…慣れていいんだろうか。いや、協力しなきゃ過ごせないんだ、別に変なことじゃないし。


 でも、あたしは父親を知らない。何も思い出せない。皿を洗うたびに目に入る位置、そこには家の前で撮ったであろう家族写真がある。母親、あたし、妹…でもこの妹の横にいる男だけは思い出せない、それどころか認識ができない。顔であることは認識できても、もやがかかるように覚えることができない。そして、これが父親だといわれてもその男との記憶は一切ない。母親が言うには、父親は漁師で帰ってきてはあたしたち姉妹をよく抱っこしていたとのこと。

「はい、もう出発するよ。ちゃんと手を合わしてからね。」

母親が食卓横にある2つの写真に手を合わせている。あたしもそれに向かって手を合わせる。父親と言われる男、そしてあたしの妹、雨咲優子に。


 学校まではそこまで遠くない。あたしの住むこの辰瀬市は隣の魚角市より少し小さく古っぽいが、人は優しいし自然豊かで過ごしやすい。少し山に近づけば滝の打ち付ける音が聞こえる。朝のこの時間は小学生が集団登校を行い、あいさつが絶えない。
あたしの行く学校、赤羽高校は地元では有名な進学校であり、「朝補習」として0時間目の授業がある。あたしはこの校則を考えたやつを呪いたいくらい嫌いだ。しかしどうしてもこれを乗り切る必要があるらしい。絶対寝てた方が1時間目をちゃんと受けることができるはずなんだけどな。今日は古典…寝る自信がある。


 8:15、朝補習の終わるチャイムが鳴ると同時に小テストが回収される。まぁじでわからん。ありおりはべりいまそかりとか、よしよろしわろしあしとか、くっそまじでむずい。大体何で古典なんか学ばないといけないんだよ、理系だぞ。寝なかったのをほめてほしいくらいだ。

「翔子~、予習できた?ここ。教えてほしいんだけど…。」
あ、やっぱり来たか。こいつは晴是空美(くぜ あけみ)。いつも予習箇所を教えてほしいと頼み込んでくる子。他にも友達がいるはずなのに、なんで「不良」のあたしのところに毎回来るんだろう。
「翔子ぉ、教えてほしいにょん。」
「はぁ、にょんさぁ、ちゃんと考えたんだよね?まぁ、教えてやるけど。」
どうやら三角関数の計算がうまくいかないらしい。ここはなぁ、ちゃんと教科書読めばなんとかできるはずなんだけどな。
「あぁっとね、ここまでの計算は合ってるんだけど、ここで詰まるんだよね?これ教科書にある二倍角の公式でこの2θを…。」

 朝の連絡会の前に説明しきったが、彼女は目を丸くして固まっている。こいつ、わかってないな?
「またあとで教えてやるから。取りま座れ。連絡会が始めるから。」
「う、うん。ちょっと私の方でも考えてみるね。」

んまぁ、この子のいいところはちゃんと理解しようとしてるところだ。頑張ってくれ…。

朝の連絡会。8:20に担任の山中和夫が来て挨拶や点呼を行い、今日あることの連絡事項を連ねる。今日は特に何もなく、17:00には帰れそうだ。
「おい、雨咲。いい加減そのフード着るのやめないか。学校のきまりなんだけどな。」
「あーい、さーせん。」
あたしは、このフードを指摘することに関してちょっと苛つく。決してなめているわけではないが、何でだろうな。レイン坊として活動する際もあまり素顔は見られたくないから、来てるわけだが。


ここからは昼まで1~4時間目あり、そこから5,6時間目がある。この時間割にはあまり慣れない。なんというか、詰め込み過ぎて頭痛くなる。




 昼ごはんはだいたいいつも空美と一緒に食べる。彼女は他の女子と比べたら多めに食べる。そんなに食べて太らないのはなんでなんだろう。イスを逆側に座り、背もたれに胸をのっけて前のめりで弁当の中身を口の中へかき込む彼女。なるほど食ったものはそこに行くらしいな。ぜんっぜんうらやましくないから。

「翔子ぉ、聞いた?この前の行方不明事件。」
「あ?あぁ、まぁニュースにもなってたよな。」
「あれ、最近はここら辺の人たちもさらわれる~ってなってて…。いままで行方不明になった人たちはみんな20歳超えてるらしいけど、いつか小学生とかも対象になるんじゃないか~って地域の人たちみんな心配してたよ。」

胸が大きく揺れてる…じゃなくて、ここら辺も危なくなってきているんだな。あたしは守る手段があるけど、にょんとか先生とかも対象になる可能性があるのか。雄二にも連絡を取っておこう、あいつ敬語使ってたくせにあたしより年上なの少しびっくりした。

「翔子も気を付けてね、私心配だよ。」
「えぇ?それで言ったらあんたも心配だよ?相手がどんな奴かは知らないけど、あんたはその、立派だしぃ?」
「えぇ?何が?」

こいつ蹴飛ばしていいか。まぁ、その時はあたしが何とか出来るはずだ。
「あぁ!虫が飛んでるよ!まだ三月なのに、地球温暖化かな。」
あぁ!話がどっか行った。そりゃ虫だっているだろあったかくなってんだから。
にょんの向いている方向を見る。彼女は何を見て虫と言ってるのか気にはなるからな…あれ本当に虫か?大きさは確かにハエくらいだし、でもあんな赤黒い外殻とカニみたいなはさみのある虫なんて…ザリガニが空飛んでるのか?あと、なんか遠くね?
この前の太陽頭の件もあるくらいだし、正直何が起こってもおかしくはないんだけどさ。

「なぁおい、あれ本当に虫か?」
「どう見ても虫よ!でもまぁ、色はかわいいかな。」
こいつの言う『かわいさ』って何なんだろう。どこが?どのあたりが?
今度こいつのカバンにザリガニでも詰めてやろうかな。

キーンコーンカーンコーン…校内に響くチャイムが昼休みの終わりを告げる。はぁ、今から掃除、ほんであと2時間分授業がある。眠くならなきゃいいが。



 ―掃除を終え、授業を終え、翔子は帰る準備をしていた。そこに現れたのはやはりこの女、空美である。空美は翔子に抱き着き、放課後どこかへ行かないかと誘っていた。―

「ねぇ、翔子。この前タピオカ屋さんができたのよ。行かない?」
「えぇ~今日はバイト入ってるから無理。」
「お願い!いつも予習教えてくれてるお礼におごるから!ね?ね??」
「はぁ…まぁ行くか、たまには。言うてバイトもちょっと遅い時間に入れたし。」


 にょんについていき、向かった先は商店街。おじさんおばさんたちが買い物を終え、ヨタヨタと歩いて帰っている。スーパーの二軒先に旗が立っている。どうやらそこが最近できたタピオカ屋らしい。わくわくで鼻息が際立つ空美。胸も上下に…いや別に気にしてないけど。
『タピオカ屋つぶつぶ館!オリジナルドリンクもおいしいよ!!』
『やわらかいのに歯ごたえ抜群!しこしこ食感!』

…っスー、もっとこう、あっただろ。表現が。これをポップにするとか店主も相当…いや、別にいいんだけどね?!
「すごいね!初めて飲むんだ~タピオカ!」
「へぇ、結構前にあった気もするけど。」
「見て見て!『しこしこ食感』だってぇ~!」
「…あんまり大きな声で言うな、世間知らずが。変な目で見られるだろ?」
「え、しこs「だぁから言うなって!」

「んんッ!いらっしゃいませ。」

 店主らしき女性が咳ばらいをし、冷や汗をかきながら話しかけてきた。あたふたしているあたしを置いて空美が「この…たぴおかみるくてぃー?を2つください!」と元気よく注文した。あたし、黒蜜の方がよかったなぁ。

出てきたタピオカミルクティーは普通のミルクティーだった。思った通りだ。
「おいしいよ!ミルクティー。タピオカもしこしこしてる!!」
「はぁ…。」
あまりの大声に頭を抱える。見てみ?感受性豊かな男子たちがガン見してんじゃん。そりゃそうだよ、こんだけ胸でかいやつが大きな声でアレなこと言ってたら。

あたしも彼女に続いて飲んでみる。…え、普通にうまい。てか、他の店よりミルクティーもタピオカも断然うまい。甘さの中に少しさわやかさがあって、でもなんだ?シナモンの風味が鼻腔を刺激する。
「うち、父親がカフェをやってまして…カフェオレやコーヒーも後々お出しできるようになると思うので、応援してください。」

なるほど、ミルクティーとどう関係するか分からんが、この店独自の製法とでもいった方がいいんだろうか。値段は少し張るが、それに見合う味がする。


タピオカ屋を後にし、辰瀬駅へ向かった。というのも、にょんは学校近辺ではなく、辰瀬市ではあるがどちらかというと魚角市に近いところに住んでいるため、電車通学で、学校に来ているのだ。


 道中、何かを食べながら歩いている三人組が前を歩いていた。歩道が狭いのに横一列でちんたら歩くもんだから、少しイライラしてくる。しかし楽しそうに話しているのを邪魔するわけにもいかな…いや、やっぱむかつくな。それに比べて空美はニコニコしながらミルクティーを飲んでいる。さっき買ったのにもう7割は飲んでいるが、こいつ相当気に入ったんだな。

前を歩く三人はちょっと危なっかしい歩き方をする。縁石の上を歩いたりして、とても大人がやるようなことじゃねぇよな。手にはここら辺の地域名物の辰瀬まんじゅうを握っている。注意した方がいいんだろうが、年上っぽそうだしDQNさも少しあるというか…。
そんな時、うしろで轟音が鳴り響いた。おそらく改造車か何かだろう。夜中走り回られるよりは幾分ましだが、やはりこんな住宅の多いところで乗らないでほしい。しかし、問題はそこではない。後ろから迫る轟音、それにびっくりしたのか縁石を歩いていた野郎がバランスを崩して車道側へこけていく。まずい、このままじゃ轢かれる…ッ!
ふと今日の夢を思い出した。妹がモヒカンどもに轢かれそうになる夢。首の裏がチリチリする。なぜだか重なる…野郎はあたしをイライラさせるやつだが、轢かれていいなんて考えられん。




 ―翔子の体は考えるよりも先に行動していた。近づく轟音に負けない速さで野郎のもとへ走り出し、縁石を蹴り歩道側へシフト。その際、傘の柄の曲所で野郎の首を後ろから引っかけ歩道側に戻し、野郎の頭は翔子の太ももへジャストフィット。他二人と空美はあっけにとられ、しばらく動けなかった。―

「…ハッ!翔子!大丈夫?!」
「あぁ、大丈夫だよ。ったく縁石の上なんて歩くから…馬鹿が。」
「あ、ありがとう…ございます。」
「あと、歩道を広がって歩くな。通れねぇだろうが。」
「「「うす!すみませんでした!」」」

ガンつけた挙句、低い声で唸るように話しかけると、三人は頭を下げて、どこかへ行った。最近はなんでこんな危なっかしいかね。
「翔子かっこよかったよ。普段だるそうにしてるのに、見えなかった。あ、そうそう、さっきのタピオカ…。」
あ…。とっさの出来事にミルクティー投げちまった。さっきいた場所に戻ると見るも無残なミルクティーが歩道の一部を染めていた。最後まで飲みたかったのに…。
「ごめん、せっかくおごってもらったのに。」
「うぅん、翔子が動いてくれたおかげで1つの命が助かったんだし、安いもんだよ!」
「…よかったら、また飲みに来ないか。」
「うん!いいよ。何回でも行こ!!」


…なんだかんだ、あたしにやさしく接してくれる数少ない人のうちの一人なんだ。大切な大切な友達。大事にしなきゃね…。

「翔子…?どうしたの?そんなニマニマして。」
「…何でもないよ、また明日な。」

そう言って、駅のホームで手を振り見送った。さぁてこれからバイト、頑張って稼ぎますかぁ。




 後日にて、
「お~い、聞いてくれよ。」
「なんだ?三バカじゃん。どうしたの。」
「いぃや昨日さ?三人で道歩いてたわけ。俺は縁石歩いてて、後ろの改造車の爆音でバランス崩しちゃったわけよ。したら、後ろから傘の柄で俺を歩道側に戻してくれたJKがいてよぉ。まじでそんなことあるんだなぁって。」
「何やってんだよ、ちゃんとしなよぉ。もう20超えてんだからさ。…って待って、JKで?傘の柄?妙だな…。どんな傘だった?」
「えぇ?なんかガラものだった気がするぜ。確か横を歩いてたおっぱいのでかいJKが翔子ってぇ…。」
「何?!翔子だと?」
「どうしたんだ?雄二。そんなに反応して。もしかしてJKの知り合いか?お前…っかぁー!隅に置けんなぁ!!」
「そういうのじゃない!が、実際関係があるのは確かだ。」
「世間ってのはよぉ、結構狭いんだなぁ。」
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